ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

ギラ・ズール親衛隊機のための練習中です

2011年03月09日 | 現在製作中
 当ブログでは「HGUCジム・カスタム」の次に「HGUCギラ・ズール(親衛隊仕様)」の製作記事をお送りする予定です。
 親衛隊仕様のギラ・ズールには、機体各所に白いラインが入っているのですが、これをどう処理しようかと思案中です。
 とりあえずアンジェロ専用機のパーツを実験台にして、水性塗料による塗装およびキット付属のシールの両方を試してみることにしました。 

 写真の左側と中央のY字型の部分はタミヤアクリル塗料のフラットホワイトで塗装しました。
 白い塗料はどうしても下地の色を隠ぺいする力が弱いため、何度も塗り重ねるか、筆で塗料を置くようにして厚塗りするかのどちらかの方法を採る必要があると思います。水性塗料ですので、どちらの場合も塗料の乾燥時間がかなり掛かりそうです(汗)。また、塗料がはみ出した部分は爪楊枝でこすり落とす必要があるのですが、必要な部分の塗料までこすり落としてしまった場合、修正にまた時間が掛かってしまいます。

 写真の右側はキット付属のシールを貼り付けた状態です。シールの白いラインに一体化している丸いノズルの部分は切り取りました。パーツのフチのモールドからシールがずれないように貼るのが難しいですが、塗料を塗るよりも短時間でシャープな仕上がりになります。パーツの凹凸に爪楊枝でシールをなじませると、意外と良い感じになります。 


 すねの側面の部分にもシールを貼ってみました。シールを貼り付けた後、爪楊枝でパーツ表面のモールドにシールをなじませ、モールドからはみ出したシールはデザインナイフで切り取りました。
 その後、白いラインの両端にガンダムマーカーでスミ入れしてみました。

 キット付属のシールはかなり使えそうです。製作時間の都合もありますので、実際の製作ではシールをメインにする予定です。

 一方、ジム・カスタムは…

 ほぼ完成状態までこぎつけました。近日中に製作記事の続きをお送りいたします。

 *前回の記事にコメントしてくださった薩摩・F・セイエイさん、DUDEAKATOREIさん、ASAHII@さん、剣時さん、2011-03-03 17:35:53のUnknownさん、めっちぇさん、kyourin33さん、オイラもノンシンナー派さん、コメント&情報ありがとうございます!
 m(- -)m

 オイラもノンシンナー派さんからご質問いただいた、インテークの黒塗装の塗り分けについてですが…
 「基本塗装無塗装&水性塗料による部分塗装」限定で使える方法になりますが、水性塗料の塗膜の弱さを生かして、はみ出した部分を爪楊枝でこすり落して仕上げています。
 まず、はみ出しを気にせずに筆ムラが出ないように手早く黒っぽい色でインテークを塗り(タミヤアクリルのジャーマングレーを使用)、塗料が完全に乾いてからはみ出した部分を爪楊枝でこすり落とします。
 爪楊枝は先端をマイナスドライバーやナイフの刃のような形状に削っておくと、細かい部分まで塗料をこすり落とすことができる上、必要な部分の塗料を削ってしまう危険も少なくて済みますよ♪

 *トロ准尉さん、しゃのさん、リンクありがとうございます。また訪問させていただきますね~♪

HGUCジム・カスタム(その2)

2011年03月01日 | 0080・0083・08MS小隊
 前回の記事で書き忘れた、バンダイさんの細かい気配りを…
 
 写真左:足の甲にかぶさる装甲「アンクルアーマー」ですが、同系機であるHGUCジム・クゥエル(写真右側)では左右分割の2パーツ構成になっていたのが、ジム・カスタムでは分割ラインが生じない1パーツになっています。左右両側から別パーツの通称「マルイチ」で挟むようになっているのが良いですねぇ。
 写真右:足の裏のスラスターノズルが足の甲側(?)に付いています。塗り分けがかなり楽になりました♪

 さて、HGUCジム・カスタムの製作記事、今回は足首関節の加工です。結果的には失敗談になってしまうのですが…(苦笑)。

 まずはひざから下を仮組みして、足首関節の横方向への可動範囲を確認します。このキットはHGUCパワード・ジム系列のキットで共通となっている関節パーツを使用しているため、HGUCジム改の時に書いた問題点を抱えています。足首関節の位置が高いため、関節を深く曲げた時に足とすねの位置関係が不自然になってしまいます。残念ながら可動範囲もあまり広くはありません。そのため、カトキハジメ氏が描く設定画のような立ちポーズ(いわゆる「カトキ立ち」)で立たせようとすると、足の裏の外側が地面から浮いてしまいます。

 解決方法としては、キットの足首のボールジョイントよりも低い位置にもう一つ関節を設けるのがベストだと思いますが(ダブルボールジョイント方式など)、面倒くさいのでパーツD5とD7のボールジョイントの軸を根元からいったん切り離して、角度を付けて再接着することにしました。 
 
 再接着する際の接着面をできるだけ広くして強度を確保できるようにするため、軸付け根の四角い部分からエッチングノコギリで切り離します。


 開脚に対応するために、ボールジョイント軸を斜めに再接着します。斜めの角度の基準にするため、四角いブロック状のパーツを足首フレームに接着し、そのブロックを斜めに削ってから軸を接着することにしました。
 HGUCジム改の時と方法を変えたのは、ジム改の足首関節を加工した結果、脚が短くなってしまったことの反省からです。
 作業時間短縮のため、ブロック状のパーツにはコトブキヤさんのMSGプラユニット「P-116 ダクトノズルⅡ」の正方形のものを使用しました。プラ板やランナータグを貼り重ねたブロックでもOKです。


 「ダクトノズル」を足首フレームに接着します。キットのフレームはABS樹脂製のため、接着剤は瞬間接着剤を使用します。瞬間接着剤は位置決めのタイミングがシビアなので、神経を使います(汗)。
 写真右側、黄色い線で囲った部分が「ダクトノズル」です。


 接着剤が硬化した後、ダクトノズルを斜めに削ります。パーツをできるだけ削って、斜めの角度を確保しました。


 斜めに削ったダクトノズルにボールジョイント軸を接着しました。写真の右側が加工後の足首関節です。ボールジョイントの位置の違いにご注目ください。

 
 再び仮組みして、足首の可動範囲と見た目を確認します。
 写真左はボールジョイントを動かさず、加工した足首関節の斜め角度だけで立たせた状態です。足首とすねの位置関係はキットよりも改善されているはずです。
 写真右はボールジョイントを最大限まで横方向に曲げた状態です。斜め45度まで対応できるようになりました。
 
 しかし、ここで問題点が発覚しました…。
 
 足首を大きく横方向に動かすと、すね装甲とくるぶしのマルイチが極端に離れてしまうんです。矢印で示した部分の距離は最大で約7㎜(汗)。マルイチの直径と同じぐらいすき間が開いてしまうのは、さすがにまずいでしょう(汗)。足首全体の印象もスカスカです。


 結局、パーツ取り用に買っておいたHGUCジム改から足首フレームを流用し、ジム改の時と同じ方式で作り直すことにしました。写真左がジム改の時方式です。HGUCジム・カスタムは充分に脚が長いので、足首関節軸が多少短くなってもプロポーションにあまり影響は無いはずです。最初からこっちの方式にすれば良かったのに…(汗)。

 *前回の記事「連邦軍の装備…!?」にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます! また質問ネタを考えておきますので、よろしくお願いします&お楽しみに~♪