日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

NEWS雑感~訃報大原麗子・酒井法子に逮捕状

2009-08-07 | ニュース雑感
●大原麗子さん訃報に思う

女優の大原麗子さんが亡くなられたとのNEWSには、一瞬耳を疑いました。近年は難病に煩わされていたとの話は聞いていましたが、すっかりテレビでその姿を見かけなくなり、どうしているのかと思った矢先の訃報でした。享年62歳は若すぎる死ですね。

大原麗子さんと聞いて私らの世代がすぐに思い浮かべるのが、「サントリー・ウイスキー」のコマーシャル。「すこし愛して、なが~く愛して」という例のヤツです。このコマーシャル、当然コピー・ワークも冴えていますが、コピーが加味し出す雰囲気が女優大原麗子の魅力と嗜好品であるサントリー・ウイスキーの商品性の双方に見事にマッチし、商品イメージ、さらには企業イメージ向上にまで貢献した見事な広告であったと思います。とりもなおさず、大原さんが「個性」と言う言葉では表しきれない独特の「色」を持っていたからこそ作りえた素晴らしい作品であり、大原さんはクリエイターが創作意欲をかきたてられる本当にすばらしい魅力にあふれた方であったと今さらながら思わされます。

最近のテレビ・コマーシャルは、確かにイメージの良いタレントばかりが使われ、印象重視の作品がたくさん送り出されてはいます。しかしながら、あの当時のコマーシャルのような「大原さんだからできた」的な「色」のある作品が今どれほどあるかと考えると、ほとんど思い当たらないのが実情ではないでしょうか。大原麗子さん、本当に魅力的な方でした。我々よりも上の世代にとっては、吉永小百合さんが戦後日本の平和を象徴する「色」で絶大な支持を得た女優であるように、我々世代にとっては大原麗子さんが、昭和の安定成長期=「一億総中流」時代の憧れの象徴であったように思います。またひとつ、時代の象徴が消えた寂しさをしみじみ感じます。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


●酒井法子に逮捕状。麻薬汚染の“マンモス”バカ夫婦

今日の昼前、「消息不明の酒井紀子に逮捕状!」というショッキングなNEWSが駆けめぐりました。自称“プロサーファー”の夫が覚せい剤取締役法違反で逮捕され、その直後から失踪→行方不明を続けている彼女。「夫の逮捕に、家庭に恵まれなかった彼女がショックを受けたのではないか」「精神的にダメージから自殺の恐れもあり心配」などと同情的な報道がなされる中、急転直下逮捕状が出されるという事態になり、大変驚くとともに押尾学に続く芸能界麻薬汚染事件に強い憤りを感じています。

要は単なる“バカ夫婦”だった訳で、幼い長男の将来を考えると本当にどういう神経でそんなバカげたことを夫婦でしていたのか、あいた口がふさがりません。とにかく逃げていないで、一刻も早く姿を現し世間に謝罪するとともに罪をつぐない更生すべきであることは言うまでもありません。逃げ隠れる神経は本当に分かりません。“マンモス”バカ女です。押尾学の件同様、所属のサンミュージックは、この問題を同社の「商品管理」における重大な事故事例ととらえ、管理体制、タレント教育における現状の検証と再発防止策を明確に提示すべきであると申し上げておきます。

バカげた逃走劇の一刻も早い終結と、押尾学に続く「芸能界永久追放」処分による対芸能界麻薬汚染“抑止力”の確立を強く望みます。放送局や映画会社等の関連業界団体は、「永久追放」という処分を明確にルール化したらいいのではないでしょうか(実際にプロ野球や相撲会には「永久追放」処分が存在し、相撲界でロシア人力士が麻薬疑惑で「永久追放」になったのは記憶に新しいところです)。注目度の高い芸能界にハッキリと明文化された“規律”を作ることで、大学生をはじめ一般にも広がる麻薬汚染を食い止める有効な策になると確信しております。