ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGデスティニーガンダム・通常版(その6)

2007年11月17日 | SEED・DESTINY
 今日は「00」の放映日~♪ 先週から登場の新キャラが刹那をどう追い詰めるのかが気になりますが、たぶんオープニングが始まるまでの間に返り討ちに遭ってるのかなぁ…(汗)。


 腕のパーツ分割はこんな感じです。パルマフィオキーナ用の平手と、右のみアロンダイト保持用の固定指手首が付きます。実はこれらの手首にも右の写真のような手の甲のパーツが付くのですが、パーツ展開状態の時に配置するのを忘れてしまいました(汗)。やっぱり体調イマイチです…。可動指手首の手の平も左右間違えてるし…。


 上腕部フレームのパーツにはポリキャップをはめ込むようになっているのですが、パーツに開いている角穴の、写真で赤く示した部分にパーティングラインというかバリが出ています。このままではポリキャップがちゃんとはまりませんので、デザインナイフで削っておきましょう。
 
 
 写真左:腕の構造はMG陸戦ガンダム以降のスタンダードとなっているABS二重ヒジ関節に筒状の装甲をかぶせる方式です。通常版はヒジ関節パーツにメッキがかかっていないためか、可動部の固さはちょうど良いです。
 写真右:上腕の装甲は大河原氏の設定からかなりアレンジされています。上腕と肩の内部ブロックが明確に分離されていて、回転可動部の位置も上に移動しています。デスティニーガンダムの腕は丸い上腕と四角い前腕の組み合わせで、カッコ良いバランスにするのはかなり難しいと思うのですが、上腕の装甲の断面形状を腕の内側と外側で変えるなどのアレンジが加えられています。

 
 手の甲のビームシールド発生器は、無印キットでは差し替え式でしたが、MGでは可動式です。非常に小さな可動部なので、取り扱いには注意が必要です。


 手首は最近のスタンダードである「中指~小指を切り離せば5指独立可動になる」タイプです。キット付属の手首のうち、このタイプのみ手首のスナップを利かせられる(?)可動軸が備わっています。
 せっかく出来の良い平手が付いているので、今回は中指~小指の切り離しは行いませんでした。切り離さない状態だと、わりと保持力は高いですねぇ。




 無印キット(写真下側)との比較。MGはヒジ関節がコンパクトにまとめられていて、全体的にスッキリと伸びやかなフォルムになっています。前腕と手の甲の青いアーマーの横幅に差があまり無いのも良いですねぇ。


 MGとしては当たり前のことかもしれませんが、やっぱりヒジがここまで曲がるのはうれしいですねぇ♪

 
 *コメントしていただいている読者の皆様、いつもありがとうございます。返答コメントが遅れ気味になっていて申し訳ございませんが、必ずお返事いたしますので、気長にお待ちくださいね。よろしくお願いいたします。m(- -)m  

 

MGデスティニーガンダム・通常版(その5.5)

2007年11月16日 | SEED・DESTINY
 前回はウイングの片方を組んだだけで終わってしまったので、もう片方も組みました。ああ、太いゲートの処理が大変…。
 MGデスティニーガンダムには無印1/100キットには無かったギミックが多数搭載されていますが、ウイングの付け根にも新たに可動部が設けられています。全体のシルエットに大きく影響しそうな可動部です。

 MGはウイングの付け根部分が引き出し式になっています。引き込んだ状態だとウイングの付け根部分がバックパックと一体化し、引き出した状態だとウイング全体を前あるいは後ろに傾けることができるようになっています。バックパックを組んでいる時には、このような引き出しギミックがあるなんて気付きませんでしたよ(汗)。

 この機構により、ウイングを前傾させた状態で横から見ると、めちゃくちゃカッコ良くなります♪


 アロンダイトやビーム砲を取り付けるための武器ラックは、各面ごとにパーツ分割されています。支持アームのディテールが増え、薄くなっているのが印象的です。

 無印キット(写真右側)との比較。支持アームが薄くなった分、ラックの外側が分厚くなっています。ガンダムタイプMSのフクラハギに使えそうなパーツですねぇ。
 横から見るとさらに印象が違います。MGは上の辺と真ん中よりちょい上にあるスジ彫りが後方に向かって斜めに切れ上がっています。この斜めの角度は、本体胸部の上面やエリの角度と同じぐらいの角度です。
 設定画や従来のキットだと、横から見た時の背中周辺が階段のようにカクカクしていましたが、MGでは各パーツの天面の角度をそろえることによって、まとまり感や勢いを感じさせる造形になっています。


 アロンダイトとビーム砲は上からスライドして取り付ける方式です。後ろからはめ込む方式だった無印キットに比べるとポロッと外れる確率が低くなりましたねぇ。


    
 後姿の比較。パワーアップ後/前ぐらいの違いがありますねぇ。

MGデスティニーガンダム・通常版(その5)

2007年11月15日 | SEED・DESTINY
 今週はHGデュナメス、来週はHGティエレン、再来週は1/60エクシアと、「00」シリーズの新キットラッシュはまさに「週刊ガンプラ00」状態です(汗)。
 押し寄せる新キットの群れに立ち向かえるのか、オッサン!?(←なぜかSEEDの次回予告風になってしまいました:笑)

 前回、小羽根が付いたランナーがグニャリと反っているのに気付いたのですが、「ランナーが曲がっていてもパーツは無事」という場合もありますので、どんな状況か確認してみました。

 う~ん、写真左側の羽根が微妙に反っているような…。

 不良交換に出したくなりましたが、スケジュールの都合上そういうわけにも行きませんので、なんとか自己解決することに…。パーツが反っている場合、お湯に漬けてから反りを直すと良いという話を聞きますが、力の掛け具合によってはお湯に漬けずにそのまま「ぐ~っ」と曲げてもパーツを白化させずに曲げることも出来ます。写真はランナーを使って力の加減を試しているところです。



 とりあえず左右対称になるのを目標に修正してみました。3枚の小羽根をまとめてマスキングテープで止め(マスキングテープに「右/左」とかパーツの番号を書き込んでおくと良いです)、左右を比較しながら曲げてほぼ同じ状態になるようにしました。ウイング本体を組み立てた時にまだ小羽根が曲がっているようなら、後で修正するということで…。


 ウイングの付け根にはシリンダーが付いています。せっかくですのでメッキシルバーで塗っておきました。ついでに脚のシリンダーも塗っておきます。ランナーにある程度つながっている状態で塗り、乾いてからランナーからパーツを切り取り、塗れていない部分を後から塗ります。


 片方のウイングだけでもこのパーツ数! やっぱりMGはスゴいです。1/100エクシアがMGデスティニーの半額というのはずいぶんお買い得だと思いますが、MGデスティニーが1/100エクシアの倍額というのも納得がいきます。
 小羽根に付くノズル状のパーツは紛失防止のため、小羽根に取り付けてあります。


 小羽根は無印キットでは固定でしたが、MGでは1枚1枚が別パーツで可動します。薄いパーツなのに、可動部にABS樹脂製のキャップを仕込んであるのがスゴい! 小羽根のノズル付近はグレーで塗る指定になっていますが、グレーに塗るとウイングを開いた時にスカスカに見えそうなので塗らないでおきました。


 ウイングの開閉に連動して、小羽根も開閉するようになっています。そ、そこまでしなくても…!(汗)



 ウイングは大きく開きます。左右両方ともなると写真を撮る場所の確保が大変ですねぇ(笑)。



 もはや1/144との比較に見えますが、無印キットとの比較です。倍ほどもサイズが違いますねぇ。MGは曲線部分が多いながらもシャープな印象になっています。

 あう、もうHGデュナメス発売されてるのに、こちらは腕・脚がまだ…(汗)。急がねば! 

MGデスティニーガンダム・通常版(その4.5)

2007年11月12日 | SEED・DESTINY
 久しぶりにMGデスティニーガンダムに戻ってきました。前回から日数が経っているので、記事を読み直してみましたが、刀身の両サイドにある赤い三角について書いていませんでした(汗)。無印キットの時はマーカーで赤く塗りましたが、今回はキット付属のシールを使用しています(シール好きやなぁ、このオッサン…)。

 凹部にシールを貼り込むと、別パーツをはめ込んだような感じになるので、けっこう好きなんです(シールを貼る前に、凹部の周囲をスミ入れペンなどで塗っておくと、別パーツ感がさらにアップします)。シール表面の印刷の粒子の粗さやホイルシール独特のメタリック感は、このぐらいのサイズだと意外と気になりません。スジ彫りなどのモールド部分が黒で印刷されているのがマイナスポイントですが、けっこうシールもあなどれませんよ♪ ツヤ消しトップコートを吹き付けると、他の部分とのツヤの差がなくなりますし、メタリック感も薄れます。
 細かい部分の塗り分けにもシールが有効な場合もありますので、使わなかったシールでも保存しておくと良いと思います。

 前置きが長くなりました。

 ビーム砲も無印キットと比べるとかなりパーツ数が増えています。増加分の大半はビーム砲をより大きく見せるギミックに使われているようですねぇ。
 このビーム砲は「アグニ」とか「オルトロス」のような名前が付いていませんが、どうしてなんでしょう?



 このビーム砲はグリップの展開/収納に連動して砲の上下にあるパーツがせり出したり引っ込んだりします。しかし、やや無理のある動きのようで、動かすと各可動部のパーツにかなりのストレスが掛かっているような気がします。筆者のキットは可動部のパーツが一部だけですが白くなってしまいました(汗)。
 せっかくのギミックを楽しめないのも惜しいので、少しでもストレスを軽減すべく各部の抵抗を減らすことにしました。

 砲の下の部分のパーツですが、可動軸にパーティングラインが入っています(図の中央、白線で示した部分)。このラインをデザインナイフのカンナ掛けで軽く削り落としました。数ヶ所あります。

 砲の上下パーツを連動させるパーツは、砲本体側のピンを受ける穴が真円になっていません(分かりにくいですが、かすかにD字型になっています)。確か、写真で白線を引いた部分あたりが微妙に直線になっていたと思います。デザインナイフで軽く削って真円にしてやりました。
 
 結局、これらの作業を施しても、劇的に状況が良くなるということはありませんでしたが、まあ気休めということで…(汗)。可動部にタミヤのセラミックグリスなどの油を塗るという手もありますが、パーツが割れたりしてかえって状況が悪くなってしまう可能性もあるので、やめときました。鼻の頭から出るアブラぐらいならプラに影響を与えることは無いと思いますが…。
 とりあえず、収納状態にする時はグリップを動かすのではなく砲の上下パーツを押し込むようにするとグリップの可動部をいたわることができます。


 完成した砲は長くてボリュームもかなりあります。砲口部分はこれまた無印キットの倍ぐらいの威力がありそうな感じに見えます。

 
 無印キットのビーム砲(写真上側)との比較。砲撃状態時には明らかに両者のサイズが違いますが、収納状態になるとそれほどサイズ差が無いように見えます。使用時はデカさを強調し、収納時は重さをあまり感じさせないという巧みな設計だと思います。


 デカい方の武器が揃いました。アロンダイトのグリップ先端の突起はなんとなくイヤだったので切り取りました。左右対称好きの筆者としてはアロンダイトとビーム砲のサイズ差を少しでもなくしたいですからねぇ。できれば両者の色を揃えたいぐらいです(笑)。

 次は翼、と思いましたが…

 小羽根の付いているランナーが思いっきり反っていることに気付きました。なんじゃこりゃぁ!? しかも小羽根のパーツはかなり薄いので、この反りの影響が出ているかもしれません。どうする、オッサン!?
 

 

 

MGデスティニーガンダム・通常版(その4)

2007年11月05日 | SEED・DESTINY
 頭・胸・腰と組んだところで、次は腕か脚を組みたくなるところですが、今回と次回は武器類を中心に組み立てます。なぜなら、武器類を後に回すと組み立ての最後らへんがダレてくるような気がするからです。


 ビームライフルはこのようにパーツ分割されています。銃身上部のカバーが着脱可能になっています。組み立ては特に難しいところはないですが、材質がABS樹脂製のため、接着&合わせ目消しの作業がしにくいのが残念です(タミヤの流し込みタイプの接着剤なら普通のプラと同様の接着が可能ですが…)。

 ライフルの比較。上がMGで下が無印1/100のモノです。かなりアレンジされているのが分かります。というか、ほとんど別物…(汗)。ストックの部分が前腕に干渉しにくいようにアレンジされているのがありがたいです。

 *お詫びと訂正(11月6日0時10分追記):ビームライフルのパーツの材質について「ABS樹脂製のため…」と書きましたが、正しくはスチロール樹脂製です。よって、タミヤの流し込みタイプ接着剤はもちろん、GSIクレオス他から発売されているリモネン系の接着剤も使用可能です。確認もせず見た目の印象だけで「ABS樹脂」と書いてしまいました。ごめんなさいm(- -)m。


 シールドのパーツ分割。パーツ構成は無印1/100と大きな差がありませんが、縦長な印象にアレンジされていてカッコ良いです。



 シールド表面の左右にある黄色い部分は残念ながらパーツ分割による色分けではありません。この部分は無印キットでは凹モールドでしたが、MGでは凸モールドになっていて、キット付属のシールでは凸部の側面の色が再現できません。ガンダムマーカー「SEEDイエロー」で全体を塗ろうかと思いましたが、付属のシールを凸部表面に貼ってから側面をSEEDイエローで塗りました(下図参照)。

 図は凸部付近の断面図です。ピンクで示した部分がマーカーで塗った部分、黄色で示した部分がシールです。マーカーで塗るとき、狭い面積でもどうしても塗りムラが出てしまうとお悩みの方はぜひ試してみて下さい。シールといっても侮れませんよ♪

 
 写真左:アロンダイトはこのようなパーツ構成です。無印キットでも良く出来ていた部分なので、MGはそれを超えるべく伸縮機構が追加されています。MGストフリのレールガンの伸縮機構と印象がダブります。
 写真右:切っ先の部分はシャープになるようヤスリ&耐水ペーパーで削り込み、ガンダムマーカー「メッキシルバー」で塗装しました。



 無印キット(下)との比較。MGは全体的に大型化しています。特にグリップ部分が両手持ちしやすいように配慮されているのが分かりますねぇ。スライド伸縮部分はあまり目立たないように巧みにデザインされています。


 ビームにはラメが入っていてとてもキレイです。このビームのパーツを付けることによってスライド伸縮部分がロック(?)されます。実は、スライド伸縮部分はプラ製のレール&ガイドなので磨耗が心配なのですが、筆者のキットは組み立てた時点でスカスカでした(汗)。
 そこで、かなり昔(旧キットの1/100ガンダムF91のヴェスバーで…)にスライド部分磨耗対策として考えた方法を復活されることにしました。またもやシールの登場です。筆者はシールをよく使います。

 使用したのはMGキットの「マーキングシール」などに使われている、透明なシートのシール(テトロンシール)です。このシールの余白部分を2枚重ねにして、2センチ×1ミリ強のサイズに切ります。これを2枚用意します。

 2枚重ねの細切りシールを、グリーンの線で囲った部分に貼り込みます。シールが良い感じの滑り止めになってくれますよ♪。スライドがやや固めの場合は伸縮時に余計な力を掛けてパーツを折ってしまう可能性がありますので、注意してくださいね~。

 うあ、まだビーム砲が残ってる…(汗)。

 

 

MGデスティニーガンダム・通常版(その3)

2007年11月04日 | SEED・DESTINY
 今回はMGデスティニーのスタンドと腰です。

 キットにはMGフリーダムガンダムやMGストライクフリーダムガンダムと同様に、機体の翼をイメージしたデザインのスタンドが付属しています。黄色い袋にはビスとナットが1対入っています。

 
 スタンドの高さは充分あります。これなら少々無茶なポーズを取らせても翼や武器の先端が地面に触れるということはないでしょう、たぶん…(光の翼は分かりませんが:汗)。
 スタンドの先端部分はアクションベース1(別売)にも取り付け可能です。MGストフリフルバーストモードと一緒に飾るなら、こちらの方が良いでしょうねぇ。


 股関節の開閉ギミックが関係しているのか、重量バランスの都合なのか、スタンド先端の取り付け部はバックパックの底部分を下から受けるようになっています。安定感はかなりありますが、バックパック下半分と尻周りが隠れてしまうのがちょっと残念…。

 左のパーツはMGストフリ(通常版)をアクションベース1に取り付けるためのパーツ。右のパーツはキットのスタンドの延長用パーツです。めったに使うことはないのではと思いますが、こういう細かい配慮がうれしいです。

 

 腰のフレームはこのようにパーツ分割されています。
 
 最近のキットは股関節基部に可動範囲を広げるための何らかのギミックが入っていますが、MGデスティニーでは股関節の幅を広げて開脚の角度を稼ぐギミックになっています。そのギミックのスイッチとなるパーツ(M1)は、説明書の図を見ても向きを間違ってしまう場合があります(汗:写真左)。右の写真の状態が正解です。

 
 股関節のギミックは股間の底にあるスイッチ(というかレバー)を動かすことによって作動します。レバーは前後にスライドさせるのですが、前後それぞれのポジションで「カチッ」と鳴るまで動かすと、開閉式の股関節が開状態あるいは閉状態でロックされます。良く出来ています♪ 脚を左右に大きく開いたポーズが多いガンダムSEED系の作画のイメージを再現するのに最適なギミックですねぇ。


 腰の装甲パーツはこんな感じで分割されています。無印1/100キットでは腰後ろのアーマーは固定でしたが、MGでは可動式です。

 
 写真左:サイドアーマーのインテーク部分はスライド金型を使用した筒状の成型です。ひと昔前ならこういう形状のパーツは2パーツ貼り合わせ式でしたが、1パーツでキレイにダクトが開口しています。
 写真右:赤いパーツのノズル部分はガンダムマーカー「ガンダムアームズグレー」で塗っておきました。


 

 無印キット改(写真左)との比較。MGは全体的にアーマーが長くなっています。

 
 無印1/100キットはシャイニングガンダム的な雰囲気がありましたが、MGは腰アーマーが長くなったことによって、ゴッドガンダムに近くなったように思えます。

 
 写真右:MGストフリやHi-ニューガンダム同様、背中にある小さなフタを開けると背中を反らせることができ、写真のような飛行姿勢を取らせることができます。しかし、この状態ではキット付属のスタンドが使えないんです。あららら…(汗)。

 現在までに分かっている取り扱い注意箇所:肩関節基部の前方引き出しギミックには、おまけ的に肩関節軸を上向きに動かせる可動軸が付いていますが、ここを動かす時は肩関節軸を前に引き出してからK52・53などのパーツを破損しないように注意して動かす必要があります。見た目よりも可動を重視するなら、K52・53は外しておいた方が良いかもしれませんねぇ。
 ウエスト内部にある、背中を反らせたり左右に傾けたりする関節部は、パーツM12の強度にかなり不安があります。特に背中を反らせる方向に動かす時は、力の掛け具合に注意しながらジワジワと動かしましょう。



 


MGデスティニーガンダム・通常版(その2.5)

2007年11月02日 | SEED・DESTINY
 胸まで組み立てて、次はどこを組もうかと迷ったのですが(腕に進もうか、腰を組み立てようか、それとも武器類や翼を先に組んでおいた方が後で気が楽だろうか、と…)、バックパックを組むことにしました。このキット、股関節部分に従来とは違う特殊な関節部が設けられているためか、スタンドの取り付け部分が腰ではなくバックパックにあるんです。スタンドに取り付けられると組み立て途中の写真を撮影しやすくなるなぁ…という流れでバックパックに決定しました。


 バックパックはこのようにパーツ分割されています。本体の天面やスラスターノズルが別パーツになっているのがありがたいです。ブルーの成型色はHGエクシアやMGターンAで使われているブルーと同じモノでしょうか。目に優しいキレイな青だと思います。逆にいうと、デスティニーの青としてはちょっと爽やか過ぎるかなぁと…(笑)。

 
 写真左:メインスラスターノズルは無印1/100キットと比べてかなり大型化されています。見た目の印象では倍ぐらいの推力がありそうです。整流板も長くなっています。
 写真右:バックパック内部のパーツはビッシリとディテールが入っています。組み立て後は見えなくなる部分ですが、ちょっとうれしいです。


 バックパックの、MS本体背中に接する面にもキッチリとディテールが入っています。バックパックの組み立ては特に難しい部分はなく、すんなり組み上がりました。説明書ではバックパック天面のパネルは翼を取り付けた後にかぶせるようになっていますが、とりあえず翼を付けずに組み立てました。なぜなら、以前組み立てた無印1/100改造品との比較のためです。
 
 比較に使用した無印1/100キットは、MGストライクフリーダムガンダムと共演させるべくプロポーションやディテールを改修したモノで、キット素組みとは微妙に異なります。どこをどう改修したかは過去の記事を順番にお読みいただいて、改修箇所を脳内で差っ引いて比較していただければさいわいです。
 なぜバックパックを取り付けた状態での比較になったかといいますと、無印キット改のバックパックが外れなかったからです(笑)。

 写真右側がMGです。水色の部分の前後長がMGでは無印の半分以下になっています。そのため、実際の数値以上に胸の前後長が長くなっているように見えます。


 前から見たところ。MGは全体的にメリハリのあるバランスになっていますねぇ。


 横から見た時の方が違いがハッキリ分かります。MGの方が若く(?)見えますねぇ。胸の角度やバックパックの位置などが全体的にギュッと上に上がっているからだと思います。各ブロックのまとまり感も格段の差がありますね。


 こうして見ると、無印キットのバックパックの位置がずいぶん低く見えます。


 無印キットのバックパック天面が地面とほぼ水平なのに対して、MGでは胸の上面やエリとほぼ同じ角度で斜めに上がっています。攻撃的な感じがよく表れているアレンジだと思います。う~ん、カッコ良い!


 先ほども書きましたが、MGは無印の倍ほどもスラスター推力がありそうに見えます。やっぱりノズルが大きいと見栄えが良いですねぇ。







MGデスティニーガンダム・通常版(その2)

2007年11月01日 | SEED・DESTINY
 最近のMGクラスのキットは、以前のモノと比べてパーツの細分化がさらに進んでいるような気がします。関節部を構成しているABS樹脂製ランナーなんかは見ていて「これはどこに使うんやろう?」と思うようなモノが大半を占めるようになってきています。それでいて組み立てやすさにはあまり変化が無いのはさすがバンダイさんと思います。


 胸部内部フレーム(肩関節基部除く)のパーツ分割はこんな感じです。写真中央よりちょっと上、逆Uの字型のエリのパーツが特徴的ですねぇ。
 普段はパイロットフィギュアを塗ることがあまり無い筆者ですが、今回はなぜか塗りました。シン君には上の写真ではすでにコクピット内に座ってもらっています。
 シン・アスカと聞くと、クイズ・ヘキサゴンⅡで最後の方に残ってしまう、つるの剛士(元・ウルトラマンダイナ)の顔が浮かんでしまいます(笑)。


 腰関節は回転・前後スイング・左右スイングの3つの可動軸の組み合わせになっています。最近のMGキットではよく見かける構成です。ボールジョイントより可動の確実性が高いような気がします。写真でいちばん上に写っているパーツの強度にやや不安がありますが、まあ大丈夫…かなぁ?(汗)。
 
 写真左:胸部フレーム左側のパーツに腰関節やコクピットブロック、コクピットハッチ開閉用ヒンジを取り付けた状態です。
 写真右:さらに首関節ボールジョイント・エリの外装・背中の可動部のフタを取り付けたところです。各部は矢印で示したように可動します。


 胸部フレーム(肩関節基部除く)に頭部を取り付けたところ。ホンマは首の外装パーツを取り付けてから頭を取り付けるのですが、なんとなくこの状態で写真を撮りたかったので…。

 
 写真左:肩関節基部パーツ(右側)のパーツ分割です。
 写真右:青い装甲パーツを関節ブロックに取り付けようとすると、どうしても青いパーツの可動軸の矢印で示した部分が白くなってしまいます。これにはゾッとしますが、この部分から先は抜け止めのためのストッパーですので、強度的な問題は無いようです。
 
 写真左:肩関節基部ブロック(右側)。装甲パーツがただくっ付いているだけでなく、連動可動(?)するようになっています。
 写真右:手前に写っているパーツ(K52・53)は関節ブロックを引き出した時にスライドして見栄えを良くするパーツだと思われますが、このパーツの存在が肩関節基部が上に(肩を怒らせる方向に)可動しないことにいちばん深く関わっているような感じですねぇ。せっかく上に可動する軸があるというのに…(汗)。


 肩関節基部ブロックは、胸部フレームに取り付ける時に可動式装甲がジャマになって(というか可動軸が破損しそうで)作業しにくいです。肩関節ブロックを写真のような状態にしてから取り付けると作業しやすいです。


 胸部フレームを上から見たところ(写真上が前側です)。肩関節軸が大きく前方にせり出すようになっています。ここまで動くとアロンダイトの両手持ちも余裕でしょうねぇ。一方、キットのままでは肩関節軸が上や後ろには可動しないようになっています。その点では無印1/100キットのシンプルな構造の方が良かったかなぁと思います。

 
 写真左:胸正面装甲のパーツはゲート部分がかなり太いので、ニッパーで切り出す時には注意が必要です。また、ピンク色の線で示した部分はパーツのフチがめくれ上がっているような形になっていますので、装甲をすべてフレームに組み付けてから耐水ペーパーでならして平らにすると良いと思います。
 写真右:背中側の装甲パーツは、矢印で示した部分が弱点です。パーツの切り出し時やゲート処理の際には、ここを折ってしまわないように注意しましょう。


 写真左:装甲パーツは薄い部分や細い部分が多いので、フレームに取り付ける時にも注意が必要です。力を掛け過ぎて「ペキッ」とパーツが割れてしまってはマズいですからねぇ。あと、胸ダクトのフィンは裏表の違いに注意しましょう。一度はめ込んだらなかなか取れませんので…(汗)。
 写真右:MGでは恒例ですが、コクピットハッチは開閉式です。ハッチはかなり大きく開くので、フィギュアを塗っておいて良かったぁ♪

 
 これだけ装甲がパーツ分割されていると、すき間が出来てしまうことが多いと思うのですが、大きなすき間も無くピタリとまとまります。スゴい精度です。
 無印1/100キット改造品との比較はまた次回に…。
 

 

MGデスティニーガンダム・通常版(その1)

2007年10月31日 | SEED・DESTINY
 いよいよMGデスティニーガンダムの製作に入ります。このキット、クリスマスやお正月にはもってこいのキットだとは思いますが、それにしてはやや早めの登場です。おそらくMGユニコーンガンダムや1/60ガンダムエクシアなどとの兼ね合いでこの時期になったんでしょうねぇ。
 残念ながら、エクストリームブラストモード(EBM)は入手できませんでしたので、通常版での製作記事になります。
 今回の製作は以前製作した無印1/100デスティニーガンダムとの比較や、強度的に不安のある可動部への対策をメインにサクサク進めていこうと思います(11月は新作キットが多そうですから…)。

 それでは頭から行きます(←やっぱり…:笑)。

 頭部はこんな感じにパーツ分割されています。バルカン砲口とインテークのシャッターがモールドされたグレーのパーツ(写真左端)がある以外は、標準的な構成ですねぇ。

 
 頭部の組み立て途中です。目のクリアーパーツは例によって黒く塗りつぶし、キット付属の目のシールのグリーン部分だけを切り抜いて貼り付けました。一時期、筆者は目の部分にラピーテープを使用していましたが、最近はずっとキットのシールを使っています。切り抜く時間や手間が節約できる上に、パーツの目のモールドの形状にシールが馴染んでくれるからです。
 デスティニーガンダムは目がヘルメットのひさしにかなり隠れた感じになっているので、クリアーパーツにクリアーグリーンを塗り、裏からアルミテープを貼っても、目が「ギラッ」と光ってくれる角度がかなり限定されるのではないかと思います(アルミテープの反射面がクリアーパーツのかなり奥に来ますので)。その点、シールを使えば手軽に「ギラッ」と光ってくれます。
 そうそう、目のシールを貼る位置は、目のモールドにピッタリ合わせるのではなく、「やや下にズレてるかなぁ」ぐらいにしておいて、目のモールドの下側の面にシールを馴染ませるようにすると良いと思います(下図参照:パーツとシールを横から見た断面図です。シールの位置はやや極端に描いてあります。実際には下側の面にちょっと掛かるぐらいが良いです)。目の上半分はヘルメットのひさしで隠れてしまいますので、目の存在感を強調する必要がありますからねぇ。ちょっとでも目のシールの貼り位置が高いと、目が目立たなくなってしまうんですよ(汗)。



 マスク部分は無印1/100キットとは違い、赤いクマドリ部から下に伸びる「血の涙(?)」部分までパーツ分割による色分けが実現されています。その分、マスクのパーツは破損しやすくなっていますので、ランナーからパーツを切り取る時などは注意が必要ですねぇ。
 ヘルメット内部に付く、バルカン砲口やインテークのシャッターがモールドされたグレーのパーツは塗り分けの便利さだけでなく、ヘルメットの目の横のすき間からヘルメット裏側が見えないという点でも非常にありがたいです。EBM版ではこのパーツがメッキだそうですが、メッキの厚みの分だけはめ込みが固くなっているでしょうねぇ。

 
 ヘルメットは前後分割ですが、分割ラインが非常に凝ったモノになっています。顔面の取り付けが後ハメしにくい状態になっているような気がしますので後ハメはやめておいて、このパーツ分割ラインをディテールとして解釈した方が楽なのではと思います。筆者は側頭部の分割ラインをスジ彫り処理して、合わせ目処理の時間と手間を節約しました。

 
 アンテナは先端が斜めにカットされていて、充分にシャープだと思います。アンテナ基部にはレーザー加工技術の賜物である細かい文字の彫刻がありますが、筆者のデジカメでは写りません…(泣)。


 頭部完成状態です。実に男前ですねぇ♪

 以前作った無印1/100改との比較(写真右側がMGです)。



 左側の無印1/100は、あちこち削って小型化したモノ(どこを削ったかは以前の記事を参考にしてください)ですが、MGはさらに小顔です。ヘルメットは高さが低くなり、前後に長くなっています。トサカの形なんか、もはや別物です(笑)。ヘルメットの外形はより精悍なイメージにまとまられていて、とてもカッコ良いですねぇ!



 

1/100ザクウォーリア(その6)

2007年04月26日 | SEED・DESTINY
 懐かしのアニメ「一休さん」のことをウィキペディアで調べていたら(←何でやねん?)、新右衛門さんが実在の人物で、しかも子孫がK-1ファイターの武蔵と知ってビックリしました。意外なところにつながりがあるもんですねぇ。

 さて、風邪もようやく治ってきたので少しずつ通常モードに戻していきます。ザクver2.0&HGUCアッガイも迫ってきていますので…。

 腰フレームは動力パイプの部分が腰アーマー可動部のジョイントになっているという珍しい構成です。他のキットでは腰サイドアーマーの可動は腰フレームに取り付けられたポリキャップが担当するのですが、このポリキャップの可動が案外固かったりするので、ほぼ毎回ポリキャップの軸を削ってユルめにセッティングしています。このザクヲはその手間がないので、ちょっとだけですが助かります。


 濃い色の成型色のパーツはゲート処理時に余計な力が掛かると白く変色してしまうのですが、この濃いグリーンの成型色が特に変色が目立ちます(写真の右の方)。多くの場合は爪でこすると元の色に戻るのですが、ゲート跡に小さな亀裂が入ってしまった場合なんかは成型色に近い色のマーカーで塗ってごまかすしかありません。
 でもこのグリーンに近い色のマーカーを筆者は持っていません(ザクヲ専用色らしい「DESTINYグリーン」は、意外と違う色なんです:汗)。こういう場合は流し込みタイプのプラスチック用接着剤(筆者はGSIクレオスの「Mr.セメント リモネン系」を使用)を少量塗ってやるとマシになります。ただし、乾燥後は塗った部分が凹んでしまうので、耐水ペーパーで周辺ごとならしてやる必要がありますが…。


 腰ブロックは、前スカートアーマーの可動方法以外は1/144HGキットとほぼ同じ構成です。HGが傑作キットであったことがよく分かります。
 写真では取り付け前の状態ですが、前後スカートアーマー先端にはオレンジ色のバーニアノズルが付きます。このオレンジ色、HGではちょうど良い黄橙色だったのですが、1/100ではかなり色が濃くて朱色に近い感じです。ブレイズウィザードのミサイルなどの赤と兼用にするために濃い目の色に変更されているようですねぇ。

 主要なパーツが組み上がったので、ここから先は細部の組み立て&仕上げに入ります。地味~ぃな作業が続きます(汗)。 

 首周りは先日の状態ではやっぱり寂しいような気がしたので、さらにディテールを追加してみました。ちょっとやり過ぎたかも…。


 パーツを見た瞬間、「うぅ…(汗)」と思ったヒジ関節ポリキャップ隠しパーツを整形しました。太いゲート跡、ABS樹脂成型、黒い成型色、パーティングラインの段差など、強敵です。中央のミゾの部分にもパーティングラインがまたがっているので、プラ板に巻き付けた耐水ペーパーなどで丁寧に整形しました。
 ヒジ関節でこの手ごわさなんですから、ビーム突撃銃はもっと強敵なんだろうなぁ…(冷や汗)。


 両腰アーマーに付くグレネードには白いラインが入るのですが、塗装するのはめんどくさいので、付属のシールで済ませることにしました。ただし、このシールの白い部分はちょっとメタリックっぽいので、上から「カラーパレットマーカー」の「マットホワイト」を軽く塗ってみました。かなり良い感じのツヤ消し白になってくれます。
 「このシールがキレイに貼れたら白ラインも楽勝やん♪」と思い、貼ろうとしましたが…
 ……キレイに貼れませんでした(泣)。微妙にシールとパーツの形状が合っていないようです。
 気が向いたら塗装しようっと。


 スネ横下端のバーニアも背中のスラスターノズルに合わせて丸型を取り付けました。できるだけ大きいサイズのモノにしたかったので、コトブキヤ「丸モールドⅣ」の5ミリ径のモノを少し削ってキットの角ノズルに入るように調整してあります。

 最近はこのザクヲとジュアッグを交互に作ってMGザクver2.0とHGUCアッガイ製作への気分を盛り上げていますが、もうすぐ発売ですねぇ! 楽しみやなぁ…。

1/100ザクウォーリア(その5)

2007年04月23日 | SEED・DESTINY
 風邪でダウンしてしまったため、今回はあまり進みませんでしたが…

 前回の撮影時に股関節の可動範囲が意外と狭いことが分かったので、少しでも可動範囲を広げることにしました。腰側の股関節軸を改造するという手もありますが、お手軽に太もも側の干渉部分を削ることで対処しました(写真左)。
 「ガンダムSEED」らしい躍動感のあるポーズを取らせるためには180度開脚とまではいかなくとも120度ぐらいまで脚が開いてほしいのですが、難しいでしょうねぇ…(汗)。


 削り込みの結果、微妙に可動範囲が広がりました(?:写真右側)。これでは両脚とも加工しても90度も開きませんねぇ。筆者も身体が硬いので、これぐらいしか開きませんが…(笑)。


 そろそろこのキット最大の難関、ABS樹脂製のビーム突撃銃に取り掛からないとなぁと思いながら、銃身下部の丸いセンサー(?)を塗りました(このパーツ、銃本体と同じダークグレー成型色です)。ここはせっかく別パーツになっているので、できれば白成型色だったらありがたかったんですけどねぇ。
 ABS樹脂製パーツ表面のツヤは塗料の定着性が悪そうなので、表面に耐水ペーパーを掛けてツヤ消し状態にし、「水性 工作用カラー」の「下塗り白」で塗りました。「下塗り白」は普通のホワイトと違い、ツヤ消しになっているそうです。実際には半ツヤぐらいですねぇ。以前試し塗りした「スカイブルー」はほとんど無臭でしたが、この「下塗り白」はわりとペンキのニオイがします。それでも普通の水性塗料と比べるとニオイは軽い方です。ちょっと納豆っぽいニオイのような気もしますが…(笑)。
 写真では光の加減で真っ白に見えますが、まだ1度塗りの段階で、実物はところどころグレーに透けています。それでも1度目でこれだけ白くなるのですから、たいした隠ぺい力です。

 そろそろ肩アーマーも接着しておこうと思ったのですが、問題があります。肩アーマーの接続は上腕側に設けられた軸に肩アーマー側の軸受けをはめ込むことによって可動するようになっている、「ガンダムSEED」無印1/100シリーズでは標準の仕様なのですが、ポリキャップやABS樹脂が使用されていないので軸や軸受けが磨耗してしまう弱点があるんです。ユルんでくると肩アーマーがダランと垂れ下がってしまいます。大きくて重いシールドが付く左肩なんか、特に心配です。
 上腕側の軸を短く切って、軸の中心の穴に3ミリプラ棒を埋め込み、輪切りにしたポリキャップをはめ込んでポリ可動にしてしまうという方法もありますが、今回はその改造をやるだけの体力が無いので、お手軽に済ませることにしました。「簡易ビニールキャップ」方式です。
 この方法はわりと昔からあるのですが、やり方を紹介している雑誌記事などを見たことが無いので、ここで紹介します。

 *用意するもの:キットのランナーを包んでいるビニール袋。袋の材質は2種類ほどありますが、透明度が高くてパリパリしているものではなく、透明度が低くてフニャっとしている方を使います。この「透明度が低くてフニャ」のビニールはポリキャップに近い材質なんです。透明パリパリの方のビニール袋はモノアイシールドなどに使いましょう。

 まず肩アーマーの軸受けに、適当な大きさ(軸受けよりもかなり大きめ)に切ったビニール袋の切れ端を乗せます。

 軸受けに対しまっすぐに上腕の軸をはめ込みます。ビニール袋は挟まったままです。軸を奥まで差し込んだら、ゆっくりと軸を抜きます。そうすると、軸と軸受けにピッタリの形にビニール袋の切れ端が変形します。

 軸受けからビニール袋を慎重に外し、余分な部分をデザインナイフで押し切ります。軸受けの外周からはみ出さない程度で良いと思います。切り残しがあっても意外と目立ちませんので…。

 余分な部分が切れたら、今度は上腕の軸にビニール袋を慎重にかぶせます。この一連の作業を肩の前後両方に行ったら、肩アーマーをはめ込んで完成です。

 この方式はポリキャップほどの耐久性は期待できませんが、あまりひんぱんに動かさない部分であれば有効だと思います。簡単な作業で、まるでポリキャップが入っているようなスムーズかつ保持力のある可動が得られます。ポリキャップ関節ではないガンプラ初期のキットなどにも部分的には使えるでしょうねぇ。
 また、この方式は省スペースであることも特徴です。筆者は昔、1/144「逆襲のシャア」シリーズの可動指にもビニール袋を挟んでいましたからねぇ!

 それではまた、薬飲んで寝ます…。

1/100ザクウォーリア(その4)

2007年04月21日 | SEED・DESTINY

 足首関節は正面のシリンダーの部分に合わせ目がありますので、瞬間接着剤で接着→接着剤硬化後に合わせ目消しをした後に、ガンダムマーカー「メッキシルバー」でシリンダーを塗っておきました。
 最初はメタリックテープのシルバーを貼ろうかなと思いましたが、意外と貼るのが難しそうな場所でしたので…。


 背中のメインスラスター内部に丸いノズルを取り付けたのに合わせて、フクラハギ下のスラスター内部にも丸ノズルを貼りました。


 足首関節は、脚を下からのぞくとポリキャップの接続軸が見えてしまいます。足の甲にかぶさる可動式アーマーで隠れるだろうと思っていましたが、「アクションベース」などに取り付けて飛行姿勢を取らせた時に、見る角度によってはバッチリ見えてしまうんです(汗)。
 そこで、接続軸の正面(?)を削ってならし(ゲート跡があるので、ヤスリで平らに削っておかないとディテールアップパーツを貼りにくいんです)、コトブキヤの「丸モールドⅢ」の5ミリ径のモノを瞬間接着剤で貼りました。
 MGクラスのキット(ストライクやストフリなど)にも同様のディテールがありますので、イメージを統一することができます。一石二鳥ですねぇ。
 この後、スネの部分を組み立て、接着しました。挟み込むパーツが多いので、接着前に取り付け忘れたパーツが無いかどうかの確認が必要です。

 とりあえず脚が組み上がったので、宇宙世紀のザク(MGザクF2)と記念撮影してみました。一部パーツが付いていませんが…(汗)。

 ザクヲ、意外と小さいです。ザクヲのスネから下は、ザクというよりジンとかSPTみたいなデザインですねぇ。
 足首の可動範囲は期待したほど広くはなかったのですが、F2ザクよりは接地性が良いのであまり問題なさそうです。股関節の可動範囲も、足首の可動範囲で接地できるぐらいの開脚角度なんですが…(汗)。股関節のボール軸を延長すれば可動範囲が広がるとは思いますが、そうするとサイドスカートが太ももと干渉して開きっぱなしになってしまう可能性があります。HGザクヲはキットのままでもサイドスカートのヒンジパーツが太ももに干渉して開きっぱなしでしたから…。


 前から。


 後ろ姿はかなりイメージが異なりますねぇ…。


 ザクヲは大河原メカですので、カトキ立ちよりも大河原氏の設定画の立ちポーズの方が似合うかなぁと思い、やってみました。このポーズはヒザの可動範囲が狭いとイマイチ決まらないんですが、バッチリです。

1/100ザクウォーリア(その3)

2007年04月18日 | SEED・DESTINY
 スナップフィット式の導入以後のバンダイ製キットは、一部の例外を除いては接着剤が不要になっています。あのキツいニオイのする接着剤を使うことなく組み立てられるというのは非常にありがたいです。でも昔なら常識だった、「接着剤で接着した後は、接着剤が乾くまで輪ゴムや目玉クリップなどでしっかり押さえておく」という基本的なことを忘れてしまっていたりします。
 スナップフィット式のキットを、合わせ目を消すために接着する場合、多くの場合は輪ゴムや目玉クリップは必要ないのですが、スナップフィットのはめ込みピンから遠い場所などはしっかり押さえておく必要があります。どうやら筆者の場合、接着して合わせ目を消した部分が後になってヒケてくるのは、接着時の押さえが足りずに接着した部分のすき間が開き、溶けたプラスチックだけですき間が埋まっている状態だからではないかということに気付きました。
 実際、ザクヲの前腕のヒジ付近はスナップフィットのはめ込みピンから遠いのですが、接着後しばらくすると溶けたプラスチックがヒケてきていました。合わせ目の部分にすき間が出来ていたんです。輪ゴムで固定しにくい場所だったのでずっと指で押さえていなければなりませんでしたが、いつまでも押さえているわけにも行かないので、結局は瞬間接着剤に頼ることに…(汗)。
 この「接着剤で接着した後は、接着剤が乾くまで輪ゴムや目玉クリップなどでしっかり押さえておく」ことの重要性に気付かせてくれたのは、不知火アスカさんです(勝手にリンク先を貼らせていただいてゴメンなさい:汗)。FGガンダムを筆塗りで丁寧に製作されています。読んでいて非常に勉強になります。ありがとうございます!
 う~ん、やっぱり基本は大事ですねぇ。


 スネの接着を出来るだけ早くやってしまいたいので、この時点で足首と足首関節を組みました。足首は1/144HGキットとよく似たパーツ構成です。この足首を見ていると、ザクというより他のメカ(SPTとか…)を思い出してしまいますねぇ。
 足首関節は正面に来るシリンダーの部分に合わせ目がありますので、接着→合わせ目消しが必要になります(写真撮るの忘れました:汗)。HGと違い、足首関節にディテールが入っていて良い感じです。


 足首関節を瞬間接着剤で接着した後、乾燥するのを待つ間にシールドを組み立てることにしました。前回発見したシールド裏パーツのねじれも気になりますので…。
 上の写真はシールドの可動用アームです。HGキットも中央のボール状の部分は無可動で、HG発売当時「1/100が出たらここは可動式になるんやろうなぁ~」と思っていたのですが、1/100でも無可動でした(汗)。瞬間接着剤での接着&合わせ目消しをしておきました。


 HGキットでは「ガンダムSEED」コレクションシリーズのボール状ポリキャップを使用した可動になっていたシールドのアームですが、1/100ではABS樹脂製のガッチリした可動部になっています。HGのボール状ポリキャップはよく動くのですが、動かしているうちにボール状ポリキャップが傷だらけになってユルんでしまうという弱点がありました。1/100ではABS樹脂製のボールで耐久性がかなり向上していますねぇ。

 可動はかなり固めなので、シールドから上側のボールが抜けた状態にするのは無理かなぁと思っていましたが、ちゃんとこの状態にもできます。


 記事の冒頭で書いた事を実行してみました。ねじれてしまっているシールド裏パーツをシールド表のパーツと接着してマスキングテープで固定し、ねじれを矯正しているところです。はめ込みピンに接着剤を付けるだけでなく、はめ込んでテープで固定した後に、パーツとパーツのすき間に流し込みタイプの接着剤を軽く流し込みました(この時、マスキングテープで固定している部分の周囲は避けておきます。マスキングテープを伝って接着剤が流れて広がったら大変ですので…)。
 数時間後にマスキングテープをはがすと、シールド裏パーツはしっかり接着され、ねじれが直っていました。そういえば、艦船や航空機のプラモデルって船体や機体のパーツが少し反っている場合がありますが、しっかり接着してしまえば気になりませんもんねぇ。


 1/144キットではケガ防止とパーツ数を減らすために短くて先の丸いモノがシールド表面に一体成型されていたスパイクですが、1/100では別パーツで再現されていてボリューム感&迫力満点です。こんなトゲトゲでショルダータックルされたら、ひとたまりもないですねぇ!


 おまけ
 先日紹介したアトムハウスペイント「工作用カラー」の色見本が出来ましたので載せておきます。

 カタログを参考に筆者が作ったモノですので、実際の色とは異なる場合があることをご了承ください。 
 


1/100ザクウォーリア(その2)

2007年04月17日 | SEED・DESTINY
 ガンダムSEED無印1/100シリーズは、造形やディテールなどはMGクラスのキットと比べてもほとんど差が無いのですが、最近のキット(インフィニット-ジャスティス以降?)やイージスなど一部の特殊アイテムを除くほとんどのキットは、構造的には1/144HGキットと大差ありません。肩関節の前方スイング機構が追加されているぐらいです。パーツ分割もHGキットと似たような感じで、前腕や太もも、スネの正面にパーツの合わせ目が来る場合が多いです。
 接着・合わせ目消しをする場合は、接着剤の乾燥時間を少しでも多く取るために、組み立て工程の早いうちにこれらの合わせ目が生じる部分を接着しておく必要があります(製作時間に余裕がある場合はそこまで気を使う必要はないんですけどね:笑)。
 スネや太ももなどは、足首やヒザなどの関節ブロックを作ってから挟み込むようになっていますので、早く接着しようとすると関節ブロックを早く組み立てなければなりません。
 というわけで、説明書の順番どおりではないですが、ヒザ関節に行きます。

 ヒザ関節ブロックのパーツは、ポリキャップへの接続軸の強度確保のためにABS樹脂製になっています。このABS樹脂が非常に硬いんです(汗)。
 バンダイ製キットに使われているABS樹脂には硬いモノと軟らかいモノが存在するようですが、最近作ったキットでは、硬い:MG Hi-ニューガンダム 軟らかい:1/100アカツキ、MGザクver2.0といった感じです。この硬軟の使い分けはどういう基準で行われているのかは分かりませんが、とにかく硬い方のABS樹脂が使われているキットはしんどいです(汗)。ニッパーによるパーツの切り出し、デザインナイフでのゲート処理、ヤスリでの整形など、軟らかいABS樹脂の場合とぜんぜん違います。
 ザクver2.0が軟らかい方のABS樹脂で良かった~♪

 さて、ABS樹脂製パーツは表面がツヤツヤの場合が多く、スチロール樹脂(PS。プラモデルで一番多く使われているプラスチック)に比べるとヒケが目立ちます。このヒザ関節も耐水ペーパーでヒケをなくした後、メラミンスポンジで表面をツヤ消しにしておきました。


 このキットはヒザの可動範囲を確保するために、太もも側のヒザ裏に大きなすき間があります。一瞬、関節ブロックを組み込む向きを間違えたかなと思ったぐらい…(笑)。説明書をよく見て確認し、この向きで正解と分かったのですが、このすき間は気になります。

 太ももを一度分解し、関節ブロックと太もも内部の仕切り板の位置関係を確認した上で、関節ブロックを上に向かって延長することにしました。ある程度の延長なら、可動を妨げる危険性はなさそうです。
 ランナーの棒部分やタグ(板状の部分)を使って延長しようとも思いましたが、もうちょっと楽な方法を採ることにしました。

 コトブキヤ製プラユニットの四角いダクトパーツの一番大きなモノを貼り付けるだけです。

 接着面が非常に狭いのでちょっと難しいですが、瞬間接着剤でヒザ関節ブロックの上部に貼り付けます。


 ヒザ関節ブロックが上に延長され、太もも裏のスカスカ感がマシになりました。延長に使ったダクトのパーツを関節ブロックの成型色に近い色で塗ってやれば、さらに見栄えが良くなると思います。筆者はやりませんでしたが…(汗)。


 このダクトパーツ、ちょうど良い大きさだったようでヒザ関節の可動範囲には全く影響しませんでした。ただ、太ももには動力パイプが入ってくるので、ダクトパーツと動力パイプが干渉することも考えられますが、たぶん大丈夫でしょう(←やや不安…)。
 キットのままだと、この状態までヒザを曲げたら、関節部のすき間からポリキャップが丸見えになってしまうのですが、完全に隠れています。
 残念ながら、この方式にはデメリットもあります。太ももとヒザ関節ブロックを完成後に取り外すことができなくなってしまうんです。全塗装する場合は、マスキングで対応するしかなくなってしまいます(汗)。う~ん…。

 ヒザ関節を組み込んで、太ももを接着しましたが、太ももの合わせ目には途中までスジ彫りが入っています。接着剤で溶けたプラスチックがスジ彫りを埋めてしまいそうになりますが、ツマヨウジの先で溶けプラを取り除いてスジ彫りを復活させておきました。


 上腕・前腕にも合わせ目がありますので、今のうちに接着しておきました。左右の腕でヒジ関節の可動の固さが異なりますが(左腕がややユルいです)、筆者のキットだけの症状かもしれません。意外と個体差ってあるもんですので…。

 さて、接着剤の乾燥待ちの間にシールドを作ってしまおうと思いましたが、シールドのパーツの異常に気が付きました。
 1/100ザクヲは、ガナーウィザードとブレイズウィザードの2種類のバックパックがセットされた豪華キットです。当然、箱に入っているランナーの数も非常に多く、箱を開けた時にはギュウギュウに詰まったランナーに圧倒されます。このランナーのボリュームがスゴいので、シールド裏のパーツが圧迫されて、微妙に曲がっていたのです。しかもねじれた感じに…(汗)。
 「ひょっとしたら、不良品として交換する必要があるかも…」と思いましたが、パーツを切り取って、シールドの表側のパーツと組み合わせてみると、はめ込みピンが多く配置されているためにキッチリはまりました。

 この状態で一晩放置していたのですが、分解してパーツのねじれぐあいをチェックすると、かなりマシになっていました。ねじれの具合を写真に撮ろうとしても、ねじれているかどうか分からないぐらいにはなっています。
 ひょっとしたらシールド裏のパーツが曲がってしまうのを見越して接続ピンを多めに設置しているというスゴい設計なのかも…(笑)。


1/100ザクウォーリア(その1)

2007年04月16日 | SEED・DESTINY
 今回からの製作ネタは「1/100ザクウォーリア」です。やや古ネタで、なぜこのタイミングでやるのかといいますと…。
 先々週の土曜日、ミドリさんに「MGザクver2.0」のサンプルを作らせてもらいに行った時、新製品のHGUCブルーディスティニー2号機が入荷しているのをチラッとは見ていたんです。でも、ザクver2.0のあまりのスゴさにブルーディスティニーの存在をすっかり忘れてしまっていました(←若年性健忘症?)。結局、現在も入手しておりません(汗)。
 そこで、積みプラ状態になっているキットを作ることにしました。今回作るのは、「かめっチ式モノアイの作り方」で実験台になってもらったザクウォーリア(以下、「ザクヲ」と略)なんですが、この機会に作っておかないといつまでも積んだままになっていたかもしれません…(汗)。
 この時期に1/100ザクヲを作る人はほとんどいないかもしれませんが、ガンダムSEED無印1/100シリーズ全体に共通の内容もありますので、とりあえず読んでみてくださいね!

 さて、ザクヲですが、実は個人的に大好きなデザインのMSなんです。前作の主役MSの技術を参考に造られたMSという点で、「Zガンダム」のリック・ディアスやハイザックと同様のポジションといえますし、ジンやシグーといった従来のザフトMSの流れをくみながらもストライクやインパルスなどのガンダムタイプMSとの共通点もあるというデザイン。さらに宇宙世紀の元祖ザクのプラモ的な弱点を解消すべく練り上げられた各部(腕を横に上げやすくなった肩アーマー、可動範囲の確保が容易な腰スカートや足首周辺など…)のディテール…。
 しかも筆者が長年疑問に思っていた元祖ザクの両肩の装備の位置がザクヲでは逆になっている点も地味なようで高いポイントです。ザクって、右肩がスパイクアーマーで左肩がシールドの方が、マシンガンを構えつつシールドで防御できたり、右手に武器を持った状態での左右の重量バランスも良いと思うんですけどねぇ…。でも、実際にザクの両肩の装備を入れ替えてみると違和感バリバリです(←気持ち悪くなったので、すぐ元に戻しました:汗)。やっぱり右肩がシールドで左肩がスパイクアーマーというのが頭に染み付いているからですねぇ。その点、ザクヲは最初から両肩の装備がザクとは逆ですので、問題なしです。

 話が長くなりましたが、製作に入ります。

 頭部は「かめっチ式モノアイの作り方」ですでに作ってしまったので、そちらの記事を読んでみてください。このザクヲの頭部デザインは非常にプラモ向きですねぇ! ヘルメット状になっているため、宇宙世紀ザクではどうしても存在した頭部のパーツ分割ラインが全くありませんし、クチバシのダクト部分もパーツ分割をせずに普通の金型で成型できるように工夫されています。よく見るとザクというよりマラサイとかギラドーガに近いですが、確かにザクです。
 このザクヲのモノアイ、半年ほど前に作ったモノなのでラピーテープや両面テープの粘着剤の劣化の心配がありましたが、今のところ劣化の兆候はありません。ちょっと安心です。保存環境には気を使っていたので(完成した頭部をビニール袋に入れてキットの箱の中で保存)、ビニール袋を切り取って作った透明モノアイシールドも劣化していませんよ!


 胸部に移ります。肩付け根関節軸はガンダムSEED無印1/100シリーズではおなじみの、ポリキャップ式で前方にのみスイング可能な構造です。やや前方スイングの可動がユルく、前傾姿勢を取らせた時に腕がダラーンと猫背状態に垂れ下がってしまう可能性があります。ザクヲのシールドは大きくて重いですからねぇ。ポリキャップを胸内部に取り付けた後、胸内部のポリキャップの受け部分に瞬間接着剤を流し込み(肩関節軸パーツに瞬間接着剤が付かないように先細ノズルを使いましょう)、パーツが白く曇るのを防ぐために息でフーフー吹いて乾燥を待ち、瞬間接着剤が完全に固まってからポリキャップを動かします。ちょうど良い固さの可動になりますよ!ポリキャップは通常の瞬間接着剤では接着できない材質ですので使える技です。
 このザクヲが発売された頃は無かったのですが、今はアクションベースがあります。飛行姿勢で飾る時には特に重要だと思いますよ!


 ザクヲの背部メインスラスターノズルはオレンジ色の四角いノズルです。でも筆者は「『ザク』と名の付くMSのバーニアは、やっぱり丸やで!」と思いますので、コトブキヤ「丸バーニア(だったかな?)」を四角いノズルの中に入れてしまいました。なんとなく「Vガンダム」のゾロアット/ゾリディアみたいになりましたねぇ(笑)。


 首元というか、人間でいうと鎖骨の辺りがスカスカして寂しかったので、コトブキヤ「丸モールドⅢ」を適当に貼ってみました。以前作った1/100デスティニーガンダムとの共通性も持たせています。
 でも、まだまだスカスカ感がありますねぇ(汗)。もうちょっと何か貼ろうかなぁ…。


 この1/100ザクヲ、頭部の可動範囲は意外と狭いです。その原因は頭部のポリキャップの位置が前に付き過ぎているからだと思います。これによりヘルメットの後頭部がボディー側の大きなエリに干渉してしまうんです。1/144コレクションシリーズのザクヲはグリグリ動いたのに…(泣)。一度分解してみて、何も支障が無さそうだったらポリキャップの位置を変更してみようかなぁと思っています。



 頭部と胸部が組み上がった状態です。エリとヘルメットで2重にガードされている後頭部辺りがカッコ良いです!

 ところで、エプロンさんの模型製作日記に「SD三国伝」の売り場と「1/20スコープドッグ」&「PGウイングゼロカスタム」のスペシャルバージョンの情報が出ていますので、ぜひ見に行ってくださいね! 
 それにしてもPGゼロカス、半透明成型色にパール塗装とはスゴいなぁ…。ちなみに「EXF」はエクストラフィニッシュ塗装のことのようです。

 それではまた…。