ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HG サーシェス専用赤イナクト(その2)

2008年08月24日 | 現在製作中
 読者の皆様、たくさんのコメントをくださり誠にありがとうございます! 皆様からいただいたコメントを拝読していると、やっぱりあのセリフが浮かんできました。
 「こんなにうれしい事は無い…」(←またか!:笑)
 初めてコメントしてくださる方もいらっしゃり、とてもうれしかったです。コメント欄にてお一人お一人にお返事したいところなのですが、時間の都合もありますので、この場にて御礼申し上げます。m(- -)m ブログをお持ちの方のところにはまたおじゃまさせていただきますので、よろしくお願いいたします♪

 それでは製作記事の続きに入ります。

 左の写真に写っている大きな黒いボトルは、自動車(プラモではなく本物)の塗装面を磨くための液体コンパウンドです。10年以上前、「モデルグラフィックス」誌でモデラーさんが使っていたのを見てホームセンターで購入したのですが、とにかくたっぷり入っているため、まだ「あと10年は戦える」状態です(汗:300ミリリットル入りで1000円強ぐらいでした)。このコンパウンドは現在、写真の「3000番」は廃盤になっているようです。より粒子の細かい「9800番」なら入手できると思います。でも、やっぱりプラモ用には量が多すぎるので、プラモ用に発売されているコンパウンドを使うのがよろしいかと…。
 右の写真はコクピット中央のブロックです。真ん中にビシッと入っているパーティングラインを耐水ペーパーで削り落としてから、液体コンパウンドを染み込ませた綿棒で磨きました。
 前々回の記事で書いた「イタリア某社のスポーツカー化」計画が好評だったため、赤い成型色のパーツをコンパウンドで軽く磨いてツヤを出すことにしました。 

 手の甲の部分に次いで塗り分けの難しい部分がコクピットブロック側面部の白い帯です。ダークグレー成型色のABS樹脂に白を塗らなければならず、しかも塗り分け境界部分があいまい(角度の浅いエッジ)になっています。せめてスジ彫りでも入っていれば良かったのですが…。

 最初はお手軽に済ませるためキット付属のシールを貼り込んで、その上から白塗装してシールの切れ目やシワを目立たなくしようと思ったのですが、思ったほどの効果は上げられませんでした(泣)。

 
 仕方が無いのでシールをはがし、白くする部分の表面に耐水ペーパーをかけてからガンダムマーカー「00ホワイト」のインクを筆塗りしました。塗っては乾かし…を繰り返して4度塗りしてあります。はみ出しは気にせず、筆ムラを出さないように注意しながら塗りました(左の写真の左側)。「00ホワイト」はツヤ消しで、筆ムラがあまり出ませんでした。
 左の写真の右側のパーツは、はみ出した部分の塗膜を耐水ペーパーで削り落した後の状態です。プラ板などで当て木した耐水ペーパーを下図のような方向でパーツに掛け、塗り分け境界部分をシャープに仕上げます。その後、コクピット側面の黒いレモン型(?)の部分全体に耐水ペーパーを掛けて均一なツヤ消し面にしました。 


 前回の記事の時点では撮っていなかった写真ですが…

 頭部の鶏冠部分の削り込みですが、上から見るとこんな感じです。もっと薄くシャープに仕上げることもできそうですが、あんまり薄くすると割れる危険性がありますので…。


 *前々回のコメント欄にUNKNOWNさんからいただいた質問、モノアイの固定方法についてですが…
 「Hアイズ・ラピーテープ裏面(粘着面)/表面(色の付いた面)・両面テープ・丸モールド」といった感じで、実際の固定には両面テープを使用しています。詳しくは下記のURLの記事を参照なさってください。
http://blog.goo.ne.jp/ossan-obahan1-2/e/702ad4a096d86de2e674db8bb0ff0111
 ご質問への回答が遅れてしまい、誠に申し訳ございません。m(- -)m

 *不知火アスカさん、モノアイの件のフォローありがとうございます! m(- -)m

 
 


お久しぶりです ―― HG サーシェス専用赤イナクト(その1)

2008年08月19日 | 現在製作中
 前回、「今後も当分の間は週イチぐらいのペースになる予定ですが」と書いたのですが、諸事情により週イチどころか2ヶ月近くも更新を休ませていただきました。その間にも毎日たくさんの読者の皆様がお越しくださいました。ありがとうございます。
 「こんなにうれしい事は無い…(←最終回のアムロの声で)」
 コメント欄で筆者の体調をお気遣いくださった方もいらっしゃいましたが、体調は問題ありません。ありがとうございます&ご心配おかけいたしました。m(- -)m 
 久しぶりに記事を書くとなると、どう書いて良いものなのかという感覚が鈍ってしまっています。実際、記事を書きかけて中止してしまうことが何度かありました。更新を待ってくださっている読者の皆様には申し訳ないなぁと思いつつも、書けないでいたのです。読者の皆様、ご心配&ご迷惑おかけいたしました。m(- -)m

 それではぼちぼち製作記事に入ります。HGイナクトは発売されてからすでに2ヶ月。「模擬戦なんだよぉ!」のデモカラーも発売され、モラリア戦での活躍が印象的な青いサーシェス機の発売も決定しています。しかもユニオンフラッグとよく似たパーツ構成ということもあって、読者の皆様にはすでにおなじみのキットなのではと判断しました。
 そこで通常の製作記事にあるようなパーツ展開画像は省略し、手を加えた部分に的を絞った記事にさせていただきます。

 さて、前回の記事で図を載せた「巨大アリー・アル・サーシェス化計画」ですが、キットの頭部パーツを手に取ってみて…
 「ち、小さい…(汗)。これにアゴヒゲを生やすのは無理や…(汗)」
 ということに気付きました。強度を保ったまま図のようなアゴヒゲにしようとすると、プラ材ではまず無理でしょう。ホッチキスの針を加工したものを使おうかとも思いましたが、頭の可動範囲をかなり狭めてしまいそうなのでボツにしました。

 とりあえずキットを見ていちばん気になる所から行きます。

 特徴的な形状のイナクトカスタム頭部ですが、中央の鶏冠(とさか)部分の先端が安全性確保のためか欠けたような形になっています(写真左)。先端部にランナーを貼り足して延長し、尖らせようと思ったのですが、左右に張り出したツノとの長さの対比が設定画とは違ってしまいます。そこで、削り込んで形状を修正することにしました(下図参照)。

 削り込みによって、てっぺんのV字になっている部分の角度も設定画に近付くのではないかと思います(設定画の角度は意外と鈍角です)。

 また、鶏冠の裏側の先端部(水色で示した部分)を、先端に向かって薄くなるように削り込みました。左右対称に削るのは難しいですが、ナイフやヤスリを使わずに、当て木(プラ板など)に貼った耐水ペーパーで少しずつ削ると失敗が少なくて済みます。

 このキットはとても出来が良いのですが、パチ組み~部分塗装派にとってやっかいな部分があります。手の甲が指と一体成型されたダークグレー成型色であるため、本体色に合わせて塗装する必要があるんですねぇ。
 
 キットの成型色の赤は微妙な色合いで、似た色を作るのは難しかったです。ガンダムマーカー「SEED DESTINY」セットの「SEED DESTINYレッド(2)」と「Gジェネマーカー」セットの「ガンダムCGレッド」を適当に混ぜた色を筆塗りしました。筆ムラを出さないように、多少はみ出しても気にせず塗りましたが、結局筆ムラだらけに…(汗)。ツヤありのインクをムラなく塗るのは難しいですねぇ。
 肉眼で見ると、キットの赤成型色と似た色に仕上がったのですが、写真で見るとかなり違う色になってしまっていますね(汗)。この後、はみ出した部分の修正と筆ムラ部分の修復をするのですが、インクが完全に乾燥してからの作業になります。ツヤありのインクはなかなか乾かないもので…。