ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」版ゴジラ

2008年02月14日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 「毎日更新」をしばらくの間お休みさせていただくことについて、読者の皆様から温かいお言葉をたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいのオッサン・かめっチです。オロロ~ン(←古い…)
 
 さて、ぼちぼち行きます。

 これは先日のギャラクチカの話題の時、コナミさんのサイロン兵を探していた時に発掘されたゴジラです。バンダイさんの食玩「ハイパーゴジラ2002(だったかな?)」を塗装したものです。筆者はガンダムにハマる前は怪獣が好きだったので、オッサンになってからも食玩やガシャポンのゴジラやガメラをリペイントしたりすることもあったんです。
 このゴジラは2001年公開の映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場したバージョンのゴジラです。ゴジラに興味の無い方にはゴジラというとどれも同じに見えると思いますが、歴代ゴジラシリーズでは黒目が小さくて恐い表情の「初代ゴジラ」、カエルと狼を足して2で割ったような「キンゴジ」、上まぶたに特徴がある「モスゴジ」など、それぞれに違う表情を持ったさまざまな着ぐるみが存在します。個人的には「ゴジラvsビオランテ」で使用された通称「ビオゴジ」が精悍なスタイリングで大好きです(この「ビオゴジ」にも陸上撮影用スーツと水中撮影用スーツの2種類があって、陸上撮影用の方が男前…話し出すとキリがありませんので、この辺で…)。
 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場したゴジラはやたら強かったのが印象に残っています。見た目もふてぶてしくて良いです♪

 「ハイパーゴジラ」シリーズは食玩としてはかなり大型の塩ビ(または合成ゴム)製フィギュアなのですが、ディテールもかなり細かく入っており、価格に対しての満足度が非常に高いです。

 パーツの分割ラインを瞬間接着剤で埋めてから塗装しました。当時はラッカー系の缶スプレーを使えたので、ジャーマングレーで塗装してあります。
 この商品が発売された頃はちょうど塩化ビニールの安全性についての問題が上がっていた頃だったと思います。このゴジラは塩ビ問題の過渡期にあったため、材質は合成ゴムに切り替わっていたと記憶しています(ゴム独特の「ブリンッ」とした感触があるんです)。


「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」版ゴジラは、黒目が無いのが特徴で、非常に恐い顔をしています。この白目は着ぐるみではパール塗装されているという話をどこかで読んだので、パールホワイトで塗ったのですが、ほとんど分かりませんねぇ(汗)。
 歯はやや黄ばんだ色、口の中はピンクで塗りました。歯と歯の間は口の中を塗ったピンクでスミ入れしてやると塗り分けが楽です♪


 手足の爪は生え際をクリーム色で塗りました。この辺は象など実在の動物を参考にしたら良いのかなぁと思いますが、実際に見る機会は少ないですよねぇ(汗)。


 背びれは確か缶スプレーの「サーフェイサー1000(1200だったかも)」をドライブラシしたような記憶があります。

 
 またいつか怪獣ネタもやってみたいですねぇ…。
 

昔作ったモノ・1/100トールギス(後編)

2008年01月10日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 昔作った1/100トールギスの話の後編です。このキットが発売されたのは、さっきネットで調べたところ1997年だそうで、もう10年以上前のキットになります。筆者がこのトールギスを作ったのも確か1998年ぐらいだったと記憶しています。月日の経つのは早いですねぇ。
 キットの内容は1/100の「ガンダムW」「ガンダムX」シリーズに準じたモノで、可動指式手首の採用、ヒジ関節はポリキャップ丸出しといった当時の1/100スケールキットの標準仕様を受け継いでいます。1/100ガンダムSEEDシリーズよりもひと昔前の仕様です。
 トールギスⅠ~Ⅲのコンパチキットですが、トールギスⅢをメインに設計されているため、トールギスⅠやⅡに組むには全塗装が必要です(トールギスⅢとして組む分にはパチ組みでもけっこうイケます)。
 コンパチ仕様にするためのパーツ数の確保のため、Ⅰ~Ⅲ共通となる本体部分の構造はシンプルになっており、特に足首付近やスーパーバーニア内部はかなりスカスカな印象になっています。そのため、ジャンクパーツを各部に投入してディテールアップしてあります。


 スーパーバーニアは左右のカバーが連動して開閉可能です。ノズル付近や本体内部がスカスカですので、1/100ガンダムレオパルドのミサイルやMGゲルググ(ver1.0)のバーニアなどで密度感を高めてあります。


 足首関節付近はボールジョイントの軸が丸見えだったので、MGゲルググの脚フレームからパーツをもらってきました。可動範囲が大幅に狭くなりましたが、カトキ立ちが決まれば充分かなぁ、と…。


 分かりにくい写真ですが…。太ももの外側&尻に付くアーマーは裏側ががらんどうなので、意外なパーツでふさぎました。1/144トールギスの腰アーマーです(汗)。


 腕はヒジ関節のポリキャップをMGゲルググのヒジ関節カバーを流用して隠し、手首のボールジョイント軸をバーニアノズルの輪切りで隠しました。肩アーマーの武装取り付け用ジョイント部(写真右上の板状のパーツ)は1ミリプラ板を貼って厚くすると強度が増して見た目も力強くなるのでオススメです。

 
 写真左:トールギスの顔は設定画でもはっきりとした形状は分からないのですが、キットの顔は男前だと思います。
 写真右:顔面を取り外すと、中にはリーオーと似たイメージの四角いカメラがモールドされています。塗りませんでしたが…(汗:しかも、スミ入れの塗料が…)。

 トールギスの目の部分には水色の透明バイザーがあるのですが、キットはバイザーが無い状態です。アクリル板を削り出してバイザーのパーツを作りました。


 設定画と比べると、かなり肩アーマーが大きいです。写真のモノよりひと回りほど小さいトールギスⅢ用のパーツを使った方が良かったかもしれませんねぇ。


 劇中のカラーリングを再現したため、シールド外周のグレー部分や中央の鳥マークは省略してあります。
 
 10年ほど前に作ったためか、保存状態は良かったにも関わらず、肩アーマー周辺の可動部がユルユルになっていたり脚やドーバーガンの接着ラインがヒケてしまっていたりします。やっぱり年月には勝てませんねぇ。各関節部もメンテナンスが必要です。

 機会があれば今の芸風でまたトールギスⅠを作ってみたいですねぇ。でも、そんなことをしたら新キットを作ることができなくなってしまうので無理ですが…。やっぱりMGでトールギスが発売されるのがいちばん良いんですけどね♪
 

昔作ったモノ・1/100トールギス(前編)

2008年01月06日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 「呂布トールギス」の記事を書くのに写真が必要だったので、格納庫から引っ張り出してきた1/100トールギスです。昔の作品ですので、現在とは芸風がかなり違います。当時は缶スプレーやラッカー系塗料が使えた・当時は濃いスミ入れが好きだった・当時は後のメンテナンスを考えずに、とにかくパーツを接着して合わせ目を消していた…という感じです。

 トールギスは「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」放映前に雑誌で設定画を見た時から気になっていたMSでした。名前が載っていなかったので、TVでの登場後にしか名前が分かりませんでした。リーオー(放映前に雑誌に載っていた表記は「リィオゥ」でした。設定でも途中までは「リィオゥ」と書かれています)にチューンナップを施したカスタム機に見えました。そう、今でいう「グラハム専用カスタムフラッグ」のような存在に…。
 「たぶんこれがシャアに似た人(ゼクス)の『リィオゥ』なんやろうなぁ。名前は書いてないけど、おそらく『ゼクス専用リィオゥ』なんやろう」

 番組が始まってみるとなかなか劇中に登場しないものの、オープニングで大量のリーオーの先頭にいる白い機体が印象的(おお、バックパックが開いた!? この構図は初代ガンダムのオープニングの「♪巨大な~敵を~♪」の部分の再現やな♪)で、なおかつウイングガンダムの左腕をビームサーベルで斬り落し、顔面に大砲を喰らわせるという快挙を成し遂げたのも、観ていて実に燃えました。

 そしていよいよ本編への登場! ガンダムたちの圧倒的な戦闘力を目の当たりにしたゼクス・マーキス上級特尉(あだ名は「ライトニング・バロン(閃光の男爵)」)が、ガンダムに対抗できるMSを探している時に、技術士官のワーカー特士に呼ばれて格納庫に入ると、そこに圧倒的な存在感を持ってそびえる白い機体!(その右手には外された自機の頭部をわしづかみ状態)。 
 ゼクス:「大きいな…!」
 リーオーに乗り慣れているゼクスがひと目見てその巨大さに驚くほどの機体。
 ワーカー特士の説明によると、なんとこの機体は15年ほど前に開発された戦闘用のMSの始祖というべき存在で、防御力と攻撃力を追求した結果重くなってしまった機体を大推力のスラスターで無理矢理機動させるという、パイロットの安全性を無視した設計になったため、お蔵入りになってしまったらしいことが分かりました。
 「お~! これならあのガンダムたちにも対抗できるかも♪(ちょうどグラハム専用フラッグの格納庫での初登場シーンのような感じです)」
 ここでようやくこの機体の名前が判明しました。
 ワーカー特士:「トー○○○、確かそういう名前の機体だったと思います…」
 え?「トー○○○」って? 聞き取れなかったぞ(汗)。
 そのシーンを何回も巻き戻して聞いて、ようやく「トールギス」と聞き取れました。

 さて、トールギスはその後、何週間か整備というかレストアの風景で登場し、期待値をどんどん高めてくれました。
 そしていよいよ出陣! テストパイロットを務めたオットー二級特尉は骨折したらしいです(汗)。ゼクスが乗って飛んでみると…
 ゼクス:「殺人的な加速だぁー!!」←その後、血を吐きます。
 …これ、ヤバいやろ(汗)。その後のトールギスの活躍は「ガンダムW」を観ていない方へのネタバレになってしまいますので割愛しますが、とにかく観るとプラモが作りたくなるMSです。

 番組放映当時はトールギスキットは1/144スケールしか存在せず(このキットも当時としては良く出来ていました。「この値段とサイズで出来る事をやりつくした感じですね(ミドリ先代店長:談)」しかし、さらに出来の良い1/100スケールのガンダムたちを見ていると、やっぱりトールギスの1/100キットが欲しくなってきます。結局、放映当時にゼクスの乗機が1/100で発売されたのはガンダムエピオンの方でした(泣)。

 「新機動戦記ガンダムW」は美少年キャラたちが活躍するため、従来のガンダム作品に比べ女性ファンがかなり増えたそうで、本編から1年後という設定で続編が製作されました。OVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」です。このOVAにはカトキハジメ氏によりリファインされた新デザインのガンダム(新型ではなくTV版と同一の機体という設定。TVドラマと映画では同じ役を違う役者が演じているような状態です)が登場しましたが、新たなゼクスの乗機としてトールギスⅢも登場します。
 「ガンダムW」のOVA化は、ガンプラファンには予想外のプレゼントをもたらしてくれました。トールギスの1/100キット化です。しかもトールギス・トールギスⅡ・トールギスⅢのコンパチという豪華な内容です。トールギスおよびトーギスⅡとトールギスⅢでは微妙にプロポーションが違うのですが、キットはトールギスⅢをメインに設計されています。そのためTV版のトールギスとはやや雰囲気が異なるのですが、それでもうれしいキット化でした。
 発売されてすぐ買ったキットはトールギスⅢとしてパチ組みしましたが、その後キットをもう一つ買い、トールギス(Ⅰ)として本格的に作りました。

 うう、やっぱり好きなMSの話をしだすと止まらなくなってしまいますねぇ(汗)。続きは後編でお送りします(…と言いながら呂布トールギスの脚の接着剤の乾燥時間を稼ぎ中です)。
 

やっぱりマスターグレードってスゴい…(汗)

2007年10月30日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 次のネタであるMGデスティニーガンダム(通常版)製作前に、比較用として今年の1月に作った無印1/100デスティニーガンダムを格納庫から引っ張り出してきました。
 ここしばらく、MGデスティニーのラピッド試作やらホビーショーでの写真やら模型雑誌の作例やら製品の説明書の塗装見本写真やらをずっと見てきたので、久しぶりに過去の作品を見てみるとゾッとしました。
 「何じゃ、こりゃぁぁぁっ!?」

 この無印デスティニーはMGストライクフリーダムガンダムと並べるべく、身長やプロポーションの差を少なくするように関節の軸位置を調整したモノですが、今こうして見ると「無塗装前提のプロポーション改修って、やっぱり限界があるなぁ」と実感します(汗)。

 何がいちばん違和感があるかといいますと、首の長さです。スッキリスリムなモデル体型のMGストフリに対抗すべく首を延長したのですが、ちょっと長すぎました。この写真では分かりにくいですが、見る角度によってはニワトリみたいに見えます。ううっ…。


 MGデスティニーでは「エクストリームブラストモード」が話題になっていますが、デスティニーというとやっぱり「光の翼」ですねぇ。筆者はこの無印デスティニーの製作と平行して、切り紙工作による「光の翼」の再現実験を行っていました。
 写真の左側はピンク色のクリアーホルダーにオーロラフィルムが織り込まれた布を貼って作った「光の翼」の外周部分で、写真右側はオーロラ折り紙を切り貼りして作った「光の翼」の中心部分です。外周部分の内側に中心部分を挟み込む二重構造になっています。

 写真では実際の効果がお伝えできないのが残念ですが、3種類のオーロラ素材を使い分けることによってメラメラと独特な光り方をします。

 MGの「エクストリームブラストモード」に付属する「光の翼」は写真でしか見たことがありませんが、素晴らしい出来ですねぇ。筆者作の光の翼はアレに比べるとずいぶんモッサリしていますが、読者の皆様からいただいたコメントや姉の助言などを盛り込んだ、みんなで作った思い出の品なんです。右下に何か写っていますが、気にしないで下さい(汗)。


 MGの説明書の写真と見比べてみると、やっぱり気まずいです(笑)。それだけに、MGを組み立てるのが楽しみですわぁ♪

 ――ところでオッサン、ユニオンフラッグはどうなったん? ←ウェザリングやってます(汗)。

リミテッドモデル リーオーカスタム(後編)

2007年10月17日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 リーオーの話の続きです。なぜかキットの商品名は「リーオーカスタム」になっています。これについては過去の記事を読んでいただくと良いと思うのですが、結局なぜ「カスタム」が付いたのかはいまだに不明です。両肩にキャノンが付いた指揮官機ならともかく、素のリーオーなのに…。

 昔作ったリーオーはこんな感じです。当時はラッカー系塗料や缶スプレーが使える製作環境でした。
 

 キットのプロポーションは設定画と比べるとやや細いですが、劇中のヤラレメカとしての活躍を考えるとちょうど良い感じでしたので、大掛かりな改修はせずにディテールアップにとどめました。
 ・一体成型されている胸のロールバーを削り取り、1/100トールギスを「トールギスⅢ」で組めば不要パーツになるトールギスⅠ/Ⅱのシールド裏のグリップを加工して接着。
 ・成型の都合で省略されているヒザの丸4つを再現。スネ正面のマウントラッチを凸モールドから凹モールドに変更。
 ・接地性が悪いので、足の裏を斜めにカット。
 ・一体成型の肩アーマー・足首アーマーを別パーツに見えるように削り込み。
 ・手首を「Vガンダム武器セット」のモノに手の甲アーマーをプラ板で追加したモノと交換。Vガンダム武器セットの手首はリーオーにはちょっと小さいですが、しっかりしたモールドのカトキ指であるため使いました。

 本体色の塗装は缶スプレーのダークグリーンです。劇中ではもっと薄いグリーンなのですが、缶スプレーではちょうど良い色が他に無かったもので…(汗)。今ならタミヤスプレーの「TS-78フィールドグレイ」が使えると思います(ノンシンナー環境下の筆者には無理ですが)。左肩の番号、右肩のマーキングには某MGキットのドライデカールを使っています。昔からのガンプラモデラーの方には何を使ったのかバレバレのマーキングですねぇ(汗)。


 股間のバーニアや脚付け根にはジャンクパーツを貼ってディテールアップしたのですが、他の部分と比べるとアンバランスです(汗)。

 一般的な武装である105㎜ライフルは銃口をピンバイスで開口、左手で持つグリップを削り込んで設定どおりの形状にしました。針金で作り直した方が早かったかも…。


 頭部は省略されているディテールを彫り込みました。
 
 ライフルの構え方はカトキ氏のこだわりで、ザクのマシンガン両手持ちとは違うポーズになるように工夫されています。
 背中の中央にある丸いパーツは、うつ伏せに倒れた状態で行動不能になった場合(胸正面のハッチが使えない)の非常用ハッチだそうです。第1話でゼクスが使用したリーオーにはこの部分に被せるようにパラシュートパックが装着されましたが、万が一の時にはコクピットがリーオー本体からパラシュートごと外れるようになっているのかもしれません。実に良く考えられたデザインだと思います。トールギスの長距離移動用のブースターに付く居住ブロックも、確かこの丸い部分に被さるように取り付けられていたと思います。


 なんだかんだいっていたら、本格的にまたリーオーを作りたくなってしまいました。今度作る時は設定画寄りの力強いプロポーションにしようと思っています。試しに写真の左半分を画像加工でいじってみました。肩球&肩アーマーを大型化(肩球はメリクリウス/ヴァイエイトのモノを流用。これに伴い肩関節軸の位置を変更)。上腕をひと回り太く。太ももを幅増しして太く…
 あ、でもVガンダムの武器セットがまた必要になってしまう…(汗)。まだ売ってるかなぁ…。 


リミテッドモデル リーオーカスタム(前編)

2007年10月15日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 「ガンダムW(ウイング)」ネタつながりで、昔作ったリーオーを格納庫から引っ張り出してきました。

 筆者はこのリーオーというMSが大好きなんです。劇中でワラワラと大量に現れては、圧倒的な強さを誇るガンダム達に真っ二つにされたり蜂の巣にされたりという見事なやられメカっぷりです。
 やられメカである一方、「ガンダムW」の世界では最も普及したMSとして各陣営で使われているため、登場回数は非常に多いです。MSの操縦技術を持つメインキャラのほとんどが搭乗経験のある機体で、しかも敵側のザコMSであるにも関わらず主人公側キャラが乗ることもあるという、ガンダム史上でも珍しいMSです。
 

 カトキハジメ氏によるデザインは非常に地味かつ合理的なモノで、それまでのガンダムシリーズのザクを始祖とする一連の敵MSとは全く違うデザインになっています。設定画を最初に見た時、筆者は「何、この宇宙服みたいなヤツは(汗)」と思いましたが、よくよく見ると非常に味のあるデザインで飽きが来ないです。
 余談ですが、番組開始前には「リィオゥ」と表記されていたのがなんとなく中国語っぽい名前だなぁと思っていました(笑:「ガンダム00」のティエレンが「鉄人」の中国語読みであるのは、何か関連があるのではと妄想しています)。実際には獅子座:「LEO」から取ったネーミングなんですけどね。
 ガンダムのライバル機(?)である高性能MSトールギスを縮小・簡易化した機体であるため、トールギスと共通点の多い(というか、基本はほとんど同じ)デザインですが、西洋の甲冑のようなトールギスと違い、現代の歩兵のような姿をしています。この描き分けは見事です。
 従来のザク的な敵MSとは違うデザインということで人気の方はあまり無いとは思いますが、根強いファンもわりといるのではと思います。

 番組放映当時はキット化の機会に恵まれなかった本機ですが、後に「リミテッドモデル」という簡易インジェクションキットとして1/144スケールで発売されました(「リミテッドモデル」シリーズについては、別の機会に…)。通常のガンプラと違い、かなりクセのあるキットでしたが、発売された時はリーオーのキットが手に入るということで、とてもうれしかったです。

 おっと、話が長くなってしまいました(汗)。でも、当ブログでリーオーの話をする機会は「MGでトールギスが発売されて、そのバリエーションキットとしてMGリーオーが出る」という奇跡でも起こらない限り、そうそうあるものではないと思いますので、この際ですから前後編に分けてでも語ってしまいますよ!


 これはティエレンの設定画を見て「地味な敵側陸戦用量産機」の魅力を痛感し、何年かに1度の周期で巡ってくる「リーオー作りたい病」が再発してしまったので、こないだスピードグレードのウイングと一緒にミドリさんで買ってきたモノです。リミテッドモデルシリーズの箱はフタを上にパカッと開けるタイプではなく、横をサクッと開けるタイプの箱です(←分かりにくい…)。

 10年以上前のキットである上に、再販の可能性が極めて低いキットですので、ご存知でない方もいらっしゃると思います。どんなキットかといいますと…。
 

 プラ製ランナーは2枚、パーツ数31(不要ポリキャップ除く)というシンプルなキットです。ポリキャップは1/144ガンダムWシリーズと共通のモノです。水転写デカールが付属します。価格は800円。これは当時の1/144スケールガンプラ(500円クラス)と比べても、パーツ数も色分けも可動範囲もかなりツラい内容でしたが、ポリキャップ不採用・半固定ポーズのモノが多かったリミテッドモデルの中では充実した内容でした。

 
 写真左:ボディーの背中側のパーツの裏側です。パーツの肉厚がスゴくて、ほとんどカタマリです。このキットは開発期間を短くするために、通常のプラモデルの開発工程とは違い、原型師さんが作った原型を元に金型を造ったもので、レジンキャスト製のガレージキットに近いものなんです。パーツの雰囲気も、プラモデルと同じスチロール樹脂で出来ている以外はレジンキャスト製キットのパーツとソックリです。このキットのプラスチックには空気が練り込まれているそうです(プラの節約&ヒケ防止のため?)。そのため、関節軸の強度には不安があります。
 写真右:関節の可動性能は決して高くないのですが、ヒザ関節は可動させにくいデザインであるにも関わらず、良く曲がります。




 昔作ったモノ(左)とキットパチ組み(右)との比較。製作の詳細については後編でお送りします。 

 
 
 

「Gストーン」風エンブレム

2007年09月16日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 新劇場版エヴァの製作がようやく脚にさしかかったのですが、思わぬ苦戦で予定よりも進みませんでした(汗)。う~ん、困った。 
 先日、組み立て中のエヴァ初号機に「ヘル&ヘヴン」ポーズを取らせたのですが、そこで思い出したのが…

 これです。10年ほど前、「勇者王ガオガイガー」放映当時に作った「Gストーン」の飾りです。
 「ガオガイガー」って、テレビで観る前は「お子様向け」のイメージが強かったのですが、10話目あたりで実際に観てみると「うおおっ、めっちゃ面白いやん!」でした。可愛らしい登場人物の絵柄と重厚かつシャープなメカ描写とのギャップも良かったですし、毎回飽きさせない展開も見事で、結局最終回までダレることなく観続けることができました。今でも好きな作品です。
 GGG(地球防衛勇者隊)のスタッフや勇者ロボたちの熱い戦いは、筆者も観ていて熱くなりました。で、ついつい作ってしまったんですよ(笑)。

 まずビデオを静止画にして図面を描き、黒とクリアーグリーンの3ミリ厚アクリル板を買ってきて、Pカッターで6角形に切り取りました。アクリル板は非常に硬いので、手がヘロヘロになりました。
 次に、6角形の各辺を斜めにカットしていきました。最初は宝石職人の気分でしたが、実際の作業は目立てヤスリでゴリゴリと削っていたので、これまた手はヘロヘロで…(汗)。しかも一定の角度をキープし続けなければならず、長く苦しい戦いでした。しかし、これぐらいでへこたれていては勇者にはなれません(笑)。
 斜めカットの作業がヤスリから耐水ペーパーに移行し、最終的にコンパウンドで表面を磨き終えた時の達成感はかなりのモノでした。

 クリアーグリーンの石の内部で光る「G」の文字を中心としたディテールは、台所用のアルミテープを切り貼りしたモノです。当時は「ラピーテープ」の存在を知りませんでしたから…。

 正面から見たところ。けっこうズレたり歪んだりしてますねぇ(汗)。
 黒い台座部分とグリーンの石部分はエポキシ系2液混合タイプの接着剤で貼り合わせました。気泡が入りそうになったりニオイが独特だったりで、なかなか手ごわかったです。


 裏面にはゴム磁石のシートを貼り付け、鉄製品に貼り付けられるようにしました。車のボンネットに貼り付けることもできますよ♪


 画像加工の力を借りて発光させました。今、新しく作るとしたら、クリアーグリーンのアクリルの裏に「オーロラ折り紙」を貼ったり、文字部分にラピーテープを貼ったり、台座との接着に透明両面テープを使ったりするでしょうねぇ。
 でももう作りません。ヤスリが1本、パァになりますからねぇ…(汗)。  

UOギャン・カスタム

2007年05月26日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 エプロンさんの所にプライズ完成品フィギュア、リアル頭身の「ナイトガンダム」についての記事が出ています。これがまたカッコ良いんですわ! 筆者は西洋騎士の甲冑系デザインも好きでして、MSでいうとギャンとかR・ジャジャとかトールギスはかなり好きな部類に入るんです。


 このギャンは数年前に作ったモノですが、以前記事に書いたドワッジ改・トローペンと同様、塩ビフィギュア「アルティメット・オペレーション」を改造したもので、ゲルググキャノンとドムをベースに作ってあります。脚が妙に踏ん張ったポーズですが、ベースになったゲルググのポーズのままです。


 「もしギャンが次期主力MSの開発コンペに勝っていたら」という非常にありがちな設定で、元デザインの装甲が弱そうな部分を強化したイメージでデザインしてあります。


 シールドは、本当はミサイルシールドを持たせたかったのですが、流用できるモノが無かったので、MSイン・アクションのトールギスのモノを流用してあります。


 カラーリングはオリジナルなんですが、ノーマルとあまり変わりませんねぇ(汗)。


 次期主力MS開発コンペにはビームライフルも間に合ったということにして、ヤリ状のビームライフルも持たせてみました。


 このギャンの完成後に発売された製品版のギャン(左)と。筆者のギャン、太いです(汗)。

 今日も都合により、これにて失礼します…。

A級ヘビーメタルの装甲って?

2007年02月12日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 今日は近所で早くもウグイスが鳴いていました。いつもは4月に入ったぐらいに鳴き始めていたと思うんですけどねぇ…(そういえば去年のウグイスは夏に入っても鳴いていました:!)。ウグイスの鳴き始めって、まだ鳴き方に慣れていないので自信なさげな感じがしてとてもカワイイです。

 さて、今日はバクゥの脚の接着剤の乾燥待ちをしている間に、次ネタ「R3 エルガイムMk-Ⅱ」の下準備をしておこうと思います。
 「重戦機エルガイム」に登場するロボット「ヘビーメタル」には、A級とB級のクラス別があり(B級の下には「マシンナリィ」という小型のマシンもいます)、指揮官クラスが乗る高級なA級ヘビーメタルと、一般兵が乗る廉価版のB級ヘビーメタルという描写が劇中において明確に描かれていました。
 A級ヘビーメタルは、アニメの作画においても独特な雰囲気がありました。この辺の話は「異星人のメカの表現方法」の話でも書きましたが、A級ヘビーメタルの装甲はツヤ有りでメタリックなんです。
 物語前半のボスクラスA級ヘビーメタル「オージェ」の装甲は純金でコーティングされているという話を聞いた時はビックリしましたし、「ホビージャパン」誌でMAX渡辺氏によるフルスクラッチ1/100「バッシュ」を見た時も衝撃が走りました。「か、カッコエエ…!!」
 今回はその衝撃をお伝えすべく、画像を用意しました。そのまま転載するのはマズいので、イメージ画像ですが…。

 「ホビージャパン別冊 重戦機エルガイムvol.1」のMAX渡辺氏による「1/100フルアクション オージェ」のイメージ画像です。おそらくアニメのロボットのメタリック塗装の最初期の作例だと思います。


 同じくMAX渡辺氏によるフルスクラッチ「1/100 バッシュ」のイメージ画像です。見事なメタリック塗装!!

 A級ヘビーメタルのうちの数体は、永野護氏による設定画でもツヤ有り表現がなされていました。

 上の画像はウェーブの「エルガイム設定資料集」のカラーページの、これまたイメージ画像です。明らかにツヤ有りのハイライトと影が入っています(現在では当たり前のように入っている表現ですが、この当時は新鮮でした!)。これを見るとツヤ有りメタリックに塗りたくなりますよねぇ!

 さて、エルガイムMk-ⅡもA級ヘビーメタルに分類されている機体なので、メタリックにしたいものです。以前マニキュアの話で少し実験したマニキュアを試す時がやってきました!
 → 
 写真左は、真ん中辺りにうっすらとマニキュアを塗ってしまっていますが、キットの薄グレーの成型色です。これにマニキュア(「L.A.girl」の「シェアーエクスタシー(300)」を塗ったのが右の写真です。写真では分かりにくいですが、光が当たった所だけ赤紫色に光ります。均一に塗るのがちょっと難しいかも…(汗)。
 オレンジ色の部分は「ネクター(109)」を塗った状態です。眉間のクリアー部分に塗る予定ですが、キットのクリアーオレンジパーツの色に近い感じでラッキーでした。


 別のマニキュアも試してみました。ダイソーのマニキュアです。おせち料理に入っているクワイのような形のビン入りのモノです。かなり粘度が高くて、薄く塗るには薄め液が要りそうです。色はハッキリと紫色になります。筆者が最初に見たエルガイムMk-Ⅱは、プラモの箱の中のチラシに載っていたカラー設定画だったのですが、その時の色はこんな感じの紫色でした。
 実際のMk-Ⅱは「薄いグレー」というか「薄い水色」な感じの色で、紫のイメージはあまり無いんですねぇ…。

 実際にマニキュアをランナーの切れ端に塗ってみると、やっぱりニオイがキツい! 実験だけでかなり頭がクラクラしました。Mk-Ⅱの装甲全てにマニキュアを塗るとなると、相当しんどいなぁということで、使用を断念しようと思っています。マニキュアで塗ると、せっかくの繊細なモールドが埋まってしまうかもしれませんし…。
 そういえばMk-Ⅱの作例で、ツヤ有りメタリックに塗られたモノって見たこと無いんですよ。1/100フルアクションモデル発売以前にMAX渡辺氏がフルスクラッチした作品も…

 ツヤ消しのグレーでした。
 今回のR3キットの塗装指示も「紫がかったグレー」ですし、成型色もグレーです。数年前に発売された「HGエルガイム」や「HGオージ」がパールフレーク(?)が混入された特殊な成型色だったのに…?

 ひょっとしたらエルガイムMk-Ⅱはツヤ消しなのかもしれません。Mk-Ⅱは正規軍のヘビーメタルを反乱軍が強奪して改造した機体なのですが、反乱軍の台所事情を考えると、フラッグシップになる機体に塗るモノとはいえ、質の良い塗料を使ったとは想像しにくいんです。真相はどうなんでしょうねぇ…。

ロッソ1/43 アンフィニRX-7

2007年01月31日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 少し前にコメント欄でクルマの話で盛り上がったので…

 昔(15年ぐらい前?)作ったロッソ製1/43スケールのアンフィニRX-7を引っ張り出してきました。
 ロッソというとご存じない方も多いと思われるメーカーですが、10数年前に存在した、主にクルマのプラモデル&完成品を製造していたメーカーです。精力的に気合いの入った新製品を出していた新興メーカーだったのですが、数年間でつぶれてしまいました(泣)。
 ミニカーの標準スケールである1/43(だいたいモデルの全長が10センチぐらい)でプラモデルを出していた珍しいメーカーで、非常に気に入ってました。筆者はこのメーカーのキット&完成品でR32スカイラインGT-R、NSX初期型、そしてこのアンフィニRX-7の3台を現在でも所有しています(プラモだから可能なそうそうたるラインナップ:笑)。

 RX-7の実車の解説についてはいろんなサイトで詳しく取り上げられていると思いますので、プラモ界での話を少し…。
 3代目RX-7・FD3Sがデビューしてしばらく経った後、3社のプラモデルメーカーから立て続けにキットが出ました。自動車プラモ業界が非常に寂しい近年では考えられない展開です。
 デフォルメの効いたタミヤ、シャープなアオシマ、そして実車にいちばん雰囲気が近いロッソという、3種類の1/24キットが選べたのです(ハセガワからは1/12キットも出ました)。筆者はロッソのキットが好きでした。
 そのロッソから1/43でRX-7が出る! という情報を聞いた筆者は小躍りして喜びました。GT-RやNSXで、出来の良さは確認済みでしたから。

 購入してタミヤの缶スプレーで車体を塗装、1年ほど放置して(笑)塗装面を耐水ペーパーとコンパウンドで磨きまくり、実車の縮尺というよりもミニカー的に仕上げました。

 磨く前にボディーサイドの下半分だけマスキングしてスプレー塗装の凹凸を残し、「サイドシル耐ピッチ塗装(走行中に小石がボディーの塗装面に当たってもダメージが少ないようになっている塗装)」を再現したり、灯火類の透明パーツの裏にアルミテープを貼ったりと、当時としてはかなり気合いを入れて作りました。


 エポック社製エムテックミニカーのRX-8と並んで記念撮影♪

 RX-7、非常に車高が低いです。

 ほぼ定員2名状態のRX-7と大人4人が乗れるRX-8とでは、かなりプロポーションが違うのが分かりますねぇ。

 さて、RX-7は何度も小変更を繰り返し、デビュー後10年でついに最高出力280馬力のパワーを得ました。その際、微妙に姿が変わりましたので、参考に…

 インターアライド製1/24ダイキャストモデルカー「オートプロショップ」のマツダRX-7後期型です。なんかカー用品店の中のような光景の写真ですが、これはミニカー本体に交換可能なオプションパーツ(内外装&タイヤ・ホイール)が一式セットされたコンパチ仕様の豪華な商品なんです! 現在入手可能なFD3S後期型の模型の中では最高の出来だと思います。


 最初期型と後期型の違いです。外見的には空気取り入れ口の開口面積110パーセント拡大、灯火類の大型化、ナンバープレート取り付け部変更などにより、シャープなイメージになりました。

 タイヤ&ホイールは280馬力に対応するためにサイズアップされています。

 実車でいちばんよく見るアングル(笑)。リアスポイラーは角度変更式の大型のモノになりました。実はこの2つの間に、飛行機の主翼っぽい中期型のリアスポイラーも存在しますが、あまり見たことがありません。また、中期型以降はテールランプが丸型に変わりましたが、模型では分かりませんねぇ(汗)。

 う~ん、やっぱりカッコイイゾFD3S!! 実車オーナーのザクレロ001さん、大事に乗ってあげてくださいね!

 

 

1/700(?) ミグ31ファイヤーフォックス

2006年12月23日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 ミッチーさんのブログで限定ゾイドの「ファイアーフォックス」のレビュー記事が出ていたので…。

 1980年代、映像(しかも実写)の世界では現在の目で見てもカッコイイ架空のメカが大暴れしていました。
 映画「ブルーサンダー」やTVドラマ「エアーウルフ」の戦闘ヘリコプター、同じくTVドラマ「ナイトライダー」のドリームカー「ナイト2000」、そして今回のネタである映画「ファイヤーフォックス」のステルス戦闘機などなど…。
 それらは映像中で魅力的な活躍で描かれ、シャープなデザインがその魅力をさらに高めていました。若い頃の筆者はこれらのメカで興奮しまくっていました…。
 「メガフォース」も80年代でしたっけ? あと「ロボコップ」も…。

 特に気に入っていたのが「ファイヤーフォックス」です。クレイグ・トーマスのスパイ小説「ファイア・フォックス」を、クリント・イーストウッドが監督・主演で映画化したもので、「日曜洋画劇場(だったかな?)」で初めて観た時にのめり込みました。
 アメリカとソビエト連邦が冷戦時代の真っ只中の頃…西側諸国はソビエトがとんでもない性能の戦闘機を開発したとの情報をキャッチします。この問題を解決する方法は――簡単明瞭、1機盗み出すこと! かくして1人のパイロットが無茶な任務のためにソビエトに送り込まれたのでした。
 前半、主人公ミッチェル・ガントがソビエト軍基地の格納庫にたどり着くまでの地味でスリリングな潜入劇から、ミグ31を強奪し、エンジンを噴射する轟音と共にストーリーは一気にスピーディーで爽快な逃走劇に変わります。音楽も後半はメインテーマ曲が多用され、ワクワク感を盛り上げています。
 現在のようなCGが無かった時代なので、部分的には今の目で見るとショボい部分もありますが、とにかく燃える1本です。

 この映画のミグ31・ファイヤーフォックスは、最高速度マッハ5以上、アンチレーダーシステム(「ステルス」という言葉が使われていなかった時代です)、思考誘導装置(話のオチにつながる重要アイテム)、後部防御兵装というスペックを表現するために、当時のソビエト戦闘機とはかなり雰囲気の違う姿をしていました。
 何というか、かなりSFチックなのです。平面構成の機首は、当時「ハリボテ丸出し」と評されたようですが、実際のステルス戦闘機F-117を見た後では非常に強い説得力があるとの評価に変わりました。
 機首に可変式のカナード翼(劇中で1度だけ角度が変わるシーンがあります)が装備されている三角翼のフォルムは戦闘機というより爆撃機のようなプロポーションでした(ソビエト版コンコルド、超音速旅客機・ツポレフTu-144にも似ています)。メチャクチャカッコエエです。

 現在のように映画に登場するメカがトイとして発売されることの少なかった時代ですので、「うお~カッコエエ! 立体物が欲しい~!」と思っても、何もありません(後に海外のガレージキットが輸入されましたが)。
 ならば作るしかない!

 当時、筆者は非常に小さな模型にハマッていまして、特に1/350や1/700スケールの航空母艦の別売り艦載機(安くてタップリ入っている)が好きでした。
 そこで、手軽に作れる(ような気がする)1/700スケールで作ることにしました。
 実際のファイヤーフォックスのサイズが分からないので、ミグ25よりデカいだろうと想像してサイズを決め、2ミリと3ミリのプラ角材と0.5ミリプラ板を削りだして作りました。
 資料は「日曜洋画劇場」を録画したビデオしかなく、一時停止をするとテープが伸びるという恐怖感から、動いている姿を目に焼き付けて思い出しながら作るという方法を採りました。アバウトですねぇ(笑)。

 スタンド代わりにしている真鍮線が太さ0.5ミリです。ちゃんとインテークも作っています。

 左右鏡対称にするのがしんどかったです(汗)。

 機体裏面。エンジン(ツマンスキー・ターボジェットエンジン)のノズルは2ミリ丸棒です。


 サイズが分かりやすいように、「ガンダムマーカー スミ入れ用」との比較写真です。よくこのサイズで作ろうと思ったなぁと、オッサンになってからこれを見るたびあきれています。若気の至りですねぇ…。

 劇中では機体色がシーンによってコロコロ変わる(格納庫ではガンメタ、飛行シーンでは無塗装金属色、氷の上に着陸した時はツヤ消し黒)ので、仕方なくタミヤのペイントマーカーの「クロームシルバー」で塗りました。

 完成から20年近く経っていますが、劣化した様子はありません。プラスチックって丈夫ですねぇ。 

 さて、今日は昼からMGストフリ買いに行きますよ~!

第2秘密工場、操業開始! ネイルアートの店に行って来ました

2006年12月03日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 姉が外出から帰ってくると、何やら興奮した様子で筆者を呼びました。
 「おみやげあるよ~♪」
 食べ物かなぁと思ったら、意外なモノでした。

 「あんたが言うてた色のマニキュアあったで」

 先日のホビーショーで「R3 エルガイムmkⅡ」の発表があって以来、筆者はA級HMの装甲の質感表現についていろいろと考えていましたが、メタリックやパールの表現にはどうしてもエアブラシや缶スプレーを必要とするものばかりでした。
 しかし、「模型業界以外にもメタリックやパールを表現するものはたくさんあるはず。特に手芸とか化粧品関係にはそういうのが多そう」と思いました。あと、「小学生くらいの女の子が使いそうなグッズで、塗るだけで均一にパールの色が付いて、しかも無害!というのがあればなぁ…」とか…。
 筆者は何の気なしに「ニオイがないマニキュアってあるん?」と姉に聞きました。
 姉からは「子供用のマニキュアってあったかも?」という返事でした。「いっぺん店で見てこようか? どんな色?」
 筆者はさっそく油性マーカーでエルガイムmkⅡの基本色2色を紙に塗り、姉に見せました。
 「こんな色やったら、確かあったと思う…」

 姉はその事を覚えていて、ショッピングモールに行った時にネイルアートの店でマニキュアを買ってきてくれたのでした。ありがと~!

 さて、さっそく白いランナーに試し塗りをしてみました。

 写真では色とか質感が伝えられないのが残念ですが、使用感も色の具合も上々です。特に右側のメタリックな色はギラッとしていて印象的です。
 マニキュアの特性により、ハケ塗りでもあまりムラが出来ません!

 姉が買ってきたのは「L.A.girl」というメーカーのモノで、3本セットで300円というワゴンセールになっていたものでした。14ミリリットル入りでこれは安い!「気に入ったんやったら、明日行ってきたら? もう残り少ないから…」

 …行ってきました。筆者は手芸店にもよく出入りするので、「男一人で女の人用の店に入って行く時の気恥ずかしさ」というのには耐性があります(汗)。すんなりと店に入っていきました。
 店員のキレイなお姉さんに事情を説明すると、いろいろ親切に教えてくれました。
 店内をゆっくり見回っていると、「そのままプラモに使えるようなモノばっかりやん!」と思うぐらい、使えるモノの宝庫でした! 「ラッカーシンナー」「エタノール」「レジン」「プライマー」! まさにそのまんまです。
 特に、透明の液体(樹脂のようです)を筆で爪に塗って、パステルカラーの粉をかけると立体的なモノになるというモノがあり、「これは面白そう!」と思いましたが、今のところ具体的な用途が思い浮かばなかったので棚に戻しました(笑)。
 あと、ラインストーンという宝石のような装飾品が、モノアイとかに使えそうでした。しかもビーズ関連のモノよりも精度が高く、プラモ向きだと思います。裏にメタリックシートが貼られていて(メッキかも)、キラッと光ります。他にもラメとかスパンコールみたいなモノが…!

 他の分野にもプラモに使えるものがたくさんありますねぇ! 店のお姉さん、ありがとうございました。また行きます。

 さて、プラモ的にウマ味のありそうな色を(カッコ内は色の番号です)…

 「ダークグレイ(246)」いわゆる「ガンメタ」です。

 一目で気に入ったマイカ(雲母粉)系の青「ブルーベルベット(137)」。

 「ネクター(109)」。エルガイムmkⅡのオレンジ色に…。

 「プラムフロスト(229)」。ルナマリア機の色に良さそう…。

 「メタリックグリーン(286)」。やや粒子の粗いダークシルバー。ギラ付いているのに重そうな、不思議な色です。BB戦士の武者とかナイトに使えそう!

 「HGUCスターゲイザーガンダム」の光のリングに塗ると良さそうな「スパークリングアプリコット(277)」。クリアーにラメが入った感じです。

 左:「シェアーエクスタシー(300)」、右:「シェアーインパルス(299)」。写真では分かりにくいですが、左が赤紫、右が青紫に輝くパールです。

 マニキュアにはプラモデル用の塗料にはあまり見られないような色が豊富に揃っています。混色は同じメーカーのものなら出来るかもしれませんが、まず実験する必要があるようです。
 マニキュアで塗装といえば、「機動戦士ガンダムF91」の頃のホビージャパン誌で「1/100デナンゾン」をパールシルバーに塗った作例がありましたねぇ。

 今回のマニキュアは、塗る時に一応シンナーっぽいニオイはします。ただ、成分表示には「有機溶剤」は書かれていないし、「健康を害するので換気してください」とは書かれていません。
 人体に直接塗るものなので、特に害はないとは思いますが、ノンシンナー無臭モデリングの当ブログ的には微妙な判定です。
 そこで、今後「ニオうかな?」というアイテムを扱う場合はカテゴリー「第2秘密工場」で取り扱うことにしました。

 「第2秘密工場って、どこ?」…家の外です(笑)。
 

チョロQ ファミリアS-ワゴン改造 「スポルト20中期型」

2006年11月10日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 以前、ゴンの乳母車の記事でチラッと書きましたが、筆者は車については筋金入りの「マツダ派」です。父が昔乗っていた車がマツダの「カペラ」とか「ルーチェ」だったこともありますが、ル・マンでの活躍やバブル期の5チャンネル体制時代(「ユーノス」とか「アンフィニ」という名前の販売店があった頃です)の美しい車体デザインにあこがれてファンになりました。
 免許を取る前の教習所の車がカペラだったことも影響しているかも…。
 日本ではマツダは「安売りの3流メーカー」という先入観を持っている人が多いでしょうが、そんなことはありません。世界一のスポーツカー量産メーカーであり、他のメーカーがあきらめたロータリーエンジン技術を40年も地道に熟成している世界唯一のメーカーなのです。「プロジェクトX」にもやたら出てきました!(笑)

 さて、筆者の現在の愛車は「ファミリアS-ワゴン スポルト20(にいまる)」です。この車、小柄なファミリアに2リッターのエンジンをブチ込んで、そのパワーに対応するために車体を補強し、足回りを固めたというマニアックな車で、非常に気に入っています。現在の「マツダスピード アクセラ」の先祖といえる車です。ボロボロになるまで乗りますよ!
 
 この車が発売された時期のマツダは、バブル期の5チャンネル体制の失敗により会社がヤバくなっていた頃でして、先進的な技術は採用されていません。でも既存の技術の集大成といえる熟成したメカニズムと、上級車種から流用された骨太の車体、多彩なシートのレイアウト変更により大型ステーションワゴンに匹敵する使い勝手など、筆者の好きなモビルスーツ、ゼク・アインに通ずるものがあると勝手に思い込んでいます。

 実はこの世代のファミリアはデビュー当時、前バンパーの部分がニヒルな笑みを浮かべたような形になっていまして(下の写真を参照)、ちょっと残念だったのですが、しばらくして追加されたスポーツモデルの「スポルト20(初期型)」では改善され、マイナーチェンジ後(中期型)は現在のアテンザ以降のモデルのプロトタイプと呼べるような精悍なデザインの顔つきになりました。後期型スポルト20は灯火関連が変更され、「スポルト20スペシャル」と呼ばれていたかと…。
 発売時期は「ZEHI!」(個性派かぶり物系俳優・唐沢寿明氏の「是非!」コマーシャルです。覚えてますかぁ?)の頃の車ですが、心は「ZOOM-ZOOM!!」です!

 濃い話が長くなりました。ファミリアS-ワゴンはプラモデルもミニカーも発売されておらず、唯一発売されていたのがタカラ(現・タカラトミー)のチョロQでした。しかもノベルティーグッズとしてマツダが配るために作られたものの一般販売版らしいです。
 このチョロQは発売された時期もあって、前期型(ノーマル機種)です。筆者が欲しいのは自分の愛車であるスポルト20(中期型)ですが、発売されることはありませんでした。そこで改造です。

 比較的顔つきの似ている「マツダ・プレマシー(初代)」の顔面を移植し、「似てると思ったら、全然違うやん!」と泣きながらエポキシパテで修正しました。
 車体の各部にはプラ板で地味目のエアロパーツを追加して実車のスタイリングを忠実に(?)再現、自分の愛車の色に近い色で塗りました。この色、「イノセントブルーマイカ」という色で、3代目RX-7が280馬力になった時のイメージカラーでした。

 無改造、リペイントをしたノーマル(赤)との比較です。







 プレマシーのパーツのおかげで、マツダの「カモメマーク」もしっかり入っています。

 実は、塗装後にプレマシーから移植したボンネットの接合部分と、屋根の穴を埋めた部分がヒケてきて恥ずかしい仕上がりになっているんですが、幸いにして写真では分かりませんねぇ(ほっ)。

 チョロQのホイールはギンギンのメッキなのですが、ツヤ消しクリアーを吹いたら、程よい感じのアルミっぽい色ツヤになりました。これはオススメです。筆者は今は缶スプレー使用不可なので使えない方法ですけどねぇ。
 あと、最近のチョロQは中のゼンマイが丸見えなので、窓を裏側から濃いグレーで塗っています。これもオススメです。

 トヨタとか日産とかホンダとかはいろんな車種がミニカーで出たりしていますが、マツダの場合、ロータリー車種かロードスターぐらいしか出ていないのが非常に寂しいです(最近はマシになってきていますが)。いつかコイツのミニカーが発売されないかなぁ…と思っているオッサンでした。

1/144バトルモビルスーツコレクション Vガンダム

2006年10月10日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 MGクロスボーンガンダムX1を組み立てていると、サイズやデザイン、コアファイターなどからVガンダム(正式名称「ヴィクトリー」タイプ)を連想してしまいます。MGでVガンダムが出たらこんな感じかなぁと、ワクワクしますよ!
 ぜひクロスボーンと同じ設計者の方でお願いします、バンダイさん! もちろんカトキ氏の監修でですよ!(カトキ氏のデザインなのにカトキ氏の監修が入っていないMGマスターガンダムやPGウイングガンダムゼロカスタムは、カトキ度が低かったですからね!!)

 で、Vガンダムの話が出たところで、お恥ずかしながら昔の作品を引っ張り出してきました。現存する最古の完成品です。10年以上前でしょうか。
 

 1/100スケールよりもカトキ氏デザインの再現度が高い1/144のVガンダムです。1/100は、アニメーターの方が描いたと思われる作画用の設定画を参考に作られていて、確かに劇中のVガンダムに似ているのですが、カトキ氏デザインのガンダムは、カトキ氏による設定画&イラストが一番魅力的です(断言!)ので、筆者は1/144の方が好みです。 右の写真がほぼ原寸大(17インチのモニターの場合。他の大きさのモニターなら違うかも?)です。

 このキットは、年少者向けに組み立て簡単な「Vフレーム」と呼ばれる方式を採用しています。従来のポリキャップ方式では、1/144スケールの小型モビルスーツを再現するのは難しいので採用された方式で、ポリパーツで構成されたフレームに装甲パーツを組み付けていくようになっています。小さいのに腰アーマーは独立可動、足首は2重関節となっています。
 また、ランナーにVフレームを組み付けてからもう一枚のランナーを貼り合せると各部のブロックが完成するようになっていました。
 さらにスタンドが付属(スタンドの角度は2種類が選べました)、スタンドに取り付けられる背景用のパネルも付属していました。
 またVガンダムやガンイージでは、HGグフカスタムの何年も前に足首のパーツで「パーツを上に積み上げていく方式のパーツ分割」が採用されており、合わせ目が出ない上に足の裏が再現(肉抜き穴はありますが)されていました。

 年少者用の演出により、チープな印象があるものの、その実体は最近のキットの内容を先取りしたような先進的なキットでした。

 といっても、スケールの小ささゆえに省略されている部分もありますので、その辺をチマチマといじった記憶が残っています。肉抜き穴をプラ版で埋めまくりました。

 頭部は、カトキ氏による設定画のイメージをできるだけ再現しようと躍起になった部分です。

 スミ入れが汚いですねぇ(大汗)。例によって目が大きすぎるのでプラ板で作り直したり、ヘルメットからマスクを分割したり、各部のエッジを落としたりと、かなり気合いを入れて作ったもんです。
 アンテナはポリパーツなので、仕方なくプラ製のアンテナであるV2ガンダムのものを加工して使いました。
 胸部はコアファイターの分割ラインをスジ彫りしてあります。
 両肩のマーキングは、当時出ていた「MSVハンドブック」の付録シールです。


 腕部は肩のポリ製ボールが削れてユルんだり、ヒジ関節が設定と違ったりと、出来の良いキットの中では不具合が多い部分ですのでかなり手を入れました。肩の中にウェーブのBジョイント(小)を入れ、上腕を分割して回転する部分を変更(ヒジのポリパーツの軸に穴を開け、Bジョイントの軸を差し込んであります)、ヒジ関節内側をプラ版で隠してあります(あ、写真では上腕のパーツの向きが逆になってる~:汗)。この改造で、ビームシールド発生器は展開できなくなりました(泣)。

 その他には、手首は「Vガンダム武器セット」に付属の出来の良いものを、ビームライフルはシャープなモールドの「1/144ガンイージ」のものをそれぞれ流用しています。

 当時はラッカー系塗料や缶スプレーが使用できたので、塗装はその頃のグンゼ(現:GSIクレオス)の新製品、キャラクターカラー(「キャラクターブルー」とか)の缶スプレーを使用しました。
 スミ入れは発売されたばかりの「ガンダムマーカー・スミ入れ用グレー」を使ったところ、はみ出した部分をふき取ろうとしても、インクがラッカー塗料の塗膜に染み込んでしまい失敗に終わりました。
 仕方なくエナメル塗料のジャーマングレーでスミ入れしましたが、ふき取りが上手くいかず汚いですねぇ(大汗)。

 18メートル級MSとのサイズ比較。

 小さいのに脚長い!! 最近の小・中学生みたいですわ(笑)。 
 

 スタンドに取り付けて飛行姿勢。スタンド写ってませんが…。足、切れてるし…(汗)。
 このキット、「機動戦士Vガンダム」の作品自体が中途半端な時期に放送された(昔のガンダムファンの多くは別の生活に入り、現在のSEED世代は「ガンダム」を観る年齢ではない、もしくはまだ生まれていない時代ですから…)作ったことのない方も多いとは思いますが、売ってたら一度作ってみてください。面白いキットですよ!

UOドワッジ改・トローペン

2006年09月20日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 ホビーショップ ミドリさんのエプロンの人 模型製作日記で、懐かしいモノを見たので、こちらも格納庫から昔作ったものを引っ張り出してきました。

 バンダイ/ボークス(フュージョンワークス)の食玩「アルティメット・オペレーション」の初期~中期にかけての時期、エプロンの人さんと筆者とで某ファンサイト(残念ながら閉鎖されたようです)に投稿していました。当時、というかつい1ヶ月ほど前まで筆者はデジカメを持っていなかったので、撮影から投稿までエプロンの人にお世話になっていて、いやホンマにその節はどうもありがとうございます…m(- -)m。
 その当時の画像から…

 あら、画像が小さい(汗)。傑作ぞろいとの評判だったシリーズ第4弾の中のドム・トローペンを改造した「ドワッジ改」です。これは肩アーマーがノーマル状態の第1形態。その後、連邦軍から奪取したパーツで肩に熱核ジェットエンジンを搭載した第2形態になります(公式設定から想像したオレ設定)。製作当時はラッカー系塗料が使用可能でした。


 第2形態。またしても画像が小さいですが…。連邦軍からパクッたという設定のビームバズーカは、作ろうとした時に「武器セット」が発売されるとの情報を聞き、あっさり「その武器セットのビームバズを持たせるか…」ということに……。ドワッジ用ジャイアントバズも作ってたんですけど、いまだに完成してません(汗)。
 とりあえず投稿用にMMP-80マシンガンとクラッカーを持たせてあります。


 ジオン純正ビームバズーカを持たせた第3形態。やっぱりドム系MSはバズーカですねぇ。


 背面。改造箇所がやたら多かったですわ。前から見たらあんまり変わらんのに…。



 こちらは無改造のドム・トローペン。良い出来です。ポーズもホバー走行のスピード感がよく出ています。

 塩ビ製のフィギュアは、実はプラモデルよりも改造が簡単です(と思う)。脚を何ミリ延長というと、ガンプラの場合はノコギリでパーツを切断して…と、大変な作業になりますが、塩ビ製フィギュアの場合はナイフで切断して、塩ビの切れ端(不要部分などで十分)をはさんで瞬間接着剤で再接着すれば良いのです(接着は必ず瞬間接着剤で行いましょう)。

 パテを盛る場合は、エポキシパテが有効です。プラモデルに使う場合と同様の作業でOKです。

 ヤスリがけは、意外と目立てヤスリが使えます。ナイフで大まかな形に削ってから、目立てヤスリで面をならし、180番~400番の耐水ペーパーで仕上げます。

 塗装はラッカー系塗料を使いましょう(←って、ノンシンナーの話をしているブログでラッカーを薦めても……汗)。ソフトビニール用塗料ならモアベターよ(小森のおばちゃま風に)。
 ただし、前に書きましたが、メタリック系の色を塗った上からクリアーカラーを塗るのはやめときましょう。ベタベタになる恐れがあります。

 プラモデルのパーツを改造パーツに使うのも避けた方が良いでしょう。塩ビに含まれる可塑剤がプラスチックを溶かす恐れがあります。筆者は、不要になった他のフィギュアを切り刻んで流用パーツにしていました。

 このアルティメット・オペレーション改造は、精度をあまり気にせずに改造できるので、気楽に楽しめました。シンナー使用可能な方は、ぜひお試しください。塩ビ製フィギュアはいろんな種類が出回っていますので、ネタは豊富にありますよ。

 ではまた…。