ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

緊急特別企画・HGガンダムエクシア サンプル品レポート(その1)

2007年09月30日 | サンプルレポートシリーズ
 昨日の記事でポリキャップの写真を貼り忘れました。m(- -)m

 HGガンダムエクシアはABS関節も多用されているものの、完全なポリキャップレスキットではありません。ポリキャップは「プラス」の分が無い普通の「PC-123」です。

 では、製作に入ります。説明書では胸部から組むようになっていますが、まずは昨日パーツを切り取った頭部から…。
 このキット、パーツが非常に細かいので、無くさないように箱の上で作業すると良いと思います。あと、手の爪は短く切っておかないとパーツを持ちにくいですよ…(汗)。

 顔の部分は目+アゴの赤いパーツにマスクのパーツを被せるというおなじみの構成です。設定どおり、マスクの両サイドをグレー(ガンダムマーカー「ガンダムグレー」)で塗ってみましたが、やや濃かったようです。フレームと同じ色というのにこだわらず、薄めのグレーで塗ると良いかも…。
 案外、クマドリの赤部分は目立ちませんので、目の周りの黒を塗る時にはクマドリ部分に黒塗装がはみ出さないように注意が必要です。
 目は「ガンダムメタグリーン」と「ガンダムメタブルー」を1:1の割合で混ぜた色で塗りましたが、思ったよりも光ってくれませんでした。ここはキットのシールやラピーテープを切り抜いて貼った方がギラッと光って良いと思います。
 それにしても画像が汚い…(汗)。

 
 写真左:ヘルメット横の球体部分の底面にシールを貼った状態。写真右:クリアーパーツを被せた状態。かなり質感は良いですが、見る角度によってはクリアーパーツが白く見えます。塗装派の方はクリアーグリーン+スモークグレーでクリアーパーツの表面を塗ると良いのではと思います。
 このキットもFGと同様、左右分割されたヘルメットで顔の部分を挟み込む構成ですが、顔がヘルメットの左右どちらかに片寄ってしまう心配はありません。FGデュナメスはその点ではキツかったです…。

 
 HGキットの頭部は、ところどころに細かいディテールが追加されています。モールドはかなり繊細なので、普通のガンダムマーカースミ入れ用ではキツいかもしれません。筆者はコピックモデラーのスミ入れ用を使用しました。筆ペンタイプも良いかも…。
 ほっぺたのダクトの黄色は手持ちのシールの黄色い部分を切り取って貼りました。

 さて、ここまで作ってみて、「ひょっとしたらFGとはパーツ分割やディテールが違うだけで、同じ造形なのでは?」と思いましたので、比較してみました。
 すると…(下の写真はすべて左側がHGです)





 前から見るとFGとソックリですが、後ろ側はわりと違うということが分かります。耳の長さは2ミリ以上長くなっています。真横から見ると、ヘルメットがひと回りほど大きくなっているのが分かりますねぇ。
 HGエクシアがFGよりも安定感のあるプロポーションに見えるのは、このヘルメットの大きさも関係しているかもしれません。筆者には1/60キットのラピッド試作品がなんとなく違和感があるように見えるのですが、頭が小さいからかなぁと思います。



 次回は胸部の組み立ての予定です。お楽しみに!

緊急特別企画・HG&ハイコンプロ「ガンダムエクシア」サンプル品キター!!

2007年09月29日 | サンプルレポートシリーズ
 にHGおよびハイコンプロのエクシアが入ったと、エプロンさんから連絡があり、急行しました。
 さっそく、店頭でパシャリと撮影~。

 まずはHGキットから。サンプル品なので箱絵が無い白い箱なのですが、箱絵についてはすでにいろんな所で画像が出回っていますので、問題ないでしょう。ランナー状態をじっくりご覧下さい。

 多色成型のAランナー。

 Bランナー。GNビームサーベル&ダガーの柄はスライド金型使用です。

 Cランナー。ABS樹脂製です。左平手のパーツは指がとても繊細に出来ていて良い感じです。

 Dランナー。合成ゴム製のパーツで、ベルト状の表裏面には目立つパーティングラインはありません。

 シール。FGよりも細かく色分けされているので、赤や黄色のシールはありません。グレーのシールは前腕やスネ装甲のすき間の部分用です。GNシールドの白い部分はシールで再現されます。ここがこのキット唯一の弱点かも…。


 腰フロントアーマーはペキッと折れば左右独立可動になります。尻アーマーに付くサーベル(ダガーかも?)の柄の取り付け部は別パーツで可動式。胸のGNドライヴの球体周辺部は白成型なのが助かります。肩に付くアンテナはC型の軸受けにパチッとはめる方式で可動するようです。


 足の裏は肉抜き穴がありますが、彫りの深いモールドでカッコ良いです。わき腹の赤いパーツは左右からはめ込むようになっていますねぇ。


 機体各部の透明な球体は、シールを貼った上からクリアーパーツを被せる構成になっています。シールの上にクリアーパーツを乗せるとこんな感じです。シールの余白部分がグリーンに光っているのは、店のアーケードが映ったからです(笑)。HGクラスのキットでこれだけクリアーパーツがふんだんに使われたのは初めてだと思います。


 ヒジやヒザの関節はABS樹脂製の筒状パーツになっています。単なる箱になりがちな1/144キットの関節ですが、適度にディテールが入っているためショボさがありませんよ♪


 説明書の一部です。表紙部分には少しですがネタバレ記事がありますので載せられません(汗)。飛び道具の少ないエクシアですが、前腕にバルカンが装備されているそうです。


 頭部のパーツ分割です。この他に両耳の部分のクリアーパーツが2個あります。予想通りのパーツ分割ですねぇ! あ、後頭部のパーツが逆さに…(汗)。

 
 ピンボケ画像でゴメンなさい(汗)。顔はFGのモノより男前だと思います(あくまで個人的好みですが)。それにしても1/144キットの頭部に8パーツって、スゴいですねぇ!

 お次はハイコンプロです。

 箱のデザインがカッコ良いっす♪

 初回特典版には箱本体に薄い箱がくっ付いていて(本のように開けられます)、その中にスタンドのパーツが入っています。


 筆者はハイコンプロにはあまり馴染みがないのですが、実物を手に取って見るとスゴく細かいですねぇ♪ しかもHGキット以上にギミック満載です。
 初回特典のスタンドはクリアースモークのABS樹脂製です。お金が掛かっています。後ろにいるのはエプロンさんです。


 スタンドは差し替え式で角度を変更できます。

 いよいよ次回から詳細なレビューに入ります。お楽しみに!

CAUL ホンダ・ストリーム(その1)

2007年09月28日 | 臨時ニュース・その他
 前々から気になっていたんですが…

 600円ぐらいで買える赤外線コントロールカー組み立てキット「CAUL」(タカラトミー製)です。赤外線でコントロールするので「ラジコン」とは呼ばないようですねぇ。箱は一番長い辺で12センチと、かなりコンパクトです。
 車種ラインナップは…
 トヨタ:カローラフィールダー・ハリアー・プリウス
 日 産:ムラーノ・デュアリス
 ホンダ:ストリーム・クロスロード
 …ということで、マツダ派の筆者にはちょっと寂しかったのですが、今後アイテムが増えるにつれ、マツダ・三菱・スバル…と増えていくのでしょう。
 あと、筆者はオッサンですので、車はセダンかクーペかハッチバックが好きなのですが、ミニバン・SUV主体のラインナップなのがつらいところです。
 製作記事のネタとしては面白いと思うので、とりあえずムラーノかストリームかで迷いつつ、ストリームに決めました。

 ミニバンはあまり好きではないのですが、この新型ストリームは素直にカッコ良いと思います。筆者は90年代前半のシャープなデザインのホンダ車(プレリュード・インテグラ・CR-X)が好きだったのですが、白物家電系デザインのミニバン主体の車種ラインナップになってからのホンダに対しては「昔は良かったのに…」と思うようになってしまいました。でも、最近の新型オデッセイやストリームはミニバンでありながらかつての車高の低いシャープなホンダ車を思わせるデザインで良いですねぇ。

 前置きが長くなりました汗。

 このシリーズ、低価格でありながらウインドウとボディーは別パーツで、しかもボディーは成型色むき出してはなく塗装されています。うう、ボディー裏面の写真を撮って、表面の写真を撮るのを忘れていました(汗:何やってんだか…)。
 塗装済みボディーなのは良いですが、ややメタリックの粒子が粗く、表面のツヤもイマイチなのが残念です。


 フロントグリルや灯火類、エンブレムなどは実車の写真を元に作ったのではないかと思わせるほどリアルなシールで再現されます。


 左がコントローラーで、右がモーター搭載済みのシャーシです。それぞれに単4乾電池(別売り)を2本ずつ入れるようになっていますが、筆者は電池の液漏れ恐怖症なので(詳しくは別の機会に…)電池は入れませんでした。

 ホイール・タイヤ・ドアミラーなどのパーツ類です。ドアミラーは破損・紛失対策で2セット入っているのが親切ですねぇ♪

 
 組み立てはとても簡単です。ホイールが固めのポリ製なので、金属シャフトを押し込む時に「フニャッ」とならないように注意する以外は、特に難しい所はありません。


 完成したシャーシ。この状態での車高は意外と低いです。これならスポーツカーもイケるかも♪ さすがにオープンカーは無理でしょうけどね(笑)。
 タカラトミーさん、フェアレディZとかスカイラインクーペとかRX-8とかランエボとかインプレッサとか、その辺の車種もお願いしますよぉ…(とかいいつつ、ホンマはもっと商品化に恵まれていない車種に期待してたりしますが…。出ないかなぁ、マツダスピードアクセラとかアルファ・ブレラとか…)。

 

FGガンダムデュナメス(その4)

2007年09月27日 | 小ネタ集
 FGガンダムデュナメスの続きです。
 
 太もも正面は合わせ目が目立たないように工夫されています。スネもヒザアーマー下の薄紫色ベルト部分は合わせ目が片側に寄っていますが、ヒザアーマー中央の凹みは真ん中で分割されています。惜しいっ!
 ヒザアーマーは設定ではグリーンで、キットではシールで再現するようになっているのですが、白のままでも格好良いと思います。


 フクラハギ両サイドにはマウントラッチらしきディテールがあります。今後、何らかの武装が追加されそうな雰囲気ですねぇ♪


 足首の可動範囲は、横方向はエクシアと同等(つま先を内外どちらかに向けると足首アーマーへの干渉が減るのでもう少し広がります)、前後方向はエクシアよりもやや広いです。
 ヒザ関節の可動範囲もエクシアと同様です。ヒザアーマーが上に伸びている分、エクシアよりも脚が長く見えますねぇ。


 写真左:GNスナイパーライフルは左右貼り合わせ+フォアグリップ(差し替え式で使用状態/収納状態を再現)の3パーツ構成です。この価格帯のキットの武器としては非常に出来が良いと思います。スコープのレンズ部がフタをしたような状態になっていますが、HGキットでも同様の処理になっています。こういう形のレンズなのか、それともフタが開閉式なのか…?
 写真右:ライフルは肩アーマーに取り付けられるようになっていますが、取り付け部分は従来のキットでよく見られる「丸穴に丸棒を差し込む」方式ではなく、見た目も考慮されたモノになっています。思ったよりカッチリと取り付けられますよ♪


 蝶々みたいな腰フロントアーマーですが、ちょっとずつ見慣れてきました。戦車の砲塔などに取り付けられるアップリケアーマーみたいなもんだと解釈すると、見慣れるのが早くなると思います(ウソ)。

 腰後ろのスラスターユニット(?)の両サイドにはビームサーベルらしきモノが付いていますが、詳細は不明です。それにしても、後ろにコケやすい…(笑)。


 ライフルを両手で構えた射撃姿勢を取らせると、コケにくくなります。でも、このポーズではスナイパーらしくないですねぇ…。

 ということで、スナイパーらしく寝そべり狙撃姿勢を取らせてみましたが、ちょっと苦しいです。首がもうちょい上を向くように加工すれば、より自然なポーズになるとは思いますが、どっちにしても上に突き出たスラスターが目立ってしまって相手に見付かりそうです(笑)。


 エクシアとの比較。デュナメスはかなり角張っていますが、エクシアと同系機であることはパッと見でも分かりますねぇ。ストライクとバスターの関係に似ていると思います。
 う~ん、やっぱりフルシールドは欲しいですねぇ。早く出ないかなぁ、HGキット…。



FGガンダムデュナメス(その3)

2007年09月26日 | 小ネタ集
 前々回、タッチゲートの切り取り方で書き忘れたことですが…

 パーツを切り取ろうとしても、他のパーツがジャマになったりする場合があります。そういう時はランナーをニッパーで解体してからパーツの切り取り作業に入るとやりやすいです。手間は増えますが、ゲート部分が欠ける可能性が確実に減ります。ちょっとの手間を惜しんで、後でえらい目に遭うことってありますよねぇ(汗)。
 …とかいいながら、頭部とシールドのパーツを切り出した後はけっこう手もぎしてます。言っていることとやってることがぜんぜん違う…(滝汗)。いえ、その、早く完成体を見たかったんですよぉ~。


 背中のヤドカリの貝のようなパーツ(これがGNドライヴの後ろ側?)には、番宣スポットでは発光しているように見えるスリットがあります。4機のガンダムがどれも同じ色に光っているかどうかは現時点では分かりませんが、エクシアは水色に近いエメラルドグリーンに光っているようですので(先ほどもう一度番宣スポットを確認したら、白に近い水色でしたが…。人間の記憶って、アテになりませんねぇ:汗)、目の部分に使用した「パール7」のグリーンを細切りにして貼ってみました。直線に切ったので、ややフィット感は悪いです。あと、やっぱり水色というより普通のメタリックグリーンに見えますねぇ…。


 エクシアの方には試しにガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」で塗ってみました。もともとの成型色がブルーなので分かりにくいですが、こちらの方が良い感じだと思います。作業も楽ですし♪
 それにしても機体各部に設けられたクリアーグリーンの球体といい、背中の貝といい、薄紫色のベルト状パーツといい、4機のガンダムの動力や駆動系はスゴく気になりますねぇ!


 腕のパーツ構成はエクシアとほぼ同じで、手首は固定です。デュナメスはGNスナイパーライフルを構えるために、ヒジの曲がる方向に手の甲が向いた状態で手首が固定されています。ちょっと招き猫みたいですが、しょうがないですね(笑)。エッチングノコで手首を切り離して、適当な軸(ABSやポリ製のランナーなど)を通してやれば可動にできると思います。

 腕の横方向への振り上げ可動は、ベルト状パーツが可動の妨げになっているエクシアよりも可動範囲が広そうですが、実際にはたいして変わりません。どうやらここまでぐらいがボールジョイントによる肩関節の限界のようですねぇ。
 意外だったのは、エクシアと比べるとずいぶんゴツい腕だということです。4機の内でも特に共通点の多い同系機だから、手首は共通規格だと思ったんですけどね(HGでは案外、共通だったりして…)。

FGガンダムデュナメス(その2)

2007年09月25日 | 小ネタ集
 「ガンダム00」のFGや「ガンダムSEED」系のコレクションシリーズは不思議な商品です。年少者あるいはプラモ初心者向きにパーツが少ないため、タッチゲートを手もぎしてパチ組みすれば、ものの10分ほどで完成するのですが、キチンと全塗装しようとすると、一気に上級者向けキットに変貌してしまいます。一体成型されているパーツを細かくマスキングして塗り分けたり、可動しない部分に関節を追加したりしていると、MGクラスのキットを作るよりも手間が掛かってしまう場合もあるでしょう。
 このように、作り方によって全く違う顔を見せるFGキットですが、もうしばらく待つと発売されるHGキットを製作する時の予行演習として組んだり、新作ガンダムのデザインを把握する、いわば「体験版」としての役割を重視するのがこのキットの一番気楽な付き合い方なのではと思います。
 筆者は今回の製作で、立体になった「00」のガンダム達のデザインを把握しつつ、HGキット製作において「こうしよう」と思っていることを実験してみることにしました。よって、設定どおりにキッチリ塗り分けたり関節を追加することはせず、ほぼパチ組みで進めていく予定です。
 
 写真左:マスク部分はシャープな造形で、目の部分も塗り分けしやすそうです。ただ、目の周りの黒い部分とその下のクマドリ部分の境界があいまいなので、塗装する場合にはその境界線をスジ彫りするなどして塗り分けやすくした方が良いと思います。
 写真右:FGエクシアを組んだ時は目もアゴもシール貼りで済ませましたが、今回、アゴはガンダムマーカー「ガンダムCGレッド」で塗り、目の周りをガンダムマーカースミ入れ用ブラックで塗ってから目の色について考えました。
 番組公式サイトで観ることができる番宣スポットを観ると、目の色はかなり水色っぽいグリーンのようです。
 キット付属のシールだと普通のメタリックグリーンですので、ガンダムマーカーの「ガンダムメタブルー」をベースに「ガンダムメタグリーン」を混ぜた色を塗ろうかとも思いましたが、結局「パール7(下の写真、右側)のグリーンを細かく切って貼ることにしました。 

 この「パール7」はオーロラフィルムでコーティングされたデコレーション用のテープで、文房具店などで200円ぐらいで売っています。粘着力や耐久性にはやや不安がありますが、色がキレイなのでオススメです♪ 光の当たり具合によっては劇中(?)のイメージにかなり近い色に光ってくれますよ!
 
 ヘルメットの両サイド、耳の部分にはキットのグリーンのシールを貼りましたが、ヘルメットには他にもグリーンの部分(マスクの両サイドにある頬当て)があります。今回は気付かなかったふりをして、白のままにしてあります。HGキットでは頬当てもちゃんとグリーンになっているようですねぇ。


 シール貼りにはツマヨウジの先を耐水ペーパーで滑らかにしたモノ(写真右側)を使用しています。普通のツマヨウジよりもシールにキズが付きにくいような気がするのですが、気のせいかも…(笑)。

 
 ボディーの基本的な部分は前後2パーツという大胆な構成ですが、腰後ろに付くスラスターユニット(?)には3パーツを使用しています。横から見るとスラスターの巨大さがよく分かります(写真右)。でもこのスラスターがけっこう重くて、完成後には後ろにコケることが多いです(汗)。


 エクシアと同様、胸の両サイドにはポリ製のジョイントによる前後スイング可動ギミックがあります。可動範囲はエクシアと比べるとやや狭いですが、充分といえば充分ですねぇ。


 胸の両サイド前面の黄色い部分(放熱用エアダクトではなく、GN粒子の放出口だそうです)が色分けされていないのが寂しいですが、カッコ良いっす。肩のアンテナはエクシアのモノよりも薄くて良い出来です。胸中央の球体(といってもほとんど隠れていますが…)に貼るシールは、意外と曲面にフィットしてくれますので非常に助かります。
 それにしても、腰正面に蝶が付いているように見えるという話をよく聞きますが、確かに…(笑)。

 

 

FGガンダムデュナメス(その1)

2007年09月24日 | 小ネタ集
 10月6日の番組開始に先駆けて、早くもプラモデルが3アイテム発売されている「ガンダム00」ですが、チームのリーダーの乗機にしてスナイパー担当の「ガンダムデュナメス(『デュメナス』だと思っていました:汗))」のFGキットを今回から作っていきます。
 同系機ということもあって、基本的な構成は「FGガンダムエクシア」とほぼ同じです。


 エクシアと比べると、腰後ろに付くスラスターユニット(?)や肩のシールドなど大きめのパーツが増えている分、価格がアップしているようです。シールも多めですねぇ。

 エクシアの時はサンプル品だったため、説明書はカラーコピーが1枚入っていたのですが、製品版では箱のフタの裏側がカラーの説明書になっています。説明書をなくす心配が無いのでけっこう良いかも…。 

 このキットはプラモ初心者の方向けに、工具を使わなくてもランナーからパーツをもぎ取れる「タッチゲート」方式が採用されています。ただ、タッチゲートは手でもぎ取ると、ゲート跡の部分がゴソッとえぐれてしまう場合が多いです。やっぱり切断面はキレイに仕上げたいなぁと思いますが、普通のゲートのランナーからパーツを切り取るよりも手間が掛かってしまうことがあります。
 でもミドリ店長さんオススメのタッチゲートを手早くカットする方法がありますので「エプロンの人 模型製作日記」過去ログの6月16日にある動画をぜひご覧下さい♪ 思ったより楽にデザインナイフでズバズバ切れますよ!
 この切り方のコツですが…

 できるだけパーツとランナーが作業台となるカッティングマットに接している方が良いのですが(パーツとランナーが浮いていると、変に力が掛かってしまい、パーツの白化を招きます)、ランナーの裏につきでている短い棒状の部分をニッパーでカットするとランナーの浮きが防げます。


 ランナーのパーツ近くの半球状になっている部分にナイフの刃を当て、垂直に押し切ります。

 
 ヘルメットの下の部分につながっているゲートは、パーツの肉厚よりも太くなっています。ここは注意して切らないと余計な負荷が掛かってパーツの一部が欠けてしまうので、とりあえず赤線で示した部分でランナーを切り取ります。

 
 ゲート部分に負荷が掛からないように気をつけながら少しずつニッパーで切っていきます。普通のランナーのゲート跡に近い形状になるようにすると良いと思います。


 パーツの裏側にもランナーがはみ出しているので、先に切っておきましょう。


 ここまでゲート跡を小さくしてしまうと、ナイフで切り取る際の負荷があまり掛かりませんので、あとは普通のランナーのゲート処理と同様に作業できます。


 ゲート処理完了です。普通のランナーのゲート処理に比べ手間が掛かりますが、ゲート跡が欠けてしまったのをパテなどで埋めるよりは楽だと思います。「パーツの破損を防ぐ切り出し方」の記事も参考にしてみてくださいね~。

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(最終回)

2007年09月23日 | ガンプラ以外
 新劇場版エヴァンゲリオンの製作記事も今回で最終回です。前回「あともうちょっと」と書いた残りの部分は…

 親指&人差し指付け根の丸モールド塗装と、前腕側面の「-EVA01TEST-」の文字デカール貼りだけだったんです(汗)。ホンマ、あと20分もあれば出来ることだったんですけどね…(汗)。腕のデカールは予備が入っていないので、貼り付けは一発勝負になります。多少位置がズレても気にしないぐらいの方が良いのですが、ちょっとのズレがやっぱり気になったりしますねぇ(泣)。

 新劇場版初号機の完成です。


 アンビリカルケーブルの背中への差し込みは「行きは良い良い 帰りは怖い」状態です。取り付け時はあっさり入るのに、外す時には非常に固く、端子部分が「ポキッ」と折れて背中の穴に残ってしまうのでは…と、ヒヤヒヤしながら外しました。ケーブルを固めの針金に交換して、アンビリカルケーブル自体をスタンド代わりにする場合なら、実に頼もしいコンセントだと思うのですが…(汗)。

 筆者は新劇場版を観ていませんし、TV版についてはレーザーディスクを発掘してこないと観られないので、劇中のポーズの再現は断念しました。

 かなり分かりにくいですが、ダッシュする初号機です。TV版の、落下してくる使徒をエヴァ3機でキャッチする作戦で印象的だったクラウチングスタートのポーズを取らせたかったのですが、極めて広い下半身の可動範囲を誇る本キットでも無理でした(汗)。可動範囲は広くても、意外とポーズ付けは難しいです。
 とりあえずスタート後ということで…(でもTVではケーブル無しだったような…)。

 新劇場版の初号機はプログレッシブナイフのデザインが変更されていますが、どうしてなんでしょう? TV版デザインのナイフでは、新劇場版のアクションシーンには貧弱だから、と想像していますが…。

 ガトリングガンのようなごっつい武器を持たせても、全体の印象のスリムさは変わりませんねぇ。実にカッコ良いです。


 デザインの関係上、腕の可動にはかなりツラいものがある本キットですが、パレットガン(パレットライフル)の両手持ちが可能です。ホンマはコトブキヤのメカニカルチェーンベースの裏側を兵装ビルに見立てて写真を撮る予定でしたが、実際にやってみるとイマイチだったので、やめときました(笑)。


 ややコワモテの主役メカの顔から一転、口を開いた暴走時の凶悪な顔はまさに怪物ですねぇ。口の開閉だけでキャラクターのイメージが大きく変わってしまうのはスゴいです。やっぱり良く出来たデザインですね!

 久しぶりにエヴァンゲリオンのプラモを組みましたが、10年近い年月を経てもやっぱりデザインの魅力は色褪せていないと思います(新劇場版の設定で細部が変更されていますが)。MGザクver2.0やMGターンAガンダムのような驚きはありませんが、傑作キット・LMHGの熟成型モデルチェンジといった感じで良く出来ています。ガトリングガンも大きな魅力ですしねぇ♪


 
 



新作ガンダム放映直前のワクワク感って好きです♪

2007年09月22日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 新作「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」の放映開始まであともう少しですねぇ♪ 
 ガンダムシリーズの新作が製作されているらしいという噂→雑誌などでちょっとずつ情報がリークされる→主役ガンダムなどのイメージイラストがチラッと載るも、全身像は把握できず→登場人物の設定が公開される(キャスティングについては情報無し)→新作の舞台設定やストーリーが少しだけ公開される→主役ガンダムたちの設定画が載る→模型誌などでプラモの試作品の写真公開→キャスティング発表→敵モビルスーツの設定画公開――などなど、ちょっとずつ新作の情報が伝わってくるのは実にワクワクします。何というか、独特のムードがあるんですよねぇ。新作ガンダムがある年は、なんとなく「いつもと違う」と感じます。

 ストーリーの方ももちろん気になりますが、個人的に一番気になるのはやっぱりプラモの事です。ガンプラはシリーズごとに新たな技術が導入されてきているという歴史がありますが、新作TVシリーズのキットとなると力の入り具合が違いますからねぇ! 「00」のキットは「SEED」系のキット仕様を発展させたモノのようですが、HG以上のクラスはクリアーパーツや軟質樹脂を効果的に配置したモノになるようで、非常に楽しみです。HGガンダムエクシアの股関節の構造なんかとても気になってます。あと、デザイン面では「SEED」系ではかなり保守的なデザインだったのですが、今回はかなり冒険したデザインで、今後登場するであろう新型機もどんなヤツが出てくるのか楽しみです。
 それにしても、最近の作品ではプラモの試作品と実際の製品の差が少なくて良いですねぇ。コンピュータを使用した設計などによる開発期間の短縮化が効いている感じです。昔は試作品と製品がぜんぜん違う場合が多かったですから…。雑誌の裏表紙などに試作品の写真が載って「うお~! カッコエエ!」と思っていたら、実際の製品はなんとなく垢抜けない雰囲気でガックリしたり、逆に試作品の写真を見て「これはちょっと…(汗)」と思っていたら、発売された製品は格段にカッコ良くなっていたりしたもんです。

 あと、筆者はファースト世代ですので、どうしても敵モビルスーツに興味が向いてしまいます。平成に入ってからのガンプラ(MGやHGUC除く)は、敵モビルスーツに関してはかなりツラい状況が続いていますから、「どうせ今回も…」ということになると思っていたのですが、どうやら今回はそうでもなさそうで一安心です。FGで発売されると思っていた敵MSがHGで発売され、しかも出来がかなり良さそうですから♪ 「HGティエレンが発売された時、キットのランナーを見ると謎のスイッチが入っているかも…」という想像までしてしまいますよ♪

 今回は「SEED」「DESTINY」のシリーズ展開の経験を充分に活かした商品展開になっているような気がします。番組開始前からキットが店頭に並ぶなど、ハイペースなリリースに期待が高まります。後半の敵MSが発売されないという尻切れトンボにはならないでほしいなぁ…(←もう番組終了時期の話をしてるし…汗)。 
  

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その14)

2007年09月21日 | ガンプラ以外
 新劇場版エヴァ初号機もいよいよ終盤(前々回もそう書いたような気が…)です。Ernieさんからいただいたコメントによりヘルメットの周りの部分の裏側は赤いということを知りましたので、さっそく塗りました。
 
 本来ならパーツを分解して塗ると楽なのですが、頭頂部のパーツのはめ込みが非常に固く、分解はほぼ無理だと判断してマスキングで対応しました。この赤はガンダムマーカー「Gジェネマーカーセット」の「ガンダムCGレッド」を使っています。写真では分かりにくいですが蛍光レッド気味の鮮やかな赤で、けっこう使えますよ♪
 


 足首に戻ります。足の甲に被さるグリーンのカバーはボールジョイントで可動するようになっています。基部から外れにくくなるように、裏側から固定用のパーツをはめ込むようになっています。LMHGでは外れやすかった記憶がありますからねぇ。
 カバー自体はLMHGでは左右に分割されていましたが、新劇場版ではワンパーツ構成です。ただし、4つある黒穴のうち外側の2つが成型の都合でいびつな形になっています。ピンバイスで開口して真円の穴にしようかと思いましたが、パーツの裏側の押さえパーツと干渉しそうなのでやめました。


 すでに組み立てた手首以外の手首も丸モールドを交換したりして準備中です。写真左から、右握り手・右ナイフ持ち手・右銃持ち手・左平手です。握り手は穴開きゲンコツになっていて使い道はあまり無さそうですが、たぶん零号機では「ロンギヌスの槍」用握り手として使うのでしょうねぇ。


 プログレッシブナイフは刃の部分がシャープな造形で、削り込みは不要だと思います。刃の部分は「Gジェネマーカーセット」の「ガンダムアームズグレー」で塗りました。刃の背に付いている赤いマーカー状の部分は、使用時にちゃんと超音波が出ているかどうか(TV版の初期の話で、シンジ君が教室で「超音波が…」としゃべっていたのを思い出しました)を示すインジケータだと解釈し、収納状態のモノには赤く塗りませんでした。

 
 エヴァンゲリオンの特徴的なアイテム、アンビリカルケーブルの端子部分はスライド金型でキッチリ成型されています(写真左)。
 写真右の金色の部分は「Gジェネマーカーセット」の「ガンダムCGイエロー」で塗りました。ゴールドというよりメタリックイエローという感じの色で、RX-78ガンダムの目や平成ガンダムのゴールド部分に適した色だと思います。オススメですよ♪
 コードは太めの銅線が入ったリード線なので動きのある表現が可能です。エヴァ本体を支えられる強度がある金属線に交換してやると、スタンド無し・ケーブルのみで宙に浮かせたり不安定な姿勢のポーズを取らせることができるかもしれません。
 アンビリカルケーブルの設定はTV版を初めて観た当時は驚きました。通常は有線による電力供給で長時間の作戦が可能で、ケーブルが切れた(または外した)時は「残り時間約3分」というウルトラマン状態になり、緊張感のある演出が可能になるんですからねぇ。核動力で動いている他のロボットとの違いも明確ですし…♪

 今回で最終回に持ちこめるかなぁと思いましたが、あとちょっとのところで到達できませんでした(汗)。ホンマ、あとちょっとやったのになぁ…。


新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その13.5)

2007年09月20日 | ガンプラ以外
 
 エヴァ初号機の足裏です。まるでブランド物スニーカーの底のように色分けされている設定なのですが、キットのパーツは黄色です。黄色の下地に白を塗るのはかなり苦しいのですが、足の裏が見えるポーズが多そうなエヴァですので、塗り分けることにしました。
 ただ、水性塗料あるいはマーカーのインクでの白塗装を薄い塗膜でキレイに仕上げる自信は無いので、変化球を使います。人間が履く靴のようなデザインの足裏なら、靴のようにすり減らしたらどうだろう?と…。


 とりあえず説明書の塗装見本を参考に足裏をマーカーで塗ります。白い部分はガンダムマーカーの白(SEEDホワイトを使用)のインクをドライブラシ的に軽く塗っておきました。後の工程でどうせ白くなくなるので、黄色い部分との色の違いが分かる程度にしておきます。


 マーカーのインクが乾いたら、荒めの耐水ペーパー(400番を使用)の上で足裏を滑らせ、すり減らします。歩いたり走ったり、踏ん張ったりという足の動きをイメージしながら耐水ペーパーにこすり付けると良いと思います。ちなみに筆者はO脚気味ですので、靴のカカトの外側がすり減ります(笑)。


 何百トン、何千トン(あるいは何万トン?)という巨体を支える足裏ですので、人間の靴の底ほどすり減りやすい材質とは思えませんが、まあこれぐらいはすり減るでしょう。つま先の親指側、土踏まずの手前、カカトの内側をすり減らしてあります。塗った色がところどころハゲてしまいましたが、靴底で部分的に色が違う部分って、すり減ったら靴底の地の色が出て来ますので案外リアルかなぁと思います。


 筆者は底が白い靴を履いたことがあまり無いので、実際にはすり減った跡がどんな色になるかは分かりません。でも、小学・中学時代に履いていた上履きのバレーシューズはやたら黒いこすれ跡があったので、スミ入れ用マーカーでこすれ跡を描き込みました。う~ん、ちょっとわざとらしかったかも…(汗)。


 ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、パステル粉を塗り付けてごまかすことにしました。兵装ビルが立ち並ぶ戦闘区域の地面はどんなだったかなぁと思いつつも、自然と土色のパステルを選んでしまっていたりします。とりあえず土の黄土色とコンクリートの灰色、アスファルトの黒の3色のパステルを粉末にして混ぜ、足裏にこすり付けました。

 パステル粉はツヤ消し面もしくは細かい凹凸のある面でないと定着しませんので、思ったより足裏に付いてくれませんでした。や、ヤバい(汗)、単に汚い仕上がりになってしまいそうな…。

 そこで「困った時の砂ボコリ」、ガンダムマーカーウェザリングセットの「ガンダムサンドブラウン」を塗ることにしました。インクを平筆に取って、軽く足裏に塗り付けます。乾燥後に綿棒などで軽くこすると程よいヨゴレ具合になります。

 うむむむ…。当初思い描いていた仕上がりとは全く別物になってしまいましたが、「すり減ったり汚れた靴底って、こんなもんやろ?」と、自分を納得させることにしました(汗)。なんか、運動場の白線を踏んだ後みたいな感じですが…。

 あともうちょっとで完成ですが、次回で最終回になるかなぁ…。


新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その13)

2007年09月19日 | ガンプラ以外
 新劇場版エヴァの製作も終盤に差し掛かってきました。デザインが独特なものなので、最近のMGクラスの価格帯のキットとしては合わせ目消しが必要な部分が多く、しかも有機的なフォルムであるため、かなりの強敵です。まだまだ気が抜けませんよぉ…。

 スネは正面の部分が別パーツになったため、LMHGと比べて合わせ目処理の手間が約半分になりました。それでもヒザ関節は挟み込み式であったり、フクラハギ側の合わせ目消しが必要だったりで、なかなか手ごわいスネです。
 スネをヒザ関節のポリキャップに取り付けると、ヒザのクラッシャーの可動が固くなります(気を付けて動かさないと、クラッシャー取り付けアームが折れそうで恐いです)。筆者のキットはもはや分解不可能なので手遅れですが、まだ組み立てていない方は、クラッシャーの取り付けアームの、ポリキャップを通す穴を少し広げておくと良いと思います。

 
 写真左:スネ正面上部のクラッシャーの付け根部分はパーツ分割により色分けされました。足首取り付け用ポリキャップはスネ正面のパーツに取り付けてから、スネ本体に組み付けるようになっています。
 写真右:フクラハギ側の合わせ目は、やっぱり瞬間接着剤を使うことにしました。やり方は流し込みタイプの溶剤系接着剤とほぼ同じで、パーツとパーツとの間を少しだけ開けた状態まで組み立て、すき間に瞬間接着剤を流し込みます。溶剤系接着剤と違うのは、接着剤を流し込んだらすぐにパーツとパーツを圧着するところです。接着剤の量とか圧着のタイミングなどがかなりシビアですので、安いキットを練習台にして慣れておいた方が良いです。
 ヒザ関節周りが非常にタイトなので、瞬間接着剤がヒザ関節に付いてしまうのを防ぐ必要があります。瞬間接着剤で接着できない材質(ポリエチレン)製のビニール袋をヒザ関節周りのすき間に差し込んで、接着剤の付着を防ぎました。接着剤が固まったらビニール袋を抜き取れば良いのですが、接着剤がビニールの表面を鋳型としてキレイに固まっていたりします。うまく行けば、ヒザ関節周りの装甲のフチをペーパー掛けしなくても済みますよ♪


 とりあえずスネは接着剤の乾燥を待つことにしました。スネまで組み上がったので、だいたいのサイズが把握できます。1/100スケールのガンダム(約18㎝)と並べてみました。足首が無い状態でもガンダムよりかなり背が高いです。
 エヴァには明確なサイズの設定がありません(40~200メートル説あり)が、身長100メートルとすると約1/500といったところでしょうか。

 さて、足首に入ります。
 
 足首も基本的にはLMHGと似ていますが、足首ボールジョイントの基部に横方向の軸が追加されています。接地性の向上が期待できます。書き忘れていましたが、このキットのポリキャップはLMHGのモノの流用のようです。ポリキャップのコストを抑えつつ新規の関節をABS樹脂で設けるという、実に合理的な設計だと思います。


 靴の部分は、このようなパーツ分割になっています。つま先は左右で違うパーツ、カカトは左右共通パーツになっています。ディテールを再現するためにカカトの靴底部分は凝ったパーツ分割になっていますよ♪
 

 まさに「靴」です。なんかルパン三世の靴を思い出してしまいました(笑:靴下も…)。
 つま先はポリキャップで独立可動します。ちょっとポリキャップからはめ込みピンが外れやすいのが難点ですが…。足の甲にあるスジ彫りモールドは成型の都合で途中から消えてしまっています。デザインナイフや目立てヤスリなどで復活させてやると良さそうですが、筆者は忘れていました(汗)。
 足の甲のカバーの基部ボールジョイントは、別パーツで可動式に変更されました。


 足の裏もまさに「靴」です。この足の裏の塗り分けパターンがなかなかモデラー泣かせなんです。しらばっくれようと思いましたが、シンジ君の有名なセリフ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…」を思い出し…(続く)

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その12.5)

2007年09月18日 | ガンプラ以外

 前回、太ももの外装を接着する際に、すき間が開いたまま密着できなくなってしまった(しかも接着剤は瞬間接着剤で…:汗)オッサン、パーツを分解しようとすると脳裏に「部品請求」の文字が浮かんだので、結局すき間を補修する方向で行くことにしました。

 無塗装の場合、成型色を損なうことなくすき間を補修する方法としてランナーパテ(カラーパテ)がありますが、パーツの問題箇所が瞬間接着剤でコーティングされているため、せっかくのランナーパテが接着しない恐れがあります。盛ったランナーパテが硬化した後にペロッとハガレたら悲しいですからねぇ。

 結局、ヤスリで粉にしたランナーと瞬間接着剤ですき間を埋めました。先日のトランスフォーマーネタでやった方式と同じです。

 写真は瞬間接着剤の乾燥後にヤスリ&ペーパー掛けして仕上げた状態です。う~ん、やっぱり合わせ目に黒い(というか透明の)スジが出来てしまいました(汗)。
 四角い面を持つロボットの場合なら、合わせ目のある面だけに成型色に合わせて作った塗料を塗ってごまかすこともできるのですが、曲面で構成されているエヴァの場合は、そこだけ塗装で隠すことができません。何か良い解決法を思いついたら試してみようとは思いますが、とりあえずこれで良しとしておきました。

 もう片方の太ももは、一番上の写真のようなすき間は出来ませんでした。どうやら問題の太ももは、インナーフレームと外装との間にゲート跡か何かの削りカスが挟まった状態で組み上げてしまったようです(汗)。でも、結局すき間が出来なかった方の太ももの裏側にも瞬間接着剤での合わせ目消し特有の黒いスジが…(滝汗)。
 太もも装甲の密着度が左右で違うので、太もも正面装甲を組み付けた際の仕上がりに差が出てしまうかなぁと心配しましたが、意外にも差は出ませんでした。あ~良かった…。

 
 太ももの脚付け根付近の装甲断面は、肉厚が一定でない上に、脚付け根のインナー関節部分とけっこう干渉します(写真左)。パーツのフチをナイフで削ったりカンナ掛けしたりして、肉厚を薄くしつつ有機的なラインに修正していきました(写真右)。
 可動範囲が広がるだけでなく、全塗装した場合は脚付け根インナー関節部の塗装ハゲを防ぐことができますよ♪



 とりあえず太ももまでが完成しました。後はヒザ下なのですが、スネも関節パーツ挟み込み&要・合わせ目消しなんですよねぇ。なかなか手ごわいキットです。
 それにしても、スリムな身体に両肩の垂直尾翼みたいな装備品という後姿が独特でカッコ良いです♪
 

   

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その12)

2007年09月17日 | ガンプラ以外
 今回は昨日の記事の冒頭でチラッと書いた「思わぬ苦戦」の話です。
 
 ヒザの三角柱状のパーツ(格闘戦用のクラッシャーでしょうか?)は、可動方式がLMHGと同じですが、先端の黄色い三角がパーツ分割によって色分けされています。LMHGを作った時は、水性だった頃のガンダムマーカーで塗った覚えがあります。色分けの境界部分のパーツの薄さがスゴいです。


 ヒザ三角柱は、ヒザ関節下側のポリキャップに取り付けられ、独立可動します。LMHGとほぼ同じ構成ですが、ヒザ関節上側はポリレスABS樹脂関節になっています。
 実はヒザ関節のパーツのゲート部分が欠けてしまったのですが、この時点では「まあ、外からは見えないだろう」と思い、放置していました。


 LMHGでは太もも部分は外装に直接ヒザ関節を挟み込み、太ももの股関節周辺のブロックを取り付けるためのポリキャップを取り付けていましたが、新劇場版キットでは太もも内部にもインナーフレームが設けられました。関節の可動方式はほぼ同じですが、装甲のすき間から黒い内部パーツがチラッと見えることで、見た目はかなり良くなるのではと期待できます。


 LMHGでは太ももの装甲は完全な左右モナカ割りでしたが、今回は太もも正面の下半分が分割されています。合わせ目消しの手間がちょっとだけ軽減されています。
 ここに来てヒザ関節のゲート跡の欠けた部分が完成後も外から見えてしまうことに気付き、あわてて修正することになりました。太ももインナーフレームのヒザ関節部分のはめ込みピンが折れるのを避けるため、フレームを分解せずにヒザ関節の欠けを補修したので、思ったより時間が掛かってしまいました。
 問題のある部分は早めに処理しておかないと、後で苦しい思いをするもんですねぇ…(泣)。

 太ももの装甲、特に後ろ側は合わせ目処理が必要となります。作業時間短縮のため、瞬間接着剤で接着することにしました。瞬間接着剤を使用した場合は、合わせ目に黒いスジが目立つことがありますが、パーツ同士のすき間がほとんど無ければ黒いスジもあまり出来ないはず、と思って接着したら…

 「ギャーっ!?」
 太ももの下半分に大きなすき間が…(汗)。いくらパーツ同士を圧着しようとしても、ぜんぜんすき間が狭くなりません。しかも接着に使ったのは瞬間接着剤! 無理にパーツを分解しようとしたら、取り返しのつかないことになりかねません。
 どうする、オッサン!?(次回に続く…)
   

「Gストーン」風エンブレム

2007年09月16日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場
 新劇場版エヴァの製作がようやく脚にさしかかったのですが、思わぬ苦戦で予定よりも進みませんでした(汗)。う~ん、困った。 
 先日、組み立て中のエヴァ初号機に「ヘル&ヘヴン」ポーズを取らせたのですが、そこで思い出したのが…

 これです。10年ほど前、「勇者王ガオガイガー」放映当時に作った「Gストーン」の飾りです。
 「ガオガイガー」って、テレビで観る前は「お子様向け」のイメージが強かったのですが、10話目あたりで実際に観てみると「うおおっ、めっちゃ面白いやん!」でした。可愛らしい登場人物の絵柄と重厚かつシャープなメカ描写とのギャップも良かったですし、毎回飽きさせない展開も見事で、結局最終回までダレることなく観続けることができました。今でも好きな作品です。
 GGG(地球防衛勇者隊)のスタッフや勇者ロボたちの熱い戦いは、筆者も観ていて熱くなりました。で、ついつい作ってしまったんですよ(笑)。

 まずビデオを静止画にして図面を描き、黒とクリアーグリーンの3ミリ厚アクリル板を買ってきて、Pカッターで6角形に切り取りました。アクリル板は非常に硬いので、手がヘロヘロになりました。
 次に、6角形の各辺を斜めにカットしていきました。最初は宝石職人の気分でしたが、実際の作業は目立てヤスリでゴリゴリと削っていたので、これまた手はヘロヘロで…(汗)。しかも一定の角度をキープし続けなければならず、長く苦しい戦いでした。しかし、これぐらいでへこたれていては勇者にはなれません(笑)。
 斜めカットの作業がヤスリから耐水ペーパーに移行し、最終的にコンパウンドで表面を磨き終えた時の達成感はかなりのモノでした。

 クリアーグリーンの石の内部で光る「G」の文字を中心としたディテールは、台所用のアルミテープを切り貼りしたモノです。当時は「ラピーテープ」の存在を知りませんでしたから…。

 正面から見たところ。けっこうズレたり歪んだりしてますねぇ(汗)。
 黒い台座部分とグリーンの石部分はエポキシ系2液混合タイプの接着剤で貼り合わせました。気泡が入りそうになったりニオイが独特だったりで、なかなか手ごわかったです。


 裏面にはゴム磁石のシートを貼り付け、鉄製品に貼り付けられるようにしました。車のボンネットに貼り付けることもできますよ♪


 画像加工の力を借りて発光させました。今、新しく作るとしたら、クリアーグリーンのアクリルの裏に「オーロラ折り紙」を貼ったり、文字部分にラピーテープを貼ったり、台座との接着に透明両面テープを使ったりするでしょうねぇ。
 でももう作りません。ヤスリが1本、パァになりますからねぇ…(汗)。