ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGガンダムスローネアイン(その1)

2008年02月27日 | 現在製作中
 1/100ヴァーチェの発売も目前ですが(汗)、今回からHGガンダムスローネアインの製作に入ります。以前の記事にも書きましたが、アニメの設定とは違うカラーリングの「ヒーローメカ仕様」に変更しています。それでは頭部の組み立てから…
 
 写真左:頭部は顔面・ヘルメット左右・アンテナ・鶏冠(とさか)の基部・鶏冠の6パーツ構成です。キットの成型色では、アンテナ以外は全てチョコレート色になっています。
 写真右:スローネアインは暗い色のマスクとピンク色に光る目の組み合わせが、悪役然とした独特の迫力を生み出していますが、マスクの色が暗いとどんな顔なのか分かりにくいという難点があります(ガンダムMk-Ⅱのティターンズカラーも同様ですねぇ)。ヒーローメカにするには、どんな顔かハッキリ分かった方が良いと思ったので、明るめのグレーで塗りました。太ももなどは白のパーツですので、白に塗った方が良かったかなぁとやや後悔…(汗)。
 写真では(実物でも)分かりにくいですが、アゴの先端というか底面の外周にはパーティングラインがあります。塗ってから気付きました(汗)。塗装派の皆様は特にご注意ください。
 目はヒーローメカらしく(?)グリーンに変更してあります。他のキット付属のホイルシールの余白(←緑色ですが)をデザインナイフで切り抜いて作りましたが、約10日ぶりにデザインナイフを使ったので苦戦しました。「手の震えが止まりません…」

 頭部の組み立ては顔面のパーツをヘルメット左右のパーツで挟み込み、額にアンテナ、頭頂部に鶏冠基部パーツと鶏冠を取り付けるようになっています。パーツの合わせ目が目立たない見事なパーツ構成ですが、鶏冠基部のパーツの側面の目立つ部分にパーティングラインが入っているので注意が必要です。

 完成した頭部。他のガンダムのヘルメットは球状に近いシルエットをしていますが、スローネアインは半球状の低いシルエットが印象的です。筆者は「機甲戦記ドラグナー」に登場する敵メカ「ドーラ」の頭部に似ているなぁと思いました。
 赤い鶏冠は今回のカラーリングの元ネタ「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」のパクリですが、黄色いアンテナがあるのでガンダムサンドロックカスタムに近い雰囲気になりましたねぇ。「カラーパレットマーカー」の「ルビーレッド」で塗装してあります。


 「カラーパレットマーカー」の塗膜はデリケートですので、スミ入れはやや難しいです。拭き取りは無理と思ったので「ガンダムマーカースミ入れ用筆ペン」や「コピックモデラー」のスミ入れ用でそ~っと描き込みました。ひょっとしたら水性サインペンが有効かもしれませんので、後日実験してみます。

 とりあえず更新を再開することができましたが、当分の間は週に数回のペースでの更新となります。どうぞよろしくお願いいたします。m(- -)m

ただいま帰りました~♪

2008年02月26日 | 臨時ニュース・その他
 用事を終えて帰ってきたオッサン・かめっチです。読者の皆様、長いこと更新がストップしていて申し訳ございませんでした。m(- -)m
 お休みさせていただいている間にも毎日たくさんの皆様にアクセスしていただき、またコメントもいただけてとてもうれしいです♪
 今日は帰ってきたところでヘロヘロなのでこの辺で失礼しますが(←というか、製作記事のストックが尽きていて…:汗)、明日から更新を再開しますので、よろしくお願いいたします。m(- -)m

実験・マーカーのインクで広範囲をムラなく塗れるのか?(その2)

2008年02月17日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー

 前回からの続きです。乾いては塗り、塗っては乾かしを繰り返し、第4段階の塗装が終了した状態です。塗装の間の乾燥時間は長めに取っておくに越したことはないと思います。乾燥時間が短いと、パッと見では完全に乾いているように見えても、筆の跡の凹凸がけっこう残っています。その上から塗り重ねると、凹凸が隠れるどころか、かえって凹凸をハッキリさせてしまう恐れがあります(汗)。
 その上、前に塗った塗料がベロッとはがれてしまうことさえあります。キレイに仕上げるには、乾燥時間を充分に取るしかなさそうです。


 第5段階終了後の状態です。チョコレート色のパーツがほとんどブルーになってきました。このあたりから、1/100ガンダムキュリオスの時に行ったドライブラシ的な塗装の要素を加えて塗ります。塗っているうちに筆に含まれるインクがなくなってきて、ドライブラシに適した状態の濃度(?)になってきます。それをパーツ表面にサラサラとこすり付けて行きます。

 すると、パーツ表面の筆の跡や色があまり乗っていない部分にも均一に色が乗ってきます。この時の筆の動かし方は「ゴシゴシ」と強くこするのではなく、あくまで「サラサラ」となでるような感じです。
 それでもエッジの部分のインク(または塗料)がこすれてハゲてくる場合があります。もともとドライブラシはエッジ周りを中心に色を乗せていく技法ですので、たいていの場合はドライブラシを続けていくうちに色が復元していきますが、それでもエッジのハゲを隠せない場合は、エッジの部分に軽くマーカーのペン先を当て、塗ってしまいます。補修した部分はわりと目立ちません。カラーパレットマーカーの良いところ・その3は、色がハゲた部分をリタッチしても、その部分が目立たない点です。


 最終段階です。乾燥時間を充分取らなかったので表面がやや荒れていますが、この程度ならツヤ消しの水性トップコートを吹けば目立たなくなると思います。キュリオスの時は、仕上げにパステルの粉をこすり付けましたが、カラーパレットマーカーの場合はインクに含まれる顔料の性質のおかげか、乾きかけのインクの粒子がパステル粉末の代わりになってくれますので、パステル粉末の出番はありませんでした。これもカラーパレットの良いところだと思います。

 この塗装法はベタっとしたタイプの塗料には向きません。筆者のお気に入り塗料その2「アトムハウスペイント 水性工作用カラー」はペンキに近い性質の塗料なので、残念ながらこの方法は使えませんでした。カラーパレットのインクは、ポスターカラーに近い雰囲気のインクで、サラサラしています。



 塗り終わったシールド(写真上)とヘルメット(写真下)です。ヘルメットはモールドも埋まることなく予想外にうまく行きました♪ それでもこの塗装法はまだ実験段階と言わざるを得ません。今のところ、ヘルメット並みの仕上がりになる勝率は3割程度だと思いますので…。修行が必要ですねぇ(汗)。

実験・マーカーのインクで広範囲をムラなく塗れるのか?(その1)

2008年02月15日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 本来ならHGガンダムスローネ・アインの製作を普通に行うところだったのですが予定を変更して実験コーナーに入ります。その理由は…

 先日の記事でも書いたように、HGスローネ・アインの説明書などの完成写真を見てみると、劇中での役割は別として非常にカッコ良いなぁと思います。RX-78ガンダムを始祖とするガンダムとは違う流れのデザインで、「ZⅡ」や「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」や「タイラント・ソード」などの藤田一己氏デザインのメカ風味という感じです。中でも、鶏冠のデザインから「テスタロッサ(下の写真はコトブキヤさんの完成品フィギュアです)」を連想してしまいます。


 せっかくカッコ良いデザインなのに、劇中でのあの扱いはもったいない(←あくまで個人的な感想です)と思ったので、カラーリングを変更してヒーローメカにしてしまうことにしました。劇中のスローネ・アインを期待していた読者の皆様、ゴメンなさい(汗)。m(- -)m

 しかし「カラーリングを変更して」というのは「ノンシンナー」&「(水性トップコート以外の)スプレー類使用不可」という環境下ではかなりキツい作業になります。広範囲をムラなく塗装するのはやっぱり難しいですから…。
 それでも、とにかくやってみることにします。さいわい、1/100キュリオスの製作途中でガンダムマーカーのグレーをある程度ムラなく塗るコツはなんとかつかめましたので、今回はその方法により適したマーカーを使って実験することにしました。
  
 写真左:使用するのは「アサヒペン カラーパレットマーカー」の「サファイヤブルー」です。もともとツヤ消しで隠ぺい力もかなり高くて塗りやすいマーカーなので重宝しています。なぜこのマーカーがこれから実験する方法に適しているかは後ほど…。
 パーツに直接マーカーで塗るのではなく、平筆を使います。筆者は毛の幅が4ミリほどの筆を使っています。あと、耐水ペーパーの1000番ぐらいに相当するスポンジヤスリがあると便利です。
 写真右:使用中の筆先です。筆にかなりダメージを与えてしまう塗り方ですので、使い古しの筆を使いました。毛先がパラついていてもあまり問題ありません。


 カラーパレットのインクはサラサラしているので、キットのままのパーツ表面だと塗ってもはじいてしまう場合があります。スポンジヤスリで表面を荒らせばノリが良くなります(写真はパーツの右半分にスポンジヤスリを掛けてあります)。
 スポンジヤスリを掛ける前にゲート処理を済ませておき、ヤスリ掛けが終わったら爪楊枝などをパーツの裏側に差し込んで持ち手にします。


 マーカーをシャカシャカとよく振ってインクを撹拌(かくはん)し、筆にマーカーのペン先を当ててインクを含ませます。たっぷりではなく、筆にインクが軽く行き渡ればOKです。

 パーツを塗装中です。最初はほとんど色が付かないので「大丈夫かなぁ…(汗)」と思いますが、この最初の塗りが今後のインクのノリを左右する重要な塗りになります。筆に含ませたインクには細かい泡がいっぱい出ていますが、乾く間に消えてしまいますので、あまり問題はないようです。

 最初に塗ったインクが乾いた状態です。ほとんどパーツの成型色であるチョコレート色のままですが、全体にツヤが消えた状態になりました。


 最初に塗ったインクが完全に乾いてから、2度めの塗装を行った状態です。一応、筆塗りの基本である「交差法(最初に塗ったのが横方向なら、次は縦方向に筆を動かす)」で塗っています。まだ下地が透け透けで不安です(汗)。でも、モールドを埋めるような厚塗りにならないようにするには、薄い塗料の重ね塗りがやっぱり有効だと思います。カラーパレットマーカーの良いところ・その1は、インクが薄めのサラサラ状態であることです。

 カラーパレットマーカーの良いところ・その2は、前に塗ったインクの上から2度めを塗っても、前に塗ったインクが溶けにくいことです。ガンダムマーカーの場合は激しく溶けるので2度塗りは難しいのですが、カラーパレットの場合はかなり楽です。でも、前に塗ったインクが完全に乾くまで待つ必要があるのには変わりありません。1個のパーツに集中して塗るのではなく、塗装できる状態にしたパーツを多数用意して、1個塗れば次のパーツ…という風に「一人流れ作業」で塗ればインクの乾燥時間が稼げると思います(次回に続く…)。


 
 
 これは塗り終わった胸部パーツです。よく見ると筆の跡が見えますが、ツヤ消しトップコートを吹けば目立たなくなるレベルにはなったと思います。やっぱり「カラーパレットマーカー」はオススメですよ♪

「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」版ゴジラ

2008年02月14日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 「毎日更新」をしばらくの間お休みさせていただくことについて、読者の皆様から温かいお言葉をたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいのオッサン・かめっチです。オロロ~ン(←古い…)
 
 さて、ぼちぼち行きます。

 これは先日のギャラクチカの話題の時、コナミさんのサイロン兵を探していた時に発掘されたゴジラです。バンダイさんの食玩「ハイパーゴジラ2002(だったかな?)」を塗装したものです。筆者はガンダムにハマる前は怪獣が好きだったので、オッサンになってからも食玩やガシャポンのゴジラやガメラをリペイントしたりすることもあったんです。
 このゴジラは2001年公開の映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場したバージョンのゴジラです。ゴジラに興味の無い方にはゴジラというとどれも同じに見えると思いますが、歴代ゴジラシリーズでは黒目が小さくて恐い表情の「初代ゴジラ」、カエルと狼を足して2で割ったような「キンゴジ」、上まぶたに特徴がある「モスゴジ」など、それぞれに違う表情を持ったさまざまな着ぐるみが存在します。個人的には「ゴジラvsビオランテ」で使用された通称「ビオゴジ」が精悍なスタイリングで大好きです(この「ビオゴジ」にも陸上撮影用スーツと水中撮影用スーツの2種類があって、陸上撮影用の方が男前…話し出すとキリがありませんので、この辺で…)。
 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場したゴジラはやたら強かったのが印象に残っています。見た目もふてぶてしくて良いです♪

 「ハイパーゴジラ」シリーズは食玩としてはかなり大型の塩ビ(または合成ゴム)製フィギュアなのですが、ディテールもかなり細かく入っており、価格に対しての満足度が非常に高いです。

 パーツの分割ラインを瞬間接着剤で埋めてから塗装しました。当時はラッカー系の缶スプレーを使えたので、ジャーマングレーで塗装してあります。
 この商品が発売された頃はちょうど塩化ビニールの安全性についての問題が上がっていた頃だったと思います。このゴジラは塩ビ問題の過渡期にあったため、材質は合成ゴムに切り替わっていたと記憶しています(ゴム独特の「ブリンッ」とした感触があるんです)。


「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」版ゴジラは、黒目が無いのが特徴で、非常に恐い顔をしています。この白目は着ぐるみではパール塗装されているという話をどこかで読んだので、パールホワイトで塗ったのですが、ほとんど分かりませんねぇ(汗)。
 歯はやや黄ばんだ色、口の中はピンクで塗りました。歯と歯の間は口の中を塗ったピンクでスミ入れしてやると塗り分けが楽です♪


 手足の爪は生え際をクリーム色で塗りました。この辺は象など実在の動物を参考にしたら良いのかなぁと思いますが、実際に見る機会は少ないですよねぇ(汗)。


 背びれは確か缶スプレーの「サーフェイサー1000(1200だったかも)」をドライブラシしたような記憶があります。

 
 またいつか怪獣ネタもやってみたいですねぇ…。
 

1/100ガンダムキュリオス(最終回)

2008年02月11日 | 現在製作中
 1/100ガンダムキュリオスの最終回です。


 武器を取り付けた状態。サブマシンガンとシールドのみでシンプルです。




 飛行形態。シャープなスタイリングがカッコ良いですねぇ♪

 「マクロス」シリーズのYF-19/VF-19系列のような前進翼にすることもできます。このアングルで見るとカッコ良いですが、見る角度によっては主翼より後ろ側が長いのが気になります(汗)。

 手首の収納は、キットの説明書では手のひら側を外側(後ろ側)に向けるように指示されていますが(写真左)、設定画のように手の甲側を外側にすることもなんとか可能です(写真右)。太もも正面のくぼみに親指を沈み込ませる感じにすると良いですが、合成ゴム製のGNコードのパーツに跡が付いてしまう可能性があるので、長時間の展示には向かないと思います(汗)。


 飛行形態の全長は30センチほどあります。実機(?)の全長は約30メートル! 戦闘機としてはかなり大きいです。Zガンダムのウェイブライダーが25メートル弱という設定ですので…(汗)。
 なんとなくHGデュナメスを載せてみました。サイズ的にはちょうど良い感じかなぁと思います。

 1/100キュリオスは塗り分けが必要な部分が多いですが、実際作ってみるとカッコ良いですよ♪


 *お知らせ:開設以来、毎日更新で続けてきた当ブログですが、家の事情により毎日更新でお送りするのが難しくなってきました。誠に残念ではありますが、当分の間は週に数回の更新とさせていただきます。閉鎖するわけではありませんので、今後もよろしくお願いします。m(- -)m
 


次ネタはスローネ・アイン。しかし…(汗)

2008年02月10日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 以前から何度か(コメント欄への書き込みも含めて)話題にしていましたが、次のネタはHGガンダムスローネ・アインの予定です。しかし、困ったことが起こりました。昨日の放送でのトリニティ兄弟の悪行です。ネタバレ防止のために詳しくは書きませんが、正直「これから製作記事のネタとして作ろうと思っていたのに…(汗)」と思っています。
 ティターンズカラーのガンダムMk-ⅡやガンダムGP-02A、マスターガンダムなど、「悪」のイメージのガンダムは過去にもありましたが、それぞれにパイロットや所属する組織の信念とか美学があったのでとても魅力的に思えたものです。しかし、スローネのイメージはえらく悪いです。最初は劇場版「仮面ライダー剣 MISSING ACE」の新ライダー3人みたいなイメージだと思っていたのですが、どうもそれらとも違うようです。なんとなく「ガンダムSEED」後半のオルガ・クロト・シャニに近いのかなぁと思います。

 うう~(汗)。どちらかというとグラハム専用カスタムフラッグを作りたい気分ですが、すでにフラッグは量産型を作っていますので、ネタをかぶらせるわけにも行きません(当ブログでは色替えや一部差し替えのバリエーションキットは避けるようにしてあります)。やっぱりスローネ・アインにするか…。

 HGキットは実にカッコ良く出来ています。なんとなく「ZⅡ」や「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」や「タイラント・ソード」などの藤田一己氏デザインのメカに雰囲気が似ていると思います。いっそのことアニメの設定から離れて、ヒーローロボとして作ってしまおうかと思うのですが、どうでしょうか…?


 

元祖モノアイロボ、リメイクで復活♪

2008年02月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 筆者が小学生の頃、確か日曜日の午後8時だったと思うのですが「宇宙空母ギャラクチカ」という海外TVドラマが放映されていました(TV放映の前に、パイロット版を編集したモノが劇場公開されていました)。時期的にスターウォーズの1作目(エピソードⅣ)の後のことですが、スターウォーズばりの実写SF作品が家で観られるのはとてもうれしかったです(裏番組の「西部警察」を観られなくなるのは残念でしたが…)。
 
 物語は分かりやすいです。12の植民星で繁栄していた人類が、機械生命体「サイロン」の攻撃を受け、絶滅の危機にひんします。奇襲攻撃により人類側は戦力をほとんど失い、たった一隻だけ生き残った宇宙空母「ギャラクチカ」の司令官アダマ提督は、各植民星から宇宙船で脱出した人々に呼びかけ、13番目の居住地となる伝説の星「地球」に向かうことにします。しかし、その長い道のりの間、「サイロン」との戦いは続くのでした…。
 主役メカ(?)である宇宙空母「ギャラクチカ」や宇宙戦闘機「コロニアルバイパー」は、外装の質感などはスターウォーズに登場するメカとよく似たものでしたが、スタイリングはより洗練されたものになっていて(←個人的好みですが)、非常にカッコ良かったです。
 そして何といっても印象的なのがサイロン側のロボット兵士「サイロン・センチュリオン(サイロン兵)」です。スターウォーズでは全身白の鎧を着た「ストーム・トルーパー」が登場しましたが、サイロン兵はギラギラ光るメッキの鎧(一般兵はシルバー、司令官はゴールド)で、マントと実剣のサーベルを身に付けていてとても派手です。さらに「フォン フォン…」という電子音(?)とともに顔面の黒いスリットを左右に移動する赤いモノアイが不気味さをかもし出しています。そうです、このサイロン兵のモノアイが「機動戦士ガンダム」に登場するジオン側MSの元ネタといわれています。
 サイロン側には他に「ルシファー」という参謀ロボットがいるのですが、ピエロを恐くしたようなデザインで、強烈なインパクトがありました。こちらはモノアイスリットが人間の目のように配置されたツインアイ仕様になっています。

 う~ん、文章で書いてもどんな姿か分かりにくいですねぇ(汗)。というわけで写真を、と思ったのですが…

 筆者は数年前に発売されたコナミさんの食玩[SFムービーセレクション」のサイロン兵とギャラクチカ同型艦「アトランティア」を持っているはずなのですが、どこにしまったのか行方不明のために写真を撮って載せることはできませんでした(泣)。代わりにといってはなんですが、コナミさんのホームページで「LINE UP」を見て下さい。う~ん、今見てもカッコ良いです♪

 さて「宇宙空母ギャラクチカ」は、最近になってリメイクされました。現在、スカイパーフェクTVやCSの「スーパードラマTV」で、そのリメイク版「バトルスター・ギャラクティカ」と旧作「宇宙空母ギャラクティカ(←表記が変わりました)」が放映中です。ネタバレ防止のために詳しいことは書けませんが、リメイク版はよりサスペンス的な緊迫感のある内容になっていて、とても面白いです。あと、宇宙空間でのリアルな戦闘シーンは一見の価値アリです。
 新作のサイロン・センチュリオンはCGによるいかにもロボット的な姿(スターウォーズ・エピソードⅡ、Ⅲの「スーパーバトルドロイド」に似ています)になっていますが、モノアイは健在です。また、「序章」の物語序盤には懐かしのサイロン兵も展示品として登場します♪

 昔「ギャラクチカ」を観ていた方も、旧作を観たことが無い方も、興味があったらぜひ観てくださいね♪

1/100ガンダムキュリオス(その7)

2008年02月08日 | 現在製作中
 1/100ガンダムキュリオスの製作記事もいよいよ大詰め! 「後はシールドだけやからすぐでしょ♪」と思っていたら意外とパーツ数が多いという事態に…(汗)。シールド作ってそのまま最終回、と思ったのですが…。


 シールドは全部で21パーツ(ポリキャップ含む)です。昔のキットならパーツ数やランナー面積の制限によるシワ寄せが武器類に来ていて、ライフルやシールドが小さめ&少ないパーツ数だったのですが、最近のキットでは武器類にも力が入っていますねぇ。

 
 人革連のガンダム鹵獲作戦で捕らえられた時にハレルヤが使用したハサミ(写真右)です。可動部の保持力は意外と高いですし、シールド状態時(写真左)にはすき間なくピッタリと閉じます。先端部をロックするための板状ピンは見なかったことにしましょう(笑)。


 ハサミを展開する時にはシールドの下半分が伸びるようになっているのですが、そのスライド伸縮のためのレールのパーツには特にロック機構が備えられていません。ユルみそうでちょっと心配…(汗)。


 飛行形態に変形する可変MSの装備にふさわしい、空気抵抗の少なそうなシールドですねぇ。

 一転して凶悪なハサミになるギミックは見事です。ハサミの間から伸びるソード(?)は伸縮式ではなく、変形後に取り付けるようになっています。


 前腕部への取り付け用ジョイントははめ込み位置をずらすことによって飛行形態時のポジション(写真右側)に位置を変更できます。飛行形態時のポジションはMS形態でもハサミ使用時にはちょうど良さそうですねぇ。


 次回でガンダムキュリオス最終回です。うう、前回とポーズがあまり変わってない…(汗)。

音声ギミックって楽しいですねぇ

2008年02月07日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 昨日「アナハイム・カフェ」さんで見た1/12ガンダムの音声&発光ギミックは衝撃的でした。劇中の効果音が巨大スケールの模型から発せられるというのは実に楽しかったです。音声ギミック付きのプラモというと、昨年発売された1/350スケール「宇宙戦艦ヤマト」がありますが、ガンプラでは音声ギミック付きのキットはなかったのではないでしょうか。
 トイとかフィギュアでは音声ギミック付きのモノはわりと以前からありました(ブリキのロボットの中に小型のレコードプレイヤーが入っているモノがあったような記憶が…)。筆者もマクファーレン・トイズ製「オースティン・パワーズ」のDr.イーヴル&ミニミーのフィギュアを持っていたのですが、いろんなセリフが聞けて面白かったです(造形もスゴかった!)。

 最近では音声ギミック内蔵の商品も小型で安価なモノ(食玩とかガシャポンとか)が出回るようになってきていますが、こういった小型かつ安価な音声ギミックのメカをガンプラに組み込むことはできないかなぁと思います。ガシャポンの「サウンドロップ(スイッチを押すとキャラのセリフや効果音などの音声が出るキーホルダー)」のガンダムシリーズなんかは音声のネタ的にもちょうど良いでしょうねぇ。
 でも、筆者はアニメメカや自動車が好きなわりに機械オンチです。サウンドロップは分解するとヤバそうですし、そのままのサイズだとプラモに内蔵するのは難しいでしょう。「バンダイ アクションベース」などのスタンドベースに内蔵するのが良さそうですねぇ(超合金魂シリーズの中には台座に音声ギミックが内蔵されているモノがありますし…)。サウンドロップはけっこうボリュームがありますので、内蔵するにはベース部分の厚みを増す必要がありそうですが…。
 しかし、筆者の手元にあるガンダムのサウンドロップはブライトさんの「何やってんの!」だけなのでした(汗←それがオチかい!?)。

 同じようなネタとしてバンダイさんのThe特撮コレクションシリーズの1/350ゼットンとサウンドロップのウルトラマンシリーズの「ゼェ~ットォォン! ピー、ポコポコポコ…」を組み合わせようかなぁと思っているのですが、まだ作業に踏み切っていません。怪獣ネタもいつかはやりたいなぁと思っているので、機会があれば製作記事で音声付きゼットンを作りたいですねぇ…(最近、『機会があればやりたいですねぇ』ばっかりのような…:汗)。
 

 

 

行ってきました「アナハイム・カフェ」!

2008年02月06日 | 臨時ニュース・その他
 HGUCニューガンダムのキット仕様に興奮しまくっているオッサン・かめっチです。合わせ目がぜんぜん目立たないパーツ分割、新型ポリキャップ採用、各ブロックでの後ハメ可能など、アムロの最後の乗機にふさわしい高性能っぷりが期待できますねぇ♪

 さて今日は1月28日にオープンした、おそらく日本初のプラモカフェである「アナハイム・カフェ」さんに行ってきました♪ 当ブログの読者様でもある「わこうつうしん」さんのお店です。プラモデルを店内で作ることができるカフェというコンセプトのお店で、店内にはプラモデルを快適に作るための設備や環境が整えられています。
 3基の塗装ブースとオリジナルデカール作成用のパソコン&プリンター(!)が目玉なのですが、何といってもスッキリと清潔感のある工房全体の雰囲気が居心地良いです♪ うっかりパーツを落としてしまっても紛失してしまうことはまずないでしょう(笑)。
 コトブキヤさんのディテールアップパーツやシンナーなども用意されていますので、いざという時も安心です。

 ケータイ画像なので見づらいですが…(汗)。

 もちろん「カフェ」ですので、おいしいコーヒーを飲むこともできます♪

 コーヒーをいただきながら、お店のマスターのわこうつうしんさんと楽しくプラモ談議をしていました。初期ガンプラの話はやっぱり盛り上がりますねぇ(笑)。お店には初期ガンプラ製作のバイブル「ハウ・トゥ・ビルド・ガンダム(川口名人や小田雅弘氏の作例が燃える~!)」など、貴重な資料が常備されています。印象的だったのはアニメ誌の付録のカセットテープ用のラベルです。初代「機動戦士ガンダム」が放映されていた頃はビデオデッキはまだ普及していなかったので、テープレコーダーをテレビの前に置いて録音するというのが当時のアニメファンの記録方法でした。録音したカセットテープのケースに、その付録のラベルを入れるようになっているのですが、各話の解説や設定画などが収録されたもので資料性も高いです。そういえば筆者も「超時空要塞マクロス」の最終回の録音テープを友達と聴いてたなぁ…。
 

 窓際には1/12スケールのガンダムがそびえ立っています♪ 音声&発光ギミック内蔵で、筆者はしばらく童心に帰って遊んでしまいました(笑)。音声ギミックは劇中の効果音が再現されているのですが、筆者は「ビームサーベル串刺し」音が好きです♪

 お店には完成品展示用のガラスケースも設置されています。筆者は当ブログでたびたび登場しているHGUCザクを展示させていただきました♪ うれしはずかしです(汗)。  

 家で一人で作るのも良いですが、お店で作るとプラモ仲間もできると思います。楽しくて快適なお店ですので、ぜひ行ってみてくださいね! 筆者もまたおじゃまさせていただきます♪ 

待望の「ガサラキ」シリーズ再販♪

2008年02月05日 | 臨時ニュース・その他
 エプロンさんの模型製作日記の2月4日分の記事でバンダイホビー事業部さんの3月のラインナップが出ています。HGのGNアームズにはHGガンダムエクシアがセットされるようですねぇ(エクシアは通常版と成型色が異なるようです)。HGUCニューガンダムはHGUCリガズィよりも安くて良かったぁ~♪

 さて、3月はなかなか再販されなかった「ガサラキ」シリーズ、「機動戦艦ナデシコ」シリーズ、「ヒメブレンパワード」などのキットが再販されるようです。今月再販の「カウボーイビバップ」シリーズ(?)などもそうですが、長い間お店で見かけることはなかったですから、とてもうれしいです♪
 中でも「ガサラキ」シリーズの再販は個人的に「おっしゃ! やった~!!」です♪
 「ガサラキ」は「装甲騎兵ボトムズ」や「蒼き流星SPTレイズナー」などの高橋良輔監督によるリアルロボットアニメで、10年ほど前に放映された作品です。特徴的なのはリアルロボットアニメにも関わらず、物語のキーとして日本の伝統芸能である「能楽」が取り入れられている点です。どんな風に「能楽」がロボットアニメに関わってくるのか、ご存じない方はバンダイチャンネルさんにて第一話が無料視聴できますので、ご覧になってください。とにかく独特の雰囲気があります。筆者は全話のサブタイトルが短歌になっているところが好きです。ただ、お話の方は重くて難しいので、途中でわけが分からなくなってしまいました(汗:1週見逃したら、次の週では物語の舞台が平安時代に移っていましたから…)。
 
 政治色、伝奇色の強いストーリーが特徴の「ガサラキ」ですが、メカの方も実に魅力的です。登場するメカは身長4メートル前後の二足歩行兵器「タクティカルアーマー(TA)」なのですが、サイズといい戦闘車両的な雰囲気は「ボトムズ」に登場するスコープドッグなどの「アーマード・トルーパー」と共通するイメージがあります。しかし、「ボトムズ」が我々の住む太陽系とは別の宇宙を舞台とした作品であるのに対し、「ガサラキ」は近未来の地球を舞台とした作品です。そのため、TAや敵対勢力の二足歩行兵器「メタルフェイク」は現用兵器や産業用ロボットのようなディテールを持っています。これが実にカッコ良いんです。
 主人公・豪和(ごうわ)ユウシロウが乗るTA「壱七式戦術甲冑 雷電」や量産型「震電」は出渕裕氏によるデザインで、「機動警察パトレイバー」に登場する陸上自衛隊のレイバー「ハンニバル」をスリムにしたような姿をしています。プラモの方も実に良い出来です。シャープなモールドは最近のキットに負けていないと思います。
 
 実は筆者は敵側勢力というか謎の秘密組織「シンボル」側のメタルフェイク「イシュタルMk-Ⅱ」の方が好きだったりします。プラモも「いつか作ろう…」と大事に持ってます。

 イシュタルMk-Ⅱはパワードスーツ系のデザインで名高い荒牧伸志氏によるデザインで、戦車の砲塔のような頭部に細い手足という特異なプロポーションをしています。

 1/144スケールのM1エイブラムス戦車とイシュタルの頭部。よく似ています。

 出来の良い雷電(商品名「ライデンアーマー」)に比べるとこのイシュタルはやや大味な感じがしますので、当ブログを開始するずっと前にチマチマと改修していました。戦車の砲塔なら主砲が生えている部分にあるクチバシのような形状のパーツはたぶん顔だと思うのですが、設定画のイメージに合わせてシャープな形状になるように削り込んでいます。顔の右横にあるセンサーか機銃の銃口に見えるパーツはコトブキヤさんのディテールアップパーツを貼り込んでいます。


 説明書のカッコ良いイラスト。箱の写真はこのイラストをプラモで再現したものです。いやぁ、やっぱりイシュタルは良いっす♪

 当ブログで製作記事のネタとして取り上げるキットは、基本的に入手困難なキットは避けているのですが、今回の再販により「ガサラキ」シリーズを製作記事のネタにできる可能性が出てきました♪ う~、やりたいっす!

1/100ガンダムキュリオス(その6.5)

2008年02月04日 | 現在製作中
 先週の「ガンダム00」でフラッグファイターの「ハワード」を「原田」と聞き間違えたオッサン・かめっチです。ハワードはフラッグ搭乗時は眼鏡(サングラスだったかな?)を外していることもあって、別のキャラと勘違いしていました。「おおっ、フラッグファイターには『原田』という日本人もいるのか♪」
 ようやく「ハワード」と聞き取れた時には、すでにハワードは…
 ……耳鼻科行ってきます(汗)。

 さて、1/100キュリオスの続きです。前回載せられなかった本体完成写真の残りから…。

 正面から見るとわりと普通のガンダムですが…

 真横から見ると背中から機首、ひざから主翼が長く突き出た独特のスタイルであることが分かります。機首や主翼はもうちょっと目立たないようなデザインにもできたと思うのですが、可変MSであることを強調するために意識的に目立つようにデザインされているのかもしれません。

 横から見ると「あれっ?」という感じですが、斜め後ろから見ると一気にカッコ良くなります。

 武器の組み立てに入ります。

 GNビームサブマシンガンのパーツ分割はこんな感じです。写真がいつもよりさらに不鮮明で申し訳ありません(汗)。

 
 写真左:小さい銃というイメージがあったのですが、意外とボリュームがあります。エクシアのGNソードの銃口と比べると、かなり口径も大きいです。中央の円柱形の部分がまるでリボルバー式の拳銃のような感じですね。
 写真右:センサーはキット付属のシールを使用しました。シールには照準用のグリッドのようなパターンが印刷されています♪ 劇中でもこのグリッドを見かけますからねぇ。塗装派の方もこのシールは使ってみて損は無いと思います。透明プラ板にクリアーグリーンを塗ったモノを上からかぶせるとさらに良い感じになるでしょうね。


 左手は平手も付属します。「00」のHGや1/100キットは平手の付属率が高くてうれしいですねぇ。ただ、HGでは右手が平手のためにエクシアやデュナメスの左平手と組み合わせて両手を平手にできたのですが、1/100ではそれができないのが残念…。
 

 やっぱり平手があるとポーズを付けた際に表情が付いて良いですねぇ♪



1/100ガンダムキュリオス(その6)

2008年02月03日 | 現在製作中
 久しぶりに1/100ガンダムキュリオスに戻ってきました。昨日まで見ていた1/144ゲバイのパーツと比べると、やっぱり20年という歳月の間のプラモデル製造技術の進化を感じずにはいられません。接着剤不要でパーツ同士がピタリと合わさるのですから、組み立ても比べ物にならないほど楽です。
 
 写真左:太もも~ひざ関節のパーツ分割はこんな感じです。この部分で使用するポリキャップは全てPC「C」ですので、間違えることはまず無いでしょう。
 写真右:太ももの上半分は変形のために回転可能になっています。ポーズ付けにも有効ですが、軸の位置が太ももの中心からオフセットされていますので、動かす角度によっては違和感が生じるかも…。太もも正面に付くGNコードのパーツは向きを間違えないように注意が必要です。


 ひざ関節は上側だけでもけっこう曲がりますねぇ。


 太もも上端の外側にあるブロックは、説明書の完成見本ではグレーになっています。これはキット開発用詳細設定に準じたものですが、塗るのをやめておきました。この部分をグレーに塗ってしまうと、写真右側のように腰の両サイド部分の空疎感が増してしまうと思ったからです(写真のグレー部分は画像加工したものです)。もちろん、手抜き目的でもありますが…(笑)。


 すねのパーツ分割はこんな感じです。すね本体の組み立ての際には、足首付近の回転用ポリキャップがきちんとはまるように注意する必要があります。ポリキャップにランナーや綿棒などを差し込んで、すねの両側のパーツの受け部分にポリキャップの軸が入るように動かしながらはめ込むと良いです。


 すねの内部はこんな感じです。最近のキットは関節部のすき間から内部の空洞が見えないように仕切りが設けられているのがありがたいです。

 
 完成状態の脚です。ひざから生えた巨大な主翼やすね外側の黒いパーツ、馬のひづめのようなバランスの足など、ガンダムタイプとしてはかなり特異な形状ですねぇ。足首付近の装甲パーツが寝た状態になったまま撮影してしまいました(汗)。どうもこの部分の可動はユルめですので、可動軸に瞬間接着剤を少量コーティングしておいた方が良いかもしれません。


 ひざの可動範囲は広いです。でも、主翼がジャマで正座はできませんねぇ(笑)。


 両脚を腰に取り付けて本体の完成です。別のアングルから撮った写真は次回にお送りします。

 いやぁ~やっぱり今のキットは楽ですわ♪


不定期連載・今のプラモってスゴいですねぇ(1/144 ゲバイ・その2)

2008年02月02日 | 不定期連載シリーズ
 1/100キュリオスの脚の組み立てが途中だというのに、1/144ゲバイのキットを見ると早く作りたくなってしまいました。筆者の悪いクセです。いざ取りかかってみると、やっぱり20年前のキットは今のキットと比べると組み立てに技術が必要なのを痛感させられます(汗)。

 ランナーのタグには「BANDAI 1987」の文字が…。コンピュータで設計され、NC工作機によって精密な金型が彫られる近年のプラモデルの製造と違い、設計士さんが手描きで製図した図面を元に木型職人さんが手彫りで仕上げた木型から金型が作られていた時代のプラモデルです(詳しいことは分かりませんが、たぶんこのような工程だと思います)。写真では分かりにくいですが、バーニアノズルのパーツのフチの厚みが一定ではありません。
 「ドラグナー」シリーズのキットはガンプラほど頻繁には再販されていませんが、20年の歳月の間に金型が傷んでいたりもするのでしょう。パーツ同士の合いは悪く、すき間が生じてしまいます。それでもジュアッグを仮組みした時の状態よりもかなりマシですので、すき間を埋めるのにはあまり手間がかからないのではないかと思います。


 左右貼り合わせ式の胸部パーツを接着したところです。スナップフィットではないので、接着剤を塗布してから乾くまでの間に接着位置の微調整が可能です。合わせ目の各部にはどうしても段差が生じていますが、できるだけ段差の発生がマシなポイントを探りながら圧着していきました。それでも襟元や腹部のセンサーにはかなりの段差がありますねぇ。


 胸部と腰部を仮組み中です。ウエストで接合される部分にすき間が生じていて、背景の水色が見えてしまっています(これでも接着面を軽く調整した状態です)。さらに接着面を少しずつ削って調整し、このすき間をなくしていく予定ですが、この部分は動力パイプでほとんど隠れますので、現状のままでも良いかも(笑)。


 左右貼り合わせ式の頭部パーツを接着したところです。頭部にはすき間も段差もあまりありませんでした♪ 写真の下の方に写っているのは顔面のパーツです。カメラ(ドラグナー関連の設定では、カメラ類は「イメージセンサー」と呼ばれていました)のレンズ類はウェーブさんの「Hアイズ」などで作り直すと今風の仕上がりになるかなぁと考えています。


 このキットは設定画(←このリンク先の「メカニック紹介・ギガノス統一帝国軍」の中から探してみてくださいね)と見比べると、明らかに頭部のボリュームが不足しています。上方向に3~5ミリ、後方に5ミリほど延長してから首の取り付け位置を2~3ミリほど前に移動させると設定画のイメージに近付くとは思いますが、過去にそういった改造をしようとして結局完成できなかったという苦い経験がありますので、今回は首の位置をずらす程度にしておこうかなぁと思います。
 でも、この写真を見るとそれほど頭が小さくは見えません。アッガイ同様、ポーズの取らせ方と見る角度によってプロポーションがある程度補正できるキットなのかもしれませんねぇ。
 う~ん、やっぱり手ごわそうなキットですが、それだけに闘志が湧いてきます♪

 でも、昔のキットを組んでみると最近のキットのありがたみが良く分かりますねぇ。接着剤要らずでパカパカ組めて、パーツの合いも良くて、組むだけである程度の色分けが完了していて、しかも良く動くという…。
 …明日からはキュリオスに戻ります(←おい!:笑)