ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

待望の「ガサラキ」シリーズ再販♪

2008年02月05日 | 臨時ニュース・その他
 エプロンさんの模型製作日記の2月4日分の記事でバンダイホビー事業部さんの3月のラインナップが出ています。HGのGNアームズにはHGガンダムエクシアがセットされるようですねぇ(エクシアは通常版と成型色が異なるようです)。HGUCニューガンダムはHGUCリガズィよりも安くて良かったぁ~♪

 さて、3月はなかなか再販されなかった「ガサラキ」シリーズ、「機動戦艦ナデシコ」シリーズ、「ヒメブレンパワード」などのキットが再販されるようです。今月再販の「カウボーイビバップ」シリーズ(?)などもそうですが、長い間お店で見かけることはなかったですから、とてもうれしいです♪
 中でも「ガサラキ」シリーズの再販は個人的に「おっしゃ! やった~!!」です♪
 「ガサラキ」は「装甲騎兵ボトムズ」や「蒼き流星SPTレイズナー」などの高橋良輔監督によるリアルロボットアニメで、10年ほど前に放映された作品です。特徴的なのはリアルロボットアニメにも関わらず、物語のキーとして日本の伝統芸能である「能楽」が取り入れられている点です。どんな風に「能楽」がロボットアニメに関わってくるのか、ご存じない方はバンダイチャンネルさんにて第一話が無料視聴できますので、ご覧になってください。とにかく独特の雰囲気があります。筆者は全話のサブタイトルが短歌になっているところが好きです。ただ、お話の方は重くて難しいので、途中でわけが分からなくなってしまいました(汗:1週見逃したら、次の週では物語の舞台が平安時代に移っていましたから…)。
 
 政治色、伝奇色の強いストーリーが特徴の「ガサラキ」ですが、メカの方も実に魅力的です。登場するメカは身長4メートル前後の二足歩行兵器「タクティカルアーマー(TA)」なのですが、サイズといい戦闘車両的な雰囲気は「ボトムズ」に登場するスコープドッグなどの「アーマード・トルーパー」と共通するイメージがあります。しかし、「ボトムズ」が我々の住む太陽系とは別の宇宙を舞台とした作品であるのに対し、「ガサラキ」は近未来の地球を舞台とした作品です。そのため、TAや敵対勢力の二足歩行兵器「メタルフェイク」は現用兵器や産業用ロボットのようなディテールを持っています。これが実にカッコ良いんです。
 主人公・豪和(ごうわ)ユウシロウが乗るTA「壱七式戦術甲冑 雷電」や量産型「震電」は出渕裕氏によるデザインで、「機動警察パトレイバー」に登場する陸上自衛隊のレイバー「ハンニバル」をスリムにしたような姿をしています。プラモの方も実に良い出来です。シャープなモールドは最近のキットに負けていないと思います。
 
 実は筆者は敵側勢力というか謎の秘密組織「シンボル」側のメタルフェイク「イシュタルMk-Ⅱ」の方が好きだったりします。プラモも「いつか作ろう…」と大事に持ってます。

 イシュタルMk-Ⅱはパワードスーツ系のデザインで名高い荒牧伸志氏によるデザインで、戦車の砲塔のような頭部に細い手足という特異なプロポーションをしています。

 1/144スケールのM1エイブラムス戦車とイシュタルの頭部。よく似ています。

 出来の良い雷電(商品名「ライデンアーマー」)に比べるとこのイシュタルはやや大味な感じがしますので、当ブログを開始するずっと前にチマチマと改修していました。戦車の砲塔なら主砲が生えている部分にあるクチバシのような形状のパーツはたぶん顔だと思うのですが、設定画のイメージに合わせてシャープな形状になるように削り込んでいます。顔の右横にあるセンサーか機銃の銃口に見えるパーツはコトブキヤさんのディテールアップパーツを貼り込んでいます。


 説明書のカッコ良いイラスト。箱の写真はこのイラストをプラモで再現したものです。いやぁ、やっぱりイシュタルは良いっす♪

 当ブログで製作記事のネタとして取り上げるキットは、基本的に入手困難なキットは避けているのですが、今回の再販により「ガサラキ」シリーズを製作記事のネタにできる可能性が出てきました♪ う~、やりたいっす!