秋川雅史の「千の風に乗って」が、クラシック歌手のCDとしては、大ヒットとなった。
その秋川が本当にテノールであるか、ということが話題になっている。ある週刊誌の電車中吊り広告で見出しだけを見たのだが、記事は見ていない。おそらく、「2ちゃんねる」の掲示板でも、話題になっていることだろう。
男声には、上から、テノール・バリトン・バスがあるが、多くの歌手の声はバリトンで、テノールとバスは少ない。そのため、テノールには、希少価値をつけられているきらいがある。「三大テノール」といわれる、ルチアーノ・パヴァロッティ(最近亡くなった)、プラシード・ドミンゴ、ホセ・カレーラスは、世界各地で公演して、喝采を博している。わが国では、藤原良江、五十嵐喜芳などが女性を恍惚とさせてきた。
そんなわけで、秋川もテノールを名乗ったのだろうか?
実際に聞いてみて、秋川の声がテノールであるかどうかはよくわからない。わかるのは、秋川の声が美声であることで、それが多くの女性を虜にしていることは納得がいく。
秋川が本当にテノールであるかという、週刊誌や「2ちゃんねる」の議論は、秋川が脚光を浴びたことに対する、ねたみ・ひそみ・ひがみ・やっかみの類であろう。
秋川が、あるテレビ局で、「千の風に乗って」の歌い方を研究して、様々なバリエーションを作ってきたことを話していたのが興味深い。彼が成功したと思う歌い方の一つが、フレーズの終わりを極限まで伸ばし、すぐ、次のフレーズにつなげる歌い方であるという。なるほど、と思った。
しかし、この歌い方がどの歌曲にもマッチするものではない。同じ技法で秋川が歌った「波浮の港」では、技巧が目立って失敗していた。歌唱技法の開発は結構奥の深いもののようである。 (2007/10)
その秋川が本当にテノールであるか、ということが話題になっている。ある週刊誌の電車中吊り広告で見出しだけを見たのだが、記事は見ていない。おそらく、「2ちゃんねる」の掲示板でも、話題になっていることだろう。
男声には、上から、テノール・バリトン・バスがあるが、多くの歌手の声はバリトンで、テノールとバスは少ない。そのため、テノールには、希少価値をつけられているきらいがある。「三大テノール」といわれる、ルチアーノ・パヴァロッティ(最近亡くなった)、プラシード・ドミンゴ、ホセ・カレーラスは、世界各地で公演して、喝采を博している。わが国では、藤原良江、五十嵐喜芳などが女性を恍惚とさせてきた。
そんなわけで、秋川もテノールを名乗ったのだろうか?
実際に聞いてみて、秋川の声がテノールであるかどうかはよくわからない。わかるのは、秋川の声が美声であることで、それが多くの女性を虜にしていることは納得がいく。
秋川が本当にテノールであるかという、週刊誌や「2ちゃんねる」の議論は、秋川が脚光を浴びたことに対する、ねたみ・ひそみ・ひがみ・やっかみの類であろう。
秋川が、あるテレビ局で、「千の風に乗って」の歌い方を研究して、様々なバリエーションを作ってきたことを話していたのが興味深い。彼が成功したと思う歌い方の一つが、フレーズの終わりを極限まで伸ばし、すぐ、次のフレーズにつなげる歌い方であるという。なるほど、と思った。
しかし、この歌い方がどの歌曲にもマッチするものではない。同じ技法で秋川が歌った「波浮の港」では、技巧が目立って失敗していた。歌唱技法の開発は結構奥の深いもののようである。 (2007/10)
秋川さんを愚弄する書き込みを見つけました。ネチケットなさ過ぎて不快感があったので報告します。