ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

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1/100ガンダムキュリオス(その3)

2008年01月22日 | 現在製作中
 ガンダムキュリオスは主翼や長い機首、展開ギミック付きのシールド、すね外側のパーツなど、プラモデルにした場合に意外とランナーの面積を食うパーツが多いです(1/100キュリオスの主翼パーツは表裏貼り合わせ式)。1/100エクシアや1/100デュナメスよりやや高めの価格になっていますが、それでもこの価格に抑えるためにはパーツ分割による色分けをある程度省略する必要があったようです。さいわい、色分けの省略はグレーに塗る部分ですので、腰後ろアーマーをオレンジに塗る必要のあるHGキュリオスと比べるとかなり楽です。
 昔のガンプラは全塗装する必要があったことを考えると、グレーの部分塗装だけで済むこのキットは非常にありがたいです。

 とりあえず昨年暮れに発売された新製品・GSIクレオス「ガンダム00マーカーセット」の「00グレー」の色合いを試す目的で、キュリオスのグレー部分を塗ってみることにしましたが…
 充分にシャカシャカと振って撹拌(かくはん)したつもりだったのですが、寒さのせいか振りが足りなかったのか、それとも「ファントムグレー」よりも明るめのグレーであるためか、かなり色ムラが出ます(汗)。部分塗装といっても、1/100キュリオスのグレー塗装が必要な部分はかなり広い面なので、色ムラや筆ムラがあると非常に目立ちます。
 「こ、これでは完成できないことはないにしても、かなりの苦戦を強いられるだろう…」
 そうも言っていられないので、とにかくなんとかして塗ることにしました。目標は「デジカメで撮影してブログに載せる場合だけでなく、肉眼で見た場合でも色ムラや筆ムラが気にならない程度の平滑な塗装面」です。
 ずいぶん高いハードルです。なぜなら、ガンダムマーカーは二度塗りしようとすると、最初に塗ったインクがすぐに溶けて下地(プラスチックの成型色)が見えてしまうからです。おそらく、他の塗料よりも溶けやすいと思います(ペン先が硬いのが最大の原因ですが…)。
 それでも今後のために挑戦する価値はあります。


 使用した塗料と道具類です。上から、ガンダムマーカー「00グレー」、ヌーベル・カラーパステルの「005」番、使い古しの平筆、ツマヨウジ、面相筆、平筆(幅約4ミリ)、デザインナイフです。写真には出ていませんが、他に筆洗い用の消毒用アルコールとティッシュペーパーを使っています。

 ここから先は各工程の写真を撮っている余裕が無かったため、文章だけでお送りします。m(- -)m

 まず、GSIクレオスさんオススメの塗り方(セット売りのガンダムマーカーのケース裏に書いてあります)で塗ります。マーカーのペン先で塗装する面全体をひたすらベタ~っと塗ります。隠ぺい力の強い色なら、このベタ塗りの一度塗りでけっこうイケます。筆者は色ムラになりそうな部分はパーツの上でインクをかき混ぜるようにして塗っています。
 塗装の前に、前もって800番ぐらいの耐水ペーパーで塗装する面を荒らしておけば塗料のノリが良くなるのですが、忘れてました(汗)。
 完全に乾いたら、色の具合を確認します。全体にグレーが行き渡りましたが、ところどころに色が薄く透けている部分がありますし、逆に色が濃い部分もあって、なんとなくまだら模様になってしまっていました(汗)。
 「うわぁ、ヤバいやん…でも大丈夫!」と気を取り直して平筆にマーカーのインクを含ませます。この時、塗料皿にマーカーのインクを出すことはせず、筆先に直接マーカーのペン先を押し当て、インクを筆の毛に行き渡らせます。今回の方法には大量のインクを使用しません。むしろ少ないインクに勝算があるんです。大量のインクで塗っても、先に塗ったインクが溶け出してしまいますからねぇ。軽くインクのグレーが筆先の半分ぐらいに行き渡ったらOKです。インクがベットリと多いのはマズいです。

 さて、先ほどベタ塗りしてまだら模様になってしまっている塗装面に、触るか触らないかぐらいの優しいタッチで筆圧をかけずに(←重要です)平筆で1方向に平行に塗ります。色がかすれても構いません。まだら模様の表面に平筆の平行線で規則的なパターンを上乗せしてしまいます。「色を塗る」というより「筆で軽くなでる」といった感じです。この時点で、色が薄い部分はかなり消えてくれます。また色が濃すぎる部分もちょうど良い色の濃さのインクで隠れます。でも、平筆で引いた平行線はかなり残っています(交差法で塗れば万全なのですが、今回は1方向だけでもなんとかなりました)。
 ここからがポイントです。平筆で軽くなでているうちに、筆先のインクがなくなってきます。すると、筆先に残ったインクが徐々に「ドライブラシ」で使う塗料の状態に近くなってくるんです。塗料に含まれる溶剤が少なくなり、かすかに色だけが塗装面にこすり付けられる状態です。こうなると、これまでに塗った塗装面のグレーが溶け出すことはなくなります。後はドライブラシの要領で、平筆のかすれた線が残っている塗装面にまんべんなく色を乗せていきます。ドライブラシの利点は、少しずつ色を乗せられることと筆の跡が目立たないことだと思いますが、これにより色ムラがなくなっていきます。

 ドライブラシ的な塗装により、かなり平滑な塗装面を得られたのですが、それでも多少は色ムラやツヤのムラが残っています。そこで、グレーのパステルにデザインナイフでカンナ掛けして作ったパステル粉末を使い古しの筆で塗装面にまぶしていきます。パステル粉末をまぶすことによって、塗装面のごくわずかな凹凸が埋まり、軽く色が乗るため、色ムラ・筆の跡・ツヤのムラがかなりマシになります。化粧品のファンデーションのような感じだと思います。
 パステル粉末をまぶし終わったら、ツマヨウジやデザインナイフの刃先ではみ出た塗料をこすり落します。ツマヨウジは先端をマイナスドライバーのように削って使うと、必要な部分の塗膜を削り落とす危険性が減ります。



 部分塗装の場合の最大の難関、肩アーマーの塗装が終わりました。まだ微妙に色やツヤのムラがありますが、この上からツヤ消しのトップコートを吹き付けると、ほとんど分からなくなると思います。

 腰後ろアーマー裏も塗っておきました。

 この方法は今回たまたま成功(?)しましたが、まだ実験段階ですのであまりオススメできません。マスターするにはまだまだ練習が必要です。色がグレーなのでなんとかなりましたが、他の色の場合も使えるかどうかは不明です。でも、今回のような広めの面を塗る場合でもガンダムマーカーでなんとかなりそうな気がしてきたのは大きな収穫でした。
 
 他の塗料を使えばもっと作業が楽なんですが、今回は「ガンダムマーカーを使用する実験」ということで…。

 追記その1:書くのをすっかり忘れていましたが、面相筆は肩アーマーの入り組んだ部分や塗り分けの境界部分を塗るのに使いました。使うタイミングは、最初にマーカーでベタ塗りしたのが乾いた後が良いと思います。
 追記その2:肩アーマーの前後パーツは合わせ目が目立ちますが、完成後のメンテナンスを行いやすいように「接着→合わせ目消し」はやりませんでした。
 

 
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11 コメント

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脱帽です (コジロウ)
2008-01-22 15:34:39
以前ガンダムマーカーで、SEEDコレクションシリーズのレッドフレームに挑戦しましたが、かめっチさんの言うとおり前塗ったところが溶けるんです。まあ、ムラだらけでも素組に比べると愛着も出るし満足感が違いますけどね。

かめっチさんの方法は、今度試してみたいですね。
こんな方法があったなんて。

でも、以前に比べたら色のレベルがかなり良くなりましたね。V2なんて、関節の受けが黄色でしたからね。
Unknown (δ)
2008-01-22 17:10:07
ほぅほぅ、、参考にさしてもらいですぅ~〆(д`)メモメモ
まじですか!? (( ´∀`))
2008-01-22 21:05:55
ちょ・・・すげええええええええ!!!ガンダムマーカーであそこまで出来るのか・・・・依然使ったことがあるのですが、でかいパーツだとほんっっっっっとに色ムラが出やすいんですよ。特に黄色とか・・・・・ ガンダムマーカーでここまで出来るとは思いませんでした。参考にさせていただきます。
追記サーセン (δ)
2008-01-22 23:31:05
1月14日のコメ欄にめずらしく?返答がないのは御体の具合でも悪かったのでしょうか?
無理はしないでくださいね★
おっおお~! (有希)
2008-01-23 01:00:18

「神だ!ここに神がいる!」

使ってる道具の数がハンパねえ!
僕の場合こんなトコまで塗りませんよっ!精神力が足らない!魂抜ける!死んでしまう!
かめっチさんは「自分がそんなに上手くない」って言ってますけれど僕から見たらまさに『神』ですっっ!
僕はいつも「スミ入れ」だけで終わってます。
(デカール貼ったりとか。あっ!そうそう1/100デスティニーのデカールをエクシアに貼ったらいい感じになりましたよ。)いつも長文ゴメンナサイ・・
こりゃすごい (HKR)
2008-01-23 01:43:45
限られた環境の中での創意工夫のお手本ですね
広い面の筆塗りってやらなくなって久しいなあ…昔はなんでも筆でやってましたねえ。まあ、その頃はムラとかもあんま気にしてなかったんですが(笑)
例のスクラッチ、気になってるようなので今週中には頭部お見せできるかと。バリバリのカトキメカ、とだけバラしときます(謎)
かめっちさん、アナタは神だ! (草壁桜)
2008-01-23 02:59:01
僕がHGで散々苦戦したあの肩(だけじゃありませんが主に)のグレー部を一体どうやって塗るのかとても興味がありましたが、まさかガンダムマーカーを使うとは思いませんでした。

こういう使い方もあるんですね、マーカーはムラになるというのはどうやら僕の勝手な思い込みとやり方に工夫が足りなかっただけみたいですね、いやはや恐れ入りましたかめっちさんアナタは神ですよ、全国のマーカー派の皆さんに大いなる可能性を与えました。

見た目も全然自然でキレイです、僕のは水性カラーを3回も重ね塗りしたので多少(かなり?)厚ぼったいですから。(苦笑・・・・)

また一つガンプラの奥深さを知りました。
ほんとに (低木)
2008-01-23 18:03:27
キレイですね!
ドライブラシ状態になると、当然のように塗料に筆を突っ込んでいました…ムラをなくす秘訣だったとは。
草壁さんと同じように、自分もムラをなくそうと思うと厚塗りになっちゃうんですよね。「だってしょうがないじゃん」で済ませていましたが、このドライブラシなら現状打破できるかもしれません。
なんとなく、こすると塗装が剥がれそうな気がしてしまうのですが、きっと書いておられる通り、物凄く軽く撫でるんでしょうね。

グレー以外の色だとホントどうなるんでしょう。パステル粉末って全く使ったことがないのですが、同系色なら、多少色が違っていても、むしろ相乗効果が得られたりするのかな。読んだ印象では、サーフェイサーだとか、仕上げのつや消しスプレーのような効果ですね。事実上2度スプレーするような感じで、すごいキレイに仕上がりそうな気がします。

最近、自分の好きな青や黄や赤をそれぞれ調合して(白が強めの準パステルカラーが好き)、空いた塗料の瓶に詰める「調合せずにすぐ使える自分カラー」を作って塗るようになりました。「前回ちょっと赤味が足りなかった」みたいな場合に、追加で足せたりして便利です。毎回いちいち調合するのが面倒で思いついたのですが…誰でもやってるのかな?
すご! (ジャア)
2008-01-25 06:46:16
00グレーって思ったより渋いグレーなんですね。それにしてもマーカーの筆塗りはしてましたがムラをなくすとは!すごい!
前言撤回! (さらに前コメに{プラス}の有希)
2008-01-30 20:04:02
これ読んだらかめっチさん、この一つ前の「質問です・・。」を消しちゃってください!
先ほどグーグルで調べたらちゃんと僕のブログが出てきました。
ブログ名は「有希のガンプラ量産工場」です!(ほぼパクリでスイマセン)
あと、ここのブログをブックマークに入れさしてもらいました。(これも許可無く実行してスイマセン)
こんばんは~♪ (かめっチ)
2008-01-30 23:38:14
 コジロウさん:実際のところどうなのかは分かりませんが、ガンダムマーカーのインクに含まれる溶剤は強力なのかなぁと思います。他の塗料に比べ前に塗ったところが重ね塗りで溶ける率が高いですからねぇ。「消しペン」も強力ですし…。
 >ムラだらけでも素組に比べると愛着も出るし満足感が違いますけどね。←これこそ完成品ではないプラモデルの醍醐味ですねぇ。やっぱり自分で組み立てて塗るということに意義があると思います。
 今回の筆者の方法はまだ実験段階ですので、お試しになる場合は失敗しても良いような安いキットを使ってくださいね。
 V2の場合、黄色である必要はなかったですから、グレーで成型してほしかったですねぇ(汗)。

 δさん:筆に含ませるインクの量にどうやら成功の鍵が隠されているようなので、いろいろと試してみてくださいね♪ 
 1月14日の件、ご指摘ありがとうございます。

 ( ´∀`)さん:普通の塗料の場合だと、乾く時間が遅ければ筆ムラの防止につながるのですが、ガンダムマーカーのインクの場合だと乾くまでの間にインクが分離してしまい、色ムラになってしまうようなんですねぇ。白や黄色なんかは特にそれが激しいですね(汗)。グレーの場合だとかなりマシだと思います。

 有希さん:ガンプラの場合は多色成型&スナップフィットというありがたい仕様のおかげでかなり楽に製作できるようになっていますが、基本的に模型作りというのは地味な作業の積み重ねで根気が要ると思います。筆者は有希さんのおっしゃるような「神」ではありませんが、地味な作業をコツコツとこなしていけるようになれば、「模型の神様」がきっと助けてくれるようになると思いますよ♪

 HKRさん:そういえば初代ガンプラの頃は缶スプレーもあまり色数が無かったような気がしますねぇ。とにかく筆塗りしかなかったですね。「パステル粉末でシャドウ表現をした後につや消しクリアーを吹き付ける」と模型誌に書いてあっても、「フラットベースをどうやって塗るんやろう?」なんて疑問に思っていたような時代でしたから…(笑)。
 スクラッチ作品の頭部、拝見しました♪ ○○○○ですね? 今後も楽しみです!

 草壁桜さん:最初は「『ガンダムマーカーで塗る』と書いてしまったものの、ちゃんと塗れるかなぁ(汗)」と不安でした。失敗するのは良いとしても、完成できなくなってしまったらどうしようというプレッシャーがありましたので…。そこで思い出したのが劇場版エヴァ初号機のパレットライフルを塗った時の方法でした。試行錯誤を繰り返すというのはムダなようでやっぱり意味があるのだと思います。あと、雑誌などで他のジャンルの模型の製作記事を読んでいるとガンプラ製作の重要なヒントが出ていたりしますので、ぜひ読んでみて下さいね。
 塗装はホンマに奥が深いですねぇ。まだまだ修行を積まないといかんなぁと痛感しています。 

 低木さん:おかげさまで今回はドライブラシに助けられて、かなり筆ムラや色ムラをなくすことに成功しました。本来のドライブラシは毛先を短く切った筆でガシガシとこするというイメージがありますが、人によっては通常の筆でサラサラとなでる場合もあるようです。今回は平筆で普通に塗るところからそのままドライブラシもどきに突入しますので筆はそのまま使いますが、わりとパタパタとなでていました。筆が傷む危険性がありますけどね(汗)。
 グレー以外だと、ツヤ消しの暗めの色(ダークグリーンなど)ならなんとかなるかもしれません。パステルは基本塗装とは違う色だとエアブラシによるシャドウ表現に近い効果が得られますが、同系色を使うと低木さんのおっしゃる通り表面を整える&ツヤ消しにするという効果があります。極力、下地の色と似た色を使うと良いと思います。
 「調合せずにすぐ使える自分カラー」←思ったとおりの色を多めに作っておくと良さそうですね。ウナギ屋さんのタレみたいに…。

 ジャアさん:乾かないうちはかなり白っぽいグレーで「大丈夫か?」と不安でしたが、乾いてみるとかなり良い色だと思います。ただ、「ガンダムグレー」「SEEDグレー」「00グレー」の見分けがあまりつかないんですよ(汗)。基本的には単品売りの「ガンダムグレー」でも充分かもしれません。

 有希さん:ブログ開設おめでとうございます♪ ご質問の件ですが、筆者のブログも無料バージョンでずっとやっていますが、まったく問題ありませんよ♪ 有料バージョンと比べて容量に制限があったり不便なところがありますが、まあ大丈夫だと思います。
 今後もよろしくお願いします♪

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