ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(番外編) 

2009年07月23日 | 臨時ニュース・その他
 いよいよ「MGガンダムエクシア」の日本国内での販売が開始されました。もう手に入れたという方もいらっしゃるようですね。海外での発売は日本での発売より少し後になるそうです。

 実は、筆者の手元には完成状態の旧1/100ガンダムエクシアが無いため、サンプルレポートでは旧キットとMGの直接比較はできませんでした。そこで、エプロンさんに頼んで、店内で新旧エクシア比較写真を撮ってもらいました。

 写真手前がMG、奥にあるのが旧キットです。この旧キットは、「機動戦士ガンダム00 ファーストシーズン」放映当時に筆者が組み立てたサンプルキットです。懐かしい…(笑)。現在も展示中です。


 写真左側が旧キット、右側がMGです。MGエクシアは、旧キットに比べて頭部が大きく、肩幅が狭いプロポーションになっています。そのため、アニメ本編の作画に近い印象になりました。MGは旧キットよりも若々しい雰囲気だと思います。

 新旧キットを比較してみて、大きく印象が異なると思う部分をピックアップしてみました。

 頭部の比較写真です。顔の大きさはあまり変わりませんが、ヘルメットがかなり大きくなっています。


 肩の装甲の比較写真です。旧キットは設定画と比べると肩装甲が大きいような気がしたのですが、MGでは軽快な印象にまとめられています。
 旧キットでは、腕が胸からやや離れた位置に付いていましたが、MGではほとんどすき間がありません。


 腰の比較写真です。旧キットは差し替え式のGNブレイド取り付け基部が左右に大きく張り出していましたが、MGでは取り付け基部が収納式である上に、張り出しが最小限に抑えられています。GNブレイドを取り付けた状態でも、スリムな腰まわりです。

 旧1/100キットも良くできたキットでしたが、番組終了後に開発されたMGキットは、アニメの作画や各媒体で発表されたイラストのイメージを盛り込んだ、より練り上げられたプロポーションになっています。やっぱりMGは、ひと味違いますねぇ♪


 *「サンプルレポート(最終回)」にもたくさんのコメントをいただきました。皆様、ありがとうございます!

 
 *ご質問いただいた件ですが…
 タカさん:合わせ目消しの必要な箇所についてですが、最新のMGキットだけあって、パーツの合わせ目はほとんどの部分がデザイン処理されていて目立ちません。筆者が個人的に気になった部分といえば、上腕のGNコード基部付近ぐらいでした。あと、GNソードの刃の部分やGNブレイドのグレー部分など、武器類にはけっこう合わせ目があります。

 冬夜さん:「動かしにくいな」と思った箇所についてですが、GNソードのビームガン+ソード刃を小型シールドの内側に引き込むためのアーム(H14とH15)に使われているポリキャップ(PC7)がやや固いです。それから、GNソードの前腕への取り付け部分が外れやすいです。
 あと、「動かしにくい」とはちょっと違いますが…:腰後ろの装甲やGNダガーラックなど、可動するのは良いのですが、動きすぎて立ちポーズの時に左右のポジションを揃えにくい部分があります。特に、腰後ろの装甲は動かなくても良かったかも、と思うのですが…(笑)。
 

 *コメント欄常連のHKRさんは、筆者と同様にMGエクシアのサンプルを製作されているのですが、「エクシアリペア」を塗装仕上げで製作進行中だそうです。メッキパーツは旧キットに移植の予定ということで、完成が楽しみです♪ 完成したら、いつものようにコメント欄に画像を投稿してくださいね!

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(最終回) 

2009年07月20日 | 臨時ニュース・その他
 「MGガンダムエクシア イグニッションモード」のサンプルレポート、今回で最終回です。

 GNソードの刃の部分を構成するパーツ群です。

 実は、上の写真は画像加工により、修正したものです。写真を撮影中にパーツが転がってしまい、下の写真の状態になってしまっていました(汗:赤い矢印で示したパーツです)。
 


 GNソードの刃の部分です。メッキがとてもきれいです。


 ソードの刃とビームガンとを連結した状態です。


 小型シールドを取り付けて、GNソードの完成です。



 GNソードは、前腕と手のひらの2ヶ所で固定します。



 劇中でよく見る、ソード刃の使用状態です。


 アニメではこの状態で使用されたかどうかは覚えていませんが、大剣のように持たせることもできます。

 
 ソード刃とビームガンは、小型シールドの裏面に引き込むことができます。

 
 写真右:格納状態のGNソードは、前腕に取り付けるとこんな感じです。
 写真左:ソード刃とビームガンをつなぐ支持アームは、赤い色で示した部分の可動軸が、ややゆるいです。瞬間接着剤を薄く塗り付けて乾かし、軸を少しだけ太くすると、可動の固さがちょうど良くなると思います。

 
 写真左:ガンダムエクシアの別名「ガンダムセブンソード」の由来となる、7本の剣が完成しました。
 写真右:「刹那・F・セイエイ」の隣にいるのは、小型の作業用ロボット「カレル」です。ちゃんとハロが乗っています。

 ここからはMGガンダムエクシアのフル装備状態の写真です。






 



 ここからはポーズ集です。







 組み立てた後の感想ですが、とても良いキットです。プロポーション、可動機構、パーツ分割による色分け、LED発光ユニットの演出効果、どれを取っても一級品だと思います。とにかく格好良いですよ!!

 *「エクシアリペア」の完成状態の写真も撮りたかったので、エクシアの各パーツを取り外し、「エクシアリペア」のパーツと交換しようと思いました。しかし、パーツを外している途中で、足の甲の装甲の可動軸を折ってしまいました(汗)。
 そこで「エクシアリペア」の再現は断念することになりました。やはり1個のキットで「エクシア」と「エクシアリペア」の両方を兼用させるのは難しいです。両方を楽しみたいという方は、キットを2個購入されることをおすすめします。

 *前回の記事の最後の方で、サンプルを展示するため店に納品したという話を書きましたが、実際の記事との時間差で、話が分かりにくくなってしまいました。ごめんなさい。
 私のサンプルレポートの作業は、「キットの組み立て」→「写真撮影」→「写真の画質調整」→「記事の作成」という手順で行っています。そのため「キットの組み立て」と「記事の作成」との間には数日間の時間差が発生してしまいます。説明不足になってしまい、申し訳ございませんでした。m(- -)m

 *今回のサンプルレポートにも、いろんな国の読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。多い時には1日に2万人近い読者様が記事を見に来てくださいました。本当にありがとうございます! このキットに対する皆様の期待や熱意が伝わってきます。 
 このブログを始めた当初は、これほどたくさんの人に見に来ていただけるとは思いませんでしたし、ガンプラを通じての国際交流ができるとは、夢にも思いませんでした。とてもうれしいです。
 サンプルレポートを見に来てくださった皆様全員の気持ちを受けて、「刹那・F・セイエイ」の言葉を借りて、この記事を締めくくりたいと思います。

 「俺達が、ガンダムだ!!」

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その8) 

2009年07月19日 | 臨時ニュース・その他
 今回は武器類の組み立てです。旧1/100キットの武器類と比較しながら、ご覧ください。

 GNロングブレイド(写真上半分)と、GNショートブレイド(写真下半分)を構成するパーツ群です。「イグニッションモード」版キットでは、刃の部分がメッキ仕様になります。通常版キットでは、刃の部分がどんな色になるかは不明です。


 完成したGNロング/ショートブレイドです。刃先はかなり尖っていますので、先端部分を削るなどの加工は必要ないと思います(削るとメッキが剥がれますし…)。


 ロングブレイドを左腰に取り付けた状態です。


 両腰のGNブレイド接続基部は、ボールジョイントになっています。可動範囲は意外と広く、ポーズ付けの時に融通が効きます。


 GNブレイドの取り付け基部がボールジョイントになっていることと、ボールジョイントの基部が前後に可動することにより、GNブレイドを両腰に取り付けた状態でも脚の可動範囲はかなり広いです。
 ただし、あまり脚を大きく開くと、ブレイド接続基部に負荷が掛かってしまい、接続基部の白い円盤状パーツが外れてしまいます。ポーズ付けの時は気を付けましょう。


 GNシールドを構成するパーツ群です。


 組み立て途中のGNシールド。


 完成したGNシールドです。


 青い部分は展開可能で、ごくわずかですが防御面積が広くなります。


 シールド裏側です。


 青い部分を展開した状態のシールド裏側です。


 シールドを左前腕に取り付けた状態です。この部分は従来のキットと同じですねぇ。


 GNソードのビームガン部分(写真左側)と、シールド部分(写真右側)を構成するパーツ群です。

 
 写真左:小型のシールドは、丸いメカの部分がグレーに色分けされました。
 写真右:こちらはビームガンです。「イグニッションモード」版キットでは、銃身と銃口がメッキ仕様になっています。


 「イグニッションモード」版キットに付属する、「エクシアリペア」用のGNソードのパーツ群です。

 
 写真左:刃が欠け、折れたGNソードの刃です。
 写真右:小型シールド表面の白いパーツが「エクシアリペア」用パーツです。こちらも部分的に傷が付いています。

 次回は「MGガンダムエクシア サンプルレポート」の最終回、GNソードの組み立ての続きと、フル装備の完成写真をお送りします。お楽しみに!

 *金曜日(6月17日)、店にMGエクシアを納品してきました。
 
 写真左:いつも通り、破損を避けるために細かいパーツを分解し、ビニール袋に包んで箱に詰めてから輸送します。
 写真右:サンプルが入っている白い箱の表面には、シリアルナンバーが入っています。今回のサンプルは「00228」番でした。
 このブログで組み立てレポートを行ったサンプルキットの完成品は、いつも通りホビーショップ ミドリの店内で展示中です。お近くの方はぜひ見に来てくださいね!

 *前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その7) 

2009年07月18日 | 臨時ニュース・その他
 今回は腰の組み立て、そしてガンダムエクシア本体の完成です。

 腰を構成するパーツ群です。GNビームダガー関連の部品がありますので、腰両側面の装甲が無いデザインのわりにはパーツ数が多いです。


 腰の基本骨格は、シンプルな構造です。MGクラスのキットに採用されている股関節の移動機構は、前後に移動する場合が多いのですが、エクシアの股関節は上下に移動します。

 
 写真左:腰前面左右の可動式装甲は、上の方にある五角形部分がグレーに色分けされました。
 写真右:可動式装甲の裏面です。可動部は取り付け基部のボールジョイント以外にも、もう1ヶ所あります。

 
 写真左:腰後ろ側の装甲です。
 写真右:このキットも最近のキットの例に漏れず、「バンダイ アクションベース1」に対応する接続用パーツが付属しています。

 
 完成した腰部分です。

 
 GNビームダガーの接続部は、劇中の描写と同じように可動します。

 
 写真左:腰前面左右の可動式装甲は、上方向にずらすような動きが可能です。脚の可動範囲が大幅に広がります。
 写真右:腰後ろの左右に付いている装甲もボールジョイント式で可動します。

 
 写真左:上半身と両脚を腰に取り付けました。ガンダムエクシア本体の完成です。
 写真右:股関節の移動機構を確認しているところです。写真の右側(左脚)が通常の位置で、写真左側(右脚)が股関節を下方向に移動させた状態です。

 エクシア本体が完成したので、いよいよGNドライヴの搭載を正式に行います。
 
 写真左:GNドライヴの代わりに蓋を取り付けた状態です。
 写真右:蓋を固定している爪状のパーツを展開し…
 
 写真左:蓋を取り外します。
 写真右:点灯させたGNドライヴを背中に差し込み…
 
 写真左:爪状のパーツを閉じてGNドライヴを固定します。
 写真右:取り外した蓋は、GNドライヴ展示用の台座に置くことができます。


 GNドライヴを点灯させたMGガンダムエクシア・イグニッションモードです。


 写真左:LEDの光で胸に浮かぶ文字は、肉眼で見るとちょうど良い感じなのですが、カメラで撮影するとLEDの光が強く写ってしまう場合があるようです。これはこれで格好良いですけどね(笑)。
 写真右:背中側の光り方は、写真に撮ってもちょうど良い感じです。

 
 可動範囲を確認するため、第13話「聖者の帰還」でモビルスーツ「アンフ」の砲撃に耐えるポーズを取らせてみました。


 アクションベース(別売り)に取り付けた状態です。アクションベースの支柱が干渉するため、写真のように脚をそろえたポーズを取らせるのはやや難しいです。

 
 写真左:片ひざ立ちの姿勢でコクピットを開けて…。
 写真右:立ちポーズの「刹那・F・セイエイ」は、ヘルメットを抱えた状態での立体化です。



 腰前面の可動式装甲の可動範囲が広いため、片ひざ立ちが無理なく決まります。エクシアは、戦闘中の躍動感があるポーズが似合うのはもちろんですが、作戦前の物静かな状態も良いと思います。

 次回は武器の組み立てです。お楽しみに!



 *前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。時間の都合により、全てのコメントにお返事を書くことができません。申し訳ございません。m(- -)m でも、皆様のコメントは全て拝読しています。ありがとうございます!

 *コジロウさん:脚付け根の収納式GNブレイド接続基部の件ですが、指の爪を引っ掛ければ開くことができます。爪楊枝などを使えば、より確実に開くことができますよ♪

 *タケシ2009さん:残念ながら、説明書にはマーキングシールなどを貼った状態の完成写真は掲載されていません。もしかしたら箱の側面にマーキングシールを貼った状態の写真が載るかもしれませんねぇ。

 *한국의 L씨, 코멘트 감사합니다!  매우 기쁩니다. 한국어와 일본어는 문법이 닮아 있으므로, 자동번역 사이트를 이용하면, 상당히 정확하게 나의 블로그의 기사를 번역할 수 있을 것입니다. 부디 시용해 주십시오♪
(韓国のLさん、コメントありがとうございます!  とてもうれしいです。 韓国語と日本語は文法が似ていているので、自動翻訳サイトを利用すれば、かなり正確に私のブログの記事を翻訳できるはずです。 ぜひお試し下さい♪)

 *剣時さんからいただいた情報によると、パーフェクトグレードのダブルオーガンダムが開発進行中だそうです! PGの前作であるガンダムアストレイや、今回のMGエクシアの出来を見ると、かなり期待できそうですねぇ♪ 

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その6) 

2009年07月16日 | 臨時ニュース・その他
 MGガンダムエクシアのサンプルレポート、今回は脚の組み立てです。記事2回分ぐらいの長さがありますが、どうぞお付き合いください(笑)。

 足を構成するパーツ群です。旧1/100キットの足はつま先部分が独立可動する優秀なものでしたが、MGではそれを上回る可動機構が組み込まれています。


 写真左:足のつま先側のパーツにポリキャップを2個配置し、可動軸を差し込んでいるところです。ここは横方向の接地性を高めるための可動部です。
 写真右:つま先の先端部分も独立可動します。人間でいうと足指の付け根に相当する部分です。

 
 つま先に設けられた可動軸は左右に動かすことが可能です。  

 
 写真左:こちらはかかと側のブロックです。足首関節のボールジョイントを受けるためのポリキャップが内蔵されています。
 写真右:脚のつま先とかかとを連結した状態です。白い装甲を取り付ければ足の完成です。

 
 写真左:完成した両足です。足には左右の違いはなく、2個を同時進行で組み立てられます。
 写真右:つま先の先端が可動するようになったので、足の表情がさらに豊かになりました。 

 
 つま先部分は左右方向にひねることができます。脚を大きく開いたポーズを取らせる場合に有効な可動部だと思います。ポーズ付けの際にモビルスーツの重量感を演出するためには、足の裏をしっかりと地面に接地させるのが大事だと思いますので…。

 
 太ももからすねにかけての骨格を構成するパーツ群です。

 
 ひざは二重関節です。従来のキットと同じ部分で曲がります。ひじ関節と同様、関節の動きに連動してスライド可動する板状のパーツがあります。


 太ももとひざ、ふくらはぎ周辺の外装となるパーツ群です。 


 太もものフレームに股関節回転用のポリキャップをはめ込んでから、装甲を取り付けます。太もも正面の装甲の裏側にはホログラムパーツのGNコードを取り付けるのですが、パーツの向きを間違えないように注意が必要です。

 
 写真左:ふくらはぎ外側のGNコンデンサーは、前腕のものと同様の3層構造です。サイズが大きいので、こちらの方が3層構造の効果が分かりやすいです。
 写真右:エクシアリペアはGNコンデンサーが故障もしくは破損した状態です。内部メカを表現するために、写真のようなシールを使用します。写真下側のシールには、GNコンデンサーの2層目となる無色透明のレンズパーツをかぶせてみました。エクシアリペアのGNコンデンサーには緑色の透明カバーを使用しないため、写真下のシールの状態が完成形になります。
 

 太ももとすね上半分の外装を取り付けた状態の脚部フレームです。

 
 写真左:黄色い線を引いた上側にあるのが、脚付け根の球状関節ブロックを構成するパーツ群、下側にあるのがすね下側の外装や足首関節を構成するパーツ群です。
 写真右:人間でいうと「くるぶし」に相当する部分、足首関節のブロックです。上下2個のボールジョイントで、すねと足を接続します。装甲はもちろん可動式です。


 脚付け根の球状関節ブロックを組み立てている途中の状態です。

 
 従来のキットでは、GNロングブレイド/ショートブレイドの接続部は差し替え式でしたが、MGでは待望の展開・格納式になりました。筒状のパーツがスライドする、意外とシンプルな構造です。

 
 球状の関節ブロックから円筒状のパーツを引き出し、接続用ジョイントを起こします。接続部の使用状態では、球状関節と太ももとの回転部分の可動が大幅に制限されてしまうのは残念ですが、見た目は上々です。
 GNロングブレイド/ショートブレイドを取り付けた状態での脚の可動範囲が気になるところですが、あまり心配は要りません。詳しくは後日、報告します。

 
 完成した右脚です。MG用の新デザインは、従来のものに比べ面構成が複雑になっています。


 ひざ関節の可動範囲は、旧1/100キットと同じぐらいです。
 写真右下の黄色い楕円で囲った部分は、脚を伸ばしている状態ではひざ装甲の下に少し見えているだけですが、ひざを曲げると写真の位置まで出てきます。これはひざ立ち姿勢を取った時に地面に接地するための着陸脚のようなものだと思います。良く考えられたデザインですねぇ。


 
 
 写真では分かりにくいですが、太もも正面のGNコード越しに、ひざの動きに連動可動するパーツの動きを見ることができます。

 
 写真左:足首の、左右方向への可動範囲はこれぐらいです。これだけ動けば脚を左右に大きく開いたポーズにも充分対応できるはずです。
 黄色い矢印で示した部分は伸縮可能で、引き伸ばすとボールジョイントにより可動します。
 写真右:左脚も右脚と同様に組み立てました。次回は腰の組み立てです。


 *前回の記事にもたくさんのコメントをいただきました。皆様、ありがとうございます!
 
 *韓国のbecksさん、ありがとうございます! 韓国の方からコメントをいただくのは初めてなので、とてもうれしいです。
 becks씨, 나의 블로그에 코멘트를 보내 주시고, 정말로 감사합니다!  한국인에게서 코멘트를 주시는 것은 처음이므로, 나는 매우 기쁩니다.

 *以前、コメントをくださったこともあるBusterbeamさんはカナダの方だったんですね! ありがとうございます!
 
 *ガンダムさんからのリクエスト、説明書の塗装ガイドの写真です。


  
 写真右の「カレル」とは、モビルスーツなどの整備用にハロが乗って操縦(?)する作業用ロボットのことです。

 *莉乃さんからのご質問、通常版MGエクシアを購入して、LED発光ユニット+メッキパーツ+イグニッションモードの説明書+シール類一式を部品注文した場合の金額の件ですが…:送料込みで合計3650円になります。送料は余ることが予想されるため、いくらかは安くなりそうですが、それでも通常版MGエクシア1個分に近い金額になります。この事を考えると、イグニッションモードの初回価格はかなりお買い得だと思いますよ♪ 

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その5) 

2009年07月15日 | 臨時ニュース・その他
 今回は腕の組み立てです。旧1/100ガンダムエクシアの記事を合わせてお読みいただければ、MGが旧キットからどれだけ進化したかが分かりやすいと思います。


 右腕を構成するパーツ群です。旧1/100キットは現在のレベルで見ても出来の良いキットだと思います。それだけに、MG化のハードルは非常に高かったのではないかと想像できます。旧キットの腕に比べ、極端にパーツ数が増えたわけではありませんが、可動部の数・可動範囲・色分け・質感など、大幅に性能向上しています。

 
 組み立て途中のひじ関節と前腕のフレームです。旧キットもひじ関節は二重関節で、可動範囲はかなり広かったのですが、MGでは見栄えがさらに良くなるように工夫されています。
 MGクラスのキットでは恒例となっている連動可動も健在です。ひじ関節の動きに連動してスライド可動する板状のパーツが備えられています。また、上腕への接続軸の径が太くなり、強度が向上しています。

 
 連動可動する板の動きを確認しているところです。どう動いているのか、写真をよく見てくださいね。


 組み立て途中の前腕です。ひじ近くにあるGNコンデンサーは「ホイルシール→無色透明の凸レンズパーツ→裏面に文字が入った緑色の透明カバー」の3層構造になっています。
 組み立て時にホログラムパーツのGNコードを挟み込むのを忘れないよう、注意が必要です。

 
 写真左:3層構造により表現されるGNコンデンサーは、従来のキットに比べ格段に精密さと質感が向上しています。無色透明の凸レンズパーツのおかげで、パーツの実際の厚み以上の奥行きが感じられます。
 1/60キットでも色分けされていなかった前腕外側のグレー色の部分(GNバルカンが内蔵されている部分)も、今回初めて色分けされました。
 写真右:半透明のホログラムパーツにより再現されているGNコード越しに、ひじの可動に連動する板状パーツがスライドする様子を見ることができます。 

 
 写真左:上腕は、外側のふくらんだ部分(人間でいうと肩の「三角筋」の部分)が別パーツになったため、合わせ目を消す手間が減りました。
 可動部に使用されるポリキャップは可動軸の径が太いので、保持力が向上しています。
 写真右:手指は最近のMGクラスのキットでは標準的な構造のものです。 

 
 ひじの可動範囲は旧1/100キットに比べ、わずかですが広くなったような気がします。装甲が干渉するため180度までは曲がりませんが、ほぼ人間並みに曲がります。


 右肩の装甲を構成するパーツ群です。

 
 肩の装甲は最近のMGクラスのガンダム系MSキットではおなじみの2重構造です。上腕から肩につながるGNコードは、肩装甲内側のパーツに直接挟み込むようになっています。コードを挟み込むのを忘れないように気をつけましょう。 


 肩装甲の後ろに付くGNビームサーベル接続部は可動式です。そのため、接続部の板状はめ込みピンを破損する危険性が減りました。

 ここで、完成した両腕を胸部に取り付けて…と思ったのですが、上腕側の肩関節ポリキャップのはめ込みが固く、一度はめ込むと取り外しにくいような気がしたので、予定を変更しました。エクシアリペアの左肩マントの組み立てに進みます。

 マントを構成するのはこれら3個のパーツです。マントといえば、1/100ガンダムサンドロックカスタムで採用された不織布やMGクロスボーンガンダムで採用された合成繊維の布など、これまでは実際の布が使用されていました。
 今回のマントはプラスチック成形品です。スケール感や、しわの寄り方の格好良さを考えると、プラスチック製というのは正解だと思います。
 マントに使用されている素材は、たぶん「アサフレックス樹脂」だと思います。アサフレックスなら接着や塗装ができる軟質樹脂ですので、加工するときも安心ですねぇ。 


 胸側の肩関節軸にマント取り付け用のジョイントを取り付けます。


 大きい方のマントを取り付けます。


 次に、小さい方のマントを取り付けます。これでマントの完成です。






 マントを取り付けた状態を3方向から撮影しました。マントの取り付け部はボールジョイントになっていますので、ある程度なら動かせます。

 
 マントを取り外し、左腕を取り付けた状態です。旧1/100キットよりも手が小型化されたため、腕がやや長い印象の旧キットよりもバランスが良くなっていると思います。 


 後ろから。前々回、我慢しきれずにGNドライヴを搭載してしまいましたが、説明書の組み立て手順に合わせるため、元の状態に戻しました(笑)。



 前回の記事にもいろいろな国の読者の皆様から、たくさんのコメントをいただきました(スペイン語のコメントをいただいたのは今回が初めてです!)。誠にありがとうございます!

 いただいた質問の件ですが…
 *猫味噌さん:首は胸部フレームに固定されていますが、ヘルメットの頬ダクト付近が襟元のクラビカルアンテナ基部に干渉すること以外はあまり不便に感じることはありません。

 *エクシア好きさん:メッキパーツのゲート部分の切り口は、黒っぽい色です。

 *Mr.******:The kit that I am assembling is a sample offered for the model shop that joins the pro shop system of Bandai. This sample is the one offered for the sales promotion at the release date. 

 *みかんさん:胸のレンズ部をリング状に発光…の件ですが、キットの胸部フレームはレンズの文字部分をピンポイントで光らせるように設計されています。改造は不可能ではないかもしれませんが、フレームの一部をノコギリで切るなどの加工が必要になってきそうです。



 *黒羽夜猫さん、いつも当ブログの記事を翻訳してくださり、誠にありがとうございます! 黒羽夜猫さんが翻訳してくださった記事と、中国の皆様の模型掲示板を拝見しました。私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているため、完全に皆様のコメントを読むことはできませんが、皆様がキットの発売を心待ちにされていることを感じ、とてもうれしく思いました。
 黒羽夜猫さん、記事の翻訳は大変な作業だと思います。しかも早い!(まさに神速ですね♪)。本当にありがとうございます! サンプルレポートはまだあと数回続く予定ですが、今後もよろしくお願いします。m(- -)m

 cpさん、Danny Rongさん、ご質問くださりありがとうございます! 私は中国語を読むのに自動翻訳サイトを使っているのですが、いただいたコメントを翻訳したところ、残念ながら「文字化け」を起こしてしまい、読むことができませんでした。お返事できなくてごめんなさい。
 

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その4) 

2009年07月14日 | 臨時ニュース・その他
 重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 今回は頭部の組み立てです。

 ガンダムエクシアの頭部を構成するパーツ群です。旧1/100キットの頭部では色分けされていなかった部分がMGでは再現されていますので、非常にパーツ数が多くなっています。1/60キットよりも多いです。塗装が必要な部分はほとんどありません。


 こちらはエクシアリペアの頭部を構成するパーツ群です。頭部の左半分のパーツは通常のエクシア用パーツと共用です。
 まずはエクシアリペアの頭部を組み立てて写真を撮影してから、リペア頭部を分解し、通常のエクシア頭部を組み立てることにしました。

 
 
 
 エクシアリペアの頭部です。半壊した頭部右側でむき出しになっている内部メカは立体感豊かな造形です。こだわる方は耳から口元に向かって伸びているパイプを作り直したり、折れたアンテナの断面を作り込むと良いのではと思います。
 赤い右目のカメラにはキット付属のシールを貼りましたが、メタリックレッドなどで塗装した方が良いと思います。


 エクシアリペアの頭部に使用するシールは3枚あります。右側のシールは額の五角形の部分に貼るシールです。筆者はこのシールを貼るのを忘れていましたが…(汗)。

 
 ここからは通常のガンダムエクシア頭部の組み立てです。
 写真左:エクシアリペアの左目はキットのシールをそのまま使いましたが、通常エクシアの目のシールはキットのシールの黒い部分を切り取って使いました。目の周りの黒い部分は、前もってパーツを黒塗装しておきました。
 写真右:組み立て中の頭部です。パーツ分割の細かさはMGならではです。

 
 写真左:このサイズにも関わらず、頬ダクトの黄色い部分や側頭部GNコンデンサーの台形部分まで色分けされています。
 写真右:頬のダクトはちゃんと開口されているだけでなく、開口部の奥の方がグレーで成形されているため、スミ入れする必要すらありません。このダクトの奥の部分が、側頭部のGNコンデンサーの台形部分も兼ねているんです。


 1/60キットでも色分けされていなかった頭部のGNコードも、ホログラムパーツにより再現されています。

 
 写真左:完成した頭部の写真です。デジカメの接写モードで撮影しているため、実物とはやや違う形状に写っています。実物はもっと顔が小さく、ヘルメットが大きい印象です。
 写真右:画質が悪いですが、通常モードで撮影した写真です。こちらの方が実物に近いです。ヘルメットの横幅が広く、顔が小さく見えるので、精悍なイメージです。

 

  


 頭部をいろいろな角度から撮影しました。従来のキットに比べ、アニメの作画のイメージに、より近くなっています。

 
 頭部を胸部に取り付けた状態です。

 キットを組み立てている途中で、気になる部分が出てきました。
 謎・その1:GNドライヴを構成するパーツの中には、ランナーとの接点となるゲート部分に「アンダーゲート方式」が採用されている部分があります。
 アンダーゲート方式というと思い浮かぶのが「メッキ仕様」です。「ひょっとしたらGNドライヴがメッキになっている特別仕様キットが出るのか!?」と思いましたが、GNドライヴとは関係ないパーツも同じランナーに含まれています。
 おそらくランナーの切り残しによる組み立てミスを防ぐためのアンダーゲートと思います。。


 謎・その2:このキットのランナーには、「MGガンダムエクシア」ではなく「MGインナーフレーム」と刻印されているものがあります。バリエーション展開が予想されますが、エクシア専用デザインのパーツが多く、エクシア系(アストレアやアヴァランチなど)以外に流用される可能性は低そうです。実際はどうなるんでしょう?


 謎・その3:ランナーのパーツ配置を見ると、エクシアとエクシアR2ではデザインが異なる部分がランナーの端の部分に集中配置されているのが分かります。しかし、金型を切り替えるためのスイッチが見当たりません。今後の展開が気になります…。


 *前回の記事にもたくさんの皆様からコメントをいただきました。ありがとうございます!

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その3) 

2009年07月13日 | 臨時ニュース・その他
 重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 今回は胸部の組み立てです。1/100ガンダムエクシアのサンプルレポートと合わせてお読みいただければ、旧キットからの進化を実感できるのではないかと思います(たった2年前に発売されたキットを「旧キット」と呼ぶのは失礼だとは思いますが…)。 


 胸部の基本骨格を構成するパーツ群です。写真中央近くにある半透明のパーツは機体各所のGNコードを再現するための「ホログラムパーツ」です。

 
 写真左:ホログラムパーツは、このようなシート状になっています。オーロラのように色が変化するホログラム加工が施された面が表側の面です。
 写真右:輪のような背部フレームに肩関節軸のパーツを取り付けます。わき腹のGNコードもこの時点で取り付けます。
 

  
 写真左:胸部下側のフレームパーツです。胸部中央の透明なレンズ状パーツの下地になる部分にシールを貼り終わった状態です。後で取り付ける透明レンズの色が濃いため、シールにシワができてもあまり目立ちません。
 黄色い線で囲んだ部分は、LED発光ユニットの光を通すためのスリットです。ここから漏れる光により、透明レンズに刻印された文字が浮かび上がります。
 写真右:キットに付属するシールです。透明レンズの文字を発光させるには、黄色い線で囲った2枚のシールを使用します。発光させない場合は濃いピンク色の線で囲ったシールを使います。LED発光ユニットが付属しない「通常版」キットの場合は、ピンク線で囲ったシールと同様のものを使用するようです。

 
 写真左:胸部上側のフレームと下側のフレームを組み合わせた状態です。
 写真右:背中から胸にかけての機体内部の空間は、ほとんどがGNドライヴによって占められますが、その下にちゃんとコクピットが内蔵されています。内部はかなり狭そうです(笑)。 

  
 写真左:胸部と背部のフレームを組み合わせた状態です。
 写真右:背中にはGNドライヴを収めるため、大きな穴が開いています。穴の内側にもディテールが入っています。


 腰の部分の可動部は、最近のMGクラスのキットと同様の構造です。

 
 写真左側は胸部中央の透明レンズやコクピットハッチのパーツ、右側は背中の外装パーツ群です。

 
 写真左:胸部フレームにレンズとコクピットハッチを取り付けた状態。レンズの色はかなり濃いグリーンで、質感は上々です。
 写真右:コクピットハッチの比較。左側のグレーのハッチは「イグニッションモード」に付属する「エクシアリペア」用のハッチです。

 *通常のハッチとエクシアリペアのハッチは、どちらかを本体に取り付けた後に交換することは不可能ではありませんが、交換時にハッチがきれいに閉まるように取り付けるのはやや難しいです。同様に、他の部分のリペア用パーツも交換できないことはありませんが、手間が掛かるうえにパーツの破損や紛失の危険もあります。このキットは「通常のエクシア」または「エクシアリペア」のどちらかを選んで組み立てるのが無難だと思います。実は「エクシア」と「リペア」ではパーツの違いだけでなく、シールの違いもあります(詳しくは後日、脚の組み立ての時に書きます)。
 「通常のエクシア」と「エクシアリペア」の両方をストレスなく楽しみたい場合は、「イグニッションモード」のキット1個と「通常版」キットを1個ずつ購入するのがベストなのではないかと思います(この場合、発光GNドライヴは使いまわしすることになります)。 

 
 写真左:外装を取り付けた状態の背部です。GNドライヴの支持フレームが開いています。
 写真右:GNドライヴを単体で飾る場合のために、エクシアの背中の穴をふさぐための蓋のパーツが付属しています。
 説明書では、GNドライヴの搭載は、エクシア本体の組み立ての最後の工程で行うようになっています。「機体が完成した後にエンジンを積み、エンジンに点火する」というのがこの「イグニッション(点火)モード」に込められたバンダイさんの粋な演出だと思います。このように実機の運用を疑似体験できる組み立て工程は珍しいですねぇ♪


 胸部の外装を構成するパーツ群です。


 胸部の上下フレームには透明レンズの中心と同軸の可動軸が設けられています。胸の上半分を左右に傾けることができます。

 
 写真左:胸の左右のダクト部分は、黄色いフィンとグレーのフレームをつなぐ可動部に透明パーツが使用されています。
 写真右:その透明パーツはダクト内部の色分けも兼ねています。この胸部ダクトは確か「GN粒子」を放出するためのダクトだったと思うのですが、透明パーツを使用することにより、ただのエアダクトとは違うということを表しているようです。

 
 完成した胸部。旧1/100キットよりもさらにシャープな印象だと思います。


 肩関節軸の上方向への可動範囲は、地面に対して最大約45度です(胸部中央の可動部も使用した場合)。


 
  
 写真左:肩関節軸は、胸の両サイドのブロックごと前後に可動します。
 写真右:胸のダクト部分は外側に開きます。胸の両サイドのブロックの動きを補助するための機構だと思われます。
 
 筆者は食事の時、好きな食べ物を後の方で食べるのですが…
 
 「本体にGNドライヴを早く搭載したい!」という気持ちを抑えることができませんでした(バンダイさん、ごめんなさい!)。
 背中側の発光状態です。写真右側は「ブースト状態」です。
 
 
 胸の透明レンズに浮かび上がる文字はこんな感じです。胸部フレームに設けられたスリットからLEDの光が漏れ、文字を浮かび上がらせます。格好良い!


 首のGNコードは再現されていませんので、ホログラムパーツのシートの余り部分を適当に切って、ためしに置いてみました。わりと良い感じだと思うのですが…。ただし、このホログラムパーツの材質は瞬間接着剤でも接着できない材質のようです。首にこのGNコードを取り付ける場合は、両面テープを使うと良いかもしれません。

 *前回の記事にもたくさんの皆様からコメントをいただきました。ありがとうございます!

 ご質問の件ですが…
 *エクシアリペアの頭部パーツは、主に頭部の右側のパーツのみ付属します。完成後に頭部ごと交換するのではなく、頭部を分解してパーツを交換する必要があります。
 *「K」ランナーについては、今のところ不明です。筆者は「今後MGエクシアR2が発売されるなら、新型GNソードの刃の透明パーツがKランナーになるのではないか?」と予想しています。はたして真相は…?

「HG RX-78-2 ガンダム ver.G30th」サンプルレポート(最終回)

2009年07月12日 | 臨時ニュース・その他
 MGガンダムエクシアのサンプルレポート開始により、中断していたガンダムver.G30thのレポートも今回で最終回です。
 
 組み立てが終わったガンダム本体。プロポーションはMGガンダムver2.0、ディテールはPGガンダム+MGガンダムver1.0といった感じです。プラモデル用にアレンジされたRX-78のデザインの集大成ですねぇ。

 残るはビームライフル・ビームサーベル以外の武器の組み立てです。まずはシールドから。

 シールドは5パーツと、シンプルな構成です。 


 シールド裏側のディテール。手に持たせるためのハンドルはありません。前腕に取り付けるための板状はめ込みピンを90度倒すと、背中のランドセルに取り付けるためのはめ込みピンが現れます(写真は撮っていませんが…:汗)。


 ハイパーバズーカのパーツ群です。


 完成したハイパーバズーカです。写真の下の方に写っている小さいパーツは、バズーカを腰後ろに取り付けるためのホルダーです。

 
 写真左:バズーカは無理なく肩に担ぐことができます。
 写真右:バズーカを腰後ろに取り付けたところ。

 
 写真左:1/144スケールでは初めてガンダム本体と同梱となるガンダムハンマーは、プラ成形品12パーツと金属製チェーンという豪華なパーツ構成です。
 写真右:MGクラスではチェーンはプラ製でしたが、このキットのチェーンは鈍い光を放つ金属製です。ハンマーの質感はMG以上ですね♪


 ハンマーを持ったポーズって意外と難しいですねぇ…。


 時間の許す限りスミ入れを行った後の状態です。


 でも、シールド裏のスミ入れは気力が続かなかったので、省略しました(汗)。


 最近のキットの例に漏れず、「バンダイ アクションベース2」などのスタンドに取り付けて飛行姿勢その他のポーズを取らせることができます。写真のポーズはTV版オープニングのラストシーンから…。


 HGUCジム・クゥエルからビーム刃を借りたサーベルを持たせて…。


 これもオープニングの1シーン。ライフルを構えるポーズから…。


 このキットはお台場の実物大ガンダム像と同じデザインを再現したため、1/144スケールのガンプラとしては異例のハイディテールとなっています。他のモビルスーツのキットと並べると違和感がありそうですが、「HGUC ザク地上戦セット」の61式戦車や、EXモデルのマゼラアタックあたりとなら、ディテールの密度の違和感なく並べられると思います。

 久しぶりに組み立てた1/144スケールのRX-78ですが、やっぱり格好良いですねぇ。30年前のデザインがいろいろなアレンジを受けながら現在でも現役であるというのはすごいことだと思います。
 今年で30歳を迎える「RX-78ガンダム」の最新のプラモデル、読者の皆様もぜひ作ってみてください。ディテールが細かくて見応えがありますよ♪

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その2) 

2009年07月12日 | 臨時ニュース・その他
 重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m


 「MGガンダムエクシア イグニッションモード」のサンプルレポート、今回はLED内蔵で光るGNドライヴの組み立てです。

 このキットにはLED発光ユニットが2個入っていて、それぞれの発光ユニットにはボタン型電池「LR41」を2個ずつ使用します。合計4個の「LR41」が必要です(電池は別売りです)。あと、先の細いプラスドライバーも必要です。


 発光ユニットを構成するパーツ群です。ビスには予備が含まれていませんので、紛失しないように気をつけましょう。

 
 写真左:組み立ての最初の作業は発光ユニットがきちんと光るかどうかのチェックです。発光ユニット本体に電池をはめ込み(+が上を向くように)、蓋を閉めてからビスでしっかりと留めます。
 写真右:スイッチを動かして点灯させます。


 GNドライヴを構成するパーツ群です。写真では発光ユニットを1個だけ置いていますが、実際には2個とも使用します。
 写真上側の透明なパーツは、GNドライヴを単体で飾る時に使う台座です。

 
 2つの発光ユニットを背中合わせにする状態でドライヴ内に組み込むことになります。それぞれが胸側と背中側で点灯します。上の写真は胸側の発光部分です。 

 
 こちらは背中側の円錐形部分のカバーとなるパーツを組み立てたところです。イグニッションモードでは、透明パーツの中に入るタービンのパーツがメッキ仕上げになっていますので、質感はとても良いです。
円錐先端部の内側には、LEDの光を受け止めるためのものと思われるメッキパーツが入ります。円錐先端部がLEDの光で透けてしまうことは、たぶん無いと思います。


 完成したGNドライヴを横から見たところです。オレンジ色の線で示した部分を境にドライブ本体の前後をひねると、発光ユニットのスイッチが作動して点灯します。

 
 写真左:GNドライヴを展示用台座に取り付けた状態です。
 写真右:台座の上でGNドライヴを点灯! とてもきれいに光ります♪


 こちらは胸側の発光の様子です。この発光部に前回の最後の写真のレンズ状パーツがかぶさります。


 背中側の円錐部分は、タービンが内蔵されている部分が伸縮式になっていて、「ブースト状態」を再現できます。
 ガンプラには昔から発光ギミックが備えられているものがありましたが、今回のGNドライヴの光り方・質感は過去最高なのではないかと思います。とにかく一見の価値有りですよ!!

 前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!
 上次的报道从读者的大家也领受了很多的评语。谢谢!

 黒羽夜猫さん:コメントありがとうございます! 転載の件、了解です♪ ぜひ中国のガンプラファンの皆様にこのキットの素晴らしさをお伝えください! 中国語への翻訳、よろしくお願いします。

「MGガンダムエクシア イグニッションモード」サンプルレポート(その1) 

2009年07月11日 | 臨時ニュース・その他
 今日はHGガンダムver.G30thサンプルレポートの続きをお送りする予定でしたが、MGガンダムエクシアのサンプルが届きましたので、予定を変更してお送りします。

重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 ver.G30thの時と違い、MGエクシアのサンプルはいつも通りの白い箱(シリアルナンバー入り)で送られてきました(箱の写真を撮るのを忘れていました:汗)。箱の中身はいつになくカラフルで、見るだけでもワクワクしてきます。多色成形ランナーが2枚、3色の透明パーツ、面積の大きいメッキランナー、そして軟質透明ホログラムパーツ…! 

 今回はランナー状態の紹介です。

 Aランナー。


 Bランナー。


 Cランナー。


 Dランナー。


 Eランナー。


 Fランナー。


 Gランナー。


 Hランナー。


 Iランナー。


 ポリキャップのランナー。


 サーベル刃のランナーは旧1/100ガンダムエクシアなどと共通です。


 これは機体各部のGNコードを再現する透明軟質樹脂製ホログラムパーツ(写真左。表面にホログラム加工が施されているようです。頭部のGNコードもちゃんと入っています)と、LED発光ユニット用のビス(写真右:イグニッションモードのみ)です。


 シール&デカール類。

 
 説明書は従来のMGキットの説明書とは構成が少し異なります。

 ここからは「イグニッションモード」に付属する豪華仕様パーツです(通常版の仕様について詳しくは分かりませんので、間違っているところがあるかもしれません。ご了承ください)。

 LED発光ユニットが2つ(写真左)と、発光ユニットの蓋となるJ1ランナー(写真右)。発光ユニットは1/100ダブルオーガンダムのものとは異なります。


 イグニッションモードではメッキ仕様となるJ2ランナー。


 エクシアリペアを再現するためのLランナー。


 同じくエクシアリペアの左肩マントを再現するMランナー。意外と硬めの材質です(アサフレックス製?)。


 胸部や脚部などの透明パーツには、レーザー加工機による細かな彫刻で文字がモールドされています。細かな彫刻の文字は今までも「ガンダムSEED」系のMGキットの額の文字でありましたし、今回のMGエクシアにも使用されるという噂は聞いていましたが、実物を見るとその美しさに驚きました!

 説明書の工程で最初に組み立てるのはGNドライヴのユニットです。これがまた良い感じに光ってくれるんですよ♪ それでは次回をお楽しみに!(あ、でもまだG30thの最終回が残ってる…:汗)。


「HG RX-78-2 ガンダム ver.G30th」サンプルレポート(その4)

2009年07月10日 | 臨時ニュース・その他
 HGガンダムver.G30thのサンプルレポート、今回は脚と腰の組み立てです。

 脚を構成するパーツ群です。


 ひざ関節や足首関節のブロックは、このキットの中でも特にモールドが細かいです。


 脚はこんな構造になっています。ひざ関節は二重関節ではなく、見た目を重視した構造のようです。「実物大ガンダム」のディテールを再現するために、可動範囲を確保するためのデザインアレンジを避けたのではないかと思います。

 
 写真左:足首の装甲は、分割ラインが目立たないよう片側に寄っています。
 写真右:太もも上部、脚付け根関節部は前後・左右・回転の3本の可動軸の集合体になっています。見た目と可動範囲と強度の面で優れた構造だと思います。最近では1/144スケールでもこの構造が多くなってきましたねぇ。

 
 写真左:ひざの可動範囲は約115度といったところでしょうか。二重関節ではないわりに、可動範囲は広いと思います。
 写真右:足首の左右方向への可動範囲は残念ながらあまり広くありません。でも実物大ガンダム像の立ちポーズには対応できそうです。
 HGUCガンダムに比べるとかなりスリムな脚で、初代MGガンダムに似たディテールとプロポーションになっています。

 続いて腰の組み立てです。

 腰を構成するパーツ群です。意外とパーツが多いです。

 
 写真左:腰の前後の装甲に付くヘリウムコントロールコア(黄色い四角のパーツ)は、装甲に開いた穴へ裏側からはめ込むようになっています。なんとなく高級感があります。取り付け後の分解も容易です。
 腰前側の装甲の可動は、左右独立式です。
 写真右:腰両サイドの装甲は、ダブルオーガンダムなどと同様、小型のポリ製ボールジョイントにより可動します。

 
 各装甲の可動部が小型化されたため、腰全体もコンパクトにまとまった印象があります(HGUCガンダムが手元に無いので、実際に見比べたわけではありませんが…:汗)。
 

 
 写真左:股関節のパーツは左右に回転できます。最近のキットではもうおなじみの可動ギミックですねぇ。
 写真右:腰後ろにはバズーカ用のラックが取り付け可能ですが、ラックを使用しない時は蓋を取り付けるようになっています。蓋の精度は高く、本体とのすき間はほとんどありません。


 腰は上下2つ設けられたボールジョイントによって可動します。

 
 2つのボールジョイントのおかげで、腰は回転だけでなく前後左右方向に動かすことができます。


 とりあえずガンダム本体が完成しました。お台場の実物大ガンダムのポーズを真似て…。

 次回はサンプルレポート最終回、武器類と完成後の写真をお送りする予定です。

 *今日、店に展示するため、サンプルを納品してきました。

 いつも通り、パーツの破損や紛失を避けるための梱包中に撮った写真です。
 当ブログで組み立てレポートをお送りしているサンプルの完成品は、ホビーショップ ミドリにて展示中です。お近くの方はぜひ、見に来てくださいね~♪

 *とーけんさん、ヤマトさん、サムズアップさん、テリーさん、コジロウさん、ASAHII@さん、さんだゆうさん、コメントありがとうございます!
 キットに付属していない平手などは、サイズやデザインが近ければどのキットのものでも流用できると思います(実はHGUCジムが手元になかったので、確認できなかったんですよ…:汗)。同様に、このキットの足をHGUCガンダムのものと交換したり、HGUCガンダムにこのキットの頭を流用したりと、取り付け部に互換性があるところであればいろいろと組み合わせることができそうです。ぜひお試しください♪

「HG RX-78-2 ガンダム ver.G30th」サンプルレポート(その3)

2009年07月09日 | 臨時ニュース・その他
  注意:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 今回は腕の組み立てです。

 右腕を構成するパーツ一覧(写真左)と、組み立て途中の腕の写真(写真左)です。両方の写真をよく見比べて、どのような構造になっているかを確認してくださいね。基本的には「ガンダム00 セカンドシーズン」のキットとよく似た構成になっています。
 
 
 写真左:肩の装甲を上から見たところです。合わせ目が真ん中に来ないように分割ラインが工夫されています。
 写真右:ひじ関節の可動範囲は約90度です。HGUCパワードGMなどで採用されているABS樹脂製二重関節と比べると可動範囲が狭いですが、精密感や信頼性はこちらの方が上だと思います。

 
 肩の付け根はボールジョイントになっていますので、関節の自由度は高いです。腕を左右に広げる場合、110度ぐらいまで上げることができます。


 肩付け根に使用されているポリキャップは、前方向にスイング可動します。サーベルを両手で構えるようなポーズにも対応できるはずです。

 
 腕は細すぎず太すぎず、ちょうど良いバランスだと思います。ひじはPGガンダムなどに見られる白いカバーが付いていないデザインになっています。


 ビームライフルを両手で構えるポーズも格好良く決められるのですが、残念ながら左手はライフルのフォアグリップをつかむことができません。詳しくは後ほど…。


 ビームライフルはスコープの黄色い部分が別パーツにより色分けされています(1/144スケールでは初?)。


 フォアグリップとスコープが可動します。フォアグリップの幅が広く、銃口付近が太めのプロポーションになっていて、アニメ作画の雰囲気に近いと思います。


 手は左右の握り拳、ライフルやバズーカを持たせるための右手、サーベルやガンダムハンマーを持たせるための右手が付属しています。通常の握り拳は形状を重視したため、武器を差し込むための穴が開いていません(その分、格好良い握り拳になっています)。そのため、左手には武器を持たせることができなくなっています。ちょっと残念…。


 格好良いポーズを取らせるためには、どうしても平手が欲しくなってきますよね? やや反則ですが、「HGダブルオーガンダム」の左平手が流用可能です。左の写真のピンク色で示した突起部分を削り落とすと、ver.G30thのサーベル用右手の甲パーツ(パーツ番号A18)を取り付けることができます。手首の関節軸が長めなのが難点ですが、ポーズの付け方しだいで目立たなくなります。
 平手と手の甲とは接着しないでおくと、後でダブルオーガンダムに平手を返すことができますよ♪ あ、でもこの平手とサーベル持ち手の甲が兼用になってしまいますので、「右手にサーベル(またはガンダムハンマー)、左手は平手」という状態にはできません。これまたちょっと残念…(汗)。

 前回の記事に質問をいただきましたので…
 *ヤマトさん:サーベル柄の穴にサーベル刃の取り付け用ピンが合えば、どのサーベルでも使用可能だと思いますよ~。

 *オイラもノンシンナー派さん:アンテナは安全用突起を削り取っただけですが、意外とシャープですよ♪
 
 *はっちゃんさん:頭部バルカンのオレンジ色は、腰の連邦V字エンブレムを塗る時に、ついでに塗っておきました。タミヤアクリルのフラットイエローにオレンジを混ぜた色を使用しています。

 *コジロウさん:お察しの通り、パーティングラインです。サンプル製作では、パーティングラインの位置も重要な情報だと思いますので、あえて消していないんですよ。

 *ガンダムさん:分解して確認したわけではないので断言はできませんが…

 赤いパーツの、胸部へのはめ込みピンを全て切り落としても、黄色い丸で示した部分とピンクの丸で示した部分がうまく噛み合いそうな雰囲気です。おそらくここを接着すれば後ハメにも対応できるのではないかと思います。

 さて、次回は脚の組み立てをお送りします♪

「HG RX-78-2 ガンダム ver.G30th」サンプルレポート(その2)

2009年07月08日 | 臨時ニュース・その他
 注意:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m


 今回からガンダムver.G30thの組み立てに入ります。

 前回、「このキットが『初めてのガンプラ』や『久しぶりに買うガンプラ』になるという方は多いのではないかと思います」と書きましたが、やはりバンダイさんもその事を意識されたのでしょう。説明書の組み立て図はとても親切丁寧なものになっています。


 胸部を構成するパーツ群です。成形色がきれいですねぇ。首の部分はガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗装しておきました。この写真では置き忘れていますが、この他にポリキャップ(1)を1個使用します。


 組み立て中の胸部です。新型ポリキャップ「PC-001」を使用しているため、可動部の構成は「ガンダム00 セカンドシーズン」のキットと似たものになっています。

 
 写真左:組み立てが終わった胸部です。黄色いダクトの周囲に枠が無いデザインですが、細かいモールドが入っていますので、全体的な印象はMGガンダムver2.0とPGガンダムなどを足して2で割ったような印象です。
 写真右:胸の上面にもモールドが施されています。黄色い襟のパーツと首との間には少しすき間がありますので、首を塗装して胸部を組み立てた後で襟を取り付けても首の塗装がはがれる心配はあまりありません。

 
 写真左:ランドセル中央部には、背中にシールドを背負わせる時に使用するポリキャップを取り付けるようになっています。
 右側のパーツは、ランドセルの裏側をふさぐためのものです。内側に2本、パイプ状のものが付いていますが、これは補助推進器ノズルと思われます。
 写真右:大型のノズルの陰に小さいノズルが見えるのが格好良いです♪


 完成したランドセルとビームサーベルの柄を背中に取り付けた状態です。サーベル柄は、ビーム発振用スイッチらしきモールドがある部分を外側に向けるのが正しいようです。


 残念ながらこのキットには透明パーツのビームサーベル刃は付いていません。代わりに刃の部分が一体成形されたサーベルが1本入っています(写真上側)。
 背中に取り付けるサーベル柄には穴が開いていますので、他のキットからサーベル刃を流用して取り付けることができます(写真下側)。写真のサーベル刃はHGUCジム・クゥエルのものです。

 
 写真左:頭部は5パーツ構成です。スライド金型によって1個のパーツで成形されたヘルメットを、顔のパーツに上からかぶせるようになっています。
 写真右:目や目の下の部分(隈取り)は付属のシールで色分けを再現することもできますが、塗装することにしました。キットの赤成形色は、ややくすんだ色ですので、HGブシドー専用アヘッドで使用した塗料をベースに赤と黄色を混ぜた色で塗装しました。

 

 
 完成した頭部です。少ないパーツ数でも見事な造形だと思います(デジカメの接写モードで撮影していますので、実際とはやや違った感じに写っていますが…)。目の部分はキット付属のシールを切り抜いて使用しています。アンテナは裏側の安全用突起(フラッグ)を削り取っておきました。目の周辺とヘルメットの間に若干のすき間がありますので、ヘルメットの裏側をツヤ消し黒などの暗い色で塗っておくと見栄えが良くなりますよ~。

 前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました♪ ありがとうございます! 

「HG RX-78-2 ガンダム ver.G30th」サンプルレポート(その1)

2009年07月07日 | 臨時ニュース・その他
 お台場で近日公開される「実物大ガンダム」像と同じプロポーション・ディテールの新作1/144スケールRX-78キット、「HGガンダムver.G30th」のサンプル組み立てレポートをお送りします。

 注意:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 今回はランナーなどの写真から…

 今回のサンプルはおなじみの白箱ではなく、製品状態と同様の箱に入っていました。ただし、店での販売またはネットオークションなどでの転売防止のため(?)、油性ペンで大きく「×」印が書かれています。


 多色成形のAランナーです。


 Bランナー。スライド金型が使用されています。


 Cランナー。


 このキットの可動部には、「機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン」のHGキットから採用された新型ポリキャップ「PC-001」が使用されています。可動性能はかなり期待できそうです♪

 
 写真左:ガンダムハンマー用のチェーンが入った小袋です。まだ開封していないので詳細は不明ですが、光り具合や重さからして金属製のチェーンと思われます。
 写真右:カラーリング補足用のホイルシールの使用部位は少ないです。頭部カメラ類周辺と首の色分け用のシールだけです。

 説明書はいつものHGUCシリーズのものに似た構成ですが、カラーの部分が多いような気が…

 お台場の実物大ガンダムは、機体各所のパネル類が塗り分けられているのが印象的ですが、パネル部分の微妙な色合いを再現するための塗装レシピが掲載されています。


 キットにはこんな感じの小冊子が入っています。このキットが「初めてのガンプラ」や「久しぶりに買うガンプラ」になるという方は多いのではないかと思います。この小冊子は「初めて」あるいは「久しぶりに」購入する方へのサポートの役割を果たすものになりそうです。

 ランナー状態でも充分にすごいキットであることが実感できます。パーツ表面には実に繊細なモールドが(スミ入れ用ペンのペン先が入らないぐらい細いスジ彫りもあります)施されています。
 
 写真左:頭部の分割はHGUCニューガンダムと同様の構成になっています。
 写真右:黄色い襟の部分にもMGクラスのキット並みのモールドが入っています。

 
 各部のディテールは、このサイズのキットとしては多めです。好みによりスミ入れの濃さなどを調整すると良いのではと思います。
 関節部や足の裏のディテールは特にスジ彫りが細いです。
 


 写真右:HGUCガンダムにはコアファイターが付属していましたが、このキットには付属していません。代わりに1/144スケールでは初めて「ガンダムハンマー」が付属します。鉄球表面に付くスパイクが鈍角的であまり尖っていないところが筆者好みです(笑)。

 次回から組み立てです。お楽しみに!