ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

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HGUCジム・カスタム(その2)

2011年03月01日 | 0080・0083・08MS小隊
 前回の記事で書き忘れた、バンダイさんの細かい気配りを…
 
 写真左:足の甲にかぶさる装甲「アンクルアーマー」ですが、同系機であるHGUCジム・クゥエル(写真右側)では左右分割の2パーツ構成になっていたのが、ジム・カスタムでは分割ラインが生じない1パーツになっています。左右両側から別パーツの通称「マルイチ」で挟むようになっているのが良いですねぇ。
 写真右:足の裏のスラスターノズルが足の甲側(?)に付いています。塗り分けがかなり楽になりました♪

 さて、HGUCジム・カスタムの製作記事、今回は足首関節の加工です。結果的には失敗談になってしまうのですが…(苦笑)。

 まずはひざから下を仮組みして、足首関節の横方向への可動範囲を確認します。このキットはHGUCパワード・ジム系列のキットで共通となっている関節パーツを使用しているため、HGUCジム改の時に書いた問題点を抱えています。足首関節の位置が高いため、関節を深く曲げた時に足とすねの位置関係が不自然になってしまいます。残念ながら可動範囲もあまり広くはありません。そのため、カトキハジメ氏が描く設定画のような立ちポーズ(いわゆる「カトキ立ち」)で立たせようとすると、足の裏の外側が地面から浮いてしまいます。

 解決方法としては、キットの足首のボールジョイントよりも低い位置にもう一つ関節を設けるのがベストだと思いますが(ダブルボールジョイント方式など)、面倒くさいのでパーツD5とD7のボールジョイントの軸を根元からいったん切り離して、角度を付けて再接着することにしました。 
 
 再接着する際の接着面をできるだけ広くして強度を確保できるようにするため、軸付け根の四角い部分からエッチングノコギリで切り離します。


 開脚に対応するために、ボールジョイント軸を斜めに再接着します。斜めの角度の基準にするため、四角いブロック状のパーツを足首フレームに接着し、そのブロックを斜めに削ってから軸を接着することにしました。
 HGUCジム改の時と方法を変えたのは、ジム改の足首関節を加工した結果、脚が短くなってしまったことの反省からです。
 作業時間短縮のため、ブロック状のパーツにはコトブキヤさんのMSGプラユニット「P-116 ダクトノズルⅡ」の正方形のものを使用しました。プラ板やランナータグを貼り重ねたブロックでもOKです。


 「ダクトノズル」を足首フレームに接着します。キットのフレームはABS樹脂製のため、接着剤は瞬間接着剤を使用します。瞬間接着剤は位置決めのタイミングがシビアなので、神経を使います(汗)。
 写真右側、黄色い線で囲った部分が「ダクトノズル」です。


 接着剤が硬化した後、ダクトノズルを斜めに削ります。パーツをできるだけ削って、斜めの角度を確保しました。


 斜めに削ったダクトノズルにボールジョイント軸を接着しました。写真の右側が加工後の足首関節です。ボールジョイントの位置の違いにご注目ください。

 
 再び仮組みして、足首の可動範囲と見た目を確認します。
 写真左はボールジョイントを動かさず、加工した足首関節の斜め角度だけで立たせた状態です。足首とすねの位置関係はキットよりも改善されているはずです。
 写真右はボールジョイントを最大限まで横方向に曲げた状態です。斜め45度まで対応できるようになりました。
 
 しかし、ここで問題点が発覚しました…。
 
 足首を大きく横方向に動かすと、すね装甲とくるぶしのマルイチが極端に離れてしまうんです。矢印で示した部分の距離は最大で約7㎜(汗)。マルイチの直径と同じぐらいすき間が開いてしまうのは、さすがにまずいでしょう(汗)。足首全体の印象もスカスカです。


 結局、パーツ取り用に買っておいたHGUCジム改から足首フレームを流用し、ジム改の時と同じ方式で作り直すことにしました。写真左がジム改の時方式です。HGUCジム・カスタムは充分に脚が長いので、足首関節軸が多少短くなってもプロポーションにあまり影響は無いはずです。最初からこっちの方式にすれば良かったのに…(汗)。

 *前回の記事「連邦軍の装備…!?」にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます! また質問ネタを考えておきますので、よろしくお願いします&お楽しみに~♪
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HGUCジム・カスタム(その1)

2011年02月19日 | 0080・0083・08MS小隊
 今回からHGUCジム・カスタムの製作記事を開始します。ジム・カスタムと共通点の多い機体であるジム・クゥエルがHGUCで発売された時(2007年1月)は、すぐにジム・カスタムもHGUC化されると思ったのですが、それから丸4年が経ってからの発売です。しかもHGUCジム・クゥエルとはほとんど共通パーツが無い設計になっています。それにしても、意外と共通点が少ないHGUCパワード・ジム系列キットの関節パーツが使用されているとは、バンダイ驚異のメカニズム!!
 MGではガンダムNT-1アレックスとパーツを共通化することによりジム・カスタムおよびジム・クゥエルのキット化が実現したのですが、HGUCではこれら3機種がそれぞれ別々の設計となっています。面白いですねぇ♪

 後発のキットだけに、従来のジム系HGUCキットにはなかった気配りが随所に見られます。 

 半年ほど前に発売されたHGUCジム改には無かったアキレス腱部分の装甲が、HGUCジム・カスタムでは標準装備になっています(写真のジム改のアキレス腱装甲は筆者が自作したものです)。これがあるのと無いのとでは見栄えが全く違ってきますので、ジム改やジム・ストライカーに流用してみたいですねぇ(全塗装する必要がありますが…)。

 シールドはHGUCジム・クゥエルと同じに見えるのですが…

 実はランナーへのパーツ配置が異なります。ジム・クゥエルのシールドは表面がランナーの表側に成形されていましたが、ジム・カスタムのシールドは裏面がランナーの表側に成形されています。
 ランナーの裏側=パーツの裏側には「押し出しピン」とか「突き出しピン」の跡と呼ばれる丸い凹部(または凸部)があります。ジム・クゥエルのシールド裏面にはこの丸い凹部がいくつもありますが…

 ランナーの表側にシールドの裏面を成形したジム・カスタムの場合は、シールド表面下部の、他のパーツで隠れる部分に押し出しピン跡が集中しています。実にありがたい配慮だと思います。 

 ジム改とジム・カスタムは別系統の機体という設定です。そのためか、関節部に共通パーツが使用されているにも関わらず、プロポーションは大幅に変更されています。実際、ジム改とジム・カスタムの設定画を重ねてみると、ずいぶんプロポーションが異なりますからねぇ…。

 ジム改と比べ、胸部はひと回り小さくなっています。胸部を小型化して脚を伸ばしたことにより、HGUCジム・カスタムは非常に格好良いスタイルになっています。

 スタイルは良くなったものの、基本的な構造は従来のHGUCパワード・ジム系キットとほぼ同じです。パワード・ジム系キットは当ブログによく出てきますので、今回の製作記事は簡単に済ませようと思っているのですが…。

 ジム系のHGUCキットは顔面のバイザー部分が色付き透明パーツになっているのが伝統です。カメラ内部メカの部分を銀色で塗ると透明パーツの見栄えが良くなりますが、ここでもうひと工夫を…。

 上の図は説明書からいただきました。カメラ内部メカの周囲(ピンク色で示した部分)を黒っぽい色の塗料で塗ります。 

 ひさしのパーツの裏側も黒く塗っておきます。
 頭頂部のカメラ部分はあらかじめ黒塗装しておいてから、緑色のラピーテープを貼り付けました。


 クリアーオレンジのバイザー周辺部を黒塗装したことにより、目ヂカラがアップしました。原理は目の周りを黒く塗る化粧と同じだと思います。ガンダムに匹敵するほどの高性能機のはずですから、できれば強そうに見せたいですからねぇ。 

 側頭部のエア・インテークから頭頂部にかけての分割ラインを再現します。
 
 写真左:顔面パーツ裏側のはめ込みピンを切り落とします。
 写真右:いつものトースカン方式(かめっチ式パーツスライサー)で、パーツの接着面から約2㎜離れた位置にスジ彫りを加えました。今回はデザインナイフの刃の反対側を使って彫りましたが、スジ彫りが予想以上に太くなってしまいました。エッチングノコギリでスジ彫りを入れた方が良かったかも…。
 

 ヘルメットの分割ラインのスジ彫りが完了し、頭部の前後パーツを接着した状態です。
 
 
 頭部パーツの接着剤が完全に乾くのを待っている間に、腰前面ブロックの両サイドにあるバーニアノズルを改修します。丸いパーツは径が大きいものに交換すると格好良くなると思います。 
 
 写真左:赤いパーツの両側面に成形されているC字型のモールドを削り落とします。その時、C字型モールドの基部となる四角い凸部もできるだけ低くなるように削っておきます。後で貼り付けるバーニアノズルと可動式のフロントスカートアーマーが干渉しないようにするためです。
 写真右:ノズルにはコトブキヤさんの「MSG」シリーズの中から「丸モールドⅣ」の直径3mmのものを使用しました。

 
 写真左:サイズ的にはギリギリです(汗)。
 写真右:ノズル基部はグレー塗装しておきました。連邦軍のV字型エンブレムはガンダムマーカー「00イエロー(セット販売)」で塗装しました。


 完成した腰部です。


 今回はここまでです。バランスを見るため両肩を仮組みして取り付けましたが、格好良いですねぇ!
 
 *前回の記事にコメントしてくださった剣時さん、薩摩・F・セイエイさん、ASAHIIさん、オイラもノンシンナー派さん、kyourin33さん、俺的解釈さん、ランさん、とぉぉむさん、2011-02-17 20:42:28のUnknownさん、本当にありがとうございます!
 2011-02-17 20:42:28のUnknownさんからご質問いただいた「MSVとかのスカートの縁に貼るようなラインのシールまたはデカールの素材」ですが、筆者も実は悩み中です(汗)。HGUCグフカスタムのスカート縁に白いラインを貼りたいのですが…。切り出しや貼り付けの時に取り扱いやすくて、そこそこ強度があって、しかも曲面になじむシールまたはデカールが理想的だと思います。ハセガワさんの曲面追従シート「ホワイトフィニッシュ」や「橙黄色フィニッシュ」を細切りして貼る予定ですが、どうなることやら…。
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HGUCグフカスタム(その5)

2011年02月09日 | 0080・0083・08MS小隊
 前回の記事「ジオンマーク、なぜ2種類?」には読者の皆様からたくさんの回答をいただきました。ありがとうございます! 資料によっていろいろ解釈は異なるようですが、ドズル・ザビの宇宙攻撃軍とキシリア・ザビの突撃機動軍とを区別するのに2つのマークを使い分けるというのは有効だということが分かりました。これでまたジオン系ガンプラの表現の幅が広がりましたねぇ♪
 コメントをくださった読者の皆様、本当にありがとうございます! m(- -)m

 あと、ご質問いただいたシールの件ですが…

 2003年ごろに「マスターグレード」シリーズのキットを購入すると店頭でシールがもらえるというキャンペーンがありました。上の写真に写っているのは、その時に入手した「MGスペシャルメカニックシール」を温存しておいたものです。 このキャンペーンは、シールの左下にあるクーポンを集めて送ると、抽選でメッキ仕様のパーフェクトグレードガンダムやザクが当たるというダブルチャンスになっていました。
 また「電撃ホビーマガジン」誌の付録シールもよく使っています。

 さて、長い間放置していたHGUCグフカスタムの続きです。
 
 シールド表面の覗き窓外周部と裏面はタミヤアクリル塗料の「XF-24 ダークグレイ」を筆塗りしました。前にも書きましたが、この「ダークグレイ」はガンプラのフレーム部分に多用されているグレー成形色に近い色なので、とても重宝しています。


 整形を済ませた75㎜ガトリング砲の各ブロックです。MGキットではできなかったガトリングシールドの着脱がHGUCでは可能になっているというのが素晴らしいですねぇ。フレーム部分のパーツがスライド金型による一体成形パーツになっているのがスゴいです。

 
 各部に上述のシールを貼りました。左肩アーマーの階級章マークは、前々回ボツにしたものと同じ大きさの色違いです。RGシャア専用ザクの階級章マークの形状を参考に、各部を切り分けたり長さを詰めたりして上下高さを短縮した結果、なんとかスパイクとフチの部分との間にマークが収まりました。


 シールド表面にもジオンマークを貼りました。もっと大きいマークでも良かったかも…。


 マーキングの数はまだまだ少ないですが、とりあえず完成です。

 今のところバトルダメージ表現は加えていません。箱絵のような弾痕を表現するためには、当ブログでは今まで登場していなかったモーターツールを使う必要があると思います。モーターツールは某100円ショップでも600円ぐらい(だったかな?)で売っていることですし、「そろそろ導入しようかな?」とも考えているのですが…。

 それにしても良いキットです。MGキットの後に同機種がHGUCで出た場合、小さいキットなのにMGよりもプロポーションが良いですねぇ。ものすごく得したような気分です。

 MGキットよりも後にHGUC化されたOVA作品のモビルスーツたち。最近のキットは出来の良い握り拳が付属していますので、カメラやアンテナ周辺などに手を加えるだけでもMGキットに匹敵する見栄えになると思います。  

 ジムカスタムは鋭意製作中で、近日登場予定です。お楽しみに!

 *写真を見てお気付きになった方もいらっしゃると思いますが、カッティングマットと背景を新調しました。従来のカッティングマットはブログ開始前から使っていたので愛着があったのですが、大型キットを組み立てる時にやや狭く感じていました。今までより1.5倍ぐらい広くなった秘密工場はとても快適です♪
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HGUCグフカスタム(その4)

2010年12月18日 | 0080・0083・08MS小隊
 1ヶ月ぶりの更新です。公私共に忙しかったり体調を崩したりで、長い間このブログを放置してしまいました。振り返ってみると全く時間が無かったわけではないはずなのですが、いくら好きなモビルスーツのキットとはいえ、製作およびブログの更新をするだけのテンションや心のゆとりを維持できる状況ではありませんでした。読者の皆様にはたいへんご迷惑&ご心配をお掛けいたしました。申し訳ございません。m(- -)m 

 さて、製作記事の続きです。今回はほとんど進んでいません(泣)。

 ヒートサーベルの先端は、安全性確保のために丸くなっています(図のいちばん上)。先端が鋭くなるように削るのですが、先端だけを削ると違和感のある形状になってしまいます(図の上から2番目)。先端部の手前から少しずつラインを修正するようにして各面を削っていくと良いと思います(図のいちばん下)。
 
 実際に削ってみました。右の写真が加工後なのですが、先端の太さがキットの1/3ぐらいに削ったわりには写真で見るとあまり変化が無いような気が…(汗)。
 

 ヒートサーベルの柄の部分はグフ本体の濃い方のブルー(青緑色)と同色という設定です。タミヤアクリルカラーの「フラットブルー」に「フィールドグレイ」を少量混ぜて筆塗りしました。シールド表面パーツの成形色と比べると、やや緑がきつくなってしまいました。フィールドグレイの量がちょっと多かったかもしれません。
 塗膜の弱い水性塗料の場合、ヒートサーベルの柄をグフ本体の手に持たせると塗装が剥がれてしまう可能性が高いです。柄の部分をキットの青緑色ランナーで作り直そうかとも思いましたが、時間の関係で断念しました。


 シールドの裏面および覗き窓の部分はタミヤアクリルカラーの「ダークグレイ」で塗装しました。キットのグレー成形色に近い色なのでおすすめです。はみ出しを気にせず、筆ムラが出ないようにするのを優先して塗り、塗料が完全に乾いてからはみ出し部分を爪楊枝でこすり落しました。写真は塗り終わってすぐの状態です。シールド表面に付いている白いものは綿棒&両面テープです。裏面を塗装するための持ち手として貼り付けました。ただし、綿棒はパーツの表面に綿ボコリが付く可能性があるため、あまりおすすめできませんが…(笑)。


 このキットには左の平手が付属しません。HGUCザクⅡF2型の左平手パーツを拝借しました。HGUCグフカスタムの手の甲パーツがそのまま取り付けられます。ただし、手首関節のボールジョイントの径がグフカスタムのパーツより少し小さいのか、グフカスタムの左握り拳を取り付けていたポリキャップにF2ザクの左平手を取り付けると可動が少しゆるいです。

 この左平手ですが…

 旧キットの箱絵のポーズを再現するのにちょうど良いんです♪ この箱絵、大好きなんですよ…。

 
 *これから年末に掛けて仕事がさらに忙しくなるため、年内にあと1回更新できるかどうか微妙な状況になっています。キットの製作がかなり難しいため、ガンプラ30周年の今年を振り返るような記事をお送りすることになるかと思いますが、よろしくお願いいたします。m(- -)m

 *必殺名忘人さん、ASAHII@さん、リオレウスさん、トロ准尉さん、MGガンガルさん、剣時さん、アスカさん、しゅんさん、ふりーだむさん、kyourin33さん、五平もちさん、さん、大佐さん、xmpanjiaさん、アンナさん、渋鬼さん、コメントありがとうございます!m(- -)m
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HGUCグフカスタム(その3)

2010年11月18日 | 0080・0083・08MS小隊
 今回は各部の整形および3連35㎜ガトリングガンについてをお送りします。
 
 写真左:組み立て中の前腕~ひじ関節です。他のモビルスーツではひじ関節の色はグレーであることが多いですが、このキットはカラー設定画(背中側)の塗り分けを再現したボディ同色のひじ関節になっています。設定画のひじ関節はひょっとしたら色彩設定さんの単なる塗り忘れかもしれませんが、そういう部分まで再現しているところにキット開発スタッフさんのこだわりを感じます。

 写真右:手首関節のポリキャップは、前腕部の簡易フレームに取り付けるようになっています。ややポリキャップのはめ込みが固いので、取り付け作業時のパーツの持ち方によってはオレンジ色の矢印で示した部分に負荷が掛かってパーツが白化してしまう場合があります。ただし、白化してしまっても強度的にも外観的にも問題は無さそうですのでご安心を…(笑)。
 緑色の矢印で示した部分は、完成後も外側から見える部分です。ポリキャップの色に近いグレーで塗っておきました。

 *前腕フレームは左右共通になっています。そのため、手首関節のポリキャップは左右の腕で同じ向きになっています。左右が鏡対称になっていないと気になるという方は、前腕フレームを途中で切断し、手首付近のポリキャップ基部の向きを入れ替えて再接着すると良いと思います。
 このキットは腕部のほとんどと脚部全てが左右共通パーツになっています。ザクよりも左右共通部分が多いグフのデザインを活かして、コスト削減を図っているんですねぇ。
 肩のスパイクアーマーの前後はめ込み部分や手首付近に共通パーツ化の影響が出ていますが、F2ザクよりもひと回り大きくて武装が派手なグフカスタム(しかも透明パーツやリード線も採用)を、F2とあまり変わらない価格で発売できたというメリットの方が大きいと思います。
 

 前腕の装甲はスライド金型を使用した筒状のパーツになっています。四角い印象だった旧HGキットやMGキットの前腕に比べ、表情豊かな曲面構成に進化しています。ひじ関節付近がU字型にえぐれた造形になっているのが良いですねぇ♪




 前腕フレームの、矢印で示した各部にはパーツの合わせ目やパーティングラインが存在します。完成後も装甲のすき間から見えてしまう部分ですので、忘れずに消しておきましょう。

 
 靴底のパーツは、成形の都合でつま先とかかとの分割ラインがあいまいになっています。スジ彫りを追加して別パーツ感を強調すると良いと思います。
 
 グフ本体はあのHGUCザクⅡF2型の構造を踏襲したものになっており、非常に良い出来だと思います。肩アーマーのスパイクは賛否両論ありますが、筆者は気に入っています。
 腰フロントスカートはMGグフver2.0に近い分割方式になっているのですが、可動部のボールジョイントがややきついので、ポリ製ボールの表面をナイフや耐水ペーパーで少し削っておきました。

 次は3連35㎜ガトリングガンの組み立てです。テレビ版のグフの左指機関砲をリアルにアレンジしたデザインで、個人的に大好きな武器です。キットの出来も上々です♪
 ただ気になるのが砲口の内部。スケール換算すると500mmを超えそうな大口径の砲口ですが、設定では35㎜と、連邦軍モビルスーツの頭部バルカン砲よりも控えめな数字になっています。これは各砲身の内部に多砲身のガトリング砲が収まっていると解釈するのが妥当だと思います。

 そこで、前から一度使ってみたかったパーツを材料保管箱から取り出しました。 
 
 写真左:コトブキヤさんのMSGシリーズ「P-135 ガトリング」です。
 写真右:残念ながら、いちばん小さいものでもキットの砲身に収まりそうにありません(泣)。MGグフカスタムにはちょうど良い大きさかも…。

 
 写真左:仕方が無いので、ガトリングの細い砲身をナイフで切り取って、4本束ねて接着してみました。6本砲身の方が好みですが、やっぱり入りそうにないので…(汗)。
 写真右:試しにキットの砲口に4砲身ガトリングを入れてみました。けっこう良い感じ…とは思いましたが、作業が面倒くさい上に精度の確保が大変なため、泣く泣くボツにしました。


 結局、無難にコトブキヤさんの「P-112 モビルパイプ」のいちばん小さいものを砲口内部に接着して、MGグフver2.0の指機関砲風にしてみました。ガトリングではなくなってしまいましたねぇ(汗)。


 モノアイ製作時に用意した直径4㎜のスコープ用レンズは、3連ガトリングの砲口よりもサイズが大きく、バランスが悪いと感じたため、結局ボツにしました。裏面にラピーテープを貼ったため、直径が小さいグフ本体のモノアイよりもよく光ってしまうのも都合が悪かったので…(汗)。 

  
 新たに用意したスコープレンズは直径3.5㎜です。モノアイよりも光り方が目立たないようにするため、Hアイズの裏面にはラピーテープを貼らずに、コトブキヤ「P-114 丸モールドⅡ」の外径3.5㎜・内径2.5㎜のものを貼り付けました。詳しくは下図をご覧ください。

 1.Hアイズと丸モールドをそれぞれ切り取り、ゲート処理します。Hアイズの裏面には耐水ペーパーを掛けて、ヒケを処理しておきます。
 2.水色で示した面だけに接着剤(筆者はGSIクレオス製「Mr.セメント リモネン系」を使用しました)を付け…
 3.30秒ほど経ってからHアイズを接着します。
 4.接着剤が乾いたら、レンズ表面をクリアーレッドに塗装します。
 筆者はレンズ表面の塗装に「ガンダムマーカー ガンダムメタレッド」を使用しました。マーカーを半年ほど使用せずに放置していたら中のインクが完全に分離してしまい、瓶入り塗料の上澄みと同じ状態のインクがペン先から出るようになっていたため、ちょうど良いと思って使いました。ただし、インクが乾くのにはやや時間が掛かるようです。「ガンダムメタレッド」の上澄み液は、モノアイの塗装に使用した「ガンダムCGレッド」の上澄み液よりもやや暗いクリアーレッドです。


 
 写真左:スコープのパーツ(C15)のレンズ面に直径1ミリのドリル刃で穴を開け、その穴を先の細い棒ヤスリでグリグリと直径約3.5㎜まで広げます。穴の径が約3.5㎜だと、キットのパーツのレンズ面が少しだけ残りますが、スコープの筒内部のディテール(レンズの外枠)になってくれるので、精密感が増すと思います。
 写真右:スコープにレンズをはめ込んだ状態です。 

 
 組み立てが終わった3連35㎜ガトリング砲です。旧キットよりも全体的に太短くなっていて、迫力が増しています。各部の取り付け部分にポリキャップが内蔵されたり、スコープが可動式になったりと、ギミック面でも進化していますねぇ。


 ひざ関節まで組んだ状態のグフカスタム。深く握り込んだ状態の握り拳が力強くて良いですねぇ♪ F2ザクの時は握り拳を改造しましたが、今回はやる事がありません(汗)。そのうちブログの製作記事のネタがなくなってしまいそうで、ちょっと恐いです(笑)。バンダイ驚異のメカニズム…。

 前回の記事のラストでもちょっと触れましたが…
 
 写真左:軟質樹脂製の給弾ベルトパーツのランナータグには「1/144グフカスタム 1/144グフフライトタイプ」と刻印されています。キットを購入して箱を開け、ランナーを確認している時に「もうHGUCグフフライトタイプが準備されてる!?」と驚いたのですが…
 写真右:タグの裏面には「BANDAI 1998」の文字が! 剣時さんのご指摘どおり、旧「HGグフカスタム」のパーツを流用したものでした。10年以上前のパーツが最新のHGUCにそのまま流用できてしまうとは、やはり「HGグフカスタム」も傑作キットなんですねぇ♪

 *ASAHII@さん、DUDEAKATOREIさん、剣時さん、必殺名忘人さん、ワタルさん、ヤマトさん、MGガンガルさん、ザーコさん、大佐さん、リオレウスさん、ギリアンさん、ケイゾクさん、オイラもノンシンナー派さん、しろますさん、コメントありがとうございます! m(- -)m

 次回はガトリングシールドの組み立てを予定していますが、時間的都合により更新はやや遅くなるかもしれません。MGダブルオークアンタやRGシャア専用ザクも作りたいのですが…(汗)。
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HGUCグフカスタム(その2)

2010年11月11日 | 0080・0083・08MS小隊
 今回は頭部の組み立てです。モノアイの改造についてはF2ザクの時とほぼ同じ作業ですので、過去記事「HGUCザクⅡF2型(その1)」も合わせてお読みください。

 モノアイ部分を構成する「A23」パーツです。パーティングラインが入っている部分に、モノアイレールのすき間を表現するためのスジ彫りを彫っていきます。
 
 写真左:平らで滑らかな板の上に、適当な大きさに切った1.2㎜厚のプラ板を両面テープで貼り、その上に使い古しのデザインナイフの刃を両面テープで貼り付けます(デザインナイフの刃で怪我をしないように、刃先はマスキングテープなどで覆っておきましょう)。プラ板に貼り付けたナイフの刃の、鋭くない方の先端部をスジ彫り用の道具として使用します。
 A23パーツを逆さにして平らな板の上に置き、スジ彫りを彫る部分をナイフの刃に軽く当てます。パーツを回すようにしながら板の上で滑らせ、スジ彫りを少しずつ彫っていきます。モノアイのシールを貼るために用意されている丸いモールドに傷をつけないように注意しましょう。
 写真右:スジ彫りが適当な深さになったら、パーツ全体にスポンジヤスリ(1200~1500番相当)を掛け、歯ブラシで削りカスを落とします。 

  
 モノアイ部分にはいつも通り、ウェーブ製「Hアイズ」を使用したレンズを埋め込みます。そのための穴をパーツの丸モールド部分に開けます。
 写真左:まず丸モールドの中心部分付近にデザインナイフの刃先を当て、ナイフの柄をクルクル回して小さい穴を掘ります。この穴を開けておくと、ピンバイスで穴を開ける際の中心位置決めが楽になります。
 写真中央:先ほどの穴をガイドにして、直径1㎜のドリル刃を付けたピンバイスで穴を掘り、貫通させます。
 写真右:貫通させた穴を、細い棒ヤスリでグリグリと広げていきます。棒ヤスリは一定方向に回すのではなく、右回転→左回転→右回転→左回転…という風に交互に回すと、穴の位置が丸モールドの中心からズレにくくなります。
 今回は直径2.5㎜のHアイズを使用します。穴の直径が約2.5㎜になるまで、穴を広げます。
 F2ザクの時は丸モールドがやや小さめで、モールドをレンズの外枠として活用する場合には直径2.0㎜のHアイズを使用するしかありませんでしたが、今回は丸モールドが大きめのため、直径2.5㎜のHアイズを使用できます。F2ザクの時に「2.5㎜のHアイズを使った方が男前」と書いたら、今回はバンダイさんがちゃんと2.5㎜のHアイズを埋め込めるサイズの丸モールドにしてくれましたよ!(←ただの妄想です:笑)。

 
 写真左:ピンク色のHアイズの裏面を2000番の耐水ペーパーで削ってヒケをなくし、コピー用紙の上で磨いてツヤを復活させ、ラピーテープを貼りました。このあたりの作業については過去記事「かめっチ式モノアイの作り方(前編中編)」をお読みください。
 小さい方のレンズがモノアイ用の直径2.5㎜サイズ。大きい方は左腕の3連35㎜ガトリング砲のスコープ部分用に用意した直径4.0㎜のレンズです。
 写真右:グフカスタムはモノアイが赤いのが印象的ですので、ガンダムマーカー「Gジェネマーカーセット」の「ガンダムCGレッド」で塗装しました。マーカーを振らずに、インクが混ざらないでクリアーレッドになっている状態で塗るのがポイントです。普通にクリアーレッドの塗料で塗ると良いのですが、瓶の蓋が固まり付いていたので…(汗)。
 「ガンダムCGレッド」のインクには蛍光色が含まれているようで、派手な印象に仕上がります。単品売りの「ガンダムメタレッド」でも同様の使い方ができますが、こちらはやや暗めのクリアーレッドになるようです。

 *ガトリング砲のスコープに用意した4㎜のレンズですが、この後の組み立てでやや大きいと判断し、3.5㎜のレンズに変更しました。詳しくは後日の記事で…。

 モノアイレンズに塗ったマーカーのインクが乾くのを待つ間に、頭部本体の組み立てに取りかかります。
 
 これは口のダクト部分のパーツ「B1 23」です。矢印で示した部分にスナップフィットの保持力を確保するための突起が付いているのですが、完成後も外から見えてしまうので、見えない程度になるまで削りました。


 ダクトのパーツの上面にはパーティングラインが入っています。目立つ部分ですので、ペーパー掛けなどで消しておきましょう。


 組み立てた頭部下半分にモノアイブロックを組み込んだ状態です。口のダクトや後頭部の動力パイプ基部が別パーツになっているため、1/144スケールとは思えないほどの充実感があります。

 
 この後、モノアイブロックにビニール袋製のモノアイシールドを巻き付けるのですが、薄いビニールでも入るすき間なく干渉しそうな部分がありますので(オレンジ色で示した部分)、念のため削っておきました。


 キットのランナーが包装されているビニール袋(透明度が高く、パリパリした質感のもの)を、「A23」パーツの高さよりもやや狭いぐらいの幅に帯状に切り、「A23」パーツの外周に巻き付けて両面テープで固定します。

 
 完成した頭部。ブレードアンテナの先端部は安全用突起(フラッグ)を切り取り、先端がシャープになるように削りました。このキットのアンテナは他のものに比べてかなり分厚いような気がしますが、破損防止のためあまり薄く削りませんでした。後で気になって削るかもしれませんが…(笑)。
 筆者のグフカスタム頭部は、モノアイシールドをかぶせたためか、モノアイの可動があまりスムーズではありません。特に左方向を向かせるのが苦手です(筆者は旧キット「HGグフカスタム」の箱絵が好きなのに…!:泣)。
 組み立て終わった頭部を分解して可動部を調整しようと思ったのですが、頭部の上下パーツ「B1 25・26」のはめ込みが固くて、なかなか外れません。分解しようとしているうちに、軟質樹脂製の動力パイプ「A3」に、爪で傷を付けてしまいました(汗:読者の皆様もYouTube動画などでご存知の通り、筆者は爪が長いですから…。実は深爪のため、短く切ると指先が痛くなったりして具合が悪いんです)。
 組み立てる時に、頭部の上下のはめ込み部分は分解しやすいように削って調整しておいた方が良さそうです。 
 


 動力パイプ「A3」ですが、図の赤く塗った部分を切り落とせば、頭部を組み立てた後でも取り外しが可能になるのではないかと思います。実際にやってみたわけではありませんので、確実とはいえないのですが…。

 次回は腕・脚などのパーティングライン処理や3連35㎜ガトリング砲についてをお送りします。

 *ASAHII@さん、HSPさん、tottonさん、オイラもノンシンナー派さん、リオレウスさん、ヤマトさん、ギリアンさん、剣時さん、コメントありがとうございます! m(- -)m
 剣時さんのコメントにもありましたが、HGUCグフカスタムのガトリングシールド弾帯パーツは旧HGグフカスタムのパーツの流用のようです。10年以上後のキットに問題なく流用できるパーツって、スゴいですね♪ 
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HGUCグフカスタム(その1)

2010年11月06日 | 0080・0083・08MS小隊
 多忙のため長い間更新が止まってしまい申し訳ございません。m(- -)m 以前の記事で「ジム改の製作記事の続きを…」と書きましたが、「HGUCグフカスタム」が意外と早く発売されたため、予定を変更してグフカスタムの製作記事をお送りいたします。ジム改の続きを期待されていた読者の皆様、ごめんなさい!(汗)。

 さて、旧HGキットがHGUCシリーズのきっかけとなった「グフカスタム」。旧キットはHGUCの初期アイテムとほぼ同等の出来だったために、今回のHGUCキット化にはかなり期待していました。そして発売されたキットは、その期待以上の出来でした。
 説明書の完成見本写真を見て、筆者は思いました。
「格好良い!! 個人的にはほとんど手を加える余地が無い…!」
 というわけで、製作記事で手を加えるのは、かなり細かい部分だけになってしまうと予想しています。

 とりあえずは、前後に分割されている両肩のスパイクアーマーを瞬間接着剤で接着し、接着剤の完全硬化を待っている間にスパイクをシャープにとがらせることにしました。瞬間接着剤は、その名の通り極めて短い時間で接着が可能なのですが、完全に硬化するには意外と時間が掛かります。筆者は瞬間接着剤で接着した部位をヤスリなどで削る時は、24時間以上経ってから作業する事にしています。完全硬化していない瞬間接着剤は、意外とヒケてくるものですので…(汗)。

 キットのスパイクは、安全のために先が丸くなっています。スパイクを切り取って、市販のディテールアップ用パーツに交換したり、スパイクの先端を切ってからプラ棒やランナーを貼り足して削るという方法がポピュラーですが、筆者はキットのスパイクをそのまま削るのが好みです。
 
 肩などにスパイクが装備されたモビルスーツは、ほとんどの場合が複数のスパイクを持っています。数が多くなってくるとスパイクを削る作業は面倒くさくなりますし、全てのスパイクのとがり具合をそろえるのは困難になってきます。
 そこで今回、下の写真のような道具(?)を作ってみました。

 筆者は合わせ目消しなどのペーパー掛けには、プラ板に両面テープで耐水サンドペーパーを貼り付けたものを使用しています。この「耐水ペーパー付きプラ板」を小さく切ってから、中央にカッターナイフで切れ目を入れ、二つ折りにしたものをスパイクのシャープ化に使用します。
 この道具(?)を、とりあえず「かめっチ式スパイクシャープナー(仮)」と呼ぶことにします。


 スパイクシャープナーの大きさは、キットのスパイクの長さより少しだけ短く作ると良いです。プラ板の端の部分を斜め45度ぐらいに削っておくと、スパイクが斜めに生えている場合にもスパイクの付け根部分にシャープナーが干渉するのを防げると思います。


 筆者がよく使う耐水ペーパーは600番です。そのため、最初からスパイクシャープナーを使って削ると時間が掛かってしまいます。そこで、ある程度までは金属ヤスリで荒削りを行ないます。この時、できるだけ均一になるように注意します。あと、昔のザクの設定画のような丸っこいスパイクになってしまわないように気をつけました(あの丸っこいスパイクは、アレはアレで味わい深いのですが…)。
 以下の作業は下図で解説します。 


 1.キットのスパイク。
 2.ヤスリでスパイクを大まかに削ります。パーツを回すかヤスリを回すようにして削るか、どちらかやりやすい方法で、できるだけ均一な円錐になるように注意します。
 3.ヤスリで削った後の状態。
 4.スパイクシャープナーでスパイクを挟み込み…
 5.スパイクシャープナーを指でつまんでグリグリと回してスパイクを削ります。パーツを何回か持ち替えて、全体が均一になるように削ります。
 6.納得のいく鋭さになるまで削ったら、作業完了です。筆者は怪我をするほど鋭くは削らず、適当なところで止めています。


 写真右側がスパイクシャープナーで削った後のスパイクです。磨き傷でスパイクが白くなっていますが、この後合わせ目を削ってパーツ全体をスポンジヤスリで磨くので、全体の色つやを統一できます。

 
 長くて曲がった方のスパイクもスパイクシャープナーで削りました(スパイクシャープナーは短い方のスパイク用に作ったものを使いました)。
 このスパイクはOVAの設定画とは違い、MGキット開発時にカトキ氏から指示のあった「水牛の角」のような形状を再現してあるようです(下図参照)。ランバ・ラルが搭乗したテレビ版のグフとの違いを明確にするため、このようなデザインになったのだと思います。このスパイクは、旧HGキットの方が好みだという人も多いかもしれませんねぇ(おそらく、無改造で交換できると思います。ちょうど旧キットも再販されますし…:笑)。

    

 
 実はグフカスタムのキット入手前に、HGUCシナンジュやアンジェロ専用ギラ・ズールなどのスパイクで削り込みの練習をしていました。これらのキットの製作記事もチャンスがあれば書きたいのですが…。
 スパイクが斜めに生えている場合は、付け根からスパイク先端までの長さが短い部分を基準にしてスパイクシャープナーの長さを決定すると良いです。



 ところで、問題のジム改の股関節フレームですが…

 戦車のサスペンションアームを意識したものに改修中です。近いうちに公開できるようになると思いますので、もうしばらくお待ちくださいね~。  
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HGUCジム改(その4)

2010年09月19日 | 0080・0083・08MS小隊
 前回の記事で書き忘れたことなのですが、当初の予定ではひじ関節の丸い部分(通称「マルイチ」または「マイナスモールド」)の位置を変更したり、前腕を延長する改修プランがありました。

 写真は右側が予定していた改修を行なった場合の完成予想画像です。
 1.ひじ関節から「マルイチ」を切り取り、上側ひじ関節軸の中心と同軸の部分に再接着。
 2.上腕部に「マルイチ」がはまるように、丸くえぐる。
 3.前腕部を「MGゼータプラス」や「MG Sガンダム」のような前腕装甲の分割方式に切り分け、前腕の側面部を中央で切断し、2㎜~2.5㎜延長
 ……以上のような工作により、腕全体の長さを変えることなくひじ関節を上方向に移動させ、設定画のイメージに近付けるつもりだったのですが、時間が掛かる上に失敗した場合のダメージが大きいと予想したため、断念しました(汗)。

 もう一つ、前々回の記事で書き忘れたことですが、腰正面ブロックの連邦軍エンブレムはスタークジェガンのように黄色のランナーから削り出そうかと思ったのですが、面倒くさかったのでやめました。HGUCパワード・ジムと同様、キットのモールドに金色塗装で仕上げてあります。 

 さて、今回は脚周りの追加工作です。前回の足首関節の改修により、さらに脚が短く見えるようになりました。やはり脚を延長するしかありません。全塗装する場合なら、太ももを途中で切断してプラ板を数㎜挟んで延長することが可能ですが、無塗装の場合はそういうわけにはいきません(泣)。関節部などの目立たない部分で延長するのが最善と思われます。
 ジム改の設定画を見ると、キットと比べて太ももが長いのが印象的です。ひざ関節や足首関節を延長するよりも、腰フレームの股関節軸の位置を下げることによって脚の長さを調節するのが良いと判断しました。そうはいっても、キットの股関節軸は腰フレームの下側ギリギリの部分に生えています。どうする、オッサン!?
 
 ある程度股関節部の見栄えを犠牲にしてでも、脚が長く見えるのを優先することにしました。
 写真左:腰フレームを下側から見たところです。矢印で示した部分にデザインナイフや目立てヤスリで切れ目を入れ…
 写真右:エッチングソー(ノコギリ)で股関節軸周辺を切断しました。エッチングソーは、刃が直線になっているものと丸くカーブしているものがありますが、切る部分によって使い分けると良いです。
 
 刃が丸くカーブしているノコギリ(写真の下から2番目)は、忍者が使う「しころ」と呼ばれるノコギリと同様、平面に切れ目を入れることが可能ですよ!

 
 写真左:腰フレームと切り離した股関節軸部分との間に、適当な長さに切った1㎜角プラ棒を2本挟み込み、再接着します。腰フレームはABS樹脂製であるため、接着剤は瞬間接着剤を使用しました。接着部分のすき間を埋めるため、瞬間接着剤は多めに付けておきます。
 写真右:丸1日放置して瞬間接着剤が完全に硬化した後、ヤスリや耐水ペーパーで表面を仕上げました。

 
 フレーム全体をガンダムマーカーのグレーで塗装し、作業が完了しました。腰フレームの底面の一部が盛り上がっているため、見栄えが悪くなりましたが、股関節が2㎜下方向に移動したため、脚を2㎜延長したのと同様の効果が得られます。
 この工作により、アクションベース(別売り)との接続部が使えなくなりました。股関節軸周辺を切り取る時、もう少し切断位置を考えた方が良かったかもしれません(汗)。


 とりあえず脚が短く見える問題は改善しました、と思う(ちょっと弱気)…。


 キットの太ももは、股関節との接続部周辺に切り欠きがあります。そのため、太もも内側のラインが分断され、実際の長さ以上に太ももが短く見えるようです。股関節を下方向に移動したことにより、この切り欠きがかなり目立つ結果になってしまいました(写真左側)。
 この切り欠きを埋めるとどうなるか、画像加工で検証してみました(写真右側)。太ももが長くなったように見えるでしょうか? 見えるといいなぁ…。
 このような、「視覚的効果によって実際の寸法よりも長く見える」ということについては、ファッション関係、例えば「着こなしのコツ」とか「脚が長く見えるスーツ」などが応用できそうです。あと、色彩関連についても研究してみると良いと思います。
  

 
 写真左:太ももの後ろ側の切り欠きを埋めると可動範囲に影響が出そうですので、前側だけ埋めます。
 写真右:使用するのはキットのランナーです。切り欠きに合わせて切り出したランナーを瞬間接着剤で接着しました。接着位置は、脚付け根のポリキャップにかぶさらないように注意します。接着部分にすき間ができてしまうので、ランナーを削った時に出るプラスチック粉を瞬間接着剤を塗った上から盛り、パテ代わりにしました。

 
 写真左:瞬間接着剤が完全に硬化した後、ニッパーでランナーを太もも装甲の上端近くまで切り、ナイフで大まかにランナーを削り出します。
 写真右:ヤスリと耐水ペーパーで仕上げました。接着部分のすき間を埋めた部分は、黒っぽいスジになってしまいました(汗)。リモネン系などの、プラスチックを溶かすタイプの接着剤を使えば、接着部分は目立たなくなりますが、後で変色する恐れがありますので、最近は瞬間接着剤を主に使用しています。
 HGUCパワード・ジムの時は太もも上部のフレーム部分をグレー塗装していましたが、今回は塗らないでおくことにしました。腰の各アーマーのすき間から見える太もも上部がグレーの場合とボディ同色の場合では、ボディ同色の方が太ももが長く見えるはずです。  

 さて、次は足首関節のアキレス腱周辺部です。設定画では描かれているボディ同色のカバー状パーツがキットでは省略されているため、自作します。
 
 写真左:材料はキットのランナーのタグ板です。文字の部分を削り取って、表面全体を耐水ペーパーで均一な色になるまで削ってから使用します。
 写真右:足首関節とかかととのすき間にタグ板を差し込んで、様子を見ているところです。キットのままではすき間がほとんど無いため、タグ板がうまく入りません。

 

 足首関節のアキレス腱付近の下側(オレンジ色で示した部分)を削り、タグ板製アキレス腱カバーが入り込むためのスペースを稼ぎます(写真右側)。

 
 カバーの正面と側面となる各パーツをランナータグから切り出します。特に、カバーの側面となるパーツは同形・同サイズのものを4枚切り出す必要があります。切り出す方法についてはジム・ストライカーの記事ブシドー専用アヘッドの記事をお読みください。
 カバー側面部は、くるぶし部分のアンクルサポートアーマー基部と干渉しないように、一部を丸くえぐる必要があります。色鉛筆に耐水ペーパーを両面テープで貼り付けたものを使って削りました。
 写真左:切り出した各パーツを「コ」の字型に接着します。側面パーツが正面パーツに対して垂直になるように注意する必要がありましたが、足首関節の底面をゲージ代わりに利用するとうまくいきました。アキレス腱カバーの各パーツを足首関節に接着してしまわないように、リモネン系接着剤を使用しました。リモネン系接着剤はABS樹脂を溶かさないため、使える技です。
 写真右:接着剤が乾いたら、取り付け予定位置にアキレス腱カバーが入るかどうかをチェックします。 

 
 接着剤が完全に固まった後、各部のエッジをC面に削ったり、中央部にミゾを彫ったりして整形し、耐水ペーパーで仕上げました。 

  
 アキレス腱カバーは足首関節にではなく、靴部分のかかと側に接着しました。

 
 写真左:かかと周辺のスカスカ感が改善されたと思います。
 写真右:足首関節を斜め上方向に動かした際のすき間も目立たなくなりました。






 改修が終わったHGUCジム改です。この後、部分塗装したりスミ入れしたり、マーキングやバトルダメージを施したりという作業が控えていますが、いったん製作記事を中断したいと思います。完成状態をご覧になりたい読者の皆様には申し訳ありませんが、次のキットが作りたくてしょうがないので…(笑)。 
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HGUCジム改(その3)

2010年09月12日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUCジム改の製作記事の第3回目、今回は腕と脚の組み立てです。今回の記事には当ブログの過去記事などへのリンクを多数貼り付けてあります。過去記事を参考にしつつ、お読みになってくださいね!

 HGUCジム改は、基本的に4年前に発売されたパワード・ジムのバリエーションであるため、やや設計に古さを感じてしまいます。それでもこのキットは最新のキットとしての魅力を備えていると思います。新規に用意された出来の良いハンドパーツのおかげです。「MGガンダムver.Ka」に付属する握り拳と同様のパーツ分割による、力強い握り拳があるのがうれしいですねぇ♪
 さて、この出来の良いハンドパーツのランナーには「HG MP-1 E」と刻印されています。「E」は地球連邦軍を意味するものと思われます。今後発売される連邦軍モビルスーツのHGUCキットにはこのランナーが付属するのかもしれません。
 同様にジオン軍モビルスーツ用の「HG MP-1 Z」が開発されるのかどうかは分かりませんが、11月発売予定の「HGUCグフカスタム」には「HG MP-1 E」と同等の、出来の良いハンドパーツが付属するようです。楽しみですねぇ!

 さて、その出来の良いハンドパーツですが、手の甲のパーツは機体の基本色と同色ではなく、メカ部分と同じグレーで成形されています。全塗装する方にとっては問題ないのですが、無塗装・部分塗装の場合はやや困ってしまいますねぇ(汗)。でも、さいわいこのキットにはボディー同色の手甲パーツ(B2 29)が2つ付属しています。この手甲パーツを使い回せばこの問題はクリアできます♪
 
 ただし、手甲パーツのはめ込み部分に対して「HG MP-1 E」に開いている穴は少しゆるいので、調整する必要があります。筆者はホビーベースさんから発売されている「プラストライプ」の「0.14㎜厚 0.5㎜幅」を長さ2㎜ほどに切ってハンドパーツの穴の側面に貼り付けましたが、薄く削ったプラ板でもランナーの削りカスでも何でも構いません。


 腕の各部の合わせ目は、接着剤の乾燥を待つ時間が無かったので接着しない合わせ目消しで処理しました(今回はデザインナイフでのカンナ掛けの代わりに、目立てヤスリで削りました)。合わせ目のすき間が無い部分にはかなり有効です。瞬間接着剤で接着し、合わせ目を処理したパワード・ジムの前腕(写真右側)と比較してみると、仕上がりに大差が無いのが分かると思います。
 パワード・ジムの時は袖口の部分に四角い穴を開けましたが、今回はすっかり忘れていました(笑)。仕方が無いので、この後、手首関節部をグレーに塗っておきました。

 次は脚の組み立てです。 
  
 写真左:パワード・ジムのかかとの側面を写した写真です。矢印で示した部分にひび割れが入っています。
 写真右:このひび割れは、靴のパーツのはめ込み用穴が真円になっていない(写真左側)ため、足の上部パーツをはめ込むと余計な負荷がパーツに掛かって生じるようです。先の細い棒ヤスリやデザインナイフで穴が真円になるように削ります(写真右側)。

 今回はひび割れを発生させることなく、無事組み上がりました。ジム・ストライカーの時は別の方法で解決してありますので、そちらもご覧ください。


 すねの組み立ては、ひざ関節部をすね後部のパーツ2つで左右から挟み込むようになっています。筆者が組み立てたキットは、この接続部が少しゆるくて、脚全体を振るとカラカラと音が鳴りました。矢印の部分に瞬間接着剤を流し込んで固定し、解決しました。

 さて、筆者が個人的にこのキットの可動部の最大の問題点だと考えている足首関節の組み立てです。パワード・ジムの場合、足首関節には大きな増加装甲がかぶさっていたので気付かなかったのですが、実はR3 SPTレイズナーの時に書いた問題点を抱えています。足首関節の軸位置がかなり高い位置にあるため、足首を動かした角度によってはすねから足首が横にずれたように見えるんです。
 いろいろ解決法を考えてみましたが、結局HGUC陸戦型ガンダムの時に使った方法を採用する事にしました。足首関節のボールジョイントよりも低い位置でボールジョイントの付け根部分を曲げるという方法です。

 作業についてはHGUC陸戦型ガンダムの時とほぼ同じです。ただ、このキットの方が作業時にパーツ同士が干渉する部分が多いので、加工中のパーツを仮組みして干渉部分を見つけ、削ってやる必要があります。


 HGUCシャア専用ゲルググの時に導入したコトブキヤさんのエッチングソー(ノコギリ)の最後の1枚がヘロヘロに曲がってしまったので、今回からタミヤさんのエッチングソーを新調しました。

 
 刃の付け根の部分は三つ折りになっていて強度&厚みを増すことができるようになっており、デザインナイフの柄に取り付けやすくなっています。

 
 写真左:加工中の足首ボールジョイント付け根ですが、陸戦型ガンダムの時と同様、パーツの一部が白くなってしまいました。ある程度予想してはいたのですが、「し、しまった……(汗)」
 この後、市販のディテールアップパーツを貼り付けて白化した部分をごまかしました。
 写真右:写真の左側が加工後の足首関節です。ボールジョイントの位置の違いにご注目ください。キットの関節位置よりも低い位置にもう一つ関節を設けるのに近い効果が得られます。曲げたパーツをしっかり固定させるため、左右のパーツを瞬間接着剤でガッチリと接着し、合わせ目を消しました。
 しかし、ボールジョイントを移動させる加工を行なったことにより、ボール軸がやや短くなってしまいました。ただでさえ短く感じるキットの脚が、さらに短く見えるという結果に…。ある程度予想はしていたのですが、「し、しまった……(汗)」
 ボールジョイントのパーティングラインはペーパー掛けして消しておきました。理由については過去記事「ガンプラお達者クラブ」をお読みください。
 

  
 ボールジョイントの位置が変わった結果、足首を動かすとすね装甲のスソ部分と足の各部が干渉する事が分かりました。仕方が無いので内側すね装甲の一部を削ることにしました。
 写真左:油性ペンで線を引いた分ぐらい削れば良いと思ったのですが…
 写真右:結果的に赤い線で示した部分まで削ることになってしまいました(汗)。

 パーツを丸くえぐるように削るには、ある程度ナイフで削った後に、適当な棒に両面テープで耐水ペーパーを巻き付けたものを使って仕上げるとと良いと思います。 

 足首関節を加工した結果、足首の横方向(開脚方向)への可動範囲が広がりました。





 すねと足首の位置関係も改善されたと思います。写真の左側が加工後です。
 パワード・ジムの時はぜんぜん気になりませんでしたが、設定画と見比べてみると、かかとの上側のボディ同色装甲が省略されているのに気付きました。これはなんとかしないといけませんねぇ…。

 *RX-78ガンダムおよびジム系モビルスーツの足首は、デザイン上可動範囲を確保しにくいという難点が付きまといます。他のキットについてもいろいろ考えているのですが、1年ほど前に思いついたHGUCジム・クゥエルの足首関節の攻略法を試してみたところ、外見にやや影響が出るものの、可動範囲についてはかなりの成果を挙げることができました。ヘイズル系にも応用できると思います。また時間の余裕ができれば、ジム・クゥエルについても記事を書きたいと思います。 

 
 足首の可動範囲が広がったため、股関節も可動範囲を拡大することにしました。太もも後ろ側の上部の、赤い線で示した部分を削っておきます。


 とりあえず全身が組み上がりました。足首関節を改造した結果、より脚が短く見えてしまいます(汗)。やっぱり脚を延長する必要がありますねぇ……。
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HGUCジム改(その2)

2010年09月07日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUCジム改の製作記事の第2回目、今回は腰正面のブロックの形状変更についてです。
 
写真左:キットの(B2 55)パーツ、無加工の状態です。
 今回採用した改造プランは、この腰正面ブロックを1㎜前進させ、さらに連邦軍エンブレムがある赤い部分(RX-78の場合、大気圏突入装備のハッチ)の下側を前方および下方向に延長することによってバランスを変更し、実際のサイズよりも大きく見せるというものです。
 写真右:赤いパーツ(A21)の下半分を延長するためのスペースを稼ぐべく、オレンジ色の線で囲った部分を削ります。 

 
 (B2 55)パーツには、腰前面の可動式装甲(フロントスカートアーマー)の可動軸を受けるための丸い切り欠きがありますが、改造後にこの丸い切り欠きが外から丸見えになってしまう可能性があるため、ランナーで埋めることにしました。厚さ1㎜の半円断面に削ったランナーを(B2 55)パーツの丸い切り欠き部分に接着します。
 

 接着剤が固まったら、余分な部分をニッパーやナイフ、ノコギリなどで切り取ります。

 
 写真左:(B2 55)パーツを1ミリ前方に移動させた場合、連邦軍エンブレム付近を取り囲む部分が前に出すぎてしまいます。この部分を約1㎜削って後退させます(1㎜前進+1㎜後退=0で、この部分はキットの無改造状態の位置と同じになります)。
 写真右:1㎜削った部分の下の斜めになっている部分を削り、傾斜をきつくします。 


 写真左側が加工前、右側が加工後の状態です。


 赤い部分の下半分は、キットの赤成形色と同じ色のランナータグ板を使って延長することにしました。使用したランナーは「1/100ガンダムアストレイ レッドフレーム」のものです。似た色なら、どのキットのランナーでもOKです。
 この後、A21パーツの下半分を削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツを貼って延長したのですが、タグ板の形状とサイズをピッタリ合わせるのが難しくて写真を撮っている余裕がありませんでした(汗)。詳しくは後の図にて…。

  
 加工した(B2 55)パーツの裏側にタミヤさんの1㎜角プラ棒を貼り足した状態です。これでパーツ全体を1㎜前方に移動できます。



 上記の作業を図で表してみました。パーツを横から見た図です。赤い斜線部を削ります。やや濃いベージュ色の部分は半円断面に削ったランナー、薄いグレーは1㎜角プラ棒を表しています。


 (B2 55)パーツ内の、A21パーツの位置を表した図です。
 連邦軍エンブレムの下側の斜めになっている部分は削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツ(濃い赤で示した部分)を貼り足しています。


 1㎜角プラ棒の部分は、ガンダムマーカーのグレーで塗っておきました。 


 左右がつながった状態で成形されている腰フロントスカートアーマーは、可動軸の中央をノコギリで切断し、可動軸の中心を太さ1㎜のドリルで穴を開け、真鍮線を通して独立可動させました。

 
 完成した腰部です。HGUCジムクゥエルと比べるとまだまだ迫力不足ですが、無塗装で加工跡が目立たない状態にするには、これぐらいの加工が限度だと思います。

 次回は腕および脚の組み立てをお送りする予定です。

 *前回・前々回の記事および過去記事にも読者の皆様からコメントをいただきました。本当にありがとうございます! 時間の都合で以前のような個別返答コメントはできませんが、皆様からのコメントはいつも楽しみにしています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。m(- -)m   
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HGUC ザクⅡF2型(最終回?)

2010年03月26日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUCザクⅡF2型、今回でとりあえずの最終回です。

 ザクマシンガンの新旧比較。HGUCグフにもMMP-78ザクマシンガンが付属していましたが、F2ザクに付属するものはグフのマシンガンの流用ではなく、新設計のものになっています。写真上がグフ、下がF2ザクに付属するマシンガンです。F2のマシンガンは全長がやや短くなっていますが、バレルジャケットやグレネードランチャー砲身が太くなり、設定画のプロポーションに近くなっています。スコープやフォアグリップが可動するのもうれしいですねぇ(グフ付属マシンガンのフォアグリップは、差し替え式で使用状態を再現するようになっていました。その代わり、ドラムマガジンの裏をふさぐパーツが付いているという美点があります)。
 HGUCグフ付属のMMP-78は、グフ本体とは別のランナーになっており、HGUCドムトローペン・サンドブラウンに付属している追加武装ランナーとともに「HGUCジオン軍武器セット」として発売されそうな雰囲気があったのですが、結局実現しないまま現在に至っています。いろんな事情で現在は武器セットの商品化は難しいんでしょうねぇ…。

 実は前回の記事を書いた時点で完成していたのですが、記事が異常に長くなりそうなので、2回に分けることにしました。

 マーキングやウェザリングについては後で考えることにして、今は最新ザクキットの造形美を楽しむことにしました。
 あ~、格好良い!!

 斜め上からの視点で。周囲に比較対照物が無いと、1/100スケールと見間違えるほどの密度感があります。




 中隊長機の羽根飾り付きヘッドに交換して…。




 HGUCザクからバズーカを拝借。

 持たせることは可能ですが、バズーカのグリップとF2の武器持ち手のフィット感はイマイチです。格好良く肩に担がせるためには、グリップ周辺を加工した方が良さそうです。


 HGUCザクとの比較。写真のHGUCザクはF2ザクに近い雰囲気にするための改造を行なったものですが、比べてみるとぜんぜんF2っぽくなっていませんねぇ(汗)。


 HGUCザクⅡ改との比較。ザクⅡ改はパーツ分割や可動ギミックが優れたキットでしたが、四肢の細さが目立ちますねぇ。F2と比べると、なおさら…。


 HGUCザクⅡF2型は「HGUCザク最高傑作」と呼ぶにふさわしい、素晴らしい出来のキットだと思います。今後発売されるキットが、このキットと同等の水準(またはそれ以上)になるかもしれないと思うと、ワクワクしてきます♪ このキット最大の弱点は、あまりに出来が良すぎるため、HGUCドムトローペンやHGUCゲルググマリーネがどうしても見劣りしてしまうことなのではないでしょうか(汗)。



 このHGUCザクⅡF2型を見ながら、こんな事を妄想してしまいました。
 「もし、タイムマシンがあったら…」

 …198×年の、ある夕方。小さな商店街の片隅で、しょんぼりしている少年が一人。そこに近付く怪しげな中年男…
 「よお、ガンプラ少年! いや、今のお前はガンプラ少年じゃないなぁ、『初めてガンプラを買おうとして買い損ねた少年』かな」
 「……おっちゃん、誰?」
 「誰って? う~ん、『通りすがりのガンプラ中年』とでも名乗っておこうか」
 「知らない人としゃべったらアカンって、学校の先生が…」
 「まあ、固いこと言うなや(笑)。 お前は俺のこと知らんけど、俺はお前のこと、よーく知ってるで♪ 実は、しょんぼりしてる理由も知ってる。さっき、そこの店で買おうとしたジムのプラモを上級生に横取りされたんやろ? まあ、上級生には勝てないわなぁ…」
 「なんで、知ってるの?」
 「うん、それはな…。今から言うことは、内緒やで! 誰にも言うたらアカンで! ちょっとこの場所は他の人が通るなぁ。あそこの屋上駐車場に行こうか」
 
 平屋建ての小さなマーケットの屋上駐車場に上がる二人。

 「実はな、俺は未来から来た人間やねん」
 「へえ~」
 「ちょっとぐらい驚けよ! リアクション薄いなぁ(汗)。まあ、さっきのジムのことはガッカリするな。今は売り切れでなかなかガンプラ買えないやろうけど、そのうちちゃんと買えるようになるから」
 「買えるの?」
 「うん。今日はたまたま手に取ったジムを買い損ねたけど、お前はジムよりもグフとかザクの方が好きやろ? そこで、お前にプレゼントをあげよう。これや!」



 「ザク!? でも、○○君が持ってるザクとぜんぜん違う!?」
 「さっきも言うたけど、おっちゃんは30年ぐらい先の未来から来た人間や! これは『ガンプラ30周年』の年に発売された最新の1/144ザクや! 21世紀のガンプラやで♪ ほれ、見てみ。未来のガンプラは接着剤も塗料も使わないで作れるんや。これなんか、眼の部分だけ俺が改造したけど、ニッパーとナイフと紙ヤスリ使って組み立てただけやで。ザクマシンガンをしっかり両手で構えられるし、足首もちゃんと動く。腰も動くし眼も動くで!」
 「うわぁ、カッコエエなぁ…。 でも、ひざとひじと足の甲の色間違えてるし…」
 「ああ、これはな、このデザインのザクはこの色分けで合ってるねん(汗)」
 「おっちゃん、ガンプラって30年後でも続いてるって、ホンマやの?」
 「うん。ここから先の話も、絶対に誰にも言うなよ! 今から数年後に、『ガンダム』の続編がテレビ放映されるから。その後、ガンダムシリーズは何本も作られる。ガンダムはアムロが乗ってたアレだけじゃなくなるんや。信じられんやろうけど、『ガンダム』という名のモビルスーツはいっぱい出てくるで! もちろんガンプラもずっと出続ける。それからな、『ガンダム』30周年の年には、東京に実物大のガンダムの像が展示される。お前はそれを見に行くことになるんや」

 「…すごい!!」
 「すごいやろ♪ まあ、これ以上しゃべったら歴史が変わってしまうかもしれんから、この辺でやめとくわ。そういうことやから、がっかりしないで頑張りや! あ、そのザクは誰にも見付からないように隠しておけよ。お前の部屋の壁にプラスチックの丸いフタがあって、そのフタを外したら壁に穴が開いてるのは知ってるやろ? エアコン、じゃなくてクーラーのホースが入る穴が。その穴に隠しておくとええわ。
 それからな、あと何年かしたら、お前は親からプラモ作りを禁止される。でも、本当にプラモ作りが好きやったら、こっそり見付からないように続けろ! ニッパーの音も接着剤のニオイもさせずにプラモを作る方法を考えるんや! お前の『秘密工場』を作れ!」
 「は、はい…」
 「ほな、おっちゃんは帰るわ。また会おう! いや、会えるわけではないけどな…(汗)」

 「あ、そうそう、さっきの話で分かると思うけど、『ノストラダムスの大予言』は当たらへんから! 1999年を過ぎても人類は滅ぶことはないから! それからもう一つ、30年後でも石油はなくなってないからな! 余計な心配しなくても大丈夫やで~!! ほな、元気でな~!!」
 
 
 ……そういうことを妄想してしまうほど、かつてのガンプラ少年にとっては夢のようなキットだと思いますよ、このF2ザクは♪
 
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HGUC ザクⅡF2型(その3)

2010年03月22日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUCザクⅡF2型の続きです。キットの出来が良いため、あいかわらず重箱の隅をつつくような作業が続いています。 

 すね装甲のスソ部分が分厚いと感じたため、内側のエッジ部分をデザインナイフで軽くカンナ掛けしました(写真右側)。「モデルグラフィックス」誌で有名な「薄々攻撃」をすればさらに良くなるとは思いましたが、厚みを一定に削るのが面倒くさかったので、「糸面取り」程度で済ませました。

 
 MMP-78ザクマシンガンのドラムマガジン裏側が空洞になっているため、ふさぎます。どこにしまい込んだのか、エポキシパテが行方不明だったので、0.3ミリプラ板を使用しました。
 プラ板でふさぐといっても、丸く切り抜いたプラ板をマガジン裏に乗せる感じでふさいでしまうとマシンガン本体と干渉してしまいます。マガジン裏の空洞の内径に合わせて切り抜いたプラ板をはめ込むようにする必要があります。最初はランナーのタグ板を使用して塗装不要にしようと思ったのですが、難しそうだったのでやめました。
 0.3ミリプラ板に円定規(直径14ミリの円がちょうど良いです。マガジン裏側の内径が約14.2ミリ、円定規で切り抜いたプラ板が直径約14.1ミリでした)を当て、コンパスの針でグルグルとなぞって切り抜いた後、マシンガン本体への取り付け部分に合わせてナイフで切り欠きます。いきなりサイズぴったりに切るのは難しいため、少しずつ削って調整しました。
 マガジンの裏側には横方向に板状の突起があります。ディテールを再現したものなのですが、この板があると丸く切り抜いたプラ板をはめ込むことができないため、プラ板の厚み分だけ低くなるように削っておきました。
 この後、丸プラ板をマガジン裏にはめ込んで、リモネン接着剤を流し込んで接着しました。

 
 細切りプラ板でマガジン裏側のディテールを復活させました。マガジン裏は完全にはふさがっていませんが、あまり目立たないので「これで良し」としました。

 
 接着剤が乾いた後、細切りプラ板のディテールの長さを調整し、ガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗装しました。


 マシンガンのスコープには直径2.2ミリのウェーブ「Hアイズ ミニ」をはめ込み、グレネードランチャー先端部にはコトブキヤ「丸モールドⅡ」の直径2.5ミリのものを接着しました。
 スコープのHアイズは、モノアイに使用したHアイズよりも直径が大きいため、モノアイよりも目立ってしまわないように裏面にはラピーテープを貼りませんでした。



 とりあえずザク本体とMMP-78マシンガンの組み立てが終わりました。このキットのプロポーションや造形は素晴らしいですねぇ! 


 キットの握り拳はいつも通りの「ゆるく握った穴あき拳骨」です。マシンガンのフォアグリップやヒートホークの保持をあきらめて「握り込んだ拳骨」にするか、そのままにしておくか悩むところです。
 上の写真はコトブキヤ「MSGハンドユニット 丸指ハンドA」の手の甲です。このハンドパーツを使用すると上記の問題点をクリアできるのですが、手の甲に施されているモールドを削り落としたり、手の甲をザクの本体色に塗装したり、手首関節のボールジョイントの径を調節する必要があります。
 手の甲の塗装にはタミヤアクリル塗料の「スカイ」に「フラットブルー」を少量混ぜた色を使いましたが、「明灰白色」や「明灰緑色」の方がザクの成形色に近いかもしれません。

 
 結局、キットの「穴あき拳骨」も加工することにしました。方法はザクⅠ・スナイパーHGUCザクⅡ改、そしてHGUCギラ・ドーガなどの記事に書いてありますので、これらの記事を読んでくださいね。

 今回、「穴あき拳骨」の手指の切り離しに使用した工具です。

 インターアライド社(製造:トランペッター社)の「ミニのこ。」です。600円台~700円台で入手可能だと思います。


 3種類の刃(厚さ0.1ミリ)をグリップに取り付けることができます。刃の幅やピッチがそれぞれ異なり、用途に応じて交換できます。 

 
 今回の作業では刃の細かいものを使用しました。この「ミニのこ。」の刃はエッチングソーとは違い、「あさり(切断する材料と刃の摩擦を抑えたり、切りクズを排出しやすいようにするために設けられた、刃の湾曲)」が付いた本格的なのこぎりです。エッチングソーよりも刃が丈夫で、大きめのパーツの切断にも使用できるはずです。ただし、精密な切断作業にはエッチングソーの方が向いているようです。用途に応じて使い分けると良いと思います。

 *コジロウさん、shionさん、大佐さん、ザーコさん、剣時さん、コメントありがとうございます!

 *大佐さんからいただいたモノアイ改修案「モノアイに3mmの穴を開けて3mmのフラットバーニアを入れたら2mmのHアイズがキレイに仕込めるのでわ?」について。
 …そうなんです。筆者は普段、大佐さんのコメントと同じ方法で作業している(HGUCシャア専用ゲルググおよびHGUC量産型ザクの記事をお読みください)のですが、今回は違う方法を採りました。なぜなら…… 
 
 製作記事は書いていませんが、以前HGUCギラ・ズールを組み立てた時に、F2ザクと同じ方法でHアイズ(1.8ミリ径)を埋め込んだのですが、Hアイズを入れるための穴開け作業が楽にできることに気付きました。Hアイズをまっすぐに入れるのはやや難しいですが、予想以上に精密感のある仕上がりになったため、F2ザクでも採用しました。丸ノズルの内径に合わないサイズのHアイズにも対応可能ですよ!
 HGUCギラ・ズールについては、もし親衛隊仕様のキットが発売されたら製作記事で取り上げたいと思っています。出たら良いなぁ…。
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HGUC ザクⅡF2型(その2)

2010年03月18日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUCザクⅡF2型の続きです。キットの出来が良いため、重箱の隅をつつくような作業が続くのですが…
 
 股間ブロックの底にある角型バーニアにディテールを追加します。角型ダクト状のウェーブ製ディテールアップパーツ(名前忘れました:汗)のルーバー部分を切り取り、平らな所に敷いた耐水ペーパーの上で滑らせて厚みを削ってから貼り付けました。

 出来の良いこのキットで唯一の弱点と思うのが、腹部動力パイプの背中側にあるすき間です。軟質樹脂「アサフレックス」の柔軟性を活かして動力パイプのカーブを再現してあるのですが、パイプが曲がる部分にすき間が生じています。

 動力パイプ自体を市販のディテールアップパーツなどで作り直すという方法もありますが、どうしても手間とお金が掛かります。今後、複数作りたいと思うようなキットにいちいちコスト(安いものだと数百円ですが…)が掛かるのはつらいので、キットの動力パイプのすき間を埋める方向で行くことにしました。

 すき間を埋める素材は動力パイプと同じものにします。キットのランナーの動力パイプがつながっている部分に、矢印で示したような短い丸棒が付いています。この部分が動力パイプの細い部分とだいたい同じぐらいの太さです。この部分を切り取って、動力パイプのすき間を埋めるパーツを作ります。


 軟質樹脂アサフレックス製のランナーを、図のようにデザインナイフで切りました。図はランナーを真横から見たところです。カッティングマットなどの作業台の上に両面テープでランナーを固定し、上からナイフで「トンッ」と一気に切ります。ケガをしないように気を付けましょう。
 まずランナーの先端を斜め45度~60度ぐらいにカットし、斜めになった先端部分を切り取ります。その先端部分の向きを黄色の矢印で示したように変え、ランナーの太さの半分ぐらいのところで切ると完成です。
 
 
 写真左:切り取った隙間埋め用パーツ。非常に小さいため、写真では形がよく分かりません(汗)。
 図を描いてみましたが、これまた分かりにくいですねぇ(汗)。
 パイプのすき間は4ヶ所あります。材料となるランナーは8本ありますので、失敗しながらでもなんとか4個パーツを作れました。

 
 写真左:動力パイプの上の方のすき間にパーツを差し込んだ状態です。この状態ですき間埋めパーツを動力パイプに接着します。アサフレックスにはプラスチックを溶かすタイプの接着剤が使えます。この作業の場合は流し込みタイプの接着剤が良いです。シンナー臭が無い「リモネン系」の接着剤でもOKです。
 写真右:すき間埋めパーツを動力パイプに接着した後の状態。完全にすき間を埋めることはできませんでしたが、かなりマシになったと思います。
 接着剤は少なめに流し込みます。あまり多く流し込むと、溶けたアサフレックスが収縮してすき間が生じますので…。実は筆者は、この写真を撮った後にやってしまいました(汗)。溶けたアサフレックスがヒケて、すき間付近が凹んでしまったんです。この後、リモネン系接着剤のオレンジの香りが消えるまで乾燥させてから、瞬間接着剤で凹みを埋めることに…。

 この動力パイプのすき間埋め作業をやってしまうと、動力パイプに柔軟性が無くなって腰の可動のさまたげになってしまうのではという不安がありました。しかし、ランドセルにパイプを固定してしまわない構造のおかげで、可動への影響はあまり無いことが分かりました。あ~、良かった…。

 ここからは筆者の個人的好みなのですが…

 F2ザクのランドセルの表面は凹凸の無いシンプルなものです。ちょっと寂しかったので、「センチネル0079版ザク(上の画像参照)」のランドセルにある、丸いバルジを再現することにしました。ザクの子孫といえるギラ・ズールのランドセルにも同様の丸いバルジがありますし…(位置は逆ですが)。


 ちょうど良いサイズの丸いパーツは市販のディテールアップパーツの中にもあるのですが、キットのランドセルと色を合わせるために、ランナーのタグ板から削り出して作りました。

 下の図はランナーのタグ板から丸いパーツを削り出す際の手順を示したものです。

 まず、円形の基準となるパーツを用意します。コトブキヤ製ディテールアップパーツの、直径7ミリのドラム状のものを使用しました。このパーツに、適当な大きさに切ったタグ板を瞬間接着剤で接着します(接着剤はごく少量です)。
 タグ板に刻印されている文字類は前もって削り落としておきます。文字を削り落としても、文字の跡が濃い色で残ってしまう場合がありますので、できるだけ文字が無い部分を使う方が良いです。
 基準となるパーツに合わせて、タグ板の角の部分をニッパーで切り取り、ヤスリで削ってタグ板を丸くしていきます。基準パーツとタグ板を回しながら、ヤスリはタグ板に対して垂直に当て、タグ板だけを削るようにします。ヤスリを動かす方向は、赤い矢印で示したように、下から上へ押します。
 基準となるパーツと同じ形・同じサイズになってくると、「ここで削るのをストップしよう。これ以上削るとヤバい」という限界点が見えてきます。説明しにくいですが、実際にやってみると分かるはずです(←そんな、無責任な…:汗)。
 ヤスリで削った後は、耐水ペーパーで削った断面を整え、基準パーツとタグ板との間にデザインナイフの刃を差し込んで分離すれば作業完了です。

 この後、円形になったタグ板を、伏せた皿状に削りました。

 5ミリプラ丸棒をタグ板に瞬間接着剤で固定し、持ち手にすると作業しやすかったです。丸棒を回しながら均等に削ると、手作業でもかなりきれいに削れます。テレビで観た、「ろくろ」を使った陶芸や、旋盤を使用した金属の切削作業をイメージしながら削りました。実際の作業は、少し削っては回し、回しては少し削りの繰り返しなので、ろくろや旋盤とはちょっと違うんですけどね(笑)。 


 タグ板で作ったバルジのパーツをランドセルに置き、慎重に位置決めして接着しました。バルジの周囲4ヶ所にリベット状のディテールアップ用パーツを貼って完成です。リベットの色の違いは…気にしないでおきましょう(笑)。

 *前回の記事にも読者の皆様からコメントをいただきました。ありがとうございます! コメントをくださった皆様の多くがHGUCザクF2型を製作されているのがうれしかったです。こうしてキットを組み立てる楽しさとか感動を共有できるのは良いですねぇ♪
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HGUC ザクⅡF2型(その1)

2010年03月11日 | 0080・0083・08MS小隊
 待ちに待った1/144スケール・F2ザクの登場です! ネタがネタだけに、筆者もテンションがめちゃくちゃ高いです。
 そう、あれは20年ほど前のこと、「月刊モデルグラフィックス」誌で連載されていた「ガンダム・センチネル」の最終回企画「センチネル0079」に登場したザクの設定画を見た若き日の筆者は、その格好良さに思わず一目ぼれしてしまいました。

 「うわぁ、このザク格好ええ!! プラモ出ないかなぁ…」
 しかし、雑誌連載企画の最終回に登場したモビルスーツです。「センチネル」の代表的な敵MSであるゼク・アインすらキット化されていなかった頃に、「センチネル0079」版ザクのキット化の可能性はゼロに等しかったのです。

 その後、「センチネル0079」版ザクは小変更を受け「機動戦士ガンダム0083」に「F2型ザク」として登場。映像作品に登場したことによりキット化実現の可能性は高まったものの、「0083」シリーズのプラモデルは4種類しか発売されないという事態に…。
 筆者は当時発売されていた「Bクラブ」製のガレージキットを買いたかったのですが、迷っているうちに時期を逃してしまいました。

 時は流れ、マスターグレード(以下、「MG」)シリーズで1/100スケールのF2ザクが発売されました。キットの出来は良かったのですが、ファンが思い描くF2ザクのイメージとは異なる太めのプロポーションに、やや違和感を覚えたものでした。ジオンカラーのキットにザクマシンガンが付属しないという問題もありましたし!
 また「0083」関連のキットは1/100MGよりも1/144HGUCの方がアイテムが充実しているため、どうしてもHGUCのF2ザクが欲しくなってしまうという状態でした。

 そしてガンプラ30周年の今年、ついに1/144スケールのF2ザクが発売されました(感涙)。
 「我々は3年待ったのだ」ではなく、「我々は20年待ったのだ」です。

 「HGUC ザクⅡF2型」は、待っただけの甲斐のあるキットです。最初に元となるデザインが世に出てから20年の間に、ガンプラの技術は格段に進化し、初1/144スケールキット化にしていきなり「決定版」といえる傑作キットとして誕生しました。

 あーっ! うれしいぞ~!!

 さて、興奮ばっかりしているわけにはいきません。製作に入ります。
 とにかくキットの出来は素晴らしいです。説明書通りに組み立てるだけで、格好良いザクが出来上がります。個人的にはほとんど手を加えるところがありません。とりあえず、モノアイのディテールアップから行きます。
 この記事では先月発売されたジオンカラーのキットを使用しますが、発売間近の連邦軍カラーのキットでも同じ内容の作業を行なえるはずです。
 
  
 写真左:キットのモノアイは、ダークグレーで成形された円筒状のモノアイユニットの表面に丸いモールドがあり、その丸部分にシールを貼って再現するようになっています。シールの位置決めがストレスなく行なえるうえに、モノアイの可動は頭部を分解することなくアゴ下のレバーで操作できるようになっています。う~ん、素晴らしい♪

 例によってモノアイにはウェーブ製「Hアイズ」の裏面にラピーテープを貼ったものを埋め込みます。過去記事「かめっチ式モノアイの作り方前編中編後編」も合わせてお読みください。
 ここで問題となるのが使用する「Hアイズ」のサイズです。仮組みした頭部のモノアイ部分に「Hアイズ」の各サイズを置き、どのサイズが格好良く見えるかを確認します。ここで2つの案が出ました。

 1:直径2.5ミリ案…非常に男前に仕上がります(個人的感想ですが)。某模型雑誌の作例は、おそらく2.5ミリだと思うのですが、やっぱり格好良いです。しかし、円筒状のモノアイユニットに開けられた丸穴の中にレンズが入っている状態に仕上がります。メカとしてのリアリティーよりも、キャラクター性を重視した案だと思います。

 2:直径2.0ミリ案…モノアイのシールを貼る部分となる丸モールドを、レンズの外枠として活用する案です。やや目が小さく、2.5ミリ案と比べると迫力不足です。しかし、モノアイレールの構造(右の略図)に近い形状を再現できるため、精密感ではこちらが有利だと思います。

 …結局、2.0ミリ案でいくことにしました。

 *もう一つ、没になった案の話ですが……実はキットのモノアイユニットのパーツは、頭部内部のサイズに対してかなりタイトに設計されています。Hアイズをキットのパーツにそのまま貼ると、モノアイスリットからレンズが突き出した状態になってしまいます。そのため、キットのパーツに穴を開け、Hアイズを埋め込む必要があります。
 本格的にモノアイユニットを作り込む場合、キットのモノアイユニットを使用せずに直径約9ミリの丸いパーツ(↓例:コトブキヤ製マイナスモールド)を加工してモノアイレールを作る必要がありそうです。

 しかし、その作業はかなり手間が掛かると思われます。ザクは量産型モビルスーツです。「複数作りたい」と思うのが人情というものでしょう。できるだけ簡単な作業で済ませたいところですよねぇ…(笑)。というわけで、やっぱりキットのパーツを加工する方向でいくことになりました。


 
 キットのモノアイユニットのパーツの丸いモールドに穴を開けます。まずデザインナイフの先やコンパスの針などで丸モールドの中心を突いて、ドリルで正確に穴を開けるための目印とします。次に、直径1ミリのドリル刃を付けたピンバイスで丸モールドの中心を貫通させます(写真左)。
 写真右:先の細い棒ヤスリで、少しずつ穴を広げていきます。ヤスリを回す方向は一定にせず、右回転・左回転・右回転・左回転…という風に、交互に回すと穴位置がずれにくいと思います。ドリルで穴を開ける際に中心よりずれてしまっていても、この段階で多少は修正がききます。とりあえず完全に穴を広げずに、写真の穴のサイズぐらいで作業を中断しました。理由は後ほど…


 モノアイレールのすき間を再現するため、モノアイユニットのパーツの外周部にミゾを彫ります。方法は前々回の記事で紹介した「かめっチ式パーツスライサー」の応用です。今回はやや太めのスジ彫りにするため、エッチングソーの代わりにデザインナイフの刃の反対側(刃先ではない方の先端)を使って彫りました。デザインナイフの刃は使い古しのものでOKです。作業する前に、刃先の部分にマスキングテープなどを厚めに貼って、ケガをしないようにしておきましょう。
 モノアイ部分の丸モールド付近は特に慎重にミゾを彫ります。デザインナイフの刃で丸モールドをつぶしてしまわないように!

 
 写真左:外周部にミゾを彫り終わったら、再び棒ヤスリを使って穴の直径が2ミリになるまで広げます。穴が2ミリぐらいになると、丸モールドは肉厚が非常に薄い外枠として残ります。外枠をつぶしてしまわないよう、注意が必要です。穴を広げる作業を中断して、途中でミゾを彫ったのは、この外枠をつぶさないようにするためなんです。
 写真右:試しに頭部にモノアイユニットを取り付けて、様子を見ました。ミゾと丸モールドの外枠周辺にスミ入れをして、立体感を強調してあります。

 
 写真左:裏面のヒケ(凹み)を1500~2000番の耐水ペーパーで磨いて処理し、コピー用紙で磨いて透明度を復活させたHアイズ(直径2ミリ)の裏にラピーテープを貼ったものをモノアイユニットに開けた穴にはめ込みます。レンズの向きがゆがまないように慎重に位置決めし、モノアイユニットのパーツの裏側から少量のリモネン接着剤を流し込み、レンズを固定します。
 写真右:頭部にモノアイユニットを取り付けた状態です。モノアイスリットに透明なバイザーを取り付けない場合は、これで完成となります。

 透明バイザー(モノアイシールド)を取り付ける場合…
 
 写真左:用意するもの:キットのランナーを包装しているビニール袋(パリパリした透明度の高いものと、フニャフニャした透明度の低いものの2種類がありますが、この場合はパリパリの方を使用します。袋の端がギザギザになっている方です)・両面テープ。
 ビニール袋は、傷やシワが無い部分を幅4ミリ・長さ約10センチの帯状に切っておきます。両面テープは4ミリ角に切ります。
 写真右:モノアイユニットのレンズがある側の反対側(赤丸で囲った、丸い凹みが目印です)の外周部分に4ミリ角の両面テープを貼り付けます。

 
 両面テープの剥離紙をはがし、帯状のビニールの端を両面テープの中央に貼り付け、ビニール帯をモノアイユニットに1周巻き付けます。作業中にホコリなどが付かないように注意します。

 
 ビニール帯を巻き付け終わったら、両面テープの中央部分でビニール帯の余り部分を切り取ります。ビニール帯が2重に重なっている部分が無いように気を付けましょう。これでモノアイシールドの取り付け完了です。

 
 頭部にモノアイユニットを組み込みます。モノアイ&モノアイシールドの透明パーツ化の完了です。


 この記事を書いている時点では上半身だけ組み立てた状態ですが、すでに「複数作りたい」という気持ちがわいています(笑)。本当に良いキットですよ!

 
 前回の記事にもたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!m(- -)m

 ご質問の件ですが…
 鈴木勉さん:>「D型ジェガンが発売されると(仮定すると)延長工作が面倒とはどういう意味でしょうか。」
 …このくだりですが、自分の思っていることがなかなか文章に表せなくてずいぶん悩みました(汗)。実際読んでみると、意味不明でしたねぇ…。
 「スタークジェガンの脚が短く感じる→脚を長くするため大掛かりな改造を行なうプラン浮上→実行すればとりあえず解決できるかも→しかし、もしD型ジェガンが発売されるとすると、スタークと並べるにはD型にも同様の改造を行なわないと身長差が出てしまう→身長差を気にしなければ問題ないものの、やっぱり気になってしまう→結局、D型も改造することになる→面倒くさい→できればスタークジェガンの脚の改造は避けたい」という意味だったんです(汗)。
 実際に太ももを延長するとなると、中央で切断して間にプラ板を挟んで…という、全塗装を必要とする改造になるでしょう。足首関節部で延長する場合は、強度との戦いになるでしょうねぇ。

 おこげさん:実はMGグフver2.0はまだ完成していません。ちょうど両脚を組み立て終わったところで非常事態(家族の病気)が発生してしまい、(気分的に)続きを作ることができないまま放置している状態です。またいつか完成させたいですねぇ…。
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HGUC陸戦型ガンダム(その10)

2007年06月24日 | 0080・0083・08MS小隊
 HGUC陸戦型ガンダムの製作もいよいよ終盤、武器類の組み立てで記事3回分も使うとは思いませんでした(笑)。付属品が多いというのは組み立てがめんどくさいですが、やっぱり楽しいですねぇ。

 
 このキットには平手は付属していませんが、HGUCパワード・ジムの左平手が流用可能です。手の甲の色が若干陸ガンと違うのですが、肉眼で見てもあまり気にならないレベルです。ブルーディスティニー1号機が発売されたら、より陸ガンにフィットする左平手(手の甲は交換が必要ですが)が手に入りますね。


 180ミリキャノンはカトキ氏のアレンジにより、より実在の火砲を意識したデザインになっていて非常にカッコ良いです。

 キャノンは5つのブロックに分解してコンテナに収納できるというMGでもおなじみのギミックが再現されています。あ、フォアグリップが付いているブロックの向きを間違えてますね、この写真…(汗)。

 
 コンテナも良く出来ています。ガンダム本体背中の背負子と接する面には合わせ目がありますが、無理して消す必要はないのではと思います。

 
 キャノンの各ブロックは、コンテナ内部のパレット状のパーツにセットすることでコンテナにスッキリ収納できます。ちょっと砲身がグラグラしますが、まあ良いでしょう。


 180ミリキャノンを持たせる時に不要となるマシンガンや右握り拳はコンテナに収納しておくと紛失防止になります。マシンガンは銃身先端を取り外すと収納しやすいです。

 
 武器類の組み立てが終了し、ほぼ完成状態になりました。後は合わせ目消しのヤスリ掛けやらウェザリングが残っています。マシンガンのヤスリ掛けがちょっと心配…(汗)。


 180ミリキャノン発射姿勢。ポーズ付けって難しいですねぇ。

 シールドを前に置いた射撃状態です。実は簡易トリック写真で、シールドをかなり手前に置いて遠近感を利用して撮っています。普通にシールドを置いた状態でこの姿勢を取らせると、キャノンの砲口が下を向いてしまいますからねぇ(汗)。

 ではまた…。

 
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