ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUCガンキャノン量産型(最終回?)

2009年05月26日 | 現在製作中
 積みプラ消化企画のHGUCガンキャノン量産型、早くも今回で最終回(?)です。 

 写真は太もものパーツの内側ですが、左のパーツと右のパーツではちょっとした違いがあります。パーツの内側から伸びているパイプ状のものは、ひざ関節のポリキャップに差し込むための可動軸なのですが、右側のパーツの可動軸にはちょっとだけ手を加えています。

 アップで見るとこんな感じです。このパーツの可動軸は、先端部にエッジが立っています(写真左側)。この状態だと可動軸がポリキャップの穴に入りにくいので、先端のエッジをデザインナイフで軽く削り落としました(写真右側)。ちょっとの違いですが、ポリキャップの取り付けがかなり楽になると思います。


 太ももの装甲は合わせ目を消すのが面倒くさかったので、スジ彫り処理しました。元祖ガンキャノンには太ももの真ん中に線が入っていますので、量産型に採り入れてみても良いかなぁ、と…(←手抜きの言い訳に、他の機体の設定を積極的に利用するなよ、オッサン…:汗)。


 バックパックのバーニアノズル内部は、設定では黄色なのですが、黄色く塗る時間と手間を省くためにグレーで塗装しました。ノズルの外側もグレーで塗った方が良かったかも…。


 右肩の「TH」、左肩と背中の(6)のマーキングは、キット付属のシールを使用しました。「TH」は文字の周りの黒い枠が太すぎるような気がしたので、適当な太さになるようにカットしてあります。
 この「TH」ですが、劇中でガンキャノン量産型が搭載されていたペガサス級「グレイファントム」艦の初期ネーミング案が「トロイホース」だった頃の名残りのようです。「グレイファントム」の略号「GP」にしてみても面白いかもしれませんねぇ(←でも「ガンダム開発計画」と混同してしまいそうですね:笑)。

 マシンガンのセンサー部分には、透明パーツ化のために使用しなかった目の部分用のシールを適当に切って貼ってあります。
 マシンガン自体は合わせ目消しをほとんど行っていません。銃器類の合わせ目消しが面倒くさい時は、「実物(?)も、キットと同じように外装はモナカ分割なのだ!」と、自分に言い聞かせるようにしています(←おいおい…:汗)。


 完成したHGUCガンキャノン量産型です。全体的にスポンジヤスリを掛け、表面をつや消しにしてあります。
 いやぁ格好良いっす! 関節部の構造など、やや古い部分もありますが、良いキットですねぇ♪


 ジム・ストライカーや61式戦車と記念撮影。頭部カメラアイのクリアーパーツ化は、HGUCのジム系MSと並べた時の違和感がなくなりますのでオススメです。
 それにしても61式戦車の主砲(設定では口径155ミリ)とガンキャノンの主砲(設定では口径240ミリ)の太さがぜんぜん違う…(汗)。

第48回 静岡ホビーショーレポート(その7)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他

 MGリアルタイプGアーマーの付属品です。


 MGグフver2.0、崖の上での展示です。カッコ良い!





 以前、開発中のアナウンスがあったMGガンタンクがついにその姿を現しました!! HGUCに比べて車高(座高?)が低めのプロポーションになっていると思います。開発画稿はカトキ氏というよりビークラフトさんの絵のように見えるのですが、詳細は不明です。

 以上で当ブログでのレポートは終了です。続きはいつも通りエプロンさんが大阪に帰ってきてからアップする予定です。今日中のアップは時間的に厳しいかもしれませんが、当ブログのものよりも大きい画像&豊富な情報量になると思いますので、ぜひ行ってみてくださいね!

第48回 静岡ホビーショーレポート(その6)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他

 HGスサノオは塗装済み状態の見本が展示されていました。GNソードは2本を連結した状態で飾ってありましたが、分離できるかは今のところ不明です。


 こちらはHGガンダムエクシアR2。




 リボーンズガンダムはリボーンズキャノンへ変形できるようです。差し替え変形なのか完全変形なのか分かりませんが、リボーンズガンダム形態を重視したプロポーションのようですね。ジオラマでは初登場時のポーズで展示されています。


 リアルタイプカラーのMG Gアーマーです。地味なカラーリングがかえって新鮮ですねぇ。

 Gファイターには各種バリエーションが計画されているようです。


 Gアーマーの隣にはMGグフver2.0のランナーが! 動力パイプの数がスゴい…(汗)。

 *コジロウさんへ:信玄&謙信のイラストの件ですが、当ブログでは今のところあの1枚で全部です。でもエプロンさんが大阪に戻ってきてからアップする予定のホビーショーレポートでは、大きくて見やすい画像が見られるかもしれませんよ~♪

第48回 静岡ホビーショーレポート(その5)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他
 MGガンダムエクシアの続報です。



 よっちゃんさん&showさんからのコメントにもありましたとおり、限定版「イグニッションモード」が発売されます。初回生産分は特別価格になっていますよ♪
 


 こちらはBB戦士RX-78ガンダム(TVカラー)の補足です。



 完成品「SDX」シリーズの新作は「コマンドガンダム」です。隣にはスペリオルドラゴンの姿もありました(参考出品?)。

第48回 静岡ホビーショーレポート(その4)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他
 新作1/144スケールRX-78ガンダムの続報です。

 比較対照物が無いと「1/100スケールです」といっても違和感がないぐらい、細かくモールドが入っています。
 

 お台場に展示されるガンダムを「実物」とする場合、このキットはガンプラ初の「実物を縮尺した模型」になるのでは?


 SDのRX-78ガンダム、アニメカラーです。


 SDのオーガンダムの写真の下に「SDエクシアを改造してR2を作れば、最終決戦も再現可能ですねぇ♪」と書こうと思ったのですが、R2も発売されることが判明しました…(笑)。


 ハセガワさんのマシーネンクリーガーシリーズからは1/20スケールのフィギュアセットが発表されています。


 これは横山宏氏による作例です。試作品のため、製品版とは異なる場合があります。

 フィギュアセットには工具類も付属します!

第48回 静岡ホビーショーレポート(その3)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他

 MGガンダムエクシアの箱絵です。カッコ良い!


 HGオーガンダムは、HGダブルオーガンダムなどと同様、ウエストの中段部分にも可動部が設けられているようです。


 オーガンダムの後ろにはガッデスやヘビーウェポン装備のガンダムたちが展示されていました。


 いよいよHGUCジェガンが登場! 8月発売予定です(価格は未定)。HGUC逆襲のシャアシリーズ共通の、足が大きめでスラッとしたプロポーションですね。




 ゴッドガンダム演者のイラストの隣にチラッと写っていたのはノーベルガンダムでした! ゴッド&ノーベルのセットでの販売となるようです。


 孔明νガンダムの前にいるのは鳳凰のようなサポートメカ(?)。翼がHi-νガンダムのファンネルハンガーになっているんですねぇ。孔明と組み合わせると、龍のような形態になるようです(ノーベルガンダムの画像参照)。

第48回 静岡ホビーショーレポート(その2)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他
 アオシマさんからは80年代のスーパーメカ「ブルーサンダー」が1/48スケールで登場!



 限定版でメタル製のガトリング砲(映画のパンフレットには「エレクトリック・キャノン」と書いてあったような記憶が…)が付属するものもあります。


 写真左:劇中の重要なアイテム、ヘルメットとビデオテープまで付属します。マニアックですねぇ!
 写真右:80年代メカからは「エアーウルフ」とスーパー追跡モードの「ナイト2000」も制作進行中♪

 TBS系列でアニメが放映中の「けいおん!」からアクションフィギュアが発売されます。メーカーはなんとアオシマさん! 先ほどのブルーサンダーとのギャップがスゴい…(笑)。



 こちらもマニアックな付属品が…(笑)。


 信玄と謙信の後ろに、「愛」の兜でおなじみの直江兼続の姿が…!

 孔明νガンダムのパネルの下の方に、演者:ゴッドガンダムの新たな武将が載っています。

 イラストだけでなく展示品も! それにしてもこの象、演者は「マンモスガンダム」!?

第48回 静岡ホビーショーレポート(その1)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他
 ホビーショーレポートの続きです。

 アニメ化に伴い、1/144スケールでの「ガンダムUC」キットが企画されています。写真は参考出品された「ユニコーンガンダム」と「クシャトリヤ」です。クシャトリヤ、デカい! バインダー1枚だけでもモビルスーツ1体分のボリュームがありそうですねぇ。


 いよいよガンダムエクシアがMG化! しかも7月発売予定! ヘルメットの横幅が広くて、良い感じです♪

 
 MGエクシアの商品仕様とランナーの一部です。もうここまで出来ているとは…!


 まさかのオーガンダムSDキット化です! 最終決戦仕様のトリコロールカラーになっています。



 HGUCアイザックです。雑誌で公開されたものと同様、グレー部分(マシンガンなど)が水色になっていますが、おそらくテストショットだからだと思います。

第48回 静岡ホビーショーレポート(その0)

2009年05月14日 | 臨時ニュース・その他
 いよいよ今日、「第48回 静岡ホビーショー(会場:ツインメッセ静岡 開催日:業者招待日14・15日、一般公開日16・17日)」が開幕します。いつも通り、会場入りした店長エプロンさんから送られた情報を元にレポートをお送りいたします。

 なお、展示品の中には開発中の試作品のために実際の製品とは形状・仕様が異なる物もあるかと思います。発表されている発売時期や価格が変更される場合もあります。また、できるだけ正確なレポートを心掛けていますが、中継の過程で情報が混乱する場合も考えられますのでご了承ください。m(- -)m

 まずはこちらから…

 ニューガンダムつながりで「HGUC Hi-νガンダム」と「天翔竜 孔明νガンダム」の発売時期&価格表示板が並んでいました♪


 「天翔竜 孔明νガンダム」です。剣のクリアーパーツがキレイです。エフェクトパーツの形も面白いと思います。


 このガンダムは7月にお台場で展示される実物大(高さ18メートル)ガンダムと同じプロポーション・ディテールのモデルです。初代MGガンダムとPGガンダムを足して2で割ったような感じですねぇ。

HGUCガンキャノン量産型(その2)

2009年05月11日 | 現在製作中
 ガンキャノン量産型の続きです。
 
 胸の上面のくぼみ(240㎜キャノンの砲身がはまる部分)とバックパックの上面が寂しかったので、コトブキヤさんのディテールアップ用パーツ「MSGプラユニット 角モールド3」の中から適当に選んだものを貼りました。バックパック上面のものは機体色に合わせて赤く塗った方が良いかもしれませんねぇ。
 肩アーマーに並んだ丸穴ディテール(通称「出渕穴」)には下塗りとしてスミ入れ用のガンダムマーカーで塗りましたが、写真で見ると塗りが荒いのがバレバレですねぇ(汗)。


 腰前面の装甲は可動軸で左右がつながっているため、左右が一緒に動きます。ありがたいことに、可動軸の真ん中で切断しても差し支えないように設計されていますので、ニッパーで左右に切り分けました。


 腰正面ブロックの黄色い部分にはキット付属のシールを使用しました。ただしシールの色は微妙にメタリックが入った仕上がりになっていますので、ガンダムマーカー「00イエロー(セット販売)」で上塗りしてから貼ってあります。これでキットの黄色いパーツの成形色に近い色に仕上がりました。


 上腕の装甲やひじ関節のパーツは筒状に成形されています。このような筒状のパーツは、パーティングラインが目立つ位置に付いていたり、段差になっている場合があります。写真のパーツもパーティングラインが少しだけ段差になっていたため、目立てヤスリ(本来はノコギリの刃を研ぐためのヤスリですが、金属製のヤスリとしては比較的目が細かいため、プラモデル製作に重宝します。スジ彫り用の道具としても使えます)と耐水ペーパーで削って段差をなくしました。

 
 上腕のパーツの底面(水色の矢印で示した部分)に「押し出しピン(突き出しピン)」の跡を発見しました。小さい丸い突起なのですが、意外と目立ちます(写真左)。
 この押し出しピン跡をディテールとして活かしても問題ないとは思いますが、今回は削り落としました(写真右)。
 押し出しピンについてはプラスチック射出成形さん射出成形の痕跡というページで解説されていますので、ぜひ見に行ってくださいね~。


 前腕は、デザイン上の分割ラインとは違う位置で分割されています。接着剤の乾燥待ちの時間が惜しかったので、接着しない合わせ目消しで仕上げました。合わせ目が完全に消えるわけではありませんが、まあまあ効果があると思います。


 *前回の記事には読者の皆様からたくさんのコメントをいただき、ビックリしました。ありがとうございます。m(- -)m 積みプラで悩んでいる皆様、積みプラにあこがれる皆様もいらっしゃり、やはり積みプラはモデラーの大きな課題(?)であることを痛感しました。まさか、同じタイミングでガンキャノン量産型を製作されている方もいらっしゃるとは…(笑)。やはり、劇中でほんの数秒しか登場しなかったためか、このキットは積みプラになる可能性が高いのかもしれませんねぇ。
 また、カメラのクリアー化についてお褒めの言葉をいただき、とてもうれしいです♪ ありがとうございます!

 *アビスさんからいただいたニッパーについてのご質問ですが…
 PGアストレイのサンプル製作では、ゲート部分の仕上げの9割近くを「タミヤ 薄刃ニッパー」で切りっぱなしにしてあります。
 「ニッパー2度切り」という言葉があるそうです。パーツから1ミリ程度離れた部分で一度ゲートを切り、次にパーツのすぐ近くでゲートを切ると、パーツにダメージを与えずに切り離すことができるという意味だと思います。その後ヤスリやナイフでゲート跡を仕上げるのですが、「タミヤ 薄刃ニッパー」は切れ味が鋭いので、ゲートの根元で切ってしまっても意外とキレイに仕上がります。
 PGアストレイのパーツが何個あるかは数えませんでしたが、500パーツとして、さらにナイフで仕上げるのに1パーツあたり1分掛かるとして計算してみると、筆者の場合は数時間の作業時間が短縮できたという結果になりました。ただし、サンプル製作のために急ぐ必要があったからで、PGクラスのキットともなるとやっぱりナイフやヤスリでの仕上げをおすすめします。
 それから刃こぼれの件ですが、ボブチェンコさんのおっしゃる通り、買い換えた方が良いと思います。刃こぼれしたニッパーは捨てずに、太いランナーや真鍮線などを切る場合に使うと良いと思いますよ~。

 *Unknownさん:ゲート跡の白化についてのアドバイス、ありがとうございます! 筆者も「爪こすり」は以前から実践していますが、やっぱり効きますねぇ♪

HGUCザク地上戦セット(61式戦車編・その3)

2009年05月07日 | 現在製作中
 数ヶ月ぶりの61式戦車です。実はブシドー専用アヘッドの塗装と平行して、タミヤアクリルの「フラットブルー+フラットレッド+フラットホワイト」を混色したグレーを数回、重ね塗りしていたのですが……。塗り重ねているうちに、目標としていた「限りなく紫色に近いグレー」から遠ざかっていきました(汗)。このままでは、目標とする色合いにたどり着く前に塗料でモールドが埋まったり、筆ムラで表面が凸凹になったりしてしまうかも…。

 こうなったら、作戦変更!

 使用したのはヌーベル社の絵画用パステル「004」番と「121」番です。特に「121」番は明るい紫色で、サラミス級宇宙巡洋艦とかRB-79ボールの色に近い、いかにも「連邦軍兵器っぽい」色だと思います。61式戦車にはちょっと明るすぎるかもしれませんが、日に焼けて退色した感じにはちょうど良いかもしれません。
 パステルをナイフの刃でカンナ掛けする要領で削ると細かい粉末になります。粉末になった2色のパステルを適当に混ぜて、筆で61式戦車の表面にこすり付けました。特に車体や砲塔の上面とか側面の上半分には多めにこすり付けてあります。
 パステル粉末を使用する時は、粉を吸い込んでしまわないように、マスクを装着することをおすすめします。

 
 パステルをこすり付けた後の61式戦車です。明るい色のパステルを使用したため、エッジの部分が強調されてメリハリが付きました。目標の色に近付いただけでなく、砂ボコリをかぶったような質感にもなりました。作業時間は5分ぐらいでした。 
 

 パステル粉末をこすり付ける場合、対象となる物の表面がつや消しになっている方が粉の定着性が良いです。つや消しとは、物体の表面が細かい凹凸というかザラザラになっていて、その表面に当たった光が乱反射する状態なのですが、この細かい凹凸にパステル粉末が入り込むのです。
 パステルを使用する前には、模型につや消しの塗料を塗っておくかスポンジヤスリなどで表面を荒らしておくと良いです。

 パステル粉末は模型表面に乗っているだけですので、手で触っているうちに剥がれてしまうことがあります。パステル使用後につや消しトップコートなどでコーティングすれば剥がれが防止できますが、パステル粉末ならではの砂ボコリをかぶったような質感はなくなってしまいます。
 表面の丈夫さを取るか質感を取るか、難しい選択ですねぇ…。

 
 砲塔上面の機銃は、銃身が細くなるように保護材を削り取りました。また、機銃全体が斜め上を向くように、板状のはめ込みピンを削りました(図参照:ピンクに塗った部分を削りました)。


 次回は車体下半分の汚し塗装です。あとキット付属のデカールでマーキングも……しまった!パステル粉末の前にデカールを貼っておくべきだったかも(汗)。

HGUCガンキャノン量産型(その1)

2009年05月05日 | 現在製作中
 我々モデラーにとって、未組み立てのキットがたまってしまう、いわゆる「積みプラ」は大きな問題だと思います。特にガンプラは新作キットの発売ペースが他のジャンルのプラモデルよりも早いため、積みプラが発生してしまう可能性が高いのではないかと思うんです。
 特に「いつかはこのキットをじっくり手を加えて作ってやる…!」というキットは、思い入れの強さからなかなか手が出せず、数年間も大事に保管したまま…ということになってしまうのではないでしょうか?
 そんな積みプラは結局、作らずに何らかの方法(捨てたり売ったり)で処分してしまうことになってしまうかもしれません。せっかく「欲しい! 作りたい!」と思って買ったキットです。処分してしまうよりも、手早く作ってしまった方がキットも幸せかもなぁと思う時があります。

 そこで登場したのが、今回取り扱う「HGUCガンキャノン量産型」です。購入後、ずっと積んだままになっていました。

 時間と手間とお金をあまり掛けずに、それでもそこそこ見栄えの良い完成品にすることを目指しました。部分塗装も最小限で行きます。
 料理で例えると、「冷蔵庫の残り食材で作る」とか「本格的に作ると時間が掛かる煮物料理を、電子レンジで手軽に!」という感じにできたら良いなぁと…。

 キットの製作時間を短縮するための強い味方…

 「タミヤ 薄刃ニッパー」です。切り口がきれいに仕上がる上に、通常のニッパーでは切りにくいような形状のゲート部分にも威力を発揮します。
 ニッパーの中でも値が張るものですので、筆者にとっては長年「いつかは使いたい憧れの逸品」でしたが、PGガンダムアストレイのサンプル製作時に導入しました。おそらく数時間は作業時間を短縮できたのではと思います。


 短い時間で作業しようとすると、ゲート跡部分に細かいヒビ割れや白化が起こってしまいがちです。そういうトラブルが発生した時、キットの成形色と似た色の油性マーカーがあれば助かります。写真は「コピック」や「ZIG」というイラスト用のマーカーですが、模型用のアイテムとして「コピックモデラー」やガンダムマーカー「リアルタッチマーカーセット」も発売されています。ヒビ割れや白化部分は、これらを塗るとかなりましになります。

 
 あと、爪楊枝(写真左)や綿棒(写真右)があると、何かと便利です。写真の綿棒はカメラ屋さんで売っているレンズ掃除用のもので、先端が細くなっています。塗装やスミ入れのはみ出し部分を拭き取る時に便利です。通常の綿棒に比べて高価なのが弱点…(汗)。

 さて製作です。
 

 胸の側面にある丸い部分は姿勢制御用のバーニアノズルと思われます。形状は異なりますが、初代ガンキャノンにも付いていますねぇ。
 キットのバーニアは金型の抜けの都合で開口されていません。本格的に手を加えるなら、この丸モールドをドリルで彫り抜いてしまい、市販のディテールアップ用パーツを埋め込むというのが定番工作ですが、今回はデザインナイフと丸棒ヤスリでパーツを貫通しない程度に穴を彫りました。

 次は頭部カメラのバイザーです。
 
 HGUCのジム系モビルスーツは透明パーツのバイザーが標準になっていますが、このガンキャノン量産型はHGUC最初のキットであるガンキャノンに合わせるためか、不透明のパーツにシールを貼って再現する方式です。ガンキャノンと並べるには問題ないのですが、ジム系の機体と並べると違和感が生じてしまうでしょう。

そこで、キットのバイザーのパーツはカメラの内部メカとして使用し、バイザーは透明素材で自作することにしました。方法はジオン系やザフト系のモビルスーツのモノアイ周辺部 とほぼ同じです。(HGUCザクHGUCゲルググ にも関連記事あり)。
 
 写真左:適当な厚みに重ねたプラ板に、両面テープでナイフの刃やエッチングノコギリを貼り、パーツに一定の高さ(=プラ板の厚み)のスジ彫りを彫ります。
 写真右:パーツの中央をドリルで貫通し、レンズ(ウェーブ製「Hアイズ ミニ」を使用)が入る大きさまで丸棒ヤスリで穴を広げます。穴を開ける際の中心の位置決めには、パーツにデザインナイフの刃の先端突き立て、クルクル回して小さな穴を彫ると良いです。いきなりドリルで中心位置を決めるのは失敗する可能性がありますので…。

 
 写真左:スジ彫りが終わったパーツに、デザインナイフで斜め方向のスジ彫りを追加しました。でも、センスの無いスジ彫り…(汗)。
 パーツの塗装にはガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」を使用しました。塗装後にレンズを取り付けてあります。
 写真右:最近のキットでは、ガンキャノン系・ジム系のカメラはモノアイにもツインアイにも見えるデザインが採用されています。ツインアイ部分を再現するため、キットのシールを細かく切って貼り付けました。適当ですが…(汗)。

 
 写真左:透明バイザーの再現には、HGダブルオーガンダムのGNソードⅡで使用したお菓子の包装フィルムを使用しました。パーツの裏側に両面テープを貼り、ビニールフィルムを適当な大きさに切って巻き付け、先に貼っておいた両面テープで固定します。
 パーツにすき間なくフィルムを巻き付けるのが、ちょっと難しかったです…(汗)。
 写真右:余分なフィルムをニッパーで切り取ります。 


 仮組みした頭部にカメラブロックを組み込んだ状態です。カメラ部分を本格的に作り込んだ作品に比べると奥行き感に乏しいですが、まあ透明な質感は出せたかなぁと思います。

 結局、今回はいつもと変わらない製作ペースでした。当初予定していた「手早く作る」という目標は達成できず……ううっ。

バンプレスト「ヒューマブルモデル3 シャイニングガンダム」

2009年05月02日 | 臨時ニュース・その他

 今日はバンプレストさんのクレーンゲーム景品「ヒューマブルモデル3 シャイニングガンダム」を紹介いたします。4月下旬からゲームセンターやアミューズメント施設などのクレーンゲームに導入されているそうです。今回も良い出来ですよ~♪

 基本的な構成は、以前紹介したGガンダム ハイパーモードと同様ですので、合わせてお読みいただければさいわいです。


 このシャイニングガンダムも塗装済みの半完成モデルです。箱の中は段ボールの仕切りで区切られ、その間に各パーツが入っています。
 各パーツはブロックごとに丁寧にビニール包装されています。頭部は厚紙で保護されているので、アンテナが破損していたり曲がったりというトラブルは少ないはずです。


 組み立て済みの各部ブロックのボールジョイントを接続すると完成します。
 顔は実に男前です。首はGガンダムと同様の可動機構です。 


 腕や脚の各関節もGガンダムと同様の構成で、可動範囲はとても広いです。ふくらはぎ外側のブースターと肩アーマーのフィールドジェネレータはゴールド塗装されています。良い感じの金色です。 

 
 腹部の可動範囲も広いです。前後左右へのスイングと回転が可能であるため、ひねりの効いたポーズもこなせます。
 胸部正面中央のブロックは別パーツになっており、ボールジョイント(かな?)で可動します。腹部の可動を妨げないための配慮です。


 このシャイニングガンダムは「スーパーモード」を再現したものです。「ノーマルモード」や「バトルモード」への変形は省略されていますが、この「スーパーモード」こそシャイニングガンダムの真の姿ですので、個人的には問題なしです♪
 顔つきやプロポーションは佐野浩敏氏が描くシャイニングガンダムに近いと思います。


 うう、胸部のパーツがずれた状態で写真を撮ってしまってました…(今、気付きました:汗)。

 背部コアランダーのダクトの外枠は、ちゃんと白塗装されています!


 平手は左右とも付属します。左手は通常のグレー塗装、右手は「俺のこの手が光って唸る! お前を倒せと輝き叫ぶ!」のセリフでおなじみの「必殺、シャイニングフィンガー」状態です。
 残念ながらスーパーモード発動時の武器「シャイニングフィンガー・ソード」は付属していません。プラ板と1/100キットのビーム刃で再現すると良いのではと思います。
 股関節パーツの底面には穴が開いていますので、「バンダイ アクションベース」などのスタンドを利用することも可能ですよ♪

 今回のアイテムにはこのシャイニングガンダムの他に「ライジングガンダム」もあります。気になる方はゲームセンターへGO!です(←前回と同じフレーズ…:汗)。