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『波のした、土のうえ』巡回展その2

「ここに生きたもの、いまいるもの、これから生まれるもの、全てが同じ場所にいるような気がする。 時間から切り離されて、この場所に重なっている。私の目には、いまあるものしか見えないけれど、ただ見えないだけのような気がする」 「津波で風景が流されてしまって、それはまるで、こころが流されてしまったかのようだった。もしかしたら、こころって自分の身体のなかにだけあるんじゃなくって、風景とか町とかとか、 . . . 本文を読む
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『波のした、土のうえ』巡回展その1

「なんだろう、ここにある、とにかく巨大な体積をもったさみしさは。町が流されて、人が流されて、それと引き換えに置いていかれたさみしさが結合していく」 「巨大な巨大なさみしさ」 このフレーズに釘づけになった。2011年震災が起きた時、小森はるかさんと瀬尾夏美さんは、東京芸大の同級生だった。小森さんが、映像作家、瀬尾さんは、画家で作家。カメラで写すことで、人を傷つけることもあると感じていて、なかなか . . . 本文を読む
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