最近、「さ~て、スローネアインもあともうひと頑張りやなぁ」と作業にかかるものの、気が付けばゲバイの作業に移っていることが多いです。う~ん…(汗)。やっぱり筆者は地味な量産型ザコメカが好きのようです。
前回の記事に、まこっちさんから手首の大型化についてのご質問がありましたので、補足させていただきます(途中写真を撮っていなかったので、文章だけの記事になってしまい申し訳ございません:汗)。
前にも書きましたが、設定画をよく見ると大河原氏が描くメカの手の甲はかなり縦長であることが分かります。そこで、この縦長な感じを再現すべく、下図のように工作しました。前回は「大型化」と書きましたが、どちらかというと「延長」の方が正しかったですねぇ…。
図の左から…
1.これがキットのままの状態です。握り拳の表裏のパーツは貼り合わせてあります。
2.手首付け根の関節部を、図の赤い線のところ(分かりにくくてスイマセン)をニッパーで切り取り、青い線までヤスリで削って平らにします。
3.手の甲の断面よりも広めに切ったプラ板(1.2ミリ厚)を貼り付けます。溶剤系のプラスチック用接着剤よりも瞬間接着剤でベタっと付ける方が乾燥時間が早くて良いです(それでも次の作業に移るまでは数時間~丸1日放置した方が良いですが…)。筆者はプラ板の代わりにランナーの板状部分(タグ)を利用しました。
4.接着剤が完全に乾いたら、手の甲の外形からはみ出している部分のプラ板をナイフやヤスリおよび耐水ペーパーで削り、整形します。
5.削り落とした手首関節部とポリキャップへの接続軸をプラ板とプラ棒(またはランナー)で新造して接着します。
6.塗装した状態です。
*プラ棒あるいはランナーは手首関節部のプラ板に接着剤で貼り付けるだけでは強度が足りません(下図左)。ドリルでプラ板にプラ棒あるいはランナーと同径の穴を開け(ドリルが無い場合は、デザインナイフをプラ板に突き立て、クルクル回して小さな穴を開けてから、先の細い丸棒ヤスリでグリグリと広げてやってもOKです)、その穴にプラ棒あるいはランナーを差し込んで接着すると高い強度を得られます(下図右)。
完成した左の握り拳です。手の甲の延長以外にも指と指の間や指の関節のすき間をスジ彫りし直したり(目立てヤスリとデザインナイフを使用)、親指の先を削り落としてランナーから削り出した指先を接着したりしています。見る角度によっては新造した親指がやや不自然に見えてしまいますが…(汗)。
右の銃持ち手も同様に手の甲を延長してあります。ここで問題点が浮上しました。手の色(ガンダムマーカー「Zグレー」)と銃の色(「ガンダムマーカー「DESTINYダークグリーン」)の相性があまり良くないような気がするんです。塗り直すのも面倒ですので、他の方法を考えているところですが…。
このゲバイの場合とは逆に、最近のキットは握り拳がやや大きい(握り込みがユルく、大河原氏の画とは違う意味での縦長な印象)場合が多いと思います。これについては別の機会に考えていきたいと思っています。
前回の記事に、まこっちさんから手首の大型化についてのご質問がありましたので、補足させていただきます(途中写真を撮っていなかったので、文章だけの記事になってしまい申し訳ございません:汗)。
前にも書きましたが、設定画をよく見ると大河原氏が描くメカの手の甲はかなり縦長であることが分かります。そこで、この縦長な感じを再現すべく、下図のように工作しました。前回は「大型化」と書きましたが、どちらかというと「延長」の方が正しかったですねぇ…。
図の左から…
1.これがキットのままの状態です。握り拳の表裏のパーツは貼り合わせてあります。
2.手首付け根の関節部を、図の赤い線のところ(分かりにくくてスイマセン)をニッパーで切り取り、青い線までヤスリで削って平らにします。
3.手の甲の断面よりも広めに切ったプラ板(1.2ミリ厚)を貼り付けます。溶剤系のプラスチック用接着剤よりも瞬間接着剤でベタっと付ける方が乾燥時間が早くて良いです(それでも次の作業に移るまでは数時間~丸1日放置した方が良いですが…)。筆者はプラ板の代わりにランナーの板状部分(タグ)を利用しました。
4.接着剤が完全に乾いたら、手の甲の外形からはみ出している部分のプラ板をナイフやヤスリおよび耐水ペーパーで削り、整形します。
5.削り落とした手首関節部とポリキャップへの接続軸をプラ板とプラ棒(またはランナー)で新造して接着します。
6.塗装した状態です。
*プラ棒あるいはランナーは手首関節部のプラ板に接着剤で貼り付けるだけでは強度が足りません(下図左)。ドリルでプラ板にプラ棒あるいはランナーと同径の穴を開け(ドリルが無い場合は、デザインナイフをプラ板に突き立て、クルクル回して小さな穴を開けてから、先の細い丸棒ヤスリでグリグリと広げてやってもOKです)、その穴にプラ棒あるいはランナーを差し込んで接着すると高い強度を得られます(下図右)。
完成した左の握り拳です。手の甲の延長以外にも指と指の間や指の関節のすき間をスジ彫りし直したり(目立てヤスリとデザインナイフを使用)、親指の先を削り落としてランナーから削り出した指先を接着したりしています。見る角度によっては新造した親指がやや不自然に見えてしまいますが…(汗)。
右の銃持ち手も同様に手の甲を延長してあります。ここで問題点が浮上しました。手の色(ガンダムマーカー「Zグレー」)と銃の色(「ガンダムマーカー「DESTINYダークグリーン」)の相性があまり良くないような気がするんです。塗り直すのも面倒ですので、他の方法を考えているところですが…。
このゲバイの場合とは逆に、最近のキットは握り拳がやや大きい(握り込みがユルく、大河原氏の画とは違う意味での縦長な印象)場合が多いと思います。これについては別の機会に考えていきたいと思っています。