ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

連邦軍の装備…!?

2011年02月23日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 HGUCドライセン(袖付き仕様)が5月発売予定ということで、久しぶりにドム系モビルスーツの最新キットが作れる機会に一人盛り上がっているオッサン・かめっチです。「ガンダムUCに登場するドム系モビルスーツつながりで、ついでにドワッジもHGUCキット化されないかなぁ…」とか思いながら設定画を見ていたのですが…

 やっぱり気になるのが、このビームカノン。

 ロンメル隊が連邦軍の基地を襲撃した際の戦利品という設定なのですが、サイズといい形状といい、ドム系モビルスーツ用に設計されたとしか思えないような品物です。ものすごくジオンっぽいです。
 とてもジム系またはガンダム系モビルスーツが持っている姿を想像できません(汗)。ガンキャノン系なら似合うかも…ちょっと無理があるか(汗)。


 というわけで、このジオン風連邦製ビームカノンについて、以下の3つの説を考えてみました。このカノンの設定、「いつ製造されたのか?」「いつロンメル隊が入手したのか?」が明確ではないのがポイントです。

 1・U.C.0079~0085ぐらいの間に製造:今まで連邦軍の装備に無かった大型のビーム火器を開発してみたら、たまたまジオンのモビルスーツ用バズーカに似た形になってしまった説

 2・U.C.0085~0087ごろ製造:アナハイム・エレクトロニクス社の関連企業がリック・ディアス用装備として開発していたものの、エゥーゴがクレイバズーカやビームピストルなど破壊力の少ない火器を用いた作戦を多用したことにより、リック・ディアスには大型ビーム砲は不要と判断された→グリプス戦役終結後に連邦軍が入手、という説

 3・もともとは違う形状だったもの(モビルスーツの携行用ではなかったかも)を、ドム/ドワッジ系モビルスーツに持たせやすいようにロンメル隊がカスタマイズした説

 ……う~ん、どれもイマイチ説得力に欠ける(汗)。実際のところ、どうなんでしょう? 読者の皆様はどう思われますか?
 文章の設定とデザインがマッチしないことはよくありますので、スルーするのが良いとは思うのですが、いちいち気になってしまうのが筆者の悪い癖…。また機会があったら、大破したウイングガンダムの修理にトールギスの予備パーツがけっこう使えてしまう件などについてもお話ししたいですねぇ。

 ところで、旧1/144キットのドライセンの説明書には、このビームカノンに良く似た武器の設定画が掲載されています(トライブレード装備型ではないバックパックも)。これらを装備したドライセン、立体で見てみたいです! 作るのは非常に面倒くさそうですが…(汗)。


 *前回の記事にコメントをくださったウッチーさん、ASAHII@さん、剣時さん、トロ准尉さん、ランさん、2011-02-20 15:59:34のUnknownさん(バッグシーリングテープの情報、ありがとうございます! さっそく探してみます♪)、オイラもノンシンナー派さん、本当にありがとうございます! m(- -)m

 *トロ准尉さん、しゃのさん、リンク貼り付けの件ですが、当ブログはリンクフリーですのでOKです! よろしくお願いいたします。m(- -)m 

HGUCジム・カスタム(その1)

2011年02月19日 | 0080・0083・08MS小隊
 今回からHGUCジム・カスタムの製作記事を開始します。ジム・カスタムと共通点の多い機体であるジム・クゥエルがHGUCで発売された時(2007年1月)は、すぐにジム・カスタムもHGUC化されると思ったのですが、それから丸4年が経ってからの発売です。しかもHGUCジム・クゥエルとはほとんど共通パーツが無い設計になっています。それにしても、意外と共通点が少ないHGUCパワード・ジム系列キットの関節パーツが使用されているとは、バンダイ驚異のメカニズム!!
 MGではガンダムNT-1アレックスとパーツを共通化することによりジム・カスタムおよびジム・クゥエルのキット化が実現したのですが、HGUCではこれら3機種がそれぞれ別々の設計となっています。面白いですねぇ♪

 後発のキットだけに、従来のジム系HGUCキットにはなかった気配りが随所に見られます。 

 半年ほど前に発売されたHGUCジム改には無かったアキレス腱部分の装甲が、HGUCジム・カスタムでは標準装備になっています(写真のジム改のアキレス腱装甲は筆者が自作したものです)。これがあるのと無いのとでは見栄えが全く違ってきますので、ジム改やジム・ストライカーに流用してみたいですねぇ(全塗装する必要がありますが…)。

 シールドはHGUCジム・クゥエルと同じに見えるのですが…

 実はランナーへのパーツ配置が異なります。ジム・クゥエルのシールドは表面がランナーの表側に成形されていましたが、ジム・カスタムのシールドは裏面がランナーの表側に成形されています。
 ランナーの裏側=パーツの裏側には「押し出しピン」とか「突き出しピン」の跡と呼ばれる丸い凹部(または凸部)があります。ジム・クゥエルのシールド裏面にはこの丸い凹部がいくつもありますが…

 ランナーの表側にシールドの裏面を成形したジム・カスタムの場合は、シールド表面下部の、他のパーツで隠れる部分に押し出しピン跡が集中しています。実にありがたい配慮だと思います。 

 ジム改とジム・カスタムは別系統の機体という設定です。そのためか、関節部に共通パーツが使用されているにも関わらず、プロポーションは大幅に変更されています。実際、ジム改とジム・カスタムの設定画を重ねてみると、ずいぶんプロポーションが異なりますからねぇ…。

 ジム改と比べ、胸部はひと回り小さくなっています。胸部を小型化して脚を伸ばしたことにより、HGUCジム・カスタムは非常に格好良いスタイルになっています。

 スタイルは良くなったものの、基本的な構造は従来のHGUCパワード・ジム系キットとほぼ同じです。パワード・ジム系キットは当ブログによく出てきますので、今回の製作記事は簡単に済ませようと思っているのですが…。

 ジム系のHGUCキットは顔面のバイザー部分が色付き透明パーツになっているのが伝統です。カメラ内部メカの部分を銀色で塗ると透明パーツの見栄えが良くなりますが、ここでもうひと工夫を…。

 上の図は説明書からいただきました。カメラ内部メカの周囲(ピンク色で示した部分)を黒っぽい色の塗料で塗ります。 

 ひさしのパーツの裏側も黒く塗っておきます。
 頭頂部のカメラ部分はあらかじめ黒塗装しておいてから、緑色のラピーテープを貼り付けました。


 クリアーオレンジのバイザー周辺部を黒塗装したことにより、目ヂカラがアップしました。原理は目の周りを黒く塗る化粧と同じだと思います。ガンダムに匹敵するほどの高性能機のはずですから、できれば強そうに見せたいですからねぇ。 

 側頭部のエア・インテークから頭頂部にかけての分割ラインを再現します。
 
 写真左:顔面パーツ裏側のはめ込みピンを切り落とします。
 写真右:いつものトースカン方式(かめっチ式パーツスライサー)で、パーツの接着面から約2㎜離れた位置にスジ彫りを加えました。今回はデザインナイフの刃の反対側を使って彫りましたが、スジ彫りが予想以上に太くなってしまいました。エッチングノコギリでスジ彫りを入れた方が良かったかも…。
 

 ヘルメットの分割ラインのスジ彫りが完了し、頭部の前後パーツを接着した状態です。
 
 
 頭部パーツの接着剤が完全に乾くのを待っている間に、腰前面ブロックの両サイドにあるバーニアノズルを改修します。丸いパーツは径が大きいものに交換すると格好良くなると思います。 
 
 写真左:赤いパーツの両側面に成形されているC字型のモールドを削り落とします。その時、C字型モールドの基部となる四角い凸部もできるだけ低くなるように削っておきます。後で貼り付けるバーニアノズルと可動式のフロントスカートアーマーが干渉しないようにするためです。
 写真右:ノズルにはコトブキヤさんの「MSG」シリーズの中から「丸モールドⅣ」の直径3mmのものを使用しました。

 
 写真左:サイズ的にはギリギリです(汗)。
 写真右:ノズル基部はグレー塗装しておきました。連邦軍のV字型エンブレムはガンダムマーカー「00イエロー(セット販売)」で塗装しました。


 完成した腰部です。


 今回はここまでです。バランスを見るため両肩を仮組みして取り付けましたが、格好良いですねぇ!
 
 *前回の記事にコメントしてくださった剣時さん、薩摩・F・セイエイさん、ASAHIIさん、オイラもノンシンナー派さん、kyourin33さん、俺的解釈さん、ランさん、とぉぉむさん、2011-02-17 20:42:28のUnknownさん、本当にありがとうございます!
 2011-02-17 20:42:28のUnknownさんからご質問いただいた「MSVとかのスカートの縁に貼るようなラインのシールまたはデカールの素材」ですが、筆者も実は悩み中です(汗)。HGUCグフカスタムのスカート縁に白いラインを貼りたいのですが…。切り出しや貼り付けの時に取り扱いやすくて、そこそこ強度があって、しかも曲面になじむシールまたはデカールが理想的だと思います。ハセガワさんの曲面追従シート「ホワイトフィニッシュ」や「橙黄色フィニッシュ」を細切りして貼る予定ですが、どうなることやら…。

HGUCグフカスタム(その5)

2011年02月09日 | 0080・0083・08MS小隊
 前回の記事「ジオンマーク、なぜ2種類?」には読者の皆様からたくさんの回答をいただきました。ありがとうございます! 資料によっていろいろ解釈は異なるようですが、ドズル・ザビの宇宙攻撃軍とキシリア・ザビの突撃機動軍とを区別するのに2つのマークを使い分けるというのは有効だということが分かりました。これでまたジオン系ガンプラの表現の幅が広がりましたねぇ♪
 コメントをくださった読者の皆様、本当にありがとうございます! m(- -)m

 あと、ご質問いただいたシールの件ですが…

 2003年ごろに「マスターグレード」シリーズのキットを購入すると店頭でシールがもらえるというキャンペーンがありました。上の写真に写っているのは、その時に入手した「MGスペシャルメカニックシール」を温存しておいたものです。 このキャンペーンは、シールの左下にあるクーポンを集めて送ると、抽選でメッキ仕様のパーフェクトグレードガンダムやザクが当たるというダブルチャンスになっていました。
 また「電撃ホビーマガジン」誌の付録シールもよく使っています。

 さて、長い間放置していたHGUCグフカスタムの続きです。
 
 シールド表面の覗き窓外周部と裏面はタミヤアクリル塗料の「XF-24 ダークグレイ」を筆塗りしました。前にも書きましたが、この「ダークグレイ」はガンプラのフレーム部分に多用されているグレー成形色に近い色なので、とても重宝しています。


 整形を済ませた75㎜ガトリング砲の各ブロックです。MGキットではできなかったガトリングシールドの着脱がHGUCでは可能になっているというのが素晴らしいですねぇ。フレーム部分のパーツがスライド金型による一体成形パーツになっているのがスゴいです。

 
 各部に上述のシールを貼りました。左肩アーマーの階級章マークは、前々回ボツにしたものと同じ大きさの色違いです。RGシャア専用ザクの階級章マークの形状を参考に、各部を切り分けたり長さを詰めたりして上下高さを短縮した結果、なんとかスパイクとフチの部分との間にマークが収まりました。


 シールド表面にもジオンマークを貼りました。もっと大きいマークでも良かったかも…。


 マーキングの数はまだまだ少ないですが、とりあえず完成です。

 今のところバトルダメージ表現は加えていません。箱絵のような弾痕を表現するためには、当ブログでは今まで登場していなかったモーターツールを使う必要があると思います。モーターツールは某100円ショップでも600円ぐらい(だったかな?)で売っていることですし、「そろそろ導入しようかな?」とも考えているのですが…。

 それにしても良いキットです。MGキットの後に同機種がHGUCで出た場合、小さいキットなのにMGよりもプロポーションが良いですねぇ。ものすごく得したような気分です。

 MGキットよりも後にHGUC化されたOVA作品のモビルスーツたち。最近のキットは出来の良い握り拳が付属していますので、カメラやアンテナ周辺などに手を加えるだけでもMGキットに匹敵する見栄えになると思います。  

 ジムカスタムは鋭意製作中で、近日登場予定です。お楽しみに!

 *写真を見てお気付きになった方もいらっしゃると思いますが、カッティングマットと背景を新調しました。従来のカッティングマットはブログ開始前から使っていたので愛着があったのですが、大型キットを組み立てる時にやや狭く感じていました。今までより1.5倍ぐらい広くなった秘密工場はとても快適です♪

ジオンマーク、なぜ2種類?

2011年02月02日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 以前から気になっていたのですが…

 ジオンマークには写真上段の丸っこいものと写真下段の鋭いものとの2種類があります。理由をネットで検索したのですが、はっきりとは分かりませんでした。ジオンのモビルスーツのデザインには丸っこい方が似合うと個人的には思うので、HGUCグフカスタムにも丸っこい方を貼ったのですが、時代考証的にはどちらの方が正しいのか…?
 詳しいことをご存知の方がいらっしゃいましたら、どうか教えてください。よろしくお願いします!m(- -)m