ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その9)

2007年02月28日 | ガンプラ以外
 ブログを開設してから半年が過ぎていたことにやっと気が付いたオッサン・かめっチです。早かったような長かったような…(笑)。

 さて、今回は長モノです。「重戦機エルガイム」に登場する人型ロボット、ヘビーメタルは、リアルロボット系の作品ではおなじみのライフルやバズーカ状の火器を持っていません。多くは前腕に細長い砲「パワーランチャー」を取り付けるようになっているのですが、このパワーランチャーには普通の銃器類にあるようなグリップやトリガーなどが付いていません。腕に接続するのでグリップなどは必要ないという発想で、その斬新さに驚いたもんです。さらに、パワーランチャーからエネルギー補給用のコードを本体の腰部ソケットに取り付けるといった描写もあって、「なんかスゴそう」な雰囲気を味わうことができました。←頭悪い表現ですねぇ(汗)。
 さらに物語中盤より少し前に登場した「バスターランチャー」には度肝を抜かれましたねぇ…。ロボの身長よりも長い銃器というのは、おそらくこれが初めてだったと思います。エネルギーのコードは3本に増えて、そのパワーの強力さを強調しています。両腕で抱えるようにして撃つ長大な砲は、一撃で敵ヘビーメタルを数十体(←ちょっとおおげさ?)を戦闘不能にする破壊力を持っています。

 キットのバスターランチャーも、モノスゴい破壊力でした(汗)。

 砲身の先の方、「マズルブレーキ付きフラッシュハイダー」の上面には、砲身に沿ってコードが這わせてあるようなモールドが入っています。ヘタに合わせ目を消そうとすると、このモールドをツブしてしまう危険性が高いので、接着はせずに、面を耐水ペーパーでならすだけにしておきました。


 バイポッド(二脚)の付け根のパーツはABS樹脂製です。ムーバル・フレーム(どうやら「エルガイム」では「ムーバル・フレーム」、Z以降のガンダムでは「ムーバブル・フレーム」と表記するみたいです。でも、資料によってバラバラですけどね…:汗)と同じランナーの茶色成型で目立つので、表面に耐水ペーパーを掛けた後にガンダムマーカー「SEEDダークブルー」を塗りました。


 バスターランチャー後部のパーツは、合わせ目付近の面がうねっていて段差もかなりあるので、耐水ペーパーでは歯が立ちません。目立てヤスリでガリガリと削ってやりました(写真は削りの途中)。
 ヤスリで削った後は、ヤスリで付いた傷が残ってしまうので、耐水ペーパーを念入りに掛けなければなりません。全塗装の場合は、サーフェイサーや溶きパテという強い味方がいるのですが、無塗装・部分塗装の場合は、しつこいぐらいにペーパーを掛けるしかないようです。色の濃いパーツの場合、ヤスリの傷が目立つので、特に念入りに…(泣)。



                ↓

 旧キットと同様、R3キットでもエネルギーゲート開閉ギミックが再現されています。グリップを後ろに引くとゲートのフタが開くようになっていますが、グリップだけを動かして開閉させるとパーツを破損してしまう恐れがあります(けっこう内部のスライド部分が固いです)。フタとグリップの両方を動かしてやると良いようです。
 バスターランチャーは、説明書の順番通りに組まないとマズイです。筆者はエネルギーゲートのフタの合わせ目消しをやりやすいようにと思って、ランチャーの本体を組む前に、本体片側のパーツにゲートのフタを組み付けて接着しました。後からランチャー本体を組もうとして組み間違いに気付き、接着した部分をハガすハメになってしまいました。
 組んでいて思ったのですが、このバスターランチャー、全塗装派の方は後ハメを考えずに、マスキングで処理した方が良さそうですよ…(汗)。


 バイポッドの脚を取り付けていませんが、バスターランチャーの長さが分かった時点で写真を撮りました。長いです!! 設定(31.7メートル。1/100なら31.7センチ)より長い35センチ強です! どうやら秋の静岡ホビーショーで展示されていた試作品のランチャーが設定通りの長さで、キットの長さはイメージを重視して延長されたモノのようです。確かにこのぐらいの長さの方がしっくりきますねぇ。
 従来は武器類にコストのしわ寄せが来ることが多かったのですが、最近のバンダイさんは太っ腹ですね!
 作業台に寝せた状態では写真に納まりきらなかったので、アクションベース(1/100デスティニー対応仕様)に立て掛けてみました。アクションベースをお持ちの方なら、だいたいの長さが分かると思います。

 それにしても長くてデカいので、組み立ても写真に撮るのも大変でした。やっぱり「最強の火器」ですよ、これ…(笑)。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その8)

2007年02月27日 | ガンプラ以外
 エルガイムMk-Ⅱを作りながらも気持ちの半分は次ネタのMGHi-ニューガンダム(「ν」がブログ画面では小文字の「v」にしか見えないので、今後は「ニュー」表記でいきます)に…(汗)。
 Hi-ニューガンダムの製作プランを練っているところですが、従来のHi-ニューのイメージに近づけるにはプラ板やパテを多用した大改造が必須となるでしょうから、当ブログ的にはお手軽に出来る範囲でやっていこうと思っています。カラーリングも変更するかも…(従来のHi-ニューの紫色とは違う方向で…)。


 腰正面の装甲は、筆者が長年思い込んでいたイメージとは違うような気がしたのですが、設定画とキットのパーツを見比べてみると、しょせん思い込みは思い込みやったんやなぁと痛感させられました。設定画とはややバランスが異なりますが、キットのパーツの形状は良い感じのようです。
 ただ、火器類のエネルギープラグを差し込むコンセントの部分が、正面を向いているのが気になったのですが(正面に対して20度~30度ぐらい傾いているのが正解なのではと思います)、改造に失敗したらヤバそうなので、やめときました。

 腰左右の装甲は、2重関節で可動するようになっています。ランドブースター「プローラー」形態時に脚と干渉しないように工夫されているのでしょう。現時点では脚を組み立てていないので、その効果のほどは確認できませんが…。


 腰後ろに付く尾翼のパーツも2重関節で可動するようになっています。尾翼側のヒンジは保持力とスムーズな可動を両立したモノになっていますが、腰への取り付け部分側のボールジョイントはややユルい感じです。


 プローラー形態時のポジションに腰の各装甲を変形させてみました。説明書の変形手順には書かれていませんが、腰後ろ正面の「M」字のモールドが入ったパーツ(赤い矢印で示したモノ)はちゃんとプローラー時の角度まで可動します。
 
 尾翼はここまでV字状に開くのですが、背中にランドブースターを取り付けると干渉して開かなくなってしまうのではないかと心配です。


 ランドブースターに移ります。
 このランドブースターは、単体で「プローラー」と呼ばれるモノなのか、エルガイムMk-Ⅱ本体と接続された状態で変形したものを「プローラー」と呼ぶのか、イマイチはっきりしません(汗)。そういえば、説明書の組み立て手順にはこのランドブースターを「バックパック」と書いてあります。キット開発スタッフの皆様のこだわりが感じられる本キットの、唯一「これはちょっと…」と思う部分です。
 ブースター本体裏側の噴射口は、カバーが別パーツになっています。旧キットはこの部分が一体で、噴射口がふさがっていたような記憶があります。


 エアーインテーク(空気取り入れ口)のパーツはオレンジ色で成型されていますが、設定では赤なので、塗装しました。ただし、いつも使っている「カラーパレットマーカー」や「ガンダムマーカー」ではせっかくの繊細なモールドが埋まってしまう危険性があるため、パーツの表面を耐水ペーパーで荒らしてからコピック(プラモ用の「コピックモデラー」ではなくイラスト用のマーカーの方です。基本的に同じようなモノですが…)の赤で塗りました。
 コピックで塗った部分はベタ付きがありますが、直接手で触れる部分ではありませんし、後で水性トップコートを吹く予定ですので、問題ないと思います。


 ブースター表側の噴射口は塗り分けやすいパーツ分割になっているので、ガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗りました。


 ブースター自体の組み立てに難しい部分はありません。機首の真ん中辺りにクリアーグリーンの窓のようなパーツが入るのですが、マスキングするのがめんどくさいので、機首の組み立ては仮組みにして、最後に取り付けることにしました。合わせ目を消す気はありません(合わせ目付近の面は耐水ペーパーでならしましたが…)。

 ブースター自体の組み立ては楽なのですが、本体への取り付けがなかなか難しいです。上半身から腰の部分を取り外してからブースターを取り付けると良いです。
 ブースターを付けると、尾翼のパーツのポジションをどこに持って行けば良いのか迷います。ブースターと尾翼が干渉してしまうからですが、尾翼を腰本体に近づけると干渉しなくなります。でも脚と干渉するかも…(汗)。


 ランドブースターと本体との取り付け部分は、プローラー時の機体の厚みを減らすために、設定とは異なっています。でも、ランドブースターを外しているシーンはめったに無いですから…。最終回で「オージ(オリジナル・オージェ)」との対決時にヒジで「グイッ」と外しただけだったと思います。つまり相手となる1/100のオージがいないことにはブースターを取り外すようなことが無いので、問題なしです。

 いつものことですが、パーツを組み付けているうちにどんどんモデルが大きくなっていき、写真が小さくなっていきます。このあたりをなんとか解決していきたいと思っているのですが、通常の画面ではサムネイル表示にしておいて、画像をクリックすると大きな画像が出るようにするやり方がわかりません(汗)。
 あと、写真の撮り方ももっと勉強しないといけませんねぇ…。う~ん…。

 追伸:胸の左右のブロックの、前方にスイングするための可動部がややユルい気がしてきました。変形後はこのブロックはブースターと連結して固定できるのですが、変形前はこのブロックが前に倒れがちになってしまいます。少しだけ固めにセッティングしても良いかもと思います。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その7)

2007年02月26日 | ガンプラ以外
 今日はで次ネタ「MG Hi-ニューガンダム」を買ってきました。現在製作ネタが半分ぐらいの進行状況なのに、もう次のネタが…(汗)。バンダイさんのキット発売スケジュールは、どんどん早くなってきている気がします。スゴいっす…(汗)。
 そのHi-νガンダムですが、ノーマルのνガンダムよりも一回り小さくなっているせいか、パーツ単位で見るとあまり大型モビルスーツという感じはしません。ヘルメットなんかガンダムMk-Ⅱver2.0よりも小さいような気がしますし…(実際に比べたわけではなく、あくまでイメージですが)。プロポーションは、出渕氏の公式設定画稿よりもクセのない雰囲気で、どちらかというとアレックスやノーマルνガンダムのアニメ用設定画の延長線上にあるような感じです。製作記事では顔を中心にいじってみようかなぁと考えています。

 今日も前置きが長くなりました(汗)。ではエルガイムMk-Ⅱの続きです。

 ソーラーバインダー(盾)の裏側は、武器庫の扉が開閉可能になっています。その扉の可動用ヒンジがやや目立つので、バインダー本体にヒンジがなじむような形を目指して削り込みました(写真左)。
 ソーラーバインダーのパーツで構成されているランナー(G)は、可動部が多いためにABS樹脂で成型されているため、見た目よりもヒンジの強度はありますが、念のため少しだけ削るにとどめておきました。

 円筒形のヒンジを角張らせたのですが、あまり効果は無かったようです(泣)。

 ヒンジ部分を除いたソーラーバインダー自体は、キットのまま組んでいます。旧キットに比べて各部の自由度が上がっていて、非常に良い出来です。


 本体に戻ります。人間でいう骨盤の部分ですが、最近のキットの例に漏れずスタンドに取り付けられるようになっています。ほとんどのキットはスタンド取り付け用穴のフタのパーツを取り外してから、スタンドにモデルを取り付けるようになっているのですが…
 

 本キットではスタンド取り付け穴のフタのパーツはスライド式になっていて、紛失する危険性がなくなっています。見た目もわりと良い感じです。


 股関節部は骨盤のパーツに対してすき間なくギッチリ詰まった造形になっています。すき間が無くても前後にスイング可能ですよ! ただ、前後スイング用の軸部分が少し細いような気がします。破損の心配は多少ありますが、可動部の固さはちょうど良いので、たぶん大丈夫でしょう(?)。

 この骨盤のパーツは、本当は首やウエストのゴムパーツと同じ色にすべきでしょうが、キットの色のままで行くことにしました。ゴムパーツと同じ色にすると、なんとなくブルマみたいに見えるので…(笑)。中学時代に友達が「(鉄腕)アトムのパンツ」と言っていたのを思い出しました(汗)。


 ウエストのゴム製パーツは、設定画と比べると非常に細いです。下半分にもうちょっとボリュームが欲しいような気がします。もはや女性的というより異星人的なバランスといえますが、太くすると下に付く骨盤のパーツが大きくなってしまい、全体的に太いプロポーションになってしまう危険性があるため、この細さになったと解釈しています。
 ゴムパーツの下端にはプラ製のリング状パーツが付き、密度感を高めています。


 腰部分を取り付けたところです。やっぱりウエストの細さが目立ちますが、太ももや腰周りの装甲、背中のランドブースターが付くと目立たなくなる…かな?


 劇中では見た記憶があまり無いけれども、設定画では非常にカッコ良いソーラーバインダー2枚装備状態です。左右にバインダーが付くと、印象がガラッと変わって見えます。まるで別の機体みたい…。

 ああ、Hi-νガンダムが手元にあると、気になって気になって…(汗)。 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その6)

2007年02月25日 | ガンプラ以外
 ♪No Reply~ 琥珀(き~ん)の砂ぁ~時計~♪
 そう、あれは中学生の頃…。夏休み中の登校日から帰宅すると、いつもと違う時間帯で「重戦機エルガイム」が放送されていました。当時、ウチにはビデオデッキが無かったので、ギリギリセーフで観ることができたのはラッキーでした。
 帰ってきてすぐに新聞のテレビ欄を見て、「え、こんな時間にエルガイムやるん!?」とテレビのスイッチをONにすると、ちょうど始まりました。いつものオープニングアニメーションの最後のシーンが見えて…あれ?
 「歌が違う!?」
 流れてきた歌は後期オープニング主題歌「風のノー・リプライ」(歌:鮎川麻弥)でした。これまでの日本サンライズ(現・サンライズ)のロボットアニメの主題歌というと、勇ましい感じの曲が多かったのですが、この曲は従来のロボットアニメの主題歌の常識を覆す、さわやかな曲に透明感のある歌声でした。
 「戦闘メカ・ザブングル」「聖戦士ダンバイン」でも、第3クール始めの主役メカ交代は行われていましたが、主題歌が変わることはなく、筆者は意表を突かれました。最近のアニメは、1クールごとに主題歌が変わるのも珍しくないことですが、当時はホンマに驚きましたよ。
 この歌、現在でも「個人的に好きなアニソン」のベスト10に入っています(笑)。

 さて、前置きが長くなりましたが、製作に入ります。

 ヘビーメタルは、装甲と内部骨格が明確に独立したデザインの元祖だと思うのですが、このR3キットもその辺がほぼ忠実に再現されています。今回の製作では、エルガイムMk-Ⅱが属している反乱軍の台所事情を考慮して、装甲はツヤ消しで仕上げようと思うのですが(あんまりツヤありのイメージ無いんですよ、Mk-Ⅱ…)、フレームもツヤ消しで仕上げる予定のため、装甲とフレームが同じような質感に仕上がってしまう恐れがあります。
 そこで少しでも質感を変えるために、フレームの目立つ部分に「ガンダムゴールド」を筆で軽くドライブラシ(少量の塗料を筆に含ませて、ティッシュや不要な紙に筆をこすり付けて塗料を落とし、筆にほとんど塗料が残っていない状態でモデル表面にこすりつける技法。エプロンさんは、このドライブラシの達人です)してみました。フレーム全体が金色になってしまわないよう、あくまでも軽く、です。「やり過ぎた~(汗)」と思ったら、綿棒でこすり落とすことができます(無塗装プラスチックの表面に施した場合)。


 部分塗装派にとっては難所となる部分、ランドブースター「プローラー」形態時における尾翼となるパーツです。本キットは、可能な限りパーツ分割による色分けがなされていますが、さすがに薄い翼の色分けは無理ですねぇ。前端の、角度が変わっている部分を本体色の薄いグレーに塗ります。

 できるだけ塗膜を強くしたかったので、ガンダムマーカーのインクを使用しました。
 混色のレシピ…SEEDホワイト(大量。ほとんどがホワイトです)+SEEDグレー(ちょっと)+ガンダムブルー(ちょっと)+SEEDレッド(ほんのちょっと)
 SEED用マーカーが手元にあったので使いましたが、バラ売りのガンダムホワイトやガンダムグレー、ガンダムレッドでも似たようなものだと思います。


 長い直線部分だけをマスキングして、筆で混色したインクを塗っていきます。この写真の時点では、かなり紫がキツい色でした。
 部分的に厚塗りになったりホコリが付いた部分は、インクが完全に乾いてから耐水ペーパーでならしました。

 さっきの混色インクにさらに白を加えて、先に塗ったインクが完全に乾いてからカサカサッと塗ります。ベターッと塗ったら、先に塗ったインクが溶けてプラの地色が見えてしまいます(泣)。

 混色したインクは、乾くと若干濃い色になりますので、白を多めに加える方が良さそうです。4度目の重ね塗り用に使用した混色インク(今までに使ったものをホワイトや消しペンのインクで薄めたモノ)は、かなり白を多く混ぜました。これでようやくキットの成型色に近い色になりました。

 それでもやっぱり成型色とまったく同じ色というわけにはいきませんので、今後の作業でごまかしていきます。
 
 重ね塗りをしている間に筆ムラができてしまったので、第2秘密工場にて水性トップコート(つや消し)を吹きました。吹く前に、翼のオレンジ色の部分を全てマスキングしてあります。
 トップコートを吹くと、筆ムラがかなりマシになります。厚めに吹いたらほとんど筆ムラが分からなくなりました。


 トップコートが乾いたら、マスキングテープを慎重にはがして塗り分けの完了です。
 尾翼のパーツですが、塗ってみて気付いた事があります。尾翼の表面(可動用ヒンジの裏側)にあるダクトの凹モールドの深さが、左右で違うんです(大汗)。筆者はもう塗ってしまった後なのであきらめますが、気になる方には右側のパーツ(M12)のダクトを深く彫ってやることをオススメします。

 今日は気温が低くてインクの乾きが遅く、あまり進みませんでした。でも、個人的に一番やっかいだろうと思っていた部分が済んだので、大きな一歩…そうでもないか(汗)。

HG モビルバクゥ(ひとまず最終回)

2007年02月24日 | SEED・DESTINY


 歌手の「JYONGRI(ジョンリ) 」を「ヨンガリ(韓国の怪獣映画『大怪獣ヨンガリ』に登場する怪獣)」と読んでしまった怪獣好きのオッサン・かめっチです。って、最初に「J」が付いてるのにヤ行で発音してるし…(←ドイツ語か!?)。
 今回の最初の画像は多分に怪獣映画を意識しています。

 さて、今回でバクゥはひとまず最終回です。それでは最終仕上げに入ります。

 子持ちさんオススメの「水性トップコート(つや消し)」を第2秘密工場にて吹いたバクゥです。子持ちさんのおっしゃる通り、乾燥後は水性塗料特有のベタ付きはありません。ラッカー系の「Mr.スーパークリアー」のスプレーと遜色ない感じです。しっとりとした上品なツヤ消し具合になってくれました。ツヤ消しの具合は、「Mr.スーパークリアー つや消し」よりも「Mr.カラースプレー 30番 つや消しクリアー」に近い雰囲気の、半ツヤ寄りのツヤ消しです。


 前回、「ガンダムサンドブラウン」で砂ヨゴシを施したのですが、粉をモデルの表面にこすり付けただけなので、手で触っているうちにハゲてしまいます。それを保護するためにトップコートを吹いたのですが、子持ちさんが懸念したとおり、「ガンダムサンドブラウン」の効果が薄れてしまいました。前回、砂まみれにした爪(?)にあたる部分は、見事に黒に戻ってしまっていますねぇ。
 これは筆者にとっては想定内の現象です。

 数年前に、食玩「アルティメット・オペレーション」のグフを改造して「プロトタイプ・グフ」を作った際に、通常の製品のエアブラシ塗装に近い仕上がりを目指して、パステルを粉にしたモノを塗装面にこすり付け、その上から「Mr.スーパークリアー つや消し」を吹いたら同様の現象が起こりました。
 ツヤ消しクリアーでコーティングする前にパステル粉末やガンダムマーカー「ウェザリング用」をモデル表面にこすり付けても、コーティングによって薄れてしまいます。しかし、「下塗り」としては有効だと思います。コーティング後に再度パステルやウェザリングマーカーをこすり付けたモノを手で触ると、やっぱり多少はハゲますので、それに対しての「保険」になりますので…。


 さて、トップコートのツヤ消し塗装面に再度「ガンダムサンドブラウン」で砂ヨゴシを施して完成です。ツヤ消し塗装面のおかげで、「ガンダムサンドブラウン」の定着性は格段に良くなっています。また、トップコートは合成ゴム製パーツのホコリ付着防止の役割も果たしてくれるようです。


 上から見たバクゥ。砂漠っぽい色の布の上に置いています。砂漠の表現に布を使うのは、姉からのアドバイスによるものです。


 顔アップ。やっと額のセンサー部分に貼った「ラピーテープ」が目立つ写真が撮れました(笑)。


 昔見た「砂漠の斜面で傾きかけの姿勢で主砲を撃っている戦車」の写真を思い出しつつ…。


 砂漠気候の日差しって難しいです…(汗)。


 最初の画像の加工前のモノも貼っておきます。ミサイルポッドと左後ろ足で地面や背景と接地させています。スタンドを使用せずに動きのあるポーズを取らせるのって、根気の要る作業ですねぇ。

 今回でウチの方のバクゥはとりあえず最終回ですが、後日再登場する予定です。合同企画で作っているエプロンさんは、どんな感じに仕上げてくるか楽しみですねぇ!
 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その5)

2007年02月23日 | ガンプラ以外
 三白眼で目つきの悪い(しかも黒目が小さい)オッサン・かめっチです。現在製作ネタのエルガイムMk-Ⅱはロボなのに三白眼なので、何となく親近感が湧きます。

 では製作に入ります。
 肩関節を作っていて気付いたのですが、肩の付け根や背骨の腰との接続部のボールジョイントに新機構が採用されています。

 写真は背骨のモノですが、ボールジョイントの先端に、板状の出っ張りが付いています。これは何かと思ったら…

 相方となるポリキャップには、その板状の出っ張りが入る穴が開いています。ボールジョイントのポジションを向かって手前寄り(←分かりにくいですが…:汗)にセットするとボール可動で自由に動き、奥に押し込むとボールジョイントがロックされるという構造になっているようです。
 エルガイムMk-Ⅱはランドブースター形態に変形する可変ヘビーメタルですが、このボールジョイントのロック機構によって変形後の腕や腰のポジションを固定するようになっているんです。設計した人は天才ですねぇ!


 肩を組み上げてランドブースター形態の肩に変形させ、腕付け根を奥まで押し込むと、腕が前後方向に回転しなくなりました(!)。スゴい構造です。でもポリキャップが軟らかいので、この状態で無理に回転させようとしてしまう危険性があります。そうなるとポリキャップが破損してしまいますので、変形後は肩を回転させないように注意が必要です。
 設定では、ランドブースター形態でも腕を動かすことが可能ですので、腕付け根を奥に押し込まなくても良いかもしれませんねぇ。(←せっかくのスゴい構造がもったいない!)

 
 ヒジ関節付近にあるオレンジ色の三角おむすび状のパーツは、前腕を写真の向きに回すと上腕の増加装甲(ソーラーバインダーの取り付け用ジョイント)と干渉してしまいます。この向きの場合は、下側のヒジ関節だけを動かすことになるのですが、意外と下側のヒジ関節だけでも可動範囲は広いので、特に問題はないと思います。
 ヒジ関節は2重関節で非常に可動範囲は広いのですが、残念ながら設定画のような腕の曲げ方(側面に手の甲のアーマーが来ている前腕の向きのまま、ヒジを前方向に曲げる)はできません。前腕側にも回転できる関節があれば良かったのですが、スペース的な余裕は無さそうですねぇ…。


 表情の付いた平手は、今までにないパーツ分割になっています。パーツの状態で見るとちょっと不気味です(笑)。「妖怪人間ベム(旧作)」を思い出してしまいました…。組み立てには瞬間接着剤かABS樹脂用接着剤を使用するように指示されています。筆者は「タミヤセメント流し込みタイプ」が最適ではないかと思っています。手のひら側の親指付け根にすき間が開いてしまいますので…。


 不思議なパーツ分割の恩恵で、指と指の間がシャープな造形になっています。人差し指~小指が4本一緒に成型されていては、この感じは出せなかったかもしれませんねぇ。
 A級ヘビーメタルの指は、ゴムでコーティングされていて、人間が手袋をはめたような雰囲気になっているのですが、キットの平手はそのイメージをよく表しています。


 とりあえず上半身が組み上がりました。この時点では、特に取り扱い注意な場所や関節が固すぎたりユルすぎたりする場所はありません(先に書いた肩部分を除く)。非常に良い感じです。
 あ、そうそう、ランドブースターに変形させた状態の肩からヘビーメタル形態に変形させる時に肩装甲前側のパーツがポロッと外れる場合があります。はめ込み用のピンを1~1.5ミリぐらいの長さに切っておくと、ピンが折れる心配が減ります(その分、外れやすくなりますが…)。完成後に装甲を外さないという方は、装甲を接着してしまうという手もありますねぇ。


 ソーラーバインダー(シールド)表面は、透明パーツの採用により、いかにも「ソーラーパネル」な雰囲気が再現されています。内側のパーツには格子状のスジ彫りが入っています。これに透明パーツが組み合わさると…

 おお、ソーラーパネルですねぇ! 
 せっかくバンダイのスタッフの方がこだわって(裏側内部の深さを削ってまで)ソーラーパネルらしくして下さった部分です。これを活かさない手はありません。さらにソーラーパネルらしくしてみました。

 ガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」をバインダー内側パーツの格子状モールドの入った面全体にササッと塗りました。これだけ広い面積をガンダムマーカーで塗ったのは初めてです。多少色ムラとか塗り残しとかハミ出しがあっても、気にせず一気に塗ってしまいましょう。色ムラとか塗り残しの部分は、先に塗ったインクが完全に乾いてから、筆塗りでリカバーすると良いです。


 「ガンダムメタブルー」が完全に乾いたら(けっこう時間かかります)、透明パーツを軽く乗せてみました。う~ん、良い感じになりました! シャープの亀山工場のコマーシャルを思い出しましたよ!
 この方法は手軽で非常に効果が高いのでオススメですよ!
 
 ではまた…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その4)

2007年02月22日 | ガンプラ以外
 今回の分の製作を終了し、デジカメからパソコンに画像を転送して…あれっ?写真が少ない…(汗)。どうも製作時間がかかったわりにはあまり進んでいなかったようです。う~ん(汗)。とりあえず写真が少ない代わりに文章で補います(←おい!)。


 「R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2)」の時に、目の部分に透明のカバーというかバイザーをビニール袋で作ったのですが、結果としてクリアーパーツの目玉が目立たなくなってしまいました。蛍光灯の光ぐらいではほとんど見えず、太陽の光(詳しくは分かりませんが、蛍光灯の光と桁違いの明るさなんですねぇ)に照らしてようやく見えるという感じでした。
 う~ん、これはマズイ…。頭部フレームを組む前に、目の裏側にメッキシルバーを塗ったのが全然効いていない…(汗)。どうしても気になって気になって…。

 そこで、「Hアイズ」で目玉を作り直そうかと思いました。黒目をどうしようかなぁと思い、2種類のプランを立てましたが…。

 図左、プランA:Hアイズの表面にシャープペンシルの先(金属製のパイプのモノ)を押し当て、円形の凹モールドを付ける。この「シャープペンシルの先の細い金属パイプをプラモデルの表面に押し当て、円形の凹モールドを付ける」という方法は、1980年代後半の「ホビージャパン」誌のライターさんがよく使っていた方法で、「シャーペンリベット」と呼ばれています。非常に簡単な作業ですが、最近では先が金属パイプになっているシャープペンシルをあまり見かけなくなりましたので、「シャーペンリベット」に使えるシャープペンシルを探す方が難しいかもしれません(汗)。
 また、この「シャーペンリベット」は、軟らかいプラスチックには有効ですが、硬いプラスチックには使いにくいです。透明プラスチックは非常に硬いので、シャーペンリベットの使用はあきらめました。

 図右、プランB:Hアイズの裏面から細いドリルで穴を掘る方法。うまく行けば正面以外の方向から見ても黒目がこちらを向くようになるんじゃないかな~と思いましたが…

 目玉を作り直すとなると、頭部フレームを分解しなければならないことに気付きました。一度組み立てた頭部フレームを分解するのはやっかいな作業です。ヘタするとパーツを破損してしまうかもしれません(汗)。
 仕方がないので、キットの目玉パーツを塗ることにしました。
 極細の面相筆で「メッキシルバー」のインクを目玉に塗り、メッキシルバーが完全に乾いてからガンダムマーカー「SEEDレッド」を面相筆で塗りました。「SEEDレッド」は、ツヤありのクリアーレッドの代用としてHGバクゥの翼端灯から使い始めましたが、けっこう良い感じになります。「ガンダムレッド」の場合はどうでしょうねぇ?隠ぺい力が低いと同じようにクリアーレッドとしての使い道があるんですが…。

 目玉を塗った効果は絶大で、蛍光灯の光でも目玉が光って見えるようになりました。個人的にはこれで充分です。
 組み立てたフレームに埋め込まれた目玉を塗るのは難しいかなぁと思いましたが、やってみると意外と楽に塗れました。でも、フレームを組み立てる前に塗っておいた方が良かったです…(汗)。
 それにしても、後になって目玉のことが気になるとは…。ヘルメットの前後を接着していなくて良かったぁ…(笑)。あと、「SEEDレッド」を塗る前の、メッキシルバーでギンギンに輝いている目玉が怖かった…(笑)。
 目と目の間の逆台形モールドは、もう少し後に塗ることにしました。


 腕の組み立てに入ります。今回は前腕と上腕を組み立てましたが、パーツ分割が良く考えられていて、合わせ目処理の必要な場所がありません。左右共通パーツなので、左右の腕を同時に組み立てました。
 今のところはヒジ関節しか可動範囲や可動の固さが分かりませんが、可動範囲も可動の固さも良好です。これならスムーズに可動しつつバスターランチャーの重さにも耐えられるかもしれません。装甲パーツを接着しなくても済むので、関節がユルくなっても分解してメンテナンスすることが完成後でもできると思いますよ!
 ヒジ関節は2重関節になっていて、設定どおり前腕のヒジ付近にあるオレンジ色の三角おむすび型のパーツが前腕と独立して可動するようになっています。
 外見的には箱っぽかった旧キットに比べ、柔らかくてメリハリの利いた造形になっています。永野氏の描く設定画のイメージはこんな感じですねぇ。
 袖口に付く可動式の装甲は、可動用のヒンジが目立たない設計になっています。


 前腕内側のセイバーラックは、セイバーを袖口方向から収納すると、「カチッ」とロックされます。セイバーが取れなくなるのではという心配がありましたが、さすがバンダイさん、ヒジ側に開いている穴(写真の矢印で示した部分)からツマヨウジなどでセイバーを押してやると外れるようになっているようです(試してませんが…:汗)。

 それでは今日はこの辺で…。


HG モビルバクゥ(その9)

2007年02月21日 | SEED・DESTINY
 ♪す~なの 嵐に か~く~さ~れた~♪(エプロンさん風の始まり方で…)
 まだ冬なのに製作時の気分を「熱帯砂漠気候」に無理矢理シフトしているオッサン・かめっチです。仕上げ段階に入ると「この機体が使われている環境なら、どんな感じに仕上げるべきか…?」と想像力をフルに稼動させなければなりません(?)。み、水… あ、オアシスが…(ガクッ:気絶)。

 本物の砂漠はもちろん、鳥取砂丘にも行ったことのない筆者です。「世界ふしぎ発見!」とか吉村作治教授のエジプト・ピラミッドネタ番組を見た記憶を呼び起こし、砂漠の情景を思い浮かべながら汚し塗装することにしました。あ、パリダカラリーの方が参考になるかも…。

 写真では分かりにくいですが、主翼の前端をメインに風などによる塗装ハゲ表現を施します。ガンダムマーカー「ガンダムグレー」のインクを使い古しの筆に少量取り、筆に付いたインクが乾きかけになったぐらいで機体の進行方向の前から後ろに向かって筆をこすり付けます。

 これまた写真では分かりにくいですが、主翼以外にも同様に塗装ハゲ処理を行いました。バクゥにはキャタピラ走行モードと4脚走行モードがありますので、両方の場合の塗装ハゲを念頭において作業しました。いや、今にして思えばけっこうアバウトだったかも…(汗)。


 砂汚れ表現の強い味方、「ガンダムマーカー ウェザリング(よごし塗装用)セット」の中の1本、「ガンダムサンドブラウン(砂)」です。画材店で売っているパステルを耐水ペーパーで粉にしたものでも同様の作業ができると思いますが、この「ガンダムサンドブラウン」は使い勝手が非常に良い(粉が飛び散らない・定着性と砂のサラサラ感のバランスが絶妙)ので、愛用しています。タミヤのウェザリングマスターは、ややウェットな質感になるのではと想像しています。

 写真左が使用前、右が使用後です。使い方は、使い古しの筆(筆者はMGストフリの「ゴールド筆まぶし」で毛がパサパサになってしまった筆を使用)に少量のインクを含ませて(ホンマにちょっとで良いです)、筆に含ませたインクが乾いたらモデルの表面にこすり付けます。エッジの部分を中心にパタパタとこすり付けると…

 こんな感じです。足回りを中心に、機体の下半分を砂まみれにしていきます。実際の砂ボコリの付き方がどうなのかは分かりませんが、雰囲気が出ればOK!ということにしておきましょう(笑)。この作業、実際にやってみると楽しいですよ~!!
 機体下面はもちろんですが、機体の上面にもうっすらと砂ボコリをかぶせておいた方が良いでしょうねぇ。結局、成型色そのままが残っている部分はほとんどなくなりました。


 砂ボコリを付ける作業があまりに楽しいので、機体の側面にシールを貼るのを忘れてしまっていました。でも大丈夫! 砂ボコリを付けた部分は、綿棒でこすると取れます。
 写真は数年前のマスターグレードのキャンペーン景品です。コアファイターのエアーインテーク(空気取り入れ口)部分に貼るためのシールをバクゥの胸(というか首の両サイド)のインテークに貼りました。バクゥのインテークの角度に合わせて、シールの形状を調整してあります。


 インテークのシールはこんな感じです。このマーキングはジェット戦闘機などには必ずといってよいぐらい描かれていますので、戦闘機の写真などを参考にすると良いですよ~。
 前脚の側面には、イスラエルやアメリカの現用戦車のサイドスカートに描かれていることの多い「<」のマークを貼りました。これはジオンMS用シールの階級マークを切り抜いて使用しました。白にするか黒にするか黄色にするか迷ったのですが、オリジナルカラーリングに変更した際に黄色を塗りつぶしてしまったので、ここで「黄色成分」を補充しておきました。


 おっと、レールガン砲塔のことを忘れるところでした(笑)。本体と同様の汚し塗装を施しておきます。


 汚し塗装がひとまず完了したバクゥです。「ガンダムサンドブラウン」は、手で持っているうちにハゲてきますのでトップコートで定着させる必要があります。シールや水性塗料の塗装面の保護も兼ねてトップコートを吹くのですが、トップコートが付いては困るモノアイシールドやモノアイは外し、額のセンサーにはマスキングテープを貼って下準備しておきました。
 ここから先の作業は、当ブログ的には反則になりますので第2秘密工場(屋外:笑)に搬送しての作業になります。
 トップコート待ちのバクゥですが、「目がうつろな砂まみれの犬」といった感じで、ちょっと恐いです…(汗)。

 ところで、昨日の記事の「102」の問題ですが、正解は「MGガンダムver.Ka」でした。正解された方は、おめでとうございます!(賞品はありませんが…:汗)。 

 
 

HG モビルバクゥ(その8)

2007年02月20日 | SEED・DESTINY
 久しぶりにバクゥに戻ってきました。接着剤の乾燥待ちの間に他のネタをやるというのは当ブログ初の試みなのですが、飽きる前に他のネタに切り替えることになるので、けっこう良い感じです。あっちに行ったりこっちに来たりしてややこしくなるので、今回みたいに特別な事情がない限りやるべきではないでしょうけどね…(笑)。

 今回からはマーキングや仕上げの段階に入ります。「HGモビルバクゥ(その6)」と合わせてお読みくださいね~。
 とりあえず接着した脚の合わせ目処理を済ませて、全ブロックの表面をメラミンスポンジでこすってツヤ消しにしました。ツヤ消しになっていた方が、後の作業が楽になるんです。

 エルガイムMk-Ⅱのスミ入れでコピックモデラー(スミ入れ用じゃない方)のブルー(品番?:BV-04)を使用したのですが、本来はシャドウ表現に使うモノと思われますので、今回はシャドウ表現に挑戦してみました(ガンダムマーカーの「リアルタッチマーカー」も同じような感じのモノですねぇ)。


 コピックモデラーのウォームグレー(品番?:W5)でスジ彫りの周辺を塗ります(写真右側)。本来、コピックモデラーやガンダムリアルタッチマーカーは、ツヤ消し塗装面に使用すると「ボヤッ」と色が広がって、程よいボカシ表現になるみたいですが、メラミンスポンジでツヤ消し面にしたぐらいでは「ボヤッ」となりませんねぇ(汗)。

 
 塗った部分がかなり濃い感じなので、ブレンダー(品番?:0。「消しペン」のようなモノです)でぼやかすように拭き取りましたが、難しいですねぇ。ブレンダーで溶かしたインクが表面に残る時に、さっき塗った状態よりも濃い色になってしまう場合があります。やっぱり本来の使い方をするべきなんでしょうねぇ(泣)。
 ここでいう「本来の使い方」ですが、ツヤ消し塗装面にするためのツヤ消しクリアーは、「スーパークリアーつや消し」缶スプレー等のラッカー系じゃないとヤバいです。水性のトップコートだと、インクでクリアーが溶けてしまうでしょう。ブレンダーはかなり強力で、ペン先でゴシゴシこすっていると「スーパークリアーつや消し」の塗膜がハゲてしまうことさえあるそうです(汗)。軽いタッチで使うのが無難でしょうねぇ。
 写真では分かりにくいですが、軽くシャドウが入った状態になりました。


 ザフトのマークは、前に紹介した「電撃ホビーマガジン」の付録シールを使います。結局、水転写式の「ガンダムデカール」は入手できませんでしたので…(「SEED」関連のモノって、発売されていないのでしょうか?)。
 余白の部分を丁寧に切り取れば、シールの厚みもあまり気になりませんよ!ただし、切ってしまうとシールの強度が落ちるような部分の余白は残しておきます。

 あ、文字の上の輪っかの右上に余白が…(汗)。シールの、スジ彫りにかかっている部分はスジ彫りに沿ってデザインナイフで切れ目を入れ、ナイフの刃でスジ彫りになじませます。


 味方機による誤爆防止用の白十字は、背中に貼る予定でしたが、背中の面構成が意外とややこしいのでミサイルポッドの天面に貼ることにしました。
 予定通り、書類用の修正テープを使用します。使い方はMGクラスのキットに付属する「ガンダムデカール(ドライデカール)」と同様です。
 注:この修正テープは、プラスチックに対して使って安全なモノかどうか今のところ分かりません。使用後の経過については数ヵ月後に報告いたします。


 十字状に貼りました。2本の線が重なった部分がちょっと目立ちますが、まあ、ええか…。
 修正用だけあって、隠ぺい力はバツグンです。下地の色はまったくといって良いほど透けませんよ!


 ところどころ白十字のマーキングをナイフの刃先ではがします。航空機モデルとか「スターウォーズ」のメカなどでよく見る表現です。コズミック・イラ時代のの塗料がどんな性能かは不明ですが、従来の塗料同様ハガレるモノということにしてます(笑)。


 機体上面のマーキングを貼り終えたところです。右主翼の「102」は「ガンダムデカール」です。さて、どのキットのデカールでしょう?(答えは明日…)。
 
 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その3)

2007年02月19日 | ガンプラ以外
 いきなりですが、製作に入ります。
 前回、リード線を通しているうちに、ワケが分からなくなってきた筆者ですが、突破口を見出しました(←おおげさな…)。

 後頭部から首にかけては3本のリード線をグルグルと通すようになっているのですが、2本目以降は先に通したリード線とごっちゃになってしまうので、ワケが分からなくなってくるんです(汗)。
 そこで、通したリード線は1本分ごとにマスキングテープなどで束ねておくと、次のリード線を通しやすくなります。
 靴のヒモを通すのと同様、1箇所ずつ同じような長さに通すのがなかなか難しいですが、ふぞろいになってもわりと大丈夫です。ただし、説明書にも注意書きがありますが、キツく巻くと首が動かなくなってしまうのでご注意を…(筆者のMk-Ⅱは、わりとユルめに巻いたのですが、それでもアゴを引く方向への可動範囲は狭いです)。
 巻き終わったリード線は、写真のように上に逃がして、ヘルメットのパーツに干渉しないように4ミリほど残して切りました。


 リード線によるコードの再現はキットのままでも良い雰囲気なのですが、設定画を見るとコードが少なく思えてきます。そこで増毛(?)することにしました。
 キットは、首の横の太くて赤いパイプ(オイルが循環しているそうです)周辺のコードが再現されていません。この辺がちょっと寂しいので、1本余った予備のコードを利用して増やします。適当な長さに切って、頭部のフレームに瞬間接着剤で貼るだけです。矢印で示した4本(両側で計8本)が植毛したリード線です。たった4本ずつですが、かなり効果があったと思います。

 増毛したリード線の先端は、首付け根フレームの側面に開いている穴に突っ込みました。特に固定はしていません。

 リード線についてギリアンさんからの質問です。>このコードってプラに侵食しないものなのでしょうか?輪ゴムみたいに。
 …バンダイさんに聞いてみました。大丈夫だそうです。あと、リード線を瞬間接着剤で接着しても問題ないそうです。
 ついでに合成ゴム製パーツのホコリ対策も聞いてみました(ホコリが付きやすいんですよ)。水性のトップコートを軽く吹き付けると、ホコリに対する保護になるそうです。ただし、コーティングしたゴムパーツを深く曲げたり爪などで引っかいたりするのはNGだそうです。
 バンダイお客様相談センターの担当の方、丁寧に答えてくださりありがとうございました!


 ヘルメットを取り付けたところです。目と目の間の逆台形凸モールドはマニキュアのオレンジ色で塗る予定です。設定画の正面顔よりもやや穏やかな表情ですが、良い顔してます!
 両サイドのブロック(耳の部分)は、設定画と比べるとかなり横幅が広くなっていますが、個人的には非常に好みのアレンジです。よって、そのままにしてあります。
 増毛したリード線の先は、長いままだと胸部フレームのコクピット部と干渉してしまうことが分かったので、写真の緑色の線で示した部分で(首付け根フレームの底面とツライチになるように)カットしました。やっぱり固定するのはやめときましたが、フレームの穴から外れる心配は少なそうです。

 横から見たところです。リード線はもっと量が欲しかったのですが、接着するスペースに余裕がないのと、リード線を使い切ってしまったのとで、これが限界のようです。


 胸の両サイドのブロックの左側装甲正面には、非常に細かい文字のモールドが入っています。す、スゴい技術ですねぇ、バンダイさん!


 胸の両サイドのブロックの装甲上面には、旧キットでは再現されていなかったディテールが入っています。右側装甲の後ろ寄りにある丸モールドはあまり目立たないので、ランナーで作り直しました。


 この、胸両サイドのブロックは、旧キットでは固定されていましたが、R3では設定どおり可動するようになっています。ポーズ付けの幅が広がりますねぇ。


 胸部の組み立ては、目立つヒケを耐水ペーパーで落とした以外は説明書のままサクサク組みました。非常にメリハリのある造形でカッコイイ!!

 今回スミ入れはコピックモデラー(スミ入れじゃない方)のブルーのモノを使ってみました。写真では分かりにくいですねぇ…(汗)。

  


 さて、ここまで組んだ状態を見て、筆者は京極夏彦氏の超ミステリー「魍魎の匣(もうりょうのはこ)の1シーンを思い出してしまいました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、未読の方はぜひお読みください!面白いですよ!!
 「ほう」

 ところで、エプロンさんがメッキパーツにクリアーコーティングするための缶スプレーをいろいろと実験しています。近いうちにアカツキも出ることですし、ぜひ見に行ってくださいね!
 バクゥの接着剤がだいぶ乾いてきました。そろそろ戻ろうかなぁ…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2.5)

2007年02月18日 | ガンプラ以外
 ヒモを結ぶとか糸をくくるといった作業が苦手なオッサン・かめっチです。たぶん、筆者の靴のヒモの通し方はおかしいです。
 さて、今回はエルガイムMk-Ⅱの製作記事、その2.5回目です(その3にするほどの内容が…:泣)。


 非常に珍しい「茶色」のポリキャップです。こういう特殊な色のポリキャップを見ると、なぜかうれしくなってしまいます(HGガンダムアストレイの赤とか青のポリキャップとか…)。20年ほど前に「ドラグナー」のネービーブルーのポリキャップを初めて見た時はカルチャーショックでした。それまでポリキャップというと黒でしたから…。
 写真は頭部内部に取り付ける首の可動用ポリキャップです。筆者は普通、首の可動用ポリキャップは相手になるボールジョイントを一回り小さく削ってユルめにセッティングするのですが、今回は首周辺にリード線とかゴムパーツのパイプが集中していて、それらのテンションで、首を動かしても元のポジションに戻ってしまう可能性があるので、キットのままの可動の固さにしてあります。


 首のラバーコート(写真中央)と首のパイプ類です。両方とも合成ゴム製のパーツで、柔軟性はバツグンです。旧キットでは、これらのパーツは紫がかったグレーのポリ製(あ、黒以外のポリパーツが「ドラグナー」以前に出てました…:汗)でした。特に首ラバーコートは、平べったく成型されたパーツを無理矢理曲げて組み付けるようになっていて(これがけっこう固い…)、非常に難しい組み立てになっていました。また、首のパイプはラバーコートと同じ紫がかったグレーで成型されていて、赤く塗装するのが困難でした。R3キットはこの辺りが良い感じに改善されていますねぇ!


 この首の長さ! これこそエルガイムMk-Ⅱですよ! モビルスーツでは考えられないぐらいの長さですねぇ。ラバーコートが良い感じの質感です。


 後ろ髪のような後頭部から首にかけてのコードは、旧キットではポリ製のパーツでしたが、R3キットでは細いリード線を頭と首の間をグルグルと通して再現するようになっています。首の動きにコードが追従するようになっているようです。
 この作業、思ったより難しいです。ヒモとか糸関係の手作業が苦手な筆者には特に…(汗)。
 あんまりキツく巻き過ぎると首が動かなくなってしまいますし、ユル過ぎるとリード線を巻く順番が分からなくなってきます。筆者はここまで巻いて、首が可動しなくなったのに気付き、最初からやり直すことにしました。
 この作業は時間を充分に取って、ゆったりした気分で取り掛かった方が良さそうです。後回しにしようかなぁ…。
 
 ほな、今日はこの辺で失礼します…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2)

2007年02月17日 | ガンプラ以外
 今日明日と町内会で大事な会議があるので、ユウウツな理事長・かめっチです。

 とりあえずユウウツをフッ飛ばすべく、Mk-Ⅱの顔に取り掛かることにしました。やっぱり顔を作るのが一番楽しみなので…(笑)。

 旧キットではヘルメットとマスクが一体になっていましたが、今回はマスクが別パーツになっています。マスクは非常に小さいです。
 鼻というか口元というか、逆三角形の凸モールドの両脇(特に向かって右側)に大きなヒケがあります。あと、わりとふっくらした造形のマスクなので、ヒケをなくすついでに面構成をシャープに削ってみました。昔に見たナイト・オブ・ゴールド(顔はエルガイムMk-Ⅱソックリですねぇ)の顔アップのイラストがシャープな顔つきでカッコ良かったので、マスク表面を平面的にしました。
 非常に小さい部品で、パーツの肉厚も薄いので、削る時は荒めの耐水ペーパー(筆者は600番を使用)で少しずつ様子を見ながら削りました。ヤスリやナイフで削ると失敗しやすいですよ…。

 パーツが小さいので、顔のフレームに取り付けて持つと作業しやすいです。フレームを削ってしまわないようにマスキングテープでフレームの目の周りをガードした方が良いです。

 後でメッキ仕様か何かを出す予定だと思うのですが、このキットはアンダーゲートを多用してあります。ゲート部分の角度が急なので、ニッパーが滑ってパーツのすぐ近くを切ってしまう場合があります。説明書の指示通りの切り方をすると安全ですが、念のため良く切れるニッパーを使った方が安全でしょうねぇ。切れ味が悪くなったニッパーは、ゲートを砕いてしまう場合がありますから…。
 マスクのゲート処理は慎重にやらないと、マスクが左右非対称になってしまう危険性があります。耐水ペーパーで少しずつ左右の形が同じになるように調整しました。ついでに、輪郭がシャープになるように削ってあります。

 図はちょっと極端ですが、こういうイメージでアゴの裏を削りました。


 額のシンボライズ・コンピュータの人影は、シールでも再現できる(しかも2種類)ようになっていますが、せっかく凸モールドが入っているので、地の部分をメッキシルバーで塗り、人影はガンダムマーカースミ入れ用ブラックで慎重に塗りました。マーカーのペン先が、溶けたメッキシルバーのインクで詰まってしまう場合がありますので、注意が必要です。ペン先が詰まったら、紙の上でペンを書くようにこすると復活します。
 顔のフレームはちゃんとキバまで再現されていますよ!

 サブタイトルが出る映像では、Mk-Ⅱの目の部分には透明なバイザーがかぶさっているのが確認できます。例によって筆者のお家芸、ビニール袋でこのバイザーを再現してみます。

 ランナーを包装しているビニール袋を二つ折りにして、折れ線の部分を活かすと左右対称の形を作ることができます(今までは真ん中の部分が丸見えのモノばかりだったので使えなかった方法です)。
 写真のピンクの線で示した部分が折れ線の部分です。

 ほぼ実物大です。実物は非常に小さいです。


 フレームのこめかみの部分に小さく切った両面テープを貼ります。両面テープでバイザーを固定しないと、位置決めが難しいですので…。


 顔のフレームにマスクを取り付けた状態でバイザーを貼り付けます。マスクを付けた状態でこの作業をすると、位置決めがかなり楽になります。


 目の部分にバイザーがかぶさりました。ちょっと透明パーツの目が分かりにくくなりましたねぇ…(汗)。

 それでは会議の用意とかいろいろありますので、今日はこの辺で失礼します…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その1)

2007年02月16日 | ガンプラ以外
 久々にガンプラ以外の製作ネタです。「あれ?バクゥはどうなったの?」…脚の接着剤の乾燥待ちです。やや変則的なスケジュールになってしまいますが、エルガイムの後には大ネタ「MG Hi-νガンダム」、その後に「アカツキ(の予定)」が控えていますので、この辺で調整しておかないと…。デスティニー計画が長引いた影響がまだ続いているんですよ…(汗)。

 さて、R3シリーズ第2弾となるエルガイムMk-Ⅱですが、過去に「1/100フルアクション エルガイムMk-Ⅱ(以下、「旧キット」と呼ぶことにします)」という傑作キットがあったのでどんな内容になるのか楽しみにしていましたが、期待を裏切らない素晴らしい出来で非常にうれしいです!!
 旧キット(あの「フルアクション」を「旧キット」と呼べる日が来るとは…生きてて良かった!:感涙)は、金属パイプやダイキャストパーツ、ビスを多用した、まさに「複合素材キット」で、シリンダーの伸縮や内部骨格(ムーバブルフレーム)の再現など、20年以上も前の時代のプラモデルとしては非常に高度な内容でした。ただ、プロポーションに関しては、やや骨太で箱っぽい印象がありました。
 今回のR3キットは、リード線以外のパーツを樹脂成型品で統一することによって製作時のストレスを軽減し、ポリキャップレスABS関節を多用することによって関節部や内部骨格をスリムにまとめることに成功し、設定画や劇中のイメージに忠実な(というよりやや細いぐらいの)プロポーションになっています。非常にカッコイイと思いますよぉ!

 製作に入ろうと思ったものの、エルガイムMk-Ⅱには少年時代からの深い思い入れがあるのと、デザイン自体が持つ「魔力」のようなモノを感じるので、普段の製作のようにはリラックスして取り掛かることができません(汗)。
 とりあえず、本体から遠いところから組んでいくことにしました。

 おそらく本体から一番遠い(スタンド除く←「ジョジョ」の話じゃないですよ!)であろう、パワーランチャーからいきます。砲身の先端部分にはちゃんと内部に砲口のモールドがあります(!)。これはうれしい誤算です。ただの穴になっていると予想していて、真っ先にここを改修するつもりでしたが、製品状態でこの状態です。放映当時、友人が1/144ディザードのパワーランチャーの砲口をこんな感じに改造していました。懐かしいなぁ…。


 パワーランチャーは「1/144?」と思うぐらい小さいです。この画像よりもちょっと小さいぐらい…(汗)。「1/100フルアクション エルガイム(Mk-Ⅰ)」付属のパワーランチャーは、これの長さの1.5倍、太さは2倍ぐらいあったと思います。
 でも、Mk-Ⅱがパワーランチャーを取り付けた状態の設定画では、R3キットのサイズがちょうど良いぐらいなんです。まあ、あんまりデカいと「最高、8門まで取り付けられる」という設定も無茶になってしまいますからねぇ(笑)。

 ソーラーバインダー(モビルスーツでいうシールド)に内蔵される武器類は全部別パーツになっています(汗)。しかもバインダーは2枚…(汗)。これもうれしい誤算ですが、パーツ数は多いです…(苦笑)。

 予備のセイバー(光剣)は、前腕のセイバーラックに収納&使用状態用のモノと同形ですが、ビーム刃取り付け用の穴は開いていません。全部で16本…(汗)。
 旧キットでは、確か4本ずつ束ねた状態で1パーツになっていました。


 化学反応兵器「Sマイン」はホルダーの部分が別パーツになっています(旧キットでもそうなっていたかも…)。それにしても小さい…(汗)。1/144かと…(以下、略)。


 「ペンタゴナワールド(『重戦機エルガイム』の舞台となる世界)最強の火器」バスターランチャーの、エネルギーカートリッジです。全部で20個あります。バスターランチャーに装填されているであろう1発を含めると21発撃てる計算になりますが、実際には1回の出撃でバスターランチャーを使用できるのは2回までという話をどこかで読んだ記憶があります。
 実際はどうなんだろうと思って設定画を見てみると、バスターランチャーには「カートリッジ8発入る」と書いてあります。1回の射撃で8発使うということは、バスターランチャーに装填されてる8個とバインダー1枚に入るカートリッジ10個で(2個余る)2回射撃できるということで、計算が合いますねぇ(?)
 まあ、あれだけ強力な破壊力を持つ砲が、こんな小さなカートリッジ1個で撃てるわけないですねぇ。長年の謎がようやく解けました(かな?)。
 で、そのカートリッジのパーツですが、これもセイバー同様1個1個別パーツになっています。旧キットは5個つながりになっていましたねぇ。旧キットに比べるとカートリッジがかなり小さくなっています。画像は実物大よりちょっと大きめです。旧キットは直径4ミリぐらいあったような記憶が…。

 バインダーに入る武器類が小さいのは、バインダー表面がソーラーパネルと本体の2枚重ねの構成になっている(そのため、バインダー内部が浅い)のと、裏側のフタの開閉用ヒンジがあるためですが、筆者はめったに開けることがないので、これで良いです(笑)。気になる方は、旧キットから流用するのが楽だと思いますが、今回の再販には旧キットが入っていませんねぇ、バンダイさん…。
 

パーツに合わせた型紙の作り方

2007年02月15日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今回はポテチンさんからのリクエスト、「切り紙工作で『光の翼』を再現!」の型紙の採寸についての補足です。光の翼に関しては、かなり情報量を圧縮して(というか切り詰めて)お送りしたので、説明不足になっているなぁと思っていました。特にパーツの形状に合わせて型紙を作るところは写真1枚分ぐらいしか用意していなかったので、「やっぱり分かりにくかったなぁ…(汗)」と反省しています。
 それでは、型紙の作り方について、詳しく説明いたします。


 実験台になってもらったのは、ストフリvsデスティニーの時にゲスト出演のHGシグーです。シグーは光の翼を持たない機体ですが、ウイングの部分がちょうど良かったので出てきてもらいました。
 ウイング内部にスラスターノズルがあって、意外と複雑な形になっています。


 プラモのパーツの外形を紙に写し取ろうとしても、パーツが立体であったりペンの太さがジャマになったりするので、うまく写すことは出来ません。でも、アバウトで良いのでとりあえず写してみます。


 コピー用紙に適当に写し取るとこんな感じです。写真左側のギザギザは、光の翼の端の部分を適当に描いたモノです。この時点では形は本番用ではなく、ダミーです。


 とりあえずハサミやカッターで線の通りに切り抜きます。この時点では、ウイングと型紙はぜんぜん合っていません。特にノズル付近は…(汗)。


 型紙の、パーツと接するべき部分を補っていくのですが、作業しやすいように型紙をパーツにマスキングテープで固定します。固定するポジションは、光の翼のどの部分にするかで違ってきます(光の翼の中心部分にするならウイングの厚みの中央に、外側の透明な部分を作る場合は、片面のウイングのパーツの裏側に…説明しにくいですが、何となく分かります?)。
 これから行う作業は細かい作業になります。マスキングテープで固定するのは、自分の利き手で作業しやすい向きの逆の面を使うと良いでしょう。


 コピー用紙に両面テープを長めに切って貼り、カッターで両面テープ付きコピー用紙を3ミリ幅ぐらいの帯状に切ります。何本か用意しましょう。


 帯状の両面テープ付きコピー用紙を適当な長さに切って、型紙の足りない部分を補っていきます。出来るだけパーツに沿って貼っていきましょう。この作業を丁寧に行うと、高い精度の型紙が出来ますよ!


 ウイングの先端から型紙がはみ出しています。こういう場合は、都合が良くなるように型紙を切ってしまいましょう。

 ウイングから光の翼が放出されているように見えるよう、つじつまを合わせます。


 ウイングから型紙を外すとこんな感じです。


 別のコピー用紙に本番用の光の翼の端のギザギザを描き、先に作った型紙と合わせます。型紙には帯状の両面テープが付いていますので、コピー用紙に固定できます。この型紙の、ウイングとの接点部分と本番用のギザギザを合成するのです。
 型紙の、ウイングとの接点部分の通りにコピー用紙をカッターで切り抜いていきます。

 ウイングのパーツに合わせて作った型紙と本番用のギザギザが合成され、1枚の型紙になりました。


 ウイングにピッタリの型紙が出来ました。とりあえずピンクに塗ってあります(笑)。オーロラ折り紙などに型紙を乗せて切る時は、型紙を暗い色に塗っておいた方が見やすいと思います。


 小ウイングの先端部分との合わせがかなり甘いですが、ノズルの部分はキッチリ合っているのが分かると思います。

 この方法が基本になりますが、複数の部分に分けた型紙を合成する方法をうまく使うと、いろんな型紙が作れると思います。例えば、デスティニーのウイングの開き角度を変えたものも作れますよ!

 今回の記事がポテチンさんが知りたかった部分かどうかはあまり自信がないのですが、参考にしてみてくださいね!
 今後も記事の中で分かりにくい部分がある場合、コメント欄でリクエストしていただければ、記事やコメントでお答えしますので、よろしくお願いします!



HG モビルバクゥ(その7)

2007年02月14日 | SEED・DESTINY
 ひと月以上にわたる大ネタ企画の後にHGクラスのキットを作っているので、ちょっとペース配分がおかしくなってしまいまして、2日分製作が中断していましたが、エプロンさんとの合同企画バクゥの続きです。


 モノアイの製作時に、ビニール袋製モノアイシールドのセッティングに気を取られていたので、頭部内部の写真を撮るのを忘れていました(汗)。モノアイ可動用の軸はこんな感じになっています。
 前後方向の軸位置はかなり奥の方ですが、このぐらい奥にしないとモノアイのレンズ部分がモノアイシールドにぶつかってしまいます。設定よりもかなり奥目になってしまいますが…(笑)。
 軸の太さが2段階になっているように見えますが、下半分の太い部分はコトブキヤ「丸ノズル」の外径4ミリのモノで、接着面積とモノアイの高さをかせいでいます。
 上半分、軸の細い部分はタミヤ「透明ソフトプラ棒」の3ミリ径のモノです。プラスチックを溶かすタイプの接着剤(リモネン系でもOK)で接着できますし、「ソフトプラ棒」というだけあってポリキャップに近い弾力があるので、ポリ可動の代わりになるかなぁと思って使いました。モノアイレール部に使用したコトブキヤ「丸ディテールⅢ」に開けた穴が大きかったので、ユルユルですが…(汗)。

 頭部内部はガンダムマーカー「SEEDダークグレー」を筆塗りしています。使い勝手の良いダークグレーですが、ツヤの具合が安定しないのが難点ですねぇ。


 写真では分かりにくいですが、額のセンサーにはラピーテープのブルーを貼っています。こういった「装甲表面に穴が開いていて、そこから内部メカがのぞいている」状態の部分は、シールを貼る前にガンダムマーカー「スミ入れ用ブラック」などで穴の内部を塗っておくとシールを貼った時に黒で縁取りしたようになりますので、質感がアップすると思います。ガンダムタイプMSのトサカのカメラにも有効ですよ!
 ビームサーベルの柄は、機体色のまま塗らないでおこうかと思いましたが、何となくショボく感じたので、ガンダムマーカー「SEEDグレー」で塗りました。

 それにしてもこの角度から見ると、バクゥの顔ってジンとかシグーと共通のイメージにまとめられているのがよく分かります。

 筆者は普段スミ入れは「コピックモデラー」でアッサリめにスミ入れしていますが、今回のバクゥは活躍の場が砂漠ということで、強い太陽光線のために機体表面のミゾの部分の影が黒くハッキリ出るだろうと想像し、ガンダムマーカー「スミ入れ用ブラック」や「スミ入れ用グレー」でスミ入れしました。
 スミ入れが済んだら、装甲表面を「メラミンスポンジ」で磨き、全体をツヤ消しに仕上げました。ペーパー掛けした部分とそうでない部分とのツヤの差がかなりマシになりますので、オススメです。ただし、塗装をした部分(特に水性塗料など、塗膜が弱い塗料の場合)にはメラミンスポンジを使用しないでくださいね~。塗装がハゲますので…。


 ビームサーベルのビーム刃は、400番の耐水ペーパーで表面を荒らしてツヤを無くしました。「ガンダムSEED」世界に登場するビーム兵器が「メガ粒子ビーム兵器」のような「素粒子ビーム兵器」なのかどうかは分かりませんが、ビーム自体にツヤがあって、他の光を反射するというのはおかしいかなぁと思いますので…。


 脚の組み立ても4本全て完了し、全てのパーツの組み立てが終わったHGバクゥです。脚の接着剤が乾いて合わせ目処理をしたら、いよいよ全体の仕上げに入ります。
 まるで犬が骨をくわえているようなビームサーベルですが、本物の犬に骨をくわえさせると、この写真のポーズのように首をブンブンと回すように振ることがあります。ウチの今は亡きゴンくんも若い時は骨をくわえたまま首を振っていました。


 バクゥの後姿です。尻尾が無いのはゾイドとの違いを出すためでしょうか? 尻尾が無くて寂しいという場合は、「HGグフイグナイテッド」のスレイヤーウィップをグレーなどのメカ色で塗って取り付けてみるのも面白いかもしれませんねぇ。


 バクゥ正面です。低く構えた姿勢が非常にアグレッシブで、人型のモビルスーツとはまた違った魅力がありますねぇ。
 あ、エプロンさんのHGバクゥの後ろにコレクションシリーズのバクゥが! しかも各関節改造済み… う~む、エプロンさん恐るべし…。
 ではまた…。