ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

皆様、良いお年を!&ウェポンコンテスト結果発表!

2007年12月31日 | 臨時ニュース・その他
 今年も残すところあとわずか…これでは昨日と同じ出だしですねぇ(汗)。

 つい先ほどの話ですが、アニマックスで「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙編」が放映されていたので、晩ご飯を食べつつチラ見していたのですが、ショッキングな出来事が…。
 エンドクレジットが流れるバックで、グワジンの船窓に角が2本生えたヘルメットを被った人物のシルエットが!
 「えっ! 劇場版ではちゃんとシャア脱出してるやん!?」
 そう、TV版のラストではその後どうなったかが不明だったシャアが、グワジンに乗って颯爽と去って行ってるではありませんか!
 …知らんかったぁ(汗)。そういえば劇場版って全編キッチリ観たことなかったからなぁ。ガンダムのファン失格やわ… OTL

 話は変わりますが、今日は年明け一発目のネタの仕込みをしていました。

 これはその新ネタのポリパーツです。ガンダムSEEDのコレクションシリーズのモノと同じですね。ランナーごと行方不明になっていたので、真っ青になって探しました。発見できて良かった良かった…。


 筆者お気に入りの「ミリプット エポキシパテ」です。今年も製作記事では丸一年、とうとう活躍の場がありませんでしたが、新ネタではついに登場するのか、してしまうのか!?
 
 
 新ネタ用に購入したアトムハウスペイント「水性 工作用カラー」のゴールドです。ややメタリックの粒子が粗いような気がしますが、他の塗料のゴールドとは雰囲気が異なる色ですので、実際に使ってみるとどんな色に仕上がるのか楽しみです。


 何か作ってます。写真左上のパーツはボツにしたモノです。右下のパーツはフタのようなモノですが、どういう使い方をするのかはお楽しみに…。というわけで次ネタは「呂布トールギス」です。BB戦士はあまり作ったことがないので、かなり緊張しています(汗)。

 
 さて先日、当ブログのコメント欄常連・ジャアさん主催で行われた「ガンプラウェポンコンテスト」の結果発表です。1ヶ月ほど前、風邪をひいた筆者を元気付けるために、雑魚ザコさんのコメントをヒントにジャアさんが開催してくださいました。すると4名の読者の皆様がエントリーしてくださいました。↓

エントリーNo.1・ザコ雑魚さん:ガンダムエクシアの強化武器です
「ヘブンズセイバー」セブンソードに変わる新たな武器です。
・GNレイピア GNビームサーベルを改良した槍上の武器
・GNスライサー 良く奥様方が大根、にんじんとか切るヤツ・・・ってちがう!って言うかそれを小さくしたヤツ
・GNソードタイタン GNソードにビーム発生装置を組み込んだヤツ(アロンダイト見たいな
・GNロングセイバー GNブレイドとは違い、長く鋭く鍛えられた剣
・GNショートセイバー 上に同じ↑
・GNワインダー 広範囲にGN粒子をばらまく剣で内部から敵を破壊する
・GNヘルディアボロ ヘブン(天国)と名のつくのにもかかわらずこの剣の名はヘル(地獄)なのはこの剣を握ったあらゆるモビルスーツは悪魔の化身のごとく一撃で、レーダーに映る敵すべてをなぎ払う。

エントリーNo.2・ASAHII@さん:“ザク・ハンマー”ザクのショルダー・アーマー、実はチェーンが付いていて伸びるんです!?

エントリーNo.3・δさん:ウェポン名:汎用型機動兵器GUNDAM専用支援MA(ナガスギw
 詳細:移動時はキュリオスを連想させる形態で、
ヴァーチェのキャノンのように背中に結合後、機体が分解され2本のマニュピレーターとGNリニアガンを展開し、コンピューター制御による半自動的に敵へ対し攻撃、またはGUNDAMを支援する。

エントリーNo.4・不知火アスカさん:武器名:試作型ビームライフル
 装備機体:ドム系統
 詳細:一年戦争時、ビーム兵器の小型化に遅れていたジオン軍は、ゲルググ量産と共にビームライフルを量産する計画を立てていた。そのための試作型が開発されたが、そのうちのひとつと考えられている(データは後に秘密のため消去)。
試作1型はガトー専用ゲルググに、そして2型が陸戦部隊に送られ日の目を見たが、部隊の壊滅と共に廃棄された。
装弾数は5、さらに大型であるなどの問題点もあったが、チャージに時間がかかるものの威力は絶大であった。


 ジャアさんからは審査員については筆者・ホビーショップミドリさん(エプロンさん?)・ギリアンさんで、という提案をいただきましたが、みんなで審査という方式に落ち着きました。コメント欄での投票を募りましたが、残念ながら投票はありませんでしたので、誠に勝手ながら筆者が審査員ということで表彰式を行いたいと思います。

 このコンテストではガンダム00とファーストガンダムのMS用兵器というレギュレーションがありましたが、実際に考えてみるとファーストでは30年近い歴史の中で生み出された数々のオリジナル武装(プロ・アマ問わず)があったり、00では劇中のオプション兵装や雑誌掲載の外伝に登場する武装・機体があるため、独自のモノを生み出すというのは非常に困難だったと思います。その中で、エントリー数はやや少ないものの、これだけのオリジナル武装が集まったということはとても素晴らしいことだと思います。
 どれを大賞にしようかずいぶん迷いましたが…

 ♪デデデデデデデデデデデ……(ドラムの音)
 「ガンプラウェポンコンテスト、大賞は!
    エントリーNo.4・不知火アスカさんのドム系統用『試作型ビームライフル』です!」
 おめでとうございます!!
 
 不知火アスカさんのビームライフルを大賞に選んだ理由は、なんといっても実際に立体で作ってきてくださったことです。アスカさんのブログで製作途中を見ることができます。しかもドム付き!(←実はこのドム、ホビージャパンのオラザク選手権の一次審査通過の記念品なんです!)。その上、短砲身型から長砲身型に差し替えが可能というギミック付きです♪ 短い期間でこれほどのモノを作り出したアスカさんのパワーに脱帽です。素晴らしい作品をありがとうございます!

 雑魚ザコさんの「GNスライサー」やASAHII@さんの「ザク・ハンマー」、δさんのモビルアーマーも好きなんですけどね…。
 とにかく企画進行してくださったジャアさん、エントリーしてくださった皆様、審査の方法を承諾してくださったギリアンさん、ありがとうございます!

 以上を持ちまして「ガンプラウェポンコンテスト」を閉会いたします。皆様、ありがとうございました♪

 さあ、今年もあと2時間を切りました。今年も1年間ありがとうございました。来年が皆様にとって良い年となりますように!


 




 

今年はスゴかった!

2007年12月30日 | 現在製作中
 今年も残すところあとわずかとなりました。30歳を過ぎてから年々、「1年間」が短く感じられます。若い頃は1年というととても長く感じたのですが…。やっぱり1年を分子、年齢を分母とした場合、分母がどんどん大きくなってきているために短く感じるのでしょうか(汗)。
 あ~、なんか落ち込んでしまいますわ…。

 でも、今年はプラモ的には良い1年でした。HGUCではアッガイや陸戦型ガンダムが印象に残っています。HGUCキットはだんだん高額化していくのが気になりますが、内容もそれに見合った進化を遂げていますので、単に「高い!」とは言わせないほどの満足感が得られます。MG化の後にHGUC化されたアイテムって、出来が良いんですよねぇ♪

 MGはザクver2.0やターンAガンダム、デスティニーガンダム、ユニコーンガンダムといった傑作キットぞろいで「ガンプラの進化って、どこまで行くんやろう…(汗)」と、恐ろしくなるぐらいでした。
 ガンプラではありませんが、R3エルガイムMk-Ⅱや1/20スコープドッグなどもMGクラスのキット内容で、オッサン的には涙がちょちょぎれる(←懐かしい…)アイテムでした。ただ、R3にしてもスコープドッグにしてもガンプラの1/144HGクラスのサイズとキット仕様で出ていたら、シリーズ続行ももう少し楽になるのでは…と余計な事を考えてしまいます。

 ガンダムSEED系ではHGバクゥや1/100アカツキがまさかのキット化で大変驚きました。「ガンダムSEED」放送が終了してからかなり年月が経ってからのバクゥの発売は、「ひょっとしたら外伝などの機体と共通パーツがあれば、今後も未発売の機体のキット化も望めるかも…」という期待を持たせてくれます。HGUCジム・クゥエルも同じパターンですねぇ。

 そして何といっても今年は新作ガンダムのTVシリーズ「ガンダム00」の放映開始が大きいですねぇ。放映開始前からのキット発売、ほぼ毎週新キットが発売される怒涛のラインナップなど、パワフルな商品展開にキット製作の方が追い付かないほどです(汗)。今年の初めごろはまさか新作TVシリーズが開始されるなんて思ってもみなかったですから、新作キットを作るかたわら1/144ジュアッグを作る余裕があったほどでした。ホンマ、何が起こるか予測不能です(予測不能といえば、MG100アイテムめのターンAも意表を突かれましたねぇ)。
 新作キットのラッシュがあまりに激しいため、予定に入れていたものの断念せざるを得なかったネタもあるぐらいですから(ごめんよ~、グレンラガンとかヤクト・ドーガとかカルソニック・フェアレディZ…)、やっぱりTVシリーズの放映はガンプラにとって重要な動力源なんだと痛感します。

 BB戦士は新シリーズの開始で、海外でも活気づいているようですねぇ。トールギスやベルガ・ギロスといった意外な機体がラインナップに入るあたり、思わずニヤリとしてしまいます(筆者はトールギスもベルガ・ギロスも大好きなので、とてもうれしいです)♪。

 なんか内容があるのか無いのか分からない文章になってしまいましたが、それだけ今年はスゴかったです。来年も楽しみ~♪ 

 *さて、年明け最初のネタはこの文章の中に隠れています。バレバレですけどね…(汗)。

 *ジャアさん主催のガンプラウェポンコンテストは、今のところ投票がありませんので、誠に勝手ではありますが明日にでも筆者の審査で表彰式を行おうと思います。大晦日に表彰式って、やりたかったんですよ…(笑)。ということで、ジャアさん、よろしいでしょうか?

 

MGデスティニーガンダム・通常版(最終回)

2007年12月29日 | 現在製作中

 MGデスティニーガンダム、いよいよ最終回です。写真が多いので、前置きは抜きにしてさっそく行きます。

 「00」関連キットやMGユニコーンを間に挟んだため、肩アーマーを製作記事に載せていないことに気付いていませんでした(汗)。

 肩アーマーはこのようにパーツ分割されています。パーツの合わせ目が極力見えないように配慮されているのはさすがMGですねぇ。

 胴体側の肩関節軸への取り付け基部とビームブーメラン取り付け部はABS樹脂製です。

 無印1/100キット(写真右側)との比較。肩アーマーの前後面は単なる平面ではなく、上の方で面に折れがあります。

 上から見ると違いがはっきり分かりますねぇ。幅というか厚みがぜんぜん違います。ビームブーメランもかなり薄くなって握りやすそうです。


 MGデスティニーガンダム、ようやく組み終わりました。実に均整が取れたプロポーションですが、MGユニコーンガンダムを見た後ではちょっと脚が短く感じますねぇ(汗)。

 横から。ウイングが前傾できるのは見た目効果バツグンですね♪

 ウイングがデカいです。

 本体はコンパクトにまとまっているんですが、付属品が巨大なので場所を取りますねぇ(汗)。

 筆者はこのアングルから見るのが好きです。ちょっとつま先が地面から浮いていますが…。

 有機的な曲線を描くウイングが、独特な雰囲気をかもし出しています。

 MGストフリと記念撮影。本当はこの後、2機をからめてのアクションシーンを撮りたかったのですが、ご覧の通り並んで立たせただけで背景からはみ出してしまいます(汗)。しかも、保存状態は万全だったにも関わらずストフリの各可動部にユルみが生じていたので、泣く泣く断念しました。リハビリが必要ですねぇ…。しかも、写真を撮った日は湿度が高かったので、マーカーでゴールド塗装した部分が黒くならないよう、すぐにストフリを収納する必要がありました。
 MGストフリ対MGデスティニーのアクションシーンを期待されていた皆様、申し訳ございません。m(- -)m

 とりあえずMGストフリフルバーストモードに付属のポスターの構図で…。

 さて、このMGデスティニーですが、「ガンダムSEED」系特有の大きく脚を開いたポーズを再現すべく、股関節の角度を開くギミックが採用されているのですが…
 
 写真左のように、腰サイドアーマーの取り付け軸よりも上の板状部分が長いので、脚を大きく開こうとしてアーマーを広げても、この板状部分がウエストに干渉して大きく開くことができません。
 簡単な解決法としては、この板状部分の裏側に両面テープを貼り付け、腰フレームのポリキャップが付いている部分あたりに貼り付けるんです(写真右)。サイドアーマーの取り付け位置を下げて、ウエストとの干渉を防ぎます。

 すると、股関節の可動範囲を存分に活かしたポーズが取れます。ただし、この両面テープで取り付ける方法は、写真を撮る時など、短時間のポーズ付けにのみ有効です。ずっと両面テープで貼ったまま飾っていると、いろいろ問題が生じそうですので…

 上の図のように厚さ1ミリ、長さ8ミリ~10ミリ、幅5ミリほどに切ったプラ板の両端に直径3ミリの穴を開け、片方の穴に直径3ミリのプラ棒を接着して作った補助パーツを介してサイドアーマーを取り付けてやると、両面テープの場合と同じ効果で長時間飾ることができると思います。板の長さは8ミリ~10ミリと書きましたが、サイドアーマー裏の軸が腰フレームに干渉しない程度の長さを確保できていれば大丈夫だと思います(あまり長すぎると見た目が…:汗)。
 取り外し可能にしておけば元の状態にすぐ戻せますから、本体に手を加える改造ではありません。3ミリプラ棒は腰フレームのポリキャップに対してちょっとユルめにしておくと取り外しやすいですよ~。ランナーから作れば材料も要りませんねぇ。


 今回もアクションポーズが少ないですが、広い場所を確保しないとポーズを付けて飾るのは難しいです(キット付属のスタンドはとても長く、背景からはみ出してしまうので、使うのを断念しました)。逆にいうと、広い場所さえ確保できればカッコ良いポーズで飾れるキットです。また機会があればアクションポーズやらストフリとの対決を記事にしてみたいですねぇ(当分は無理ですが…)。

MGデスティニーガンダム・通常版(その7.5)

2007年12月28日 | 現在製作中
 筆者は昔から自分に刃を向ける方向でデザインナイフを使うクセがあります(危険ですので、絶対にマネしないで下さい!)。最近はゲート部分が太いABS樹脂パーツがあるので、とうとう力余ってサクッと指を切ってしまいました(汗)。さいわい傷は浅くすぐに血は止まったのですが、傷口が開いたままでは作業の支障になります。
 そこでメンソレータムの「キズぴったりカバージェル」という液状絆創膏を使ってみました。チューブに入った透明な接着剤状の液を傷口に塗ります。う~ん、普段のプラモ製作ではかぐ事のなくなった、プラ用接着剤っぽいニオイがします。いや、待てよ…接着剤というよりはむしろメロンのニオイに近いような気が…。メロン好きの方、オススメです♪(ちなみに筆者はメロンを食べると舌がしびれるので、苦手です)。

 さて、MGデスティニーガンダムの製作もいよいよ終盤です。

 足(写真左)と足首関節周辺(写真右)のパーツ分割はこんな感じになっています。片方の足で13パーツ、MGユニコーンガンダム(片方で24パーツ)と比べると少ないような気がしますが、組み立てやすい数だと思います。シリンダーのパーツにはガンダムマーカー「メッキシルバー」を塗っておきました。

 
 写真左:まるでZプラスの足のように鋭く尖ったつま先がカッコ良いです。
 写真右:写真は右足です。まるで人間の足のように内側と外側で違うラインを描いた形状になっています。MGストライクフリーダムでもそうなっていましたねぇ(ただしストフリはかかとが左右共通でした)。ガンプラでこういった人間的な足の形状を導入する試みは「MG Gガンダム」の開発時のビークラフトによるキット開発用画稿でもありましたが、結局は実現しませんでした。元はといえば、初代RX-78ガンダムの劇中の作画で人間的な足をしている時がありましたから、けっこう歴史は古いんですねぇ。

 無印1/100キット(写真左側)との比較。MGは追加されたディテールにより、さらに説得力のある足裏になっています。筆者はMGのようなグレーの足裏がけっこう好きです。

 
 写真左:足首関節は上下2ヶ所のダブルボールジョイントにより、タイトなデザインのわりに接地性はかなり高いです。足首関節にアンクルアーマーが付いたことにより、自由度がかなり向上しているようです。MGストフリではダミーだったシリンダーが伸縮可動式になったのはうれしいですねぇ。
 写真右:つま先が上方向に独立可動するので、足を後ろに踏ん張ったポーズにも対応できます。

 
 無印1/100キット改造品(写真左側)との比較。無印1/100の方はMGストフリと身長を合わせるために関節部でかなり延長してありますので、長さはあまり参考になりませんが(アンクルアーマーの取り付け位置も変更してありますし…)、各ブロックの形状の違いをよく見ていただければさいわいです。MGは太ももにボリュームがあり、ふくらはぎの位置は高くスネは細くなっていて、全体的にメリハリがありますね♪
 
 いよいよ次回、MGデスティニー最終回です。


MGデスティニーガンダム・通常版(その7)

2007年12月27日 | 現在製作中
 間にHGデュナメス・HGティエレン・MGユニコーン・1/60エクシアを挟んで、ようやくMGデスティニーに戻って来れました。前回はいつの記事だったかなぁとさかのぼってみると、なんと11月17日!(汗)。前回どこまで作ったかをすっかり忘れているオッサンでした。あ~、新作キットのラッシュは恐ろしい…。


 太ももからヒザ関節にかけてのパーツ群です。ヒザの屈伸に連動して太ももやヒザの装甲がスライド可動するギミックが備わっているのですが、MGユニコーンを組んだ後ではパーツが少なめに感じてしまいます。たぶん気のせいでしょう(笑)。
 → 
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 太もも~ヒザ関節~スネのフレームを片側半分だけ組んだ状態で、ヒザ関節の屈伸に連動する太もも&ヒザアーマー基部の動きを見ているところですが、写真では分かりにくいですねぇ(汗)。


 スネのフレームは足首関節基部とふくらはぎ後部のスラスター基部のポリキャップを挟み込むだけのシンプルな構成です。3重構造が当たり前となりつつある最近のMGクラスのキットとしては物足りない気がしますが、こうでもしないとキット開発用画稿のようなスリムな脚は実現できないんでしょうねぇ。

 
 写真左:太もも周辺のパーツです。股関節は最近のMGクラスのキットではおなじみの3本の可動軸による前後・左右・回転の3方向への可動です。ボールジョイント方式よりも見栄えが良く、可動範囲が広いのが良いですねぇ。太ももの装甲パーツはヒザ関節連動スライド可動のため&合わせ目が目立たないようにとの配慮による前後分割式です。
 写真右:この太ももの装甲ですが、通常なら左右共通パーツになるところです。しかしMGデスティニーでは太ももの内側と外側では形状が異なります。写真は太ももを上から見た状態ですが、やや平行四辺形になっているのが分かると思います。劇中の作画のイメージを追及し、アスリートのような体型を目指した結果、左右共通パーツでは不可能な有機的ラインをさりげなく採り入れているんですねぇ。


 スネの装甲パーツ群です。ふくらはぎ後部のスラスターノズル内部はアサヒペン・カラーパレットマーカーの「ルビーレッド」で塗っておきました。

 
 ふくらはぎ後部のスラスターはポリキャップによる1軸可動ですが、ノズルがグワッとせり出すので、開閉前後のイメージはかなり変わります。


 MGエールストライクガンダムに採用されて以来、ガンダムSEED系のMGキットではおなじみのヒザ関節連動スライド装甲ギミックですが、先ほども書いたとおり、太もも前面とヒザアーマーが可動します。これならあのMGストライクフリーダムにも負けませんねぇ。しかもヒザアーマーは2段スライドします♪
 ヒザ関節は可動の固さの関係で上側が曲がった後に下側が曲がるようになっています。ひょっとしたら、ヒザを軽く曲げる程度ならフレームの露出が少ない上側の可動部を使う、という演出かもしれませんねぇ(←考えすぎやろ!:笑)。

 ―おまけ―

 作業の合い間にガンジェネシスの左脚となる「マーキュリアス」をパチ組みしました。炎系キャラなのになぜ水系(水星とか…)のネーミングなのかが気になりますが、「マーズ」という名を使うとモロにアレとかぶってしまうのが…(以下、自粛)。そういえば「マーキュリアス」ってガンダムWに登場したMS「メリクリウス」と同じ語源なのですが、こちらの方が先なんですねぇ。

 エルガイヤーよりもちょっと大きいです。

 *当ブログのコメント欄常連ジャアさん主催によるガンプラウェポンコンテストは現在投票受け付け中です。読者の皆様による投票、お待ちしております(コメント欄に書き込んでくださいね)。
 

1/60 ガンダムエクシア(最終回)

2007年12月26日 | 現在製作中

 朝日をバックに…ではなく、爆発と照り返しのつもりです(汗)。1/60ガンダムエクシアの製作・最終回をお送りします。


 シールドのパーツ分割はこんな感じです。1/100キットとほぼ同様の構成ですねぇ。白いパーツのダクト部分はスミ入れ用マーカーで塗ってあります。


 シールドの裏と表。裏面にはスライドレール状のディテールがありますが、残念ながらスライドは出来ません。

 ちょっとお遊び。1/144スケールのエクシアが乗るボードとしてちょうど良い大きさです♪


 GNソードの刃のパーツです。デカいです。果物ナイフぐらいの大きさが…(汗)。刃のパーツは表裏貼り合わせ式ですので、合わせ目をスジ彫り処理してGN粒子のビームが出るところ(?)を再現してやっても良いかもしれませんねぇ。


 GNソードのビームガン部分です。グリップの可動部はABS樹脂によるモノですが、それ以外のソードの可動部は全てポリキャップ使用で安心感があります。


 GNソードのシールド(?)部分です。白いパーツのドラム状部分は以前も書きましたが色分けされていないので、ガンダムマーカー「ファントムグレー」で塗っておきました。


 写真左:FGエクシアとの大きさ比較。とにかく大きいです。重さも相当なものですが…
 写真右:前腕とのジョイント部分による接続により、保持には問題ありません。可動指がビームガンのグリップをガッチリと握り込めるのがうれしいです♪ 残念ながら、第1話のようにビームガンをシールド部分に格納することはできません。


 1/60ガンダムエクシア、フル装備です。う~ん、カッコ良い♪









 ポーズ付けはなかなか難しいです。可動範囲は1/100キットよりも狭い部分があるとはいえ、近年のガンプラの標準的な可動範囲は確保されているため問題ないのですが、とにかく大きくて重いのでポーズを維持したまま立たせるのが大変です。
 ポーズによっては右腕のGNソードの先端から左足のつま先までの長さが50センチを超えるぐらいありますので、場所の確保も必要です。背景の画用紙とか足元のカッティングマットの範囲をオーバーしないようにするのがやっとという感じです(笑)。
 それでもこのサイズによる迫力はモノスゴいものがあります。見てるだけで充分に満足感を味わうことができるのは、やはりこのサイズならではのものだと思います。
 強度と保持力を重視した結果、関節の構造が1/100キットよりも単純化されていたり、ターゲット年齢層が低めに設定されているためか武器類の先端が丸くなっていたりしますが、逆にこれらの部分を作り込むことによってさらに完成度を高めることが可能だと思います。置き場に余裕のある方にはオススメのキットですよ♪
 うう、どこに置こう…(汗)。
 

1/60 ガンダムエクシア(その8)

2007年12月25日 | 現在製作中
 クリスマス&お正月のファミリー(?)向けキットともいえる1/60ガンダムエクシア(マニア向けはMGユニコーンガンダムでしょうか?)の製作もいよいよ大詰め! 武器の製作に入ります。

 GNビームサーベルおよびGNビームダガーの柄の部分は3パーツ構成です。ビーム発射口の部分が別パーツになり、1/100キットではゲート処理をしにくくしていたモールドもゲートとは関係ない位置にあります。
 柄の部分には手の平に付いている武器保持用の突起を差し込むスリットが2本あり、その裏側には肉抜き穴埋め用パーツがはまるようになっています。


 ビーム刃のランナーには1/100キットと同様、ダガーの刃部分を除外できるスイッチが設けられています。今後、他のガンダムが1/60キット化されるかどうかは分かりませんが、ビーム刃のランナーに関しては1/60キット化を視野に入れた設計がなされているようです。


 写真左:エクシア本体とビーム刃のサイズ比較。
 写真右:サーベルやダガーの柄を背中側に取り付けた状態。




 ガンダムエクシア、本体完成です。どうも筆者は脚が短く見えるカメラアングルが好きなようです(汗)。できるだけ頭を大きく見せたいからなんですけどね…。


 GNショートブレイドのパーツ分割はこんな感じです。ロングブレイドも刃の長さが違うだけで、同様のパーツ分割です。


 写真左:ブレイドのラックへの取り付け方法は、1/100キットと同様です。ブレイドのラックへの取り付け用穴の奥は刃のパーツの一部が見えるようになっていて、白さが目立ちます。
 写真右:黄緑色の矢印で示した部分を濃いグレーで塗っておくと良いです。


 完成したGNロングブレイド&ショートブレイドです。下に敷いているカッティングマットの方眼目盛りが5センチ四方であるのと、横に置いてあるスミ入れ用ガンダムマーカーとの比較で、その巨大さが分かると思います。


 先日も書きましたが、ブレイドのラックは太もも付け根の球状パーツとの接合部分で回転できるため、腰にブレイドを取り付けた状態でのポーズ付けの自由度はかなり高いです。ただ、サイズがサイズだけに、大胆なポーズを取らせると置き場所に困るんですよ…(笑)。


 腰にブレイドを装備させると、腰周りの空疎感がなくなって見た目の安定感が格段に増します。ああ、また脚が短く見えるカメラアングル…(汗)。

 ―おまけ―

 再販のナイトガンダムシリーズを仕分け中に気になっていた「超機甲神ガンジェネシス」を作業の合い間にパチ組みしています。今回はガンジェネシスのコアとなるエルガイヤーだけ組み上がりました。なかなか可愛いヤツです♪メタリックレッドの成型色がキレイですが、これを塗り分けるのは大変ですねぇ。BB戦士をメインに作っている方たちって、スゴいと思います。

 *ジャアさん、ウェポンコンテストの集計ありがとうございます&お疲れ様です。う~ん、改めて見ると、どれにしようか迷ってしまう…(汗)。

 *最近、いただいたコメントへの返事がたまっていて申し訳ございません。m(- -)m
 質問がありましたので、とりあえずこの場にて…
 ・はぼっくさん:筆者はバスターライフルの後部カバー(バード形態時に顔を隠す部分)を脇の下に引っ掛けるようにして持たせています。塗装ハゲの恐れはありますが…(この時、腕はキットのポジションから3ミリほど胴体から離れた状態にして、肩幅を広くしてあります。肩アーマーの位置はキットのままです。無改造でカトキ氏の描くガンダムらしくなるので、オススメですよ)。
 ・バモンさん:はじめまして! 筆者はアトムハウスペイントの「水性 工作用カラー」は近所のホームセンター(ケーヨーD2)で買っています。ホームセンターの塗料コーナーや、塗料屋さんで探してみてくださいね♪

 

 

ジャアさん、元気かな?

2007年12月24日 | 臨時ニュース・その他
 *当ブログのコメント欄常連のジャアさんへ:ジャアさん主催のガンプラウェポンコンテストの締め切りから1週間経ちました。選考および表彰についてそろそろ記事を書こうと思うのですが、肝心のジャアさんがこのところコメント欄に姿を見せないのが心配です(先日、コメント欄にてエントリーの集計をお願いしたのですが…)。お忙しいのか体調を崩されたのか、あれほど毎日コメント欄に現れていたジャアさんがピタリと来なくなって、筆者はとても心配しています。コンテストにエントリーしてくださった皆さんのためにも、コンテストを最後まで進行してくださいね。よろしくお願いします!
 コメント待ってます。

HG ティエレン地上型(その6)

2007年12月24日 | ガンダム00
 長い間中断していたHGティエレンの近況報告です。

 アンテナは破損防止のためか、かなり太いです。伸ばしランナーまたは金属線で作り直すつもりですので基部で切り取り、1ミリドリル刃のピンバイスで穴を開けておきました。アンフの設定画を見ていると、太いままのアンテナを「これはこういう太さなんだ」と思っても良いような気もしますが…。


 太ももは脚付け根付近をガンダムマーカー「ファントムグレー」で塗り分けました。先日、1/60ガンダムエクシアの塗装時に「ファントムグレー」のインクの調子が絶好調だった時に塗っておきました。ガンダムマーカーはインクの調子が良い時に要塗装部分をまとめて塗っておくと良いですよ♪


 カーボンブレイドは刃の部分にタミヤ「ウェザリングマスター」(確かCセットだったかと…)の「ガンメタル」をこすり付けてみましたが、写真ではほとんど分かりませんねぇ(汗)。劇中ではエクシアの姿が映るほどのツヤがあるようなので、コンパウンドで磨いた方が良かったかも。
 グリップの部分は手に持たせても腰後ろに吊り下げても塗装ハゲしそうなので、今のところは塗っていません。いや、塗装ハゲした方がティエレンの場合は良い雰囲気が出るかもしれませんねぇ。



 まだ取り付けていなかった装甲パーツを取り付け、第2秘密工場にてツヤ消しトップコートを吹き付け終わったティエレンです。他のネタが入ったこともありますが、一時中断した理由はこのトップコート吹きの機会待ちだったんです。


 ティエレンの下に敷いてあるのは先月発売分の「電撃ホビーマガジン」付録のマーキングシールです。このティエレンに使おうかと思ったのですが、白文字とか白マークの方が雰囲気が出るかなぁと思い、今回は使うのをやめときました。
 最近はいろいろ忙しく、リンク先の皆様の所になかなか遊びにいけないのですが(リンク先の皆様、申し訳ございません…:汗)、彗星さんのブログにとてもカッコ良いティエレンが出ているのに気付きました。バトルダメージが入っていたり、人類革新連盟の旗のマーキングが施されていて良い感じですよ♪ ぜひ見に行ってくださいね!
 
 ところで人革連の旗のマークって、金床と太陽を図案化したモノなのでしょうか? 旧ソビエト連邦の旗のマークがハンマーと鎌+星だったので、たぶん道具を図案化したモノだと思うのですが…。
 彗星さんのティエレンを見ると、やっぱり人革連の旗マーキングを貼りたくなったのですが、キットの成型色の上にシールを貼ると微妙に浮きそうだったので、白っぽくしたマーキングを考えてみたのですが…

 …なんかイマイチですね(汗)。 
 
 
 さて、塗装中の主砲弾倉両端の白い部分ですが、拾壱さんからいただいたコメントを参考に、白の塗料にごく少量の黒を加えて塗ってみました。コメントにあったとおり、白100%の状態よりも隠ぺい力が高くなったような気がします。一気に白くなってくれました。もう一度塗り重ねる予定です。拾壱さん、情報ありがとうございます!

 現在は彗星さんのティエレンを見て、「お~っ、カッコイイ~♪」と盛り上がりつつ、自分のティエレンのバトルダメージやウェザリング、マーキングのプランを練っています。完成はいつになるやら…(汗)。

プロショップの店頭PVを観て…

2007年12月23日 | 臨時ニュース・その他
 今日で無事再販ナイトガンダムシリーズの発送作業が終わりました♪ プロショップの販促用プロモーションビデオがに届いていたので、エプロンさんと昼休みにチラ見しました。
 内容はといいますと…

 放映中の「ガンダム00」からは劇中の戦闘シーンを中心とした名場面集と各キットの解説が収録されています。



 ガンダムナドレ初登場シーンなど、かなり最近の映像も収録されています。AEUイナクト・サーシェス専用機の姿も出ています。
 「このシーンが販促映像に入ってるんやから、イナクトもキット化される…といいなぁ(汗)」




 先日発売された「MGユニコーンガンダムver.Ka」に関連して、「機動戦士ガンダムUC」の安彦良和氏によるイラストやアニメ化された映像も収録されています。動いているユニコーンガンダムはとてもカッコ良いですよ♪


 「BB戦士三国伝」も最後の方に出ています。年明け最初のネタはこの三国伝から行こうと考えていますが、さて…?

 このプロモーション映像は全国のプロショップ加盟店で観ることができるはずですので、ぜひ店頭で観てくださいね!

ろ、六神合体!?

2007年12月22日 | 臨時ニュース・その他
 今日も1日、再販SDナイトガンダムたちの発送作業をしていました(下の写真は10月のホビーショー画像から)。筆者はSDガンダム・BB戦士についてはあまり詳しくないのですが、特にナイトガンダム関連については知らないことの方が多いので、店長エプロンさんに教えてもらっています。

 中でも気になっていたのが写真中央下段の赤いヤツの存在です。

 筆者「この『エルガイヤー』って、ホビーショーの頃から気になってたんやけど、他のナイトと雰囲気が違うなぁ?」

 エプロン「うん、これはな、6体で合体してこれ(写真中央やや左・『超機甲神ガンジェネシス』)になるねん。ゴッドマーズ(下の写真)のオマージュみたいな感じやねぇ。この『エルガイヤー』は単体の大型版キットやねん」
 

 筆者「うおっ、六神合体なんや! ますます気になる…!」
 発送作業中は品物の注文数や品名を正確に仕分けするのに神経を集中させていますが、同時に箱絵や箱の横の完成写真が目に入ってきます。自然とSDガンダムの世界に馴染んでいくオッサンなのでした。明日も発送作業、頑張ります。
 

1/60 ガンダムエクシア(その7.5)

2007年12月21日 | 現在製作中
 今日はで再販SDナイトガンダムシリーズの発送作業をやっていました。普段は運動不足気味なので、これが良い運動になるんですわ♪

 さて、1/60エクシアの続きです。

 スネのフレームを構成するパーツはポリキャップを含め3パーツです。足首付け根関節が省略されている分、HGキットよりもシンプルですねぇ。このパーツ、かなり大きいです。まるで家電製品のパーツみたい…(汗)。

 
 ヒザアーマーの下にチラっと見えるフレームの一部は、パーティングラインだけでなくヒケもスゴいので、丁寧にヤスリ掛けしました。


 下側ヒザ関節のドラム状部分は1/100キットではモールドが入っていませんでしたが、1/60では良い感じのモールドが入っています。


 スネの装甲パーツはHGキットや1/100キット同様、パーツの合わせ目がほとんど目立たないように工夫されています。写真の状態にパーツを並べている途中、どうしてもスネ正面&後ろのパーツを上下逆さに置きたくなってしまうんですが、歳のせいでしょうか…(笑)。


 なかなか豪快なヒザの可動部です。上の方にチラッと写っているヒザアーマー取り付け部分というか裏の部分は、ヒザアーマーを取り付けない状態でヒザの曲げ伸ばしをする時にクニャッと曲がってしまう恐れがあります(ヒザ関節の保持力が強力ですので、この部分をついつい持ってしまうんです)。曲がるとパーツが白くなってしまいますので、気を付けましょう(筆者はやってしまいました:汗)。


 写真左:ヒザ関節は空気圧式シリンダーを内蔵した関係かどうかは不明ですが、HGや1/100と比べるとやや可動範囲が狭いです。でも、これだけ曲がれば充分でしょう。実はこの写真のエクシアは支え無しで立っています。わりと安定感があるんです。
 写真右:足首の横方向への可動範囲はかなり広いです。大きく開脚できる股関節の動きに充分対応できます。

 
 足首の前後方向への可動範囲です。写真右では関節部のすき間が気になりますが、アキレス腱部分を覆うアーマーが可動しますので、ある程度カバーできます。


 完成した脚部。一部の装甲パーツははめ込みがユルいので、瞬間接着剤ではめ込み部分をコーティングしてポロポロ外れないようにしました。
 サイズが大きいので、普通に写真を撮ってもパースが付きます。この写真では実際よりも足首が小さく見えますねぇ。ひょっとしたらアニメ用設定画の足首の小ささは、パースが付いた状態で描かれているからかも…というのは考えすぎでしょうか?(笑)。

 

1/60 ガンダムエクシア(その7)

2007年12月20日 | 現在製作中
 総パーツ数約350個と非常に細かくパーツ分割されたMGユニコーンガンダムを組み立てた後では、1/60ガンダムエクシアの合理的なパーツ分割による大きなパーツを組み立てるのは爽快感があります。転がすと「ゴロン」と鳴るほど重みのあるパーツをブロック玩具のようにガシガシと組み立てるのは、細かいパーツのキットとはまた違った楽しさがありますねぇ。


 写真真ん中は足首関節のポリキャップです。比較用に置いた1/144ティエレンの平手やエクシアの足首と比べるとその大きさが良く分かると思います。

 1/60と1/144の靴パーツの比較。とにかくデカいです。


 足首のパーツ構成は実にシンプルです。片方で6パーツ、MGユニコーンの4分の1のパーツ数です。


 同スケールの実在のメカ(トミカのランサーエボリューション)との比較。モビルスーツってホンマ大きいですねぇ。


 1/100キットのようなつま先独立可動はありませんが、グレー部分が色分けされているのがありがたいです。
 つま先を動かす必要があるポーズを付ける場合、1/60スケールキットのサイズと重さでは確実にコケるでしょうからねぇ(汗)。


 太もも付け根の球状関節のパーツ分割です。股関節基部がボールジョイント、太もも本体との接続部が軸による回転が可能です。

 GNロング/ショートブレイドのラックは差し替え式です。ラックのパーツはHGや1/100キットでは左右の区別がありましたが、1/60では左右共通パーツになっています。非常にありがたいです。

 ブレイドのラックはHGや1/100とは違い、回転が可能です。ラック自体の長さもありますので、ブレイドを装備した状態で腰アーマーと干渉して太ももの可動範囲が限定される心配はかなり少ないのではと思います。


 前々から気になっていた関節部の新機構がこれです。ABS樹脂製のシリンダーをポリ製のパイプ(片方の端はふさがっています)に通すのですが、注射器のように空気が中に入った状態になるため、伸縮させる際にはかなりの手応えがあります。この空気圧によってヒザ関節の保持力を高めるようになっているんですねぇ。


 太もものパーツ分割です。空気圧シリンダー以外は実にシンプルなパーツ構成です。

 
 写真では分かりにくいですが、ヒザの屈伸に合わせて空気圧シリンダーが伸縮します。

 上側ヒザ関節の保持力は極めて高いですが、各部関節軸もそれに対応すべく丈夫に出来ていますので、安心感があります。
 太ももの装甲パーツをはめ合わせる時は、空気圧シリンダーのポリパーツがまっすぐ組み込まれているかどうかに注意しましょう。歪んでいると装甲にすき間が開きますよ。


 股関節の可動範囲は今まで出たエクシアのキットの中ではいちばん広いような気がします。装甲との干渉も少なく、保持力にも安心感があるので、ストレスを感じません。軸の位置が適切なんでしょうねぇ。シンプルな構造ながら、優れた可動機構だと思います。

ちょっとひと休み…

2007年12月19日 | 臨時ニュース・その他
 MGユニコーンガンダムのサンプル品レポートが終わり、ホッとひと息のオッサン・かめっチです。ユニコーンのための緊急特別企画モードから通常モードに戻ります。
 最近は新製品ラッシュが続いていて、一つのネタの製作中のまま次のネタに移るということが多かったので、しばらくはその「やり残し」のネタ(MGデスティニー・HGティエレン・1/60エクシア)を消化していくことにします。まあ、他にも「やり残し」のネタはありますが、とりあえずはこの3つを…。

 というわけで、まず1/60エクシアの続きです。

 筆者が待ちに待ったガンダムマーカー「ガンダム00マーカーセット」が発売されたので、さっそく使ってみました。欲しかったんですよ、ベルト状ケーブルの薄紫色が…。


 ヘルメットのミゾ部分と首正面、ノドの部分のベルト状ケーブルに「00バイオレット」を塗ってみました。色的にはキットの合成ゴム製ベルトパーツよりも赤みが強い感じですが、マーカーで塗る部分と合成ゴム製パーツの位置が離れていればそれほど気になりません。こういった微妙な色合いの色がマーカーで出るというのは非常にありがたいです。
 ただ、筆者がマーカーを振り足りなかったのか、それともインクの性質なのか、やや隠ぺい力が弱く、ツヤの具合も安定しないような気がします。長時間振り続けるとツヤが安定するのかもしれませんが、淡い色なので隠ぺい力についてはあまり期待しないほうが良いのかもしれません。
 とはいえ、この印象は1/60キットの広い面積に塗った場合ですので、1/100や1/144なら問題ないのではと思います。とにかく、今後はマーカーのインクを混ぜずにベルト状ケーブルを塗ることができるようになったので、非常に助かります。


 左手首を作ろうとしたところで製作が止まっていた1/60エクシア、ようやく再開です。

緊急特別企画・MGユニコーンガンダムver.Kaサンプル品レポート(最終回)

2007年12月18日 | 臨時ニュース・その他

 昨日、組み上がったサンプルを店に納品してきました。上の写真はショーケースの中に納まったMGユニコーンガンダムです(写真撮影:エプロンさん)。発売日までに展示できてひと安心です。
 というわけで、一連の記事で紹介したサンプルはホビーショップ ミドリにて展示中ですので、近くにお住まいの方はぜひ見に来てくださいね!

 さて、そのユニコーンですが、完成後の撮影中に足首関節(C型の軸受けをパチッとはめる方式の前後方向への可動部)がユルいことが判明しましたので、すぐに足首を外して可動軸に瞬間接着剤をコーティングして対処しました。簡単に解決できることですので、たいした問題ではないと思います。できれば確実性の高い挟み込み式関節の方が良かったとは思いますが…。


 ユニコーンモード時には目の部分にバイザーが被さっているようなので、適当なサイズと形に切った「カラーホイル折り紙」をマスク部に挟み込んでみました(写真右はバイザーの効果を分かりやすくするため、目の部分のすき間を広めに開けています)。



 
 ユニコーンモード。う~ん、好みです♪ GMカスタム好きの筆者にとっては剛速球の直球ストライクなデザインです(←意味不明)。


 このキットを買った人のほぼ全員が一度は試してみるだろうと思いますが、RX-78もどきの中間形態です。トリコロールカラーに塗るとカッコ良いでしょうねぇ。肩アーマーは変形させなくても良い感じです。「MG ガンダムver.Ka」がこんなプロポーションだったらなぁ…。


 さて、デストロイモードです。足の甲に被さっているアーマーは、立たせ方をもう少し工夫すれば、スネ正面の装甲とつながった状態にもできますが、写真の状態の方が楽です。デストロイモードで固定して製作される方は、このアーマーの横幅を少し狭くする方向で改修してみると良いのではないかと思います。
 見る角度によっては異常な脚の長さに見えるデストロイモードですが、設定画のアングルで見るとちょうど良いです。あ、左前腕の外側装甲が…(汗)。



 ユニコーンモードがシンプルな「物語前半の主役メカ」といった雰囲気であるのに対し、デストロイモードは同一の機体であるにも関わらず「物語後半の主役メカ」の雰囲気が漂います。見事な変貌っぷりです。


 フル装備。これなら最終決戦にも臨めそうです。

 さっきから立ちポーズの写真ばかりですね(汗)。実はいろいろポーズを試してみたのですが、いちばん魅力的なのはやっぱりカトキ立ちなんです。ヒザ関節や足首の可動範囲の狭さは別として、立っている状態だけで満足してしまうという感じです。デストロイモード時には各部の装甲が浮き上がった状態ですので「どこをつかんだら良いのかなぁ」という感じですし…(デストロイモードでポーズ付けを行う時は、上半身だけをデストロイモードにした状態にしてポーズを付け、その後下半身をデストロイモードに変形させてから微調整すると良いと思います。デストロイモード時は、スネ左右のふくらはぎ部分を持つと良いです)。

 変形はパズルのようなので、最初は戸惑うことになりますが、何回か変形させているうちに徐々にコツがつかめるようになってきますし、可動の固さもちょうど良くなってきます。各部を変形させる時は、どの方向にパーツが動くのかを説明書を見ながら把握し、力加減に注意しながら動かすことをおすすめします。以下は筆者が気付いた注意点です。
 *角の交換は、ヘルメット上側の装甲パーツを取り外してから行うと作業しやすいです。
 *人間でいう骨盤の部分にあたるフレームは、上下のパーツ(腰アーマーが付く部分と股関節が付く部分)を接着してしまった方が良いかもしれません。ウエスト部分を引き伸ばす時に、この部分が外れる場合がありますので(汗:外れてしまった方が変形させやすいですが…)。
 *胸の幅を広げる変形は、肩アーマーを外側に引っ張りつつ、胸の装甲のすき間を広げる感じに動かすと良いと思います。「カチッ」と手応えがあるところまで広げると肩のセンサーが引き出せる幅になります。

 とにかくスゴいキットです。製作環境を整えて充分に時間を確保して取り組んでくださいね! やっつけ仕事で作るにはもったいないキットですから…。