ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

不定期連載・今のプラモってスゴいですねぇ(1/144 ゲバイ・その2)

2008年02月02日 | 不定期連載シリーズ
 1/100キュリオスの脚の組み立てが途中だというのに、1/144ゲバイのキットを見ると早く作りたくなってしまいました。筆者の悪いクセです。いざ取りかかってみると、やっぱり20年前のキットは今のキットと比べると組み立てに技術が必要なのを痛感させられます(汗)。

 ランナーのタグには「BANDAI 1987」の文字が…。コンピュータで設計され、NC工作機によって精密な金型が彫られる近年のプラモデルの製造と違い、設計士さんが手描きで製図した図面を元に木型職人さんが手彫りで仕上げた木型から金型が作られていた時代のプラモデルです(詳しいことは分かりませんが、たぶんこのような工程だと思います)。写真では分かりにくいですが、バーニアノズルのパーツのフチの厚みが一定ではありません。
 「ドラグナー」シリーズのキットはガンプラほど頻繁には再販されていませんが、20年の歳月の間に金型が傷んでいたりもするのでしょう。パーツ同士の合いは悪く、すき間が生じてしまいます。それでもジュアッグを仮組みした時の状態よりもかなりマシですので、すき間を埋めるのにはあまり手間がかからないのではないかと思います。


 左右貼り合わせ式の胸部パーツを接着したところです。スナップフィットではないので、接着剤を塗布してから乾くまでの間に接着位置の微調整が可能です。合わせ目の各部にはどうしても段差が生じていますが、できるだけ段差の発生がマシなポイントを探りながら圧着していきました。それでも襟元や腹部のセンサーにはかなりの段差がありますねぇ。


 胸部と腰部を仮組み中です。ウエストで接合される部分にすき間が生じていて、背景の水色が見えてしまっています(これでも接着面を軽く調整した状態です)。さらに接着面を少しずつ削って調整し、このすき間をなくしていく予定ですが、この部分は動力パイプでほとんど隠れますので、現状のままでも良いかも(笑)。


 左右貼り合わせ式の頭部パーツを接着したところです。頭部にはすき間も段差もあまりありませんでした♪ 写真の下の方に写っているのは顔面のパーツです。カメラ(ドラグナー関連の設定では、カメラ類は「イメージセンサー」と呼ばれていました)のレンズ類はウェーブさんの「Hアイズ」などで作り直すと今風の仕上がりになるかなぁと考えています。


 このキットは設定画(←このリンク先の「メカニック紹介・ギガノス統一帝国軍」の中から探してみてくださいね)と見比べると、明らかに頭部のボリュームが不足しています。上方向に3~5ミリ、後方に5ミリほど延長してから首の取り付け位置を2~3ミリほど前に移動させると設定画のイメージに近付くとは思いますが、過去にそういった改造をしようとして結局完成できなかったという苦い経験がありますので、今回は首の位置をずらす程度にしておこうかなぁと思います。
 でも、この写真を見るとそれほど頭が小さくは見えません。アッガイ同様、ポーズの取らせ方と見る角度によってプロポーションがある程度補正できるキットなのかもしれませんねぇ。
 う~ん、やっぱり手ごわそうなキットですが、それだけに闘志が湧いてきます♪

 でも、昔のキットを組んでみると最近のキットのありがたみが良く分かりますねぇ。接着剤要らずでパカパカ組めて、パーツの合いも良くて、組むだけである程度の色分けが完了していて、しかも良く動くという…。
 …明日からはキュリオスに戻ります(←おい!:笑)