日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

新年度入り~「自粛」解除(!?)でガンバろー!ニッポン!

2011-04-01 | その他あれこれ
4月1日、一般的に言うところの新年度入りです。でも今年はちょっと様相が違います。

例年ならば新生活のスタート、とかで主役は新入生、新社会人たち・・・のハズが、今年は震災の影響で明るい話題はどうもさけられがちで・・・。
同じ新入生、新社会人ネタでも、「入学式は延期」とか「震災で内定取り消し」とかの話題ばかり。
そろそろ開き始めたサクラのつぼみも、今年ばかりは開花情報があまり伝えられる事がありません。
花見も一般に、「今年はまずいんじゃない」的な受け止められ方をしているようです。

現在の世の中のキーワードは「自粛」。
震災の影響で、「明るいこと」「楽しいこと」は大っぴらにやってはダメって感じでしょうか。
でも「自粛」の行き過ぎや長期化は、必要以上に経済の足を引っ張り復興にも影響を与えることになるのです。
電力問題もしかりです。
問題はいかに電力消費ピーク時の消費電力をおさえるかであって、節電の精神は大切ですが街が元気をなくすほどに一日中の延べたらの「自粛節電」は、行きすぎの感もありそうに思えています。

電力に関しては、今は17~19時が消費電力ピークだそうで、夏ならエアコンフル稼働の14~16時。
この時間の節電はとにかく一生懸命やりましょうということで、それ以外の時間は極力普通に振る舞った方がいいように思います。
ポイントを絞ってそれ以外の時間は生産に消費に一生懸命やらなくちゃ、元気な日本に戻れないのではないかなと。
「延べたらの節電」や「とりあえず自粛」がこれ以上続いたのでは、経済面から本当に日本の元気を損なってしまうと思うのです。

そんな訳で、個人的には震災後の「自粛」を本日を持って解除します。
とにかく普通に生活して、景気の足を引っ張らないようにすることも大切だと思うからです。
世の中もぜひそうして欲しい。
企業活動も、街の店も、イベントも・・・、ムダは排しピーク時の省電力には当然協力しつつも、基本は「何でも自粛」の時期を終えそろそろ「通常」ベースに戻るべきではないかと。
新年度入りですから元気を出して、使うモノは使う、買うのモノは買う、行くところへは行くを何とか、それらが気兼ねなくできるように世の中の雰囲気も変えていかないといけません。
政府もメディアもぜひ「自粛ムード」を少し押さえる方向への舵取りをお願いしたい。
それが、結果として被災地を元気づけ復興の原動力を生むことになると思うのです。

当ブログも、これまで震災発生後震災に無関連なヒマネタは取り上げてきませんでしたが、これからは「自粛」にはそろそろ幕引きをして、自然体で「明るく」「元気」にいこうと思います。

日本の「元気」は、一人ひとりの「元気」からです。
がんばろー!ニッポン。