ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その12)

2009年11月28日 | サンプルレポートシリーズ
 今回はオーライザーの完成、そして追加武装のミサイル類の組み立てです。

 サイドバインダーに付く大型クラビカルアンテナを構成するパーツ群です。青いブレードアンテナや白い基部パーツの向きが鏡対称になっているものもあり、合計4枚組み立てます。

 
 アンテナの可動部にはポリキャップが使用されています。



 組み立てたアンテナをサイドバインダーに取り付けます。

 サイドバインダーをオーライザー機体本体に取り付けると、オーライザーの完成です。オーライザーは予想以上に大きいです。どれぐらい大きいかといいますと…

 1/144HGオーライザーとの比較。とにかく大きいです。HGキットのプロポーションと比較すると、PGオーライザーは機首が長くなっているように感じます。


 機体裏面の3基の着陸脚を展開し、機体下側のクラビカルアンテナを折り畳むと着陸態勢になります。

 完成したオーライザー。HGキットや1/100キットと比べると、よりシャープな形状になっています。





 
 サイドバインダー表面にはシールドを取り付けることができます。

 次はミサイル類の組み立てです。

 ミサイル類を構成するランナーは全部で4枚。パーツ数は100個を超えます。豪華なオマケですねぇ♪


 GNミサイルは2基ずつセットで合計4セット付属します。この写真は1セット分です。

 

 ミサイル後部の翼が付いているパーツは、ゲートの位置が翼と翼の間にあるため、ゲート跡を処理するのがやや難しいです。慎重に作業しましょう。



 GN粒子散布ミサイルは、複雑な形状を筒状パーツの組み合わせにより再現しています。

 「機動戦士ガンダム00 ファーストシーズン」で、ガンダムキュリオスが装備していた「ハンドミサイルユニット」も付属します。
 




 2連装・3連装のどちらの状態にすることもできます。



 これはGNコンデンサです。実在の戦闘機なら増槽、他のガンダム作品ならプロペラントタンクに相当する装備と思われます。

 ミサイル類でハリネズミのように武装強化したオーライザー。ものすごい迫力です。











 各ミサイルのパイロン(ミサイルなどを機体に接続するためのパーツ)は、ミサイルから外れやすいため、気になる方は接着してしまうと良いと思います。


 *次回はGNソードⅢの組み立てです。次回で「PGダブルオーライザー サンプルレポート」を最終回にする予定でしたが、予想以上に内容量が多いため、もう1回増やすことにしました。

 前々回・前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!

 だぶるおーさんからのリクエスト「初めまして。突然ですがパッケージの画像を乗せてくれませんか?」
 …ごめんなさい(汗)。筆者はパッケージの写真を撮っていません。m(- -)m

 とうじさんからのご質問「GNドライブの、オーライザーと合体したときの保持力というか、耐久性はどれぐらいのものなんでしょうか?」
 Mergeさんからのご質問「このジョイントって、軸に差し込んでるだけみたいですけど、合体/分離の時にスッポ抜けないんでしょうか?」について…
 *オーライザーのサイドバインダーとダブルオーガンダムのGNドライヴ基部の接続用ジョイントは、板状のパーツを溝に差し込むようになっています。保持力については充分に考慮されているようで、何回か分離・合体を繰り返しましたが、外れやすいという印象はありませんでした。
 ただし、ジョイント部分のパーツは弾力のあるABS樹脂製のため、サイドバインダーをGNドライヴ基部に取り付けた場合はプルプルとバインダーが震えてしまいます。ジョイントパーツが金属製なら安心感が高かったのですが…。
 ABS樹脂製パーツは衝撃には強いですが、意外と「曲げる力」には弱かったりします。余計な力が掛からないように、取り扱いには気を付けて下さいね。

 oooさんからのご質問「ダブルオー製作時に合せ目など目立つような物はありましたでしょうか?」について…
 *ダブルオーガンダム本体については、合わせ目部分はほとんど気になりません。目立つ合わせ目はGNドライヴ基部の肩装甲を支持するスイングアームの側面ぐらいでしょうか(「ここは実機でも合わせ目」と割り切ればOKだと思います)。オーライザーや武器類は合わせ目がかなりありますので、ガンダム本体よりも合わせ目処理に時間がかかると思います。

 乙さんからのご質問「管理人さんは、合わせ目消しをするとき、どのような紙やすりを使っていますか?」について…
 パーツの色が変わってしまうのは、荒めの耐水ペーパーを掛けた後の削り傷が残ってしまっているからだと思います。筆者は金属ヤスリで削った後、800番の耐水ペーパーで仕上げることが多いですが、金属ヤスリを掛ける際に大きな傷をつけないように注意する必要があります。
 そこで筆者が仕上げによく利用するのは「スポンジヤスリ」の目の細かいもの(耐水ペーパー1000番相当)です。合わせ目付近だけでなく、パーツの表面全体にスポンジヤスリを掛けると、全体の色つやを統一することができますよ。スポンジヤスリを掛けた後は、歯ブラシやホコリが出にくい布などで全体をこすってやると、良い感じの半つや消し面に仕上がります。
 PGダブルオーライザーは高価なキットです。事前に安価なキットで練習を行って、仕上がりを確認しておいてくださいね。

 thinkさんからの、完成後のクリアボディーへの換装に関してのご質問「組立て後に外装を付け替えるのは無理なんでしょうか」について…

 外装パーツのはめ込み部分の固さによって、キットのままでは取り外しが困難な部分があります。組み立て時にはめ込み部分のピンや穴をナイフなどで削って調節すれば、取り外しやすくなるのですが、ちょうど良い加減というのはなかなか難しいですねぇ。
 どことは覚えていませんが、部分的にはパーツ全体がはまり込んでしまって、取り出すのが不可能に近い部分があったと記憶しています。強力な両面テープなどを利用すれば、取り外すことができるかもしれません。 
 外装の換装は慎重な取り扱いを要求される作業です。充分、注意してくださいね。 

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その11)

2009年11月26日 | サンプルレポートシリーズ
 いよいよ今日、「PGダブルオーライザー」の日本国内での発売日となりました。もう手に入れたという方もいらっしゃるかと思います。日本以外の国での発売はもう少し先になりますが、それまでは当ブログの記事やYouTube動画をご覧になって、もうしばらくお待ちくださいね!

 今回はオーライザーの組み立ての続きです。

 オーライザー尾部・テールバインダー(?)を構成するパーツ群です。

 
 テールバインダーには連動可動機構が内蔵されています。可動用アームの向きに気を付けながら組み立てます。


 テールバインダーの外装を構成するパーツ群です。

 
 外装を取り付け、連動開閉機構の動きを確認しているところです。バインダー先端の青いパーツを引っ張ると、バインダー外周部のパーツが開きます。


 テールバインダーの両側面に付くパーツ群です。


 この連動可動機構は、やや動作が固いです。スムーズに開閉させるためには、ゲートの切り口をきれいに整形したり、組み立て時に可動の具合を見ながら微調整することをおすすめします。


 機体後半部を構成するパーツ群です。


 機体中央部がスライドして折れ曲がるという、重要な可動部分です。先ほど組み上げたテールバインダーを挟み込んで組み立てます。



 写真上:機体後半部を上から見たところ。
 写真下:下から見たところです。HGキットや1/100キットでは色分けされていなかった部分がグレーに色分けされているのがありがたいです。変形させると塗装面がこすれて、剥がれてしまう部分ですからねぇ。


 機体後部の着陸脚です。


 機体中央部を構成するパーツ群です。コクピットはこのブロックに含まれます。

 
 外装パーツに着陸脚や細部パーツを組み込みます。

 
 パイロットである「沙慈・クロスロード」が乗り込むコクピット。計器盤の右側にハロが居るのが分かるでしょうか?




 機体中央部下側のブロックに、機体後半部と機首を組み付けます。


 機体中央部上側を構成するパーツ群です。




 機体中央部上側のパーツをかぶせます。


 コクピットハッチは開閉式です。


 機体中央部の可動部分のカバーと、機体側面のサイドバインダー基部を構成するパーツ群です。


 サイドバインダーは大型のポリパーツで連結するようになっています。


 黄色い丸で囲った部分は、ダブルオーガンダムのバックパックとの接続用フックの役目を果たすパーツです。

 オーライザーの機体部分が完成しました。




 次はオーライザーの機体両側面に付くサイドバインダーの組み立てです。

 サイドバインダーの内側と、後部のフィンを構成するパーツ群です。


 フィンの可動部にはポリキャップが使用されています。 

 
 オーライザーの主兵装であるGNビームマシンガンを構成するパーツ群です。


 サイドバインダー前半内部のメカと、バインダー表側の外装を構成するパーツ群です。



 バインダー先端部には透明パーツが少しだけ見えるようになっていて、不思議な雰囲気をかもし出しています。


 サイドバインダーにビームガンを取り付けます。


 サイドバインダー側のオーライザー本体/ダブルオーガンダムのGNドライヴ部とのジョイントブロックを構成するパーツ群です。

 
 これはオーライザー本体と連結する場合の状態です。ジョイントを回しながら、折り畳まれたアームを展開すると…
 
 
 ダブルオーガンダムに接続する場合のモードになります。水色の線で示した部分がGNドライヴ基部に接続する際のジョイント部になります。(バックパックの組み立ての記事を参考にしてください)


 サイドバインダー表面のミサイル収納部を構成するパーツ群です。



 バインダーに各パーツを取り付けます。下の写真ではビームガンの砲口は収納された状態になっています。


 サイドバインダーの本体部分の完成です。

 
 青い装甲部とミサイルのハッチ、そしてビームガンは連動可動します。

 
 写真左:各兵装の収納状態。
 写真右:兵装の使用状態です。

 バインダーの組み立てはまだ続きます。次回はオーライザーの完成、そして追加武装についてお送りします。お楽しみに!

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その10)

2009年11月25日 | サンプルレポートシリーズ
 「PGダブルオーライザー サンプルレポート」も、いよいよ後半に差し掛かってきました。今回はGNソードⅡとシールド、そしてオーライザーの機首の組み立てです。

 GNソードⅡ、1丁分のパーツ群です。


 センサーの部分は無色透明のパーツです。センサー基部はちゃんとグレーに色分けされています。
 グリップ基部の丸い部分には、ダブルオーガンダムの腰に取り付けるためのジョイントが内蔵されています。詳しくは後ほど…。


 これはソードの刃の部分を組み立てている途中の写真です。ライフルの砲口部分は別パーツで再現されています。

 ソードのグリップ部分には、2本のソードを連結するためのジョイントが内蔵されています。



 片方のソードのジョイントを回して引き出し、もう片方のソードのグリップに差し込めば、連結完了です。ソード全体を連結させた状態の写真を撮りたかったのですが、とても長いため、撮影場所に収まりませんでした(汗)。残念…。


 写真下から、GNソードⅡのライフルモード・ソードモード・比較用に用意した1/60エクシアのGNロングブレイドです。

 
 写真左:2本のソードを連結するためのジョイントは、ライフルモードでは前腕に固定するためのジョイントとして機能します。ライフルは手のひらの突起とこのジョイントの2ヶ所で固定されるため、保持力はかなり高いです。
 写真右:ソードモードは手のひらの突起1ヶ所で固定されます。ポーズによってはソードの重みで手首が回ってしまうので(特にソードにビーム刃を取り付けた場合)、手首の関節軸に瞬間接着剤を軽くコーティングして保持力を調整した方が良いかもしれません。


 2本のソードを持たせたポーズだと、撮影場所をはみ出してしまいます。飾る時は、広い場所を確保しましょう。


 ソードを腰に取り付けるためのジョイントは良く出来ています。ジョイントを引き出し、回転させるとジョイントの伸縮機構がロックされます。ソードには左右の区別はなく、ジョイントを引き出す方向によって左右を決定します。 


 両腰にソードを取り付けた状態。ちょっと不安定なポーズの写真ですねぇ(汗)。

 次はシールドです。

 シールド1枚分のパーツ群です。

 
 シールドには連結機能やスライド機能など、考えられる機能は全て備わっています。シールドにはさまざまなモードに応じたジョイントがありますが、どのジョイントも収納可能になっています。

 
 写真左:シールドをGNドライヴ基部に取り付けるためのジョイント。収納可能です。
 写真右:前腕にシールドを取り付けるためのジョイントも収納可能です。


 従来のキットでは、シールド表面の青い装甲の位置変更はパーツの差し替えによって行っていましたが、PGではスライド式になっています。


 シールドどうしを連結させるためのジョイント。


 連結させたシールドとエクシアのシールドの比較。ダブルオーのシールドはエクシアのシールドの倍近い面積があります。


 連結したシールドを前腕に取り付けたところ。 


 シールドをGNドライヴ基部に取り付けた状態です。

 さて、ここからはいよいよオーライザーの組み立てです。

 オーライザーの機首内部を構成するパーツ群です。



 機首内部を裏側から見たところ。機首には着陸脚が内蔵されています。



 機首のセンサー部分には「GN O RAISER」の文字が刻印されています。


 機首の外装を構成するパーツ群です。


 機首先端のコーン部分は着脱可能です。


 機首後部には開閉式のカバーがあり、内部にはセンサーか噴射口のようなものがあります。



 完成した機首。シャープで格好良いですねぇ!

 次回はオーライザーの組み立ての続きをお送りします。

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その9)

2009年11月24日 | サンプルレポートシリーズ
 ブログの容量の都合のためか、昨日の記事で掲載できなかった画像が2枚あります。
 
 胸のダクト部分が前方に突き出しているため、やや難しいですが、腕を組むことも可能です。  


 こちらは剣時さんからリクエストをいただいた、コクピットをのぞき込んだ写真です。

 
 もう一人の読者さんからリクエストをいただいた、目のパーツの写真ですが、パーツの一覧写真を撮った直後に目の周りの塗装を行ったため、ちょうど良い写真がありませんでした。以前の写真よりも大きいものを掲載いたします。右目の表面に黒い粒が付いていますが、これははみ出した塗料を爪楊枝でこすり落とした際にできた塗料の削りカスです。

 さて、今回はバックパック(GNドライヴを含む)の組み立てです。

 GNドライヴ基部を構成するパーツ群です。輪のようなパーツはオーライザーのサイドバインダーとの接続基部です。 

 
 写真左:写真の左側がドライヴ基部の裏側、右にあるのが表側です。
 写真右:黄色く塗った部分が、オーライザーのサイドバインダーを取り付けるための溝です。輪のようなパーツは回転可能で、サイドバインダーの向きを変えられます。 


 GNドライヴ基部の装甲類を構成するパーツ群です。

 
 GNドライヴ基部の上面装甲の裏側の写真です。バックパックから伸びるスイングアームとの接続部分はスライド可能になっています。収納時は機体の横幅が広くなり過ぎないようにして全体のシルエットを引き締め、伸長させると可動範囲が広くなるという効果があります。
 この可動部については、YouTube動画の2分36秒あたりをご覧ください。

 
 GNドライヴを搭載する、肩の増加装甲。写真のものは右肩用です。

 
 装甲の上側には可動部があります。ピンク色の丸で囲った部分にはラチェット機構が備えられており、保持力は非常に高いです。ラチェット機構がなくても、可動軸の保持力は充分にあります。ただし、この部分の可動範囲はあまり広くないです。 

 
 バックパックとGNドライヴをつなぐスイングアームを構成するパーツ群です。薄い板状のアームですが、骨組みに外装をかぶせる構成になっています。

 
 完成したスイングアーム。HGや1/100キットでは肉抜き穴が開いていましたが、PGでは穴の類は無く、見栄えは良好です。
 このスイングアームは、オーライザー合体後にはかなりの負荷が掛かります。外装パーツを接着すれば、強度が向上するのではないかと思います。 


 スイングアームとGNドライヴ基部装甲の接続部は、穴の切り欠きと接続軸の突起を合わせて差し込み、回転させることによって抜けるのを防止します。戦車のプラモデルの砲塔基部と同じ方式です。可動軸の保持力は、思ったよりも高いです。可動軸の強度に不安を感じる方は、可動軸の穴にプラ棒やランナーを差し込んで補強すると良いと思います。


 左側も同様に組み立てます。


 バックパック本体を構成するパーツ群です。

 
 スイングアームの接続基部にはポリキャップが内蔵されます。


 装甲の裏面のディテール。


 推進ノズルはボールジョイントで可動します。

 
 バックパック内部の表側と裏側。 

 
 装甲をかぶせた状態のバックパックです。


 オーライザー本体の接続基部には、開閉式のカバーが付いています。接続部にはポリキャップが内蔵されています。



 完成したバックパック。



 バックパックをガンダム本体に取り付けました。バックパックが無い状態だと、肩が小さくて首が長いように感じましたが、バックパックが付くとちょうど良いバランスになります。

 
 写真左:LEDが発光し、内部のフライホイールが回転するGNドライヴ発光ユニット。テスト用のボタン型電池が付属しています。発光ユニットは、作動させてからしばらくすると電源がOFFになり、電池の消費を抑える機能が付いています。
 写真右:GNドライヴ裏側の電池収納部の蓋をカバーするためのパーツです。ここでお詫びと訂正があります。
 サンプルレポートの第1回の記事で「オーガンダムとエクシアのGNドライヴを表示するためのシールが付属しているんですよ♪」と書きましたが、「パーツに文字が刻印されている」のが正解です。申し訳ございません。m(- -)m

 
 GNドライヴの裏側に赤いカバーを取り付け、肩の増加装甲にはめ込みます。取り付ける際には、ドライヴの向きに注意しましょう。


 スイングアーム基部の、後方への可動範囲はこれぐらいです。


 左側のスイングアームを上方向にいっぱいまで動かしたところです。


 GNドライヴを前に向けた状態。


 GNドライヴを後ろに向けた状態。

 2基のGNドライヴを搭載し、ついにダブルオーガンダム本体が完成しました!




 


 1/60ガンダムエクシアとの比較。



 当ブログの兄弟サイト「エプロンの人 模型制作日記」では、PGダブルオーライザー」の詳細についての動画を公開中です。

 動画のパート2では、オーライザーとの合体についても収録予定ですので、ぜひ見に行ってくださいね!

 いよいよ発売日が迫ってきた「PGダブルオーライザー」。サンプルレポートはまだ続きます。次回をお楽しみに!
 

 *コジロウさんからのご質問・手指の組み立てについて… 指の第2節のはめ込みがやや固いので、厚めのゴム板などを用意して、その上でパーツを押さえると良いと思います。組み立て方についてはとても工夫されているので、楽しみながら組み立てられると思いますよ!

 *中尉さんからのご質問:個人的に感じた「PGダブルオーライザー」の魅力は、何といってもPG用にアレンジされたデザインの格好良さです。写真ではお伝えしきれないですが、実物は本当に男前です。機能的にはやはり発光・回転式のGNドライヴと、GNソードⅡの連結&前腕への固定機構(詳しくは次回の記事で…)でしょうか。
 大きくて重いので、取り扱いには慣れが必要です。並みのモビルスーツではないので、操縦するにはそれなりの腕が要りますよ(笑)。関節を動かす際にはクラッチ機構を作動させるのをお忘れなく!

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その8)

2009年11月23日 | サンプルレポートシリーズ
 昨日、PGダブルオーライザーの組み立てが終了しました。今日は初回購入特典のスタンドの組み立てと完成写真の撮影を行い、サンプルを店に納品してきました。当ブログで組み立てレポートをお送りしているサンプルの完成品はホビーショップミドリ店内にて展示中です。お近くの方はぜひ見に来てくださいね!
 また「エプロンの人 模型制作日記」では、PGダブルオーライザー」の詳細についての動画を公開中です。文章や写真では伝えきれないところがいろいろあるのですが、動画なら分かりやすいと思います。ぜひ見に行ってくださいね!
 さて、今回は腕の組み立てです。
 
 写真左:肩と手首のクラッチ機構を構成するパーツ群です。写真は1個分です。写真の下の方に写っているパーツは、ボルトを締める時にパーツを固定するための工具です。
 写真右:クラッチの構造が分かりやすいように、パーツを並べてみました。以前掲載した図とは向きが逆になっていますが…

 
 写真左:ボルトを締めるには、やや細いプラスドライバーを使用します。
 写真右:パーツ3個の外周の溝をそろえておきます。 


 両肩と両手首に組み込むクラッチですので、同じものを4個組み立てる必要があります。慣れれば1個組み立てるのに1分も掛かりません。このクラッチ、ちょうど1/100スケールキットのひざ関節ぐらいの大きさです。今後、重モビルスーツのMGキットに採用されるかも…と想像してしまいました。

 
 ひじ関節のクラッチ機構は、手首や肩のものより直径は大きいですが、厚さは薄くなっています。

 
 ひじ関節から手首関節まで、前腕の骨格を形成するパーツ群です。輪のような部分の内側には突起が突き出しているのですが、この突起の向きに注意しながら組み立てる必要があります。

 
 ひじ関節は二重関節になっています。クラッチ機構が備えられた関節の下にもう一つ関節があります。

 
 肩関節の内部を構成するパーツ群です。


 上腕を構成するパーツ群です。 

 
 上腕部にもホログラムパーツが組み込まれます。


 前腕の組み立ての続きです。クラッチ機構を内蔵するGNコンデンサ周辺のパーツは、向きを間違えないように気を付けて組み立てましょう。


 手首関節部の穴にクラッチを押し込みます。

 
 これは右腕のフレームです。丸いパーツの組み間違いに注意しましょう。

 
 手首のGNコンデンサ部にシールを貼り付け、透明パーツをかぶせます。


 前腕の外装などを構成するパーツ群です。

 
 各パーツを取り付けていきます。

 
 ひじのクラッチをGNコンデンサの穴に押し込みます。手首のクラッチの反対方向に取り付けます。(ひじはGNコンデンサの透明パーツ側がスイッチに、手首は前腕内側のグレーの丸いパーツがスイッチになります)


 クラッチのスイッチ部分にGNコンデンサのシールを貼り、透明パーツをかぶせます。 

 
 肩関節の組み立ての続きです。

  
 写真左:肩正面の穴にクラッチを押し込みます。
 写真右:組み立ての悪い例。クラッチのスイッチが、肩の円形パーツの表面から突き出した状態になってしまう場合があります。クラッチが奥まで入りきっていない状態で、作動不良が生じることが多いです。

  
 写真左:クラッチを奥まで押し込みにくい場合は、写真のように肩正面の円形パーツを外した状態でクラッチを押し込みます。こうするとクラッチを押しやすいです。
 写真右:クラッチが肩の奥まで入り込み、スイッチが円形パーツの表面と面一になりました。
 

 肩・上腕・前腕を組み立てます。この写真では、肩のスイッチが突き出した状態のままですが…(汗)。


 ひじ関節の可動範囲はほぼ人間と同じです。


 右手を構成するパーツ群です。他のPGキットのような異材・多色成形技術は採用されていません。「ランナーからパーツを切り離すだけでほぼ組み立て完了」という楽しみはありませんが、指パーツが全てABS樹脂製のため、傷が付きにくいというメリットがあります。他のPGキットの指にはポリ樹脂の部分があり、触っているうちに爪で傷を付けてしまう場合がありますよねぇ。
 また、この組み立て式手指は、ゲート跡やパーティングラインを処理しやすいという利点もあります。

 
 写真左:手指の組み立ては、ランナーにつながった状態で行います。パーツの紛失や、組み間違いを避けるためだと思われます。
 写真右:指の第2節のパーツをランナーから切り取り…

 
 写真左:指の第1節と第3節との間に乗せ…
 写真右:上から押さえます。これで指1本の完成です。


 組み立てた指をランナーから切り取り、手の平にセットしていきます。この時点で指のゲート跡やパーティングラインを処理すると良いです。 

 
 後はいつも通り、手首の関節や手の甲を組み付けます。手首の関節部はボールジョイントにはなっていませんが、関節軸の付け根と前腕側の手首関節部でたいていの動きはこなせるはずです。


 親指以外の4本の指の付け根部分が可動するようになっています。 


 手のひらに関節が1ヶ所増えたこともあって、手の表情が豊かになったと思います。

 
 1/60エクシアの手との比較。右側がエクシアです。PGダブルオーの手はエクシアよりも小さいですが、関節の数が多いため、良く動きます。


 肩の装甲を構成するパーツ群です。

 

 肩装甲は3層構造になっています。

 
 写真左:完成した肩装甲。
 写真右:黄色い丸で囲った部分のはめ込みが固いため、組み立てに余計な力が掛かってしまい、ピンク色の丸で囲った部分のようにパーツの表面が白くなってしまう場合があります。この部分のはめ込みピンが入りやすくなるように、調整すると良いと思います。


 1/60エクシアの腕との比較。


 PGダブルオーはひじ関節が二重になっているため、エクシアと比べるとはるかに可動範囲が広いです。

 次回はバックパックの組み立てです。

 *前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!
 コジロウさんからのご質問、額の発光についてですが、わりとはっきり光ります。LEDの光り方は思ったよりも強いですからねぇ。
 OOさんからご質問のあったメッキパーツの件ですが、ゲート部分はアンダーゲート方式が採用されているため、ほとんど目立ちません。ご安心ください。
 Mergeさんへ:GNドライヴ周辺に付いては、次回の記事でお送りします。オーライザーのサイドバインダーとの合体部分については、オーライザーの記事でも紹介いたします。
 剣時さんともう一人の読者さんからいただいた、コクピット内部と目の部分の写真に付いては、現存する画像データの中から使えるものを探しているところです。もう少しお待ちください。m(- -)m
 HKRさん、あともう一息、頑張ってくださいね!

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その7)

2009年11月22日 | サンプルレポートシリーズ
 前々回の記事でリクエストをいただいた「つま先をいっぱいまで下げた状態の画像」を掲載します。

 普通に曲げた場合はこれぐらいが限界です。スタンドに取り付けて飛行姿勢で飾る場合、もっとつま先が伸びている方が良いですよねぇ…。

 そこで、裏技を考えてみました。
  
 写真左:裏技を使ってつま先をキットの可動範囲よりも下げた状態です。
 写真右:作業は簡単で、しかも部品を削るなどの加工をする必要はありません。足首関節をすねフレームから引き抜き、足首関節をいっぱいまで後ろに曲げ、再び足首関節をすねフレームのポリキャップに差し込みます。
 この状態だと、足首関節の軸をポリキャップの奥の方まで差し込めないため、足首に重量が掛かるポーズには不向きです。スタンドベースに本体を取り付けて、飛行姿勢を取らせた場合のみ有効な方法だと思います。
 
 さて、今回は頭部の組み立てです。
 
 頭部に使用されているLED発光ユニットは「MGガンダムエクシア イグニッションモード」や「MGガンタンク」のLED発光ユニットと似たものですので、今回は説明を省略させていただきます。ボタン型電池は、テスト用のものが2個付属しています。ただしテスト用電池ですので、できれば新しい電池に買い換えた方が良いと思います。


 頭部を構成するパーツ群です。

 
 写真左:頭蓋骨右半分のパーツに首関節やLEDの光を反射させるためのパーツ(パーツの表面に金属箔シールを貼ったものです)を取り付けた状態です。
 写真右:左右の頭蓋骨パーツを合わせ、黄色いアンテナやGNコード(ホログラムパーツ)を取り付けたところです。

 
 写真左:マスクを取り付ける前の顔面です。目の透明パーツは、従来のPGクラスのキットの多くが異材・多色成形技術を使用した色分けを採用していたのに対し、PGダブルオーでは無色透明一色となっています。付属のシールは透明パーツを完全に覆い隠してしまうものですので、発光ユニットを活かすことはできません。とりあえず、目の周りの黒い部分は水性塗料の「つや消し黒」で塗りました。
 黒く塗ってもLEDの光が透けてしまう場合があります。塗装する時はLED発光ユニットか懐中電灯を手元に用意して、塗料が乾いた後に光り透けをチェックすると良いと思います。パーツのエッジの部分は塗料の層が薄くなりがちですので、どうしても光が透けてしまいます。厚塗りにならないように注意しながら、根気良く塗りました(汗)。
 写真左:マスクを取り付けた状態です。かなりの男前です♪ 目と目の間、鼻の部分は特にLEDの光が透けやすいので、注意しましょう。

 
 写真左:頭蓋骨ブロックに顔面を取り付け…
 写真右:左右に分割されたヘルメットを取り付けて…

 
 写真左:白いアンテナや額の赤い透明パーツなどを取り付けて、頭部の完成です。
 写真右:後頭部の透明パーツにも文字が刻み込まれています。


 発光ユニットに、目や側頭部GNコンデンサや後頭部にLEDの光を導くための透明パーツを取り付けて、頭部内部に組み込みます。

 

 発光ユニットを点灯した状態の頭部です。

 
 写真左:額の赤い透明パーツが緑色に発光してしまうのが気になったので、目の透明パーツの上部(赤い透明パーツの内部になる部分)をメタリックレッドで塗装してみました。しかし、発光ユニットを点灯していない時は、このメタリックレッドが目の部分に透けてしまい、目が赤くなってしまいます。おすすめできません。
 写真右:額の赤い透明パーツが緑色に光るのが気になるという場合は、内部パーツを銀色に塗るのが良いのではと思います。

 
 写真左:この写真はデジタルカメラの接写モードで撮影しているため、実際の頭部よりも縦長で顔が大きく写っています。
 写真右:こちらは標準モードで撮影した写真です。画像は粗いですが、実物を肉眼で見た場合の印象に近いです。

 
 側頭部のGNコンデンサ内部に貼るためのシールも付属していますが、発光を優先するため、使用しませんでした。

 1/60エクシアの頭部との比較写真です。



 こうして並べてみると、同系統の機体でありながら、かなり異なるデザインになっているのが分かりますねぇ。

 次回は腕の組み立てをお送りする予定です。

 実は昨日、ダブルオーガンダム本体&武器が完成しました。現在はオーライザーの組み立てに取りかかっています。

 「PGダブルオーライザー サンプルレポート」はまだまだ続きます。お楽しみに!

 *前回の記事でご質問いただいた件ですが…
 あおあおさんからのご質問・胸部の組み立てにかかった時間ですが、組み立て途中の写真を撮りながら約2時間強といった感じでした。作業時間短縮のため、ゲート部分はタミヤ・薄刃ニッパーで切りっぱなしにしています。全パーツのゲートをナイフやヤスリで処理した場合はもっと時間が掛かると思います。

 ヤマトさんからのご質問・サンプルレポートに掛かる日数ですが… サンプルは発売日の1週間~2週間前に店に届きます。発売日の数日前には店に展示できるように、組み立て&写真撮影は3日~10日ぐらいで行っています(掛かる日数はキットのサイズやパーツ数に比例します)。ブログ記事の作成は、発売日を過ぎてからも続く場合があります。 

 乙さんからのご質問・「PGのダブルオーライザーと、HGUCのデンドロビウムでは、どちらのほうが、制作が難航するでしょうか?」についてですが、筆者はHGUCデンドロビウムを組み立てたことがないため、詳しいことは分かりません(汗)。複雑なPGダブルオーライザーと、大きなパーツが山盛りのデンドロビウムのどちらが大変なのかは、人それぞれだと思います(答えになっていなくて、ごめんなさい…)。箱はデンドロビウムの方が大きかったと思います。
 HGUCデンドロビウムについては、リンク先のうみんちゅさんのブログ「ガンプラなどなど」のカテゴリー「HGUC1から作っちゃるー企画制作途中」の2008年12月20日~2009年5月ごろまでの記事で詳しく紹介されていますので、ぜひ参考になさってくださいね!

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その6)

2009年11月20日 | サンプルレポートシリーズ
 前々回の記事のコメント欄でリクエストをいただいた、GNコンデンサの正面写真です。深いグリーンの透明パーツですので、筆者の顔やカメラや部屋がパーツに写りこんでしまい、なかなかうまく撮れませんでした(汗)。
  

 もっと良い写真が撮れたら、後日の記事で掲載いたします。

 さて、今回は胸部の組み立てです。

 コクピット周辺を構成するパーツ群です。 

 
 写真左:コクピットの下の青いブロックです。デザイン画が発表された当時は、ここがコクピットハッチだと思っていました。
 写真右:青い装甲の内側にあるフレームには、「GN MOBILE SUIT」という刻印が入っています。組み立ててしまうと完全に隠れますが、ちょっとうれしいですねぇ(笑)。
 
   
 パイロット(ガンダムマイスター)である「刹那・F・セイエイ」の着座姿勢フィギュアをコクピット内装に乗せ、コクピット内装部を先ほどの青いブロックに取り付けます。

  
 これはコクピットハッチです。胸部正面上部のフレームが前方向にスライドし、ハッチが開きます。 

 
 写真左:完成したコクピットブロック。
 写真右:コクピットブロック後方は円筒形になっています。長方形の穴はバックパック取り付け用のポリキャップです。


 右側の肩関節基部を構成するパーツ群です。

 
 写真左:右側の肩関節基部です。円筒を半分に切ったようなパーツが付いています。
 写真右:左側の肩関節基部です。右側とは一部パーツの形状が異なりますが、組み立て方は同じです。 

 
 胸部中央の骨格を構成するパーツ群です。円形のレールの上側に首関節、下側に腰関節が付きます。 


 円形の胸部フレームと、左右の肩関節基部を並べたところです。


 胸部の円形レールに肩関節基部を組み合わせます。 


 胸部骨格に、これらのパーツ群を組み込んでいきます。

 
 写真左:完成した胸部基本骨格です。円形のレールに、首・肩関節基部・腰関節がつながっています。
 写真右:右側(写真では左側)の肩関節基部を上方向にスライドさせてみました。

 
 写真左:少し分かりにくいですが、首関節を左側(写真では右側)にスライドさせています。
 写真右:さらに胸の円形レール自体を左方向(写真では時計回りですが)に回してみました。従来のガンプラには見られない、特殊な構造です。MGガンダムエクシアの胸部の構造をさらに発展させたような感じですねぇ。


 胸部フレームを上から見たところです。写真の上側が背中側です。肩関節基部は前方(写真では下方向)に可動します。

 
 円筒形のコクピットブロック後部を、円形の胸部フレームに差し込みます。
 この円形フレームは、ガンダムエクシアなど、胸部から背中にかけてGNドライヴを積むガンダムを連想させる形をしています。キットのGNドライヴとはサイズが合わないため、この円形フレームにGNドライヴを積むことはできませんが…。


 背中側の丸い蓋と、それをロックするための爪状のパーツです。

 
 蓋を取り付け、爪でロックします。MGガンダムエクシアを思い出しますね。


 首元・肩関節基部周辺・わき腹に付くパーツ群です。

 
 写真右:首元や肩関節基部周辺にパーツが付き、骨太な印象になりました。
 写真左:装甲で隠れますが、エクシアと同様のGNコードがわき腹に配置されています。


 胸部・背部・腹部の装甲を構成するパーツ群です。

 
 写真左:背中の装甲にも文字が刻み込まれています。背部中央には円形の部分があります。
「もともとダブルオーは、エクシア同様にGNドライヴを胸部から背部にかけて1基搭載する機体だったものが、開発途中で仕様変更されたのか?」などと想像してしまいます。
 写真右:胸部ダクトの黄色いフィンは可動式です。

 
 写真左:フィンは上下に可動します。
 写真右:ダクトが付いた胸部ブロックは外側に向かって開きます。


 装甲が付いた状態で、円形レールにつながった各関節パーツを移動させてみました。 


 完成した胸部を1/60エクシアのものと比べてみました。ダブルオーの方がやや胴が短いです(写真の1/60エクシアは、首を約2ミリ延長改造してあります)。

 完成した胸部を下半身に取り付け、いろんな角度から撮影しました。
 

 



 
 腰は反らす方向も、かがめる方向も、かなり動きます。


 1/100ダブルオーは腰が回転しませんでしたが、PGでは360度の回転が可能です。

  
 完成した状態でコクピットハッチを開閉させると、こんな感じです。



 1/60エクシアとの比較。この時点ではエクシアの方が背が高く見えますが、完成後はほぼ同じ身長です。

 次回は頭部の組み立てをお送りする予定です。


 *前回の記事で米米米さんからいただいたご質問、クラッチ機構の組み立てに使用するドライバーの件ですが…。
 ひざのクラッチ機構の太いボルトとナットについては、パーツに組み込んでからパーツ自体を回転させて締めるため、工具は使いません。
 手首・ひじ・肩のクラッチの組み立てと、LED発光ユニットの蓋の開閉には、やや細めのプラスドライバーが必要です。

 *ひろしチャソさんからいただいたリクエスト、「つま先をいっぱいまで下げた状態の画像」についてですが…。
 筆者が組み立てているサンプルの足首も、前後方向への可動範囲は狭い印象があります。装甲が干渉して、関節の性能が活かされていないようですが、ひょっとしたら可動範囲を広げるコツがあるかもしれません。調査して、後日の記事で画像を掲載します。

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その5)

2009年11月19日 | サンプルレポートシリーズ
 今回は下側ひざ関節のクラッチ機構と腰の組み立てです。

 「PGダブルオーライザー」の特長の一つである「クラッチ機構」を構成するパーツ群です。


 組み立て途中のクラッチです。接合面に刻まれた歯によって2枚の円盤が噛み合うようになっています。2枚の円盤はスプリングのテンションによって圧着されていますが、スイッチを押すと解除されます。あ~、説明が難しい…(汗)。下の図を見てください。


 クラッチ機構を横から見た略図です。白い半円がスイッチ、黄色い斜線がスプリングを表しています。(図の左端)
 歯が付いた2枚の円盤は噛み合うことによって固定されていますが、スイッチを押すと離れます。(図の左から2番目)
 円盤が離れている間は、関節を動かすことが可能です。(図の右から2番目)
 スイッチから手を離すと2枚の円盤が再び噛み合い、関節が固定されます。(図の右端) 

 
 写真左:完成したひざのクラッチです。2枚の円盤の歯が噛み合っています。
 写真右:スイッチの円盤も含め、3枚の円盤の外周に刻まれている溝が一列に並ぶように調整してから、脚に組み込みます。


 このクラッチ機構は、ふくらはぎのGNコンデンサのデザインをうまく利用したものになっています。

 
 写真左:ふくらはぎの内側の穴にクラッチをはめ込みます。
 写真右:クラッチ機構は関節の保持力を高めるのではなく、関節を任意の角度で固定するための機構です。作動させずに無理矢理関節を曲げると、破損する恐れがあります(ひざ関節のクラッチは約1.5キロの重さに耐えられるという話をどこかで読んだことがありますので、そう簡単には壊れないと思いますが…)。関節を動かす時は、確実に作動させましょう。


 脚を曲げてみました。可動範囲はかなり広いです。


 足首関節の横方向への可動範囲をもう一度確認しているところです。大きく脚を開いたポーズでも接地できると思います。

 1/60ガンダムエクシアの脚との比較。左側がエクシアです。

 
 エクシアの方がやや脚が長いです。ダブルオーが短足ということではなく、プロポーションの解釈の違いだと思います。


 可動範囲の比較。 

 ここからは腰の組み立てに入ります。

 股関節周辺を構成するパーツ群です。

 
 股関節軸は戦車のトーションバー式サスペンションを思わせる形状で、スイング可動して位置を変更することができます。

 
 写真左:組み立て中の腰フレームです。
 写真右:底面に見える長方形の穴は、スタンドに取り付けるためのものです。穴の中にはポリキャップが内蔵されています。


 腰フレームのパーツ群です。

   
 股関節の可動部にはロック機構が備えられています。各パーツの位置関係をよく見てください。 

  
 腰フレームを下から見たところです。スタンドへの取り付け穴にはスライド式のカバーが付いています。 


 腰両側面に付く可動式装甲の取り付け基部は、ボールジョイントにより可動します。

 
 完成した腰フレームです。


 腰後ろの装甲を構成するパーツ群です。


 組み立て途中の腰後ろ装甲。GNビームサーベルの接続基部は可動式です。

 
 GNビームサーベルは4パーツ構成で、ビームの発射口も再現されています。


 エクシアのGNビームサーベルとの比較。右側がダブルオーのサーベルです。 

 
 腰後ろの装甲は一部が分割可動式になっています。そのため、GNビームサーベルを水平より上向きに動かすことが可能です。


 腰正面の装甲を構成するパーツ群です。

 
 腰正面装甲の左右に伸びた部分は独立可動します。

 
 腰正面の装甲全体も上方向にスイング可動します。


 腰正面装甲の可動により、脚をかなり上の方まで上げることが可能です。


 腰両側面の装甲を構成するパーツ群。左右共通です。

 
 写真左:腰側面装甲の裏面と表面。
 写真右:装甲の下側がスライドして開き、内部にはオプション取り付け用のポリキャップが内蔵されています。

 下半身が完成しました。




 腰正面装甲の可動機構のおかげで、片ひざ立ちポーズも無理なく決まります。


 こちらは1/60エクシアです。腰前面左右の装甲が太ももに干渉するため、片ひざ立ちにはやや無理があります。
 


 エクシアとダブルオーの下半身の比較です。直線的でスリムなエクシアに対し、ダブルオーはかなりマッチョなイメージです。




 次回は胸部の組み立ての予定です。お楽しみに!


 *前回の記事でリクエストをいただいた、GNコンデンサを正面から撮った写真については次回掲載する予定です。もうしばらくお待ちください。

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その4)

2009年11月18日 | サンプルレポートシリーズ
 今回は脚の組み立てです。かなり長い記事になりますが、どうぞお付き合いください

 ひざ関節の周辺に付くパーツ群です。左からひざの上・ひざ下・ひざの裏に付くブロックを構成します。


 各ブロックを組み上げた状態です。


 太ももとすねの上半分の骨格を構成するパーツ群です。

 
 写真左:すね上半分のフレームに、ひざ関節の周辺ブロックを組み込みます。
 写真右:各ブロックはひざの動きにあわせて移動します。


 組み上がった状態のすね上半分フレームです。


 上側ひざ関節には重量対策のため、ラチェット機構が採用されています。赤い線を引いた部分がストッパーになっていて、赤い楕円で囲った部分の歯車に噛み込みます。

 
 太ももフレームにすね上半分やポリキャップなどを取り付けます。


 すね下半分の骨格を構成するパーツ群です。


 軟質半透明樹脂のホログラムパーツの取り扱いには注意が必要ですが、すね上半分に比べると組み立ては楽です。


 太ももやすねの骨格周辺に付くパーツ群です。 


 これはひざ正面に付くパーツですが、ホログラムパーツの取り付け用突起が3方向に生えているため、取り付け作業がやや難しいです。

 
 写真左:説明書では番号の順に取り付けるよう指示されていますが…
 写真右:この図のように軽くホログラムパーツを曲げて、下からスライドさせるようにしてはめ込むと作業が楽です。


 ふくらはぎ外側のGNコンデンサ内部にはシールを貼るようになっています。

 
 写真左:コンデンサ外周部に貼るシールは、カーブが掛かっているので、貼るのは少し難しいです。写真のように、シールの下側(切り欠きがある方)を先に貼り…
 写真右:パーツの形状に合わせて、上の方まで丁寧にシールを乗せていきます。

 
 写真左:綿棒などでシールをパーツになじませます。筆者が使用している綿棒は、カメラ掃除用の先端が尖ったタイプの綿棒です。
 写真右:爪楊枝を使って、パーツの凹凸にシールをなじませます。ついでに、シールにシワが寄ってしまった部分も爪楊枝を使って修正します。

 
 写真左:コンデンサ外周部のシールはパーツに対してやや長く、少しだけ余ります。筆者はコンデンサの上側で2枚のシールの余り部分を貼り重ねましたが、余り部分を切り取ってしまっても良いと思います。
 写真右:コンデンサの中央部分のシールを貼っているところです。

 
 写真左:GNコンデンサの外装となる透明パーツは深いグリーンです。MGエクシアのような二重構造にはなっていません。
 写真右:透明パーツには細かい文字が入っています。レーザー加工により、金型に精度の高い彫刻を施すことが可能になったそうです。やっぱりすごいですねぇ♪


 コンデンサに透明パーツをかぶせた状態です。かなり濃いクリアーグリーンのカバーですので、内部に貼ったシールのシワや傷などはあまり目立ちません。

 
 すね両側面にあるグレーの帯状のパーツは、開閉可能です。


 太ももの外側には、透明パーツが付きます。この透明パーツにはどのような意味があるのか筆者には分かりませんが、説明書(機体解説用)のどこかに書いてあるかもしれません。

 
 股関節を構成するパーツ群です。股関節はボールジョイントではなく、3本の可動軸を組み合わせた構造になっています。大径のポリキャップを採用してあるため、保持力は非常に高いです。


 すねの骨格に内蔵されたポリキャップに、足首関節軸を差し込みます。

 
 ひざ関節下側に付くクラッチ機構部分以外の、脚部骨格が完成しました。

  
 ひざ上側の関節を動かすと、ラチェット機構独特の「カチカチカチ……」というクリック音が鳴ります。関節の保持力はかなり高いです。


 脚部の装甲を構成するパーツ群です。太ももの後ろ側のパーツ以外は、左右共通パーツになっています。
 各パーツの取り付けはスムーズに行えます。


 装甲を取り付けた脚部。複雑な面構成の、筋肉質な脚です。格好良いですねぇ!

 次回はひざ関節のクラッチ機構部と、腰の組み立ての予定です。

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その3)

2009年11月17日 | サンプルレポートシリーズ
*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 箱絵や梱包状態については「エプロンの人 模型制作日記」に紹介記事がありますので、あわせてご覧ください。 GNドライヴ発光ユニットの動画も公開されていますよ♪

 今回は足の組み立てです。

 足の内部骨格を構成するパーツ群です。足には左右の区別はなく、全て共通パーツになっています。

 
 足内部の足首関節部は、1/144スケールや1/100のキットではおなじみのボールジョイントは採用されていません。耐加重や見栄えの点で優れた、複数の可動軸を組み合わせた可動機構が採用されています。各関節の保持力は充分です。

 
 つま先の部分は上方向に二段階に曲がるようになっています。


 足の装甲を構成するパーツ群です。各装甲パーツはパズルのように足フレームに組み付けられます。


 大きくて重いキットは、脚を開いたポーズを取らせると、足の裏が滑ってどんどん脚が広がってしまいます。その問題を解決するために、足の裏には滑り止めのラバーシールを貼り付けるようになっています。PGガンダムアストレイに採用されたものと同様のものです。


 完成した両足。アニメ用のデザインよりも複雑な形状にアレンジされています。


 つま先が曲がるのに連動して、足の甲の白い部分が前方向にスライド(?)するようになっています。各パーツの位置関係をよく見比べてください。


 1/60エクシアの足との比較。エクシアの方が横幅が広く、足の甲が低いデザインです。


 ダブルオーガンダムの足首関節は、横方向への可動範囲が広く取れるデザインになっています。おかげで1/144HGキットの足首の可動範囲は驚異的な広さでした。PGダブルオーの足首関節も、横方向への可動範囲が広くできる構造になっています。


 組み立て途中の足首関節。各関節には大径のポリキャップが使用されているため、保持力も安心できます。


 完成した足首関節を足に取り付けます。 

 
 足首関節の横方向への可動範囲はこれぐらいです。HGキットほど広くはありませんが、脚を大きく開いたポーズには充分対応できると思います。足首の前後方向への可動範囲は、今のところ不明です。すねのフレームに組み込み、すねの装甲を取り付けてみないことには分からないですからねぇ。



 前回の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!
 *ご質問いただいたGNソードⅡのクリスタルセンサーの成形色の件ですが、お察しの通り無色透明のプラスチックです。

 *中国のリンクさん:中国語への翻訳の件、よろしくお願いします! インターネットの自動翻訳サイトでは正しく翻訳されない場合が多いですので、翻訳してくださる方がいらっしゃるのは、とてもうれしいです。ありがとうございます!
 中国のガンプラファンの皆様に、PGダブルオーの魅力を伝えてくださいね♪ 


PGダブルオーライザー サンプルレポート(その2・オーライザー&追加武装のランナー編)

2009年11月15日 | サンプルレポートシリーズ
*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
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 箱絵や梱包状態については「エプロンの人 模型制作日記」に紹介記事がありますので、あわせてご覧ください。 GNドライヴ発光ユニットの動画も公開されていますよ♪

 今回はオーライザーとGNソードⅢ、そして追加武装となるミサイル類のランナー画像を掲載いたします。
 OAランナー。多色成形です。


 OBランナー。


 OCランナー。2枚入りです。

 
 ODランナー。


 OE1ランナー。


 OE2ランナー。ダブルオーガンダムのDランナーと同様、不要な重複パーツが出ないように工夫されたランナーになっています。


 OF1ランナー。


 OF2ランナー。


 OGランナー。


 OHランナー。2枚入りです。


 OIランナー。2枚入りです。


 OJランナー。2枚入りです。


 OKランナー。ここからしばらくはGNソードⅢを構成するランナーが続きます。ランナーのタグには「PG1/60 GN SWORDⅢ」と表示されています。


 OLランナー。ライザーソードの巨大なビーム刃です。


 OMランナー。


 ONランナー。


 OOランナー(!)。2枚入り。ミサイル類のランナーです。
 

 OPランナー。2枚入りです。

 これでキットに含まれている全てのパーツが出揃いました。いよいよ次回から組み立てに入ります。お楽しみに!


 *前回載せ忘れた写真ですが…

 フレームを構成するパーツが含まれているランナーのほとんどが、「GN-FRAME」と表示されたものになっています。これが何を意味するのか!? 気になりますねぇ…。

 *前回の記事に読者の皆様からご質問をいただきました。今のところ、組み立てに着手したばかりですので、分からないことだらけの状態です。組み立てながら徐々に解明して記事に書いていきますので、もう少し待ってくださいね。
 (GNドライヴの実物や説明書を見た感じでは、発光ユニットの分解は難しそうです。また、GNドライヴのサポートアームにはひじ関節やひざ関節のようなクラッチ機構は入っていないようです)

 *コメント欄常連のHKRさんもサンプル制作に入られたそうです。お互い頑張りましょうね!
 

PGダブルオーライザー サンプルレポート(その1・ダブルオーガンダムのランナー編)

2009年11月15日 | サンプルレポートシリーズ
*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
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 11月下旬発売予定の大型アイテム「パーフェクトグレード 1/60スケール ダブルオーライザー」のサンプルがに届きました。「フル装備のガンダム+支援機」の組み合わせのキットだけあって、箱はとても大きいです(詳しくは「エプロンの人 模型制作日記」をご覧ください)。まるで小型のプリンターなど、家電製品が入っているような雰囲気の箱です。重量は5キロぐらいあります(!)。
 外箱の中には「ダブルオーガンダム」の箱と「オーライザー」の箱が並んで入っています。
 今回は全部で58枚にもおよぶランナーのうち、ダブルオーガンダムを構成するランナーを掲載します。

 多色成形のAランナー。透明パーツがメインになっています。


 Bランナー。2枚入りです。


 Cランナー。


 D1ランナー。

 
 D2ランナー。基本的にはD1ランナーと同じですが、不要な重複パーツが除外されています。


 Eランナー。


 Fランナー。2枚入りです。


 Gランナー。


 Hランナー。2枚入りです。


 Iランナー。2枚入りです。


 Jランナー。


 Kランナー。


 Lランナー。


 Mランナー。2枚入りです。


 Nランナー。指のパーツです。。

 
 Oランナー。


 Pランナー。2枚入りです。


 Qランナー。2枚入りです。


 Rランナー。2枚入りです。


 Sランナー。メッキパーツです。


 Tランナー。2枚入り。ビーム刃のランナーです。


 Uランナー。2枚入り。ポリ樹脂製ランナーです。


*GNソードⅢのランナーは、オーライザーの箱に入っています。

 MGガンダムエクシアに付属していたものと同様のフォログラムシート。


 組み立て済みのLED発光ユニットは2種類入っています。
 GNドライヴ用LED発光ユニット。三角錐の先端部がスイッチになっていて、発光しつつ内部でフライホイールが回転します。

ダブルオーガンダムはツインドライヴであるため、ユニットは2個入っています(オーガンダムとエクシアのGNドライヴを表示するためのシールが付属しているんですよ♪)。
 テスト用のCR2032電池が2個付属しています。

 こちらは頭部の発光ユニットです。テスト用のLR41電池が2個付属しています。


 関節保持用のボルトとナット。


 肩・手首・ひじ・ひざ関節部を固定するクラッチ機構のためのスプリングです。


 接地面足裏用ラバーシール。PGガンダムアストレイに付属していたものと同様のものです。


 マーキングシール。1/60スケールだけあって、かなりの大きさです。


 ガンダムデカール(ドライデカール)とホイルシール。


 さすがはパーフェクトグレード! ダブルオーガンダムだけでもこのボリュームです。さらにオーライザー(プラスGNソードⅢ&追加武装)も同梱されているんですから、圧倒されますよ!!



 ちょうど手元に以前組み立てた1/60ガンダムエクシアがありますので、PGダブルオーと比較しながら製作記事をお送りします。お楽しみに!


「HGUCユニコーンガンダム・デストロイモード」サンプルレポート(最終回)

2009年11月11日 | サンプルレポートシリーズ
*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
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当ブログでは「デストロイモード」、「エプロンの人 模型制作日記」では「ユニコーンモード」を組み立てています。見比べて両モードの違いを確認してみてください♪

 今回は武器類の組み立てです。

 「デストロイモード」のキットにはビームマグナムと、予備カートリッジが付属します(「ユニコーンモード」のキットにはバズーカと予備弾倉が付属します)。


 ビームマグナムはフォアグリップと機体への接続用ジョイントパーツが可動します。予備カートリッジの裏面には肉抜き穴が開いていますが、ガンダム本体の後ろ腰に取り付けると穴がほとんど目立たなくなりますので、問題ないでしょう。

 
 ビームマグナムはバックパックや前腕に取り付けることが可能です。


 予備カートリッジを左後ろ腰に取り付けた状態です。

 次はシールドです。 

 「デストロイモード」のシールドはX字型のパーツが展開した状態です。


 シールドの表面。


 シールド裏面です。中央部のポリキャップにはガンダム本体への接続用パーツをまだ取り付けていません。


 本体への接続用パーツは2種類付属し、前腕とバックパックにそれぞれ対応しています。


 ビームマグナムとシールドを装備したデストロイモード。


 MGキットではやや脚が長すぎて縦に細長い印象でしたが、HGUCでは安定感のあるプロポーションになっていると思います。


 変形機構が無くて各関節の保持力が高いので、MGキットよりも扱いやすくなっています。ポーズを付けて楽しむにはちょうど良いキットです。

 
 外から見える透明パーツのゲート跡ですが、ひざの側面(写真左)とシールドのX字パーツ(写真右)にもあります。ひざのパーツのゲートはパーツの片側だけにありますので、脚の目立ちにくい側にゲート跡を持ってくると良いと思います。
 これらと前回紹介した足首関節部分のゲート以外は、外からは見えない位置にゲートが配置されています。仕上がりにもちゃんと配慮されているんですねぇ!


 ポーズを付ける手順を工夫すると、バックパックからビームサーベルを引き抜くポーズを取らせることも可能です。また、ひじ関節は上腕や前腕との接続部で、ひざ関節は太ももとの接続部でそれぞれポリキャップへの接続軸を少しだけ引き抜き気味にしてやれば、120度近くまで曲げることが可能です。

 とにかく格好良いキットです。パーツ分割も良く考えられていて、ガンダム本体には合わせ目消しが必要な部分がほとんどありません。細かいパーツ分割による精密感をぜひ味わってみてください!(できればユニコーンモードとデストロイモードの両方で)。 いよいよ来週発売ですよ♪

HGUCユニコーンガンダム・デストロイモード」サンプルレポート(その3)

2009年11月11日 | サンプルレポートシリーズ
*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
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当ブログでは「デストロイモード」、「エプロンの人 模型制作日記」では「ユニコーンモード」を組み立てています。見比べて両モードの違いを確認してみてください♪

 今回は下半身の組み立てです。

 腰の骨格と腰後ろの装甲を構成するパーツ群です。

 
 写真左:小さいダクトの部分まで色分けされています。開いた状態の装甲カバーは外れやすいので、接着した方が良いかもしれません。
 写真右:股関節パーツは左右に回転可能です。


 腰の両側と正面の装甲類と、腹部下半分を構成するパーツ群です。

 
 写真左:各ブロックを組み立てた状態です。装甲が開いたりスライドした後の状態が良い感じに再現されています。
 写真右:腰前面の可動式装甲は、HGクラスのキットではおなじみの「つながっている部分を切り離せば、左右独立可動になる」方式です。

 
 完成した腰部。立体感あふれる造形です。腰正面のブロックの透明パーツは、MGキットでは左右貼り合わせ式でしたが、HGUCでは1個のパーツで成形されています。

 
 ウエスト部分はボールジョイントで可動します。首の可動範囲も広いので、飛行姿勢も充分こなせます。

 次は脚の組み立てです。

 足を構成するパーツ群です。HGUCのガンダムタイプMSのキットに多く見られるつま先の独立可動は、このキットでは省略されています。

 
 写真左:完成した足。左右共通になっています。
 写真右:ガンダム本体に使用されている透明パーツのうち、外側から見える位置にあるゲート跡は丸で囲った部分ぐらいです(ひざにもう1ヶ所ありますが、意外と目立ちません)。丁寧にゲート跡を処理すれば問題ないですが、万一ヒビ割れなどで白くなってしまっても、赤系統の油性マーカーを塗ればごまかせるでしょう。このゲート跡はパーツの片側だけにありますので、足の内側にゲート跡が来るように組み立てれば、ほとんど見えることはありません。


 足の裏もきちんと再現されています。


 すねとひざ関節および足首関節を構成するパーツ群です。

 
 写真左:ひざ関節は二重関節です。下側の関節の保持力がやや低めですが、関節軸を瞬間接着剤でコーティングすれば解決できるのではないかと思います。
 写真右:通常のHGUCキットでは省略されそうな、小さなダクトまで色分けされています。

 
 写真左:足首関節はHGクラスのガンプラでよく見る構造です。
 写真右:すねの組み立てはまだ続きます。


 左から、ひざ・すね正面・ふくらはぎの各ブロックを構成するパーツ群です。足の甲にかぶさる装甲は可動式です。


 すねの正面装甲以外は左右共通です。


 太ももは装甲が開いた状態を再現するため、凝ったパーツ構成になっています。

 
 パーツの合わせ目はほとんど目立ちません。見事なパーツ分割です。ただし、目立つ位置にパーティングラインがありますので、丁寧にペーパー掛けしましょう。

 
 写真左:ひざの可動範囲は約90度です。
 写真右:足首の左右方向への可動範囲はこれぐらいですが、この写真を撮った後で、ボールジョイントを引き出し気味にすればもう少し可動範囲が広がることが分かりました。ガンダムGP-03Sステイメンの設定画並みに脚を開いてカトキ立ちさせることも可能です。


 すねが長く、太ももが短いプロポーションの宿命で上体がやや傾いてしまいますが、片ひざ立ちのポーズを取らせることができます。

 
 完成したガンダム本体です。MGキットよりもサイズが小さくて変形機構が無いため、気楽に各関節を動かすことができます。ひざ関節下側以外は保持力に不安のある可動部はありませんし、そのひざ関節下側も気にしなければ問題ないレベルだと思います。

 次回は武器類の組み立てです。

「HGUCユニコーンガンダム・デストロイモード」サンプルレポート(その2)

2009年11月10日 | サンプルレポートシリーズ
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当ブログでは「デストロイモード」、「エプロンの人 模型制作日記」では「ユニコーンモード」を組み立てています。見比べて両モードの違いを確認してみてください♪

 今回は上半身の組み立てです。

 胸部を構成するパーツ群です。「デストロイモード」の形状や色分けを再現するため、「ユニコーンモード」よりもパーツ数が多くなっています。右端に写っているのは、胸部の組み立てで使用するシールです。


 胸正面のパーツに首パーツや腰関節のポリキャップを組み込んだ状態を裏側から見たところです。

  
 写真左・中央:胸上面にせり出したセンサー(?)のパーツは、白い部分の色分けにシールを使用します。シールを丁寧に位置決めして貼り、爪楊枝などでパーツの凹凸にシールをなじませます。色の濃いパーツに白塗装するのは意外と面倒ですので、手軽さを求める方にはシールをおすすめします。

 
 完成した胸部。

 
 写真左:肩関節軸は前後に可動します。
 写真右:肩関節軸が上方向に可動する際、センサー(?)の部分も一緒に可動するため、肩の装甲がセンサーに干渉する可能性は低いです。

 
 首は付け根の部分で大きく仰角をとることができます。

 次はバックパックです。

 バックパックの外装は「ユニコーンモード」と共通パーツになっています。内部フレームやビームサーベル基部などにそれぞれ専用パーツを用いることで両モードの違いに対応しています。

 
 バックパックは巧みなパーツ構成により、立体感豊かな仕上がりになっています。


 頭部のパーツ群です。ジム系モビルスーツ(ジムカスタムなど)を思わせる「ユニコーンモードとは対照的に、ひと目でガンダムと分かるパーツ構成です。
 顔面の透明パーツがAランナーに含まれているのは、Eランナーのスペースの都合によるものと思われます。

 
 写真左:今回は作業時間短縮のため、目の部分には塗装を行わず、キット付属のシールをそのまま使用しました。肩のセンサーと同様、爪楊枝の先を使ってパーツの凹凸にシールをなじませます。シールでもかなり男前に仕上がりますよ♪
 写真右:完成した頭部。

 
 頭部と首をつなぐボールジョイントにはポリキャップは使われていませんが、保持力にはあまり不安は感じません。


 頭部のV字型アンテナは、裏面に付いている安全用の突起を削り落としました。ただし、アンテナの裏表の区別が付きにくくなりますので、アンテナ裏面を白く塗装する方はご注意ください(汗)。

 次は腕の組み立てです。

 肩の装甲と肩関節ブロックを構成するパーツ群です。

 
 写真左:組み立て途中の肩です。(注:構造が分かりやすいように、説明書の組み立て手順とは違う組み立て方にしてあります)
 写真右:変形機構はありませんが、いかにも変形しそうに見えます。


 前腕を構成するパーツ群です。


 合わせ目が目立たないパーツ構成になっているのが、ありがたいです♪


 ビームサーベルラックには可動機構はありませんが、取り付け基部がパーツのはめ込み部分のテンションによって保持されるため、可動させるのと同様に組み変えることができます。

 
 写真左:上腕とひじ関節のパーツです。
 写真右:手首周辺を構成するパーツです。銃器の握り手は右側のみ付属します。残念ながら平手は付属しませんが、「ユニコーンモード」には左右の平手が付属しますよ♪


 手首関節部には、ポリキャップを隠すカバーが付いています。 


 ひじ関節は「ガンダム00セカンドシーズン」のHGキットと同様の構成です。


 ひじ関節の可動範囲は100度ぐらいです。


 腕を胸側の肩関節軸に取り付け、可動範囲を確認しているところです。左右方向には、腕はここまで上がります。


 今回はここまでです。読者の皆様からリクエストをいただいた可動部の詳細や透明パーツのゲート位置については、調査した上で後日の記事にて報告いたします。動かしていてあまりストレスを感じないので、保持力についてはあまり心配はありませんよ♪(←個人的感想ですが…)。