今回はブシドー専用アヘッドの目の話の続きです。アニメの作画のイメージに近付けるために目を4つとも作り直すのですが、左右対称にするために同形・同サイズのパーツを複数、プラ板か何かで作り出す必要があります。しかも1/144スケールであるため、目は非常に小さいです。う~ん、どうしよう…。
米粒よりも小さいパーツをプラ板から複数切り出す方法ですが、悩みまくった結果、次のような方法を思いつきました。基本的にはHGUCジム・ストライカーの肩関節カバーの時と同様の作業になります。
ジム・ストライカーの時と異なるのは、切り出すプラ板が小さいので、プラ板どうしを瞬間接着剤で固定する時に接着剤を付ける位置と量を工夫する必要があるという点です。
上の図のように適当なサイズに切ったプラ板を4枚接着します。赤い×印は瞬間接着剤を付ける位置です。接着剤の量は少なめにして、プラ板の反対側の端を接着してしまわないようにします。接着した側は削り出す時の持ち手になります。サイズが小さいので、実際に使用する部分を接着してしまうとプラ板どうしを剥がすのが大変です。
後は4枚重ねのプラ板を1本のプラ棒として削っていきます。プラ板の断面を削る時は、広い面に対して垂直に削るよう気をつけます。作業台に両面テープを貼り付けて、その上にプラ板を貼って固定すると4枚のプラ板のサイズや削る角度をそろえやすいと思います。
削る時はナイフやヤスリだけでなく、当て木した耐水ペーパーまで掛けて断面を整えるところまでやってしまうと後が楽なのですが、エッジが丸まってしまう危険性もありますねぇ(汗)。
目頭側(図の下の方)の整形が終わったら、重ねたプラ板を作業台上の両面テープで固定したまま切断します(図の右から2番目)。さらにもう1ヶ所切り落として完成です(図のいちばん右)。
……という段取りでプラ板を切り出そうと考えたのですが、実際にやってみるとやや難しいです(汗)。
写真は0.5ミリ厚プラ版を4枚重ねて切り出したものです。「良い感じに出来た~!」と思ったのですが、予定していたサイズよりもふた周りほど大きいことが分かりました。結局ボツに…(泣)。
気を取りなおして0.3ミリ厚プラ板でチャレンジしてみました。プラ板は薄い方がパーツごとの形状やサイズの誤差が少なくなるはずですが、削り出しの作業は難しくなります。
0.3ミリプラ板から切り出した目のパーツです。ちょっと精度が低くなってしまいました(汗)。
上の図のような方法にするよりも、形状・サイズともイメージどおりの見本となるプラ板を一枚切り出しておいて、その見本をプラ板に両面テープで貼り付け、それを定規として一枚ずつ切り出した方が確実かもしれません。気付くのが遅かった…(汗)。
写真左:目尻の部分を削って微調整しました。この時点ですでに上の図の方法で切り出した意味が無いような気が…(汗)。
写真右:顔面に目を配置する際、干渉する部分が出てきます。目のパーツを削って対処しました。筆者は上下に2段ある目のうち、上の目の方がメイン(機能ではなく顔のバランス的に)だと思っているのですが、下の目の方が目立ってしまう結果になりました。上の目を貼る位置がやや高かったようです。
さて、このキットでもう一つ気になる点があります。頭頂部の形状です。
キットの頭頂部は、側頭部のGNバルカンが装備されたブロックとなだらかなラインでつながっています(図の左上)。
設定画ではGNバルカンのブロックがやや高く、頭頂部はバルカンのブロックよりも一段低くなっています(図の右上。顔アップの設定画が手元に無いので、全身の設定画と記憶を元にしています)。
アニメの作画では頭頂部がエクシアや00のように尖っていて、メリハリのある形状に描かれています。また、頭全体に対する顔のサイズが小さいようです(図の左下)。劇中では顔の彫りも深いですねぇ。
パテ類を使わずに、パーツの肉厚の範囲内の削り込みだけで改修する場合、頭頂部とバルカンブロックの間のミゾを深く削り、頭頂部の左右を削ると良いかもなぁと考えた案が右下の図です。
写真左:とりあえずパーツに穴が開かない程度に削り込んでみました。ミゾを深く削った後の仕上げには前回登場した爪楊枝ヤスリが活躍してくれました。
でも、キットのままとあまり変わり映えしません(汗)。キットの説明書の完成写真とよく見比べても「微妙に違うかなぁ…?」という程度です。う~ん…。
写真右:U字形に角が伸びた赤い鎧兜というと、「井伊の赤備え」を連想してしまいます。というか、ひこにゃんを…(笑)
米粒よりも小さいパーツをプラ板から複数切り出す方法ですが、悩みまくった結果、次のような方法を思いつきました。基本的にはHGUCジム・ストライカーの肩関節カバーの時と同様の作業になります。
ジム・ストライカーの時と異なるのは、切り出すプラ板が小さいので、プラ板どうしを瞬間接着剤で固定する時に接着剤を付ける位置と量を工夫する必要があるという点です。
上の図のように適当なサイズに切ったプラ板を4枚接着します。赤い×印は瞬間接着剤を付ける位置です。接着剤の量は少なめにして、プラ板の反対側の端を接着してしまわないようにします。接着した側は削り出す時の持ち手になります。サイズが小さいので、実際に使用する部分を接着してしまうとプラ板どうしを剥がすのが大変です。
後は4枚重ねのプラ板を1本のプラ棒として削っていきます。プラ板の断面を削る時は、広い面に対して垂直に削るよう気をつけます。作業台に両面テープを貼り付けて、その上にプラ板を貼って固定すると4枚のプラ板のサイズや削る角度をそろえやすいと思います。
削る時はナイフやヤスリだけでなく、当て木した耐水ペーパーまで掛けて断面を整えるところまでやってしまうと後が楽なのですが、エッジが丸まってしまう危険性もありますねぇ(汗)。
目頭側(図の下の方)の整形が終わったら、重ねたプラ板を作業台上の両面テープで固定したまま切断します(図の右から2番目)。さらにもう1ヶ所切り落として完成です(図のいちばん右)。
……という段取りでプラ板を切り出そうと考えたのですが、実際にやってみるとやや難しいです(汗)。
写真は0.5ミリ厚プラ版を4枚重ねて切り出したものです。「良い感じに出来た~!」と思ったのですが、予定していたサイズよりもふた周りほど大きいことが分かりました。結局ボツに…(泣)。
気を取りなおして0.3ミリ厚プラ板でチャレンジしてみました。プラ板は薄い方がパーツごとの形状やサイズの誤差が少なくなるはずですが、削り出しの作業は難しくなります。
0.3ミリプラ板から切り出した目のパーツです。ちょっと精度が低くなってしまいました(汗)。
上の図のような方法にするよりも、形状・サイズともイメージどおりの見本となるプラ板を一枚切り出しておいて、その見本をプラ板に両面テープで貼り付け、それを定規として一枚ずつ切り出した方が確実かもしれません。気付くのが遅かった…(汗)。
写真左:目尻の部分を削って微調整しました。この時点ですでに上の図の方法で切り出した意味が無いような気が…(汗)。
写真右:顔面に目を配置する際、干渉する部分が出てきます。目のパーツを削って対処しました。筆者は上下に2段ある目のうち、上の目の方がメイン(機能ではなく顔のバランス的に)だと思っているのですが、下の目の方が目立ってしまう結果になりました。上の目を貼る位置がやや高かったようです。
さて、このキットでもう一つ気になる点があります。頭頂部の形状です。
キットの頭頂部は、側頭部のGNバルカンが装備されたブロックとなだらかなラインでつながっています(図の左上)。
設定画ではGNバルカンのブロックがやや高く、頭頂部はバルカンのブロックよりも一段低くなっています(図の右上。顔アップの設定画が手元に無いので、全身の設定画と記憶を元にしています)。
アニメの作画では頭頂部がエクシアや00のように尖っていて、メリハリのある形状に描かれています。また、頭全体に対する顔のサイズが小さいようです(図の左下)。劇中では顔の彫りも深いですねぇ。
パテ類を使わずに、パーツの肉厚の範囲内の削り込みだけで改修する場合、頭頂部とバルカンブロックの間のミゾを深く削り、頭頂部の左右を削ると良いかもなぁと考えた案が右下の図です。
写真左:とりあえずパーツに穴が開かない程度に削り込んでみました。ミゾを深く削った後の仕上げには前回登場した爪楊枝ヤスリが活躍してくれました。
でも、キットのままとあまり変わり映えしません(汗)。キットの説明書の完成写真とよく見比べても「微妙に違うかなぁ…?」という程度です。う~ん…。
写真右:U字形に角が伸びた赤い鎧兜というと、「井伊の赤備え」を連想してしまいます。というか、ひこにゃんを…(笑)