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金毘羅さん参り

連休、東京の友達と一泊で高松に遊びに行くことになり、
温泉のない行程だったので、
ふと思い立ち、
金曜日に休みをもらって、一人、金毘羅さんへ。


というのも、
大好きなマキノ雅弘監督の『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 』(1954年)で、
森繁久彌演じる森の石松が、次郎長の代わりに刀を納めに行ったのが、
讃岐の金毘羅様。


石松は、帰りに寄った女郎屋で夕顔という心優しい女に出会うが、
騙し討ちにあい、命を落とす。
そんな昔の話を思って、来る人なんて今時いるかなあと思いながら、
土産屋が並ぶ階段を上がっていくと、
森の石松の、顔をくり抜いた人形が飾ってあって、照れくさい気持ちになった。

本宮まで階段ばかり。
雨が降ったり止んだりとあいにくの天気でしたが、
奥社までいくと人も少なく、
遠くに海も見えて、四国の山々が見渡せた。


下りは、人で賑わう階段を避けて、
紅葉の終わりかけの裏の遊歩道を通ったら、
人が全然いなくて、
こういう時、ひとりだと、ちょっと心もとない。

石松が、旅の道中で知り合った政五郎と温泉に浸かるシーンが好きで、
帰り、私も温泉に浸かろうと、
琴電で高松駅に向かう途中の仏生山温泉天平湯へ。

お風呂にはとても見えない近代的建物で600円!
ツルツルぬるぬるのお湯で、なかなかよかった。
地元のおばあちゃんもたくさん来ていて、
田んぼの真ん中にできて10年、
週末はかなり混むけど平日は空いてるとか。

露天風呂からは満月も見えた。
そういえば、映画の中でも、藤の花のほかに、
お月様が見えていたような。。。

1時間近く浸かったら、ふらついたw
💦
温泉がよければ、一日がすべてよしと思える
単細胞ぶりは、石松みたいで、楽しかった。


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