ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

平手が無いとやっぱり寂しいので…

2008年11月26日 | 現在製作中
 HGダブルオーガンダムの次のネタはHGUCギラ・ドーガ量産型にしようと考えています。もう半年近くジオン系モビルスーツを作っていないので、そろそろ禁断症状が…(汗)。でも、もうすぐMr.ブシドー専用アヘッドも発売されるそうなので、どっちを優先しようか迷っています。
 とりあえず今回は、ギラ・ドーガには平手が付属しないのをなんとかしようという小ネタで行くことにしました。HGUCザクⅡ改の記事の補足も兼ねていますので、そちらも合わせてお読みください。

 ザクⅡ改とギラ・ドーガは機体のサイズがひと回りほど違いますが、キットでは手のサイズが統一されています。造形もほとんど同じです。「0079年の統合整備計画で採用されたマニピュレーターが0090年代でも基本設計はそのまま(ダミー/トリモチランチャーの装備などの改良はあるでしょうけどね)使われているのかな?」とか、いろいろ想像できますねぇ。←HGUC旧ザクもほとんど同じ手首なので、もっと古い設計なのかも(笑)。

 HGUCギラ・ドーガにはHGUCケンプファーの平手が流用可能だそうですが(手の甲のパーツも加工なしで交換できるという噂です)、ちょうど手元にHGUCザクⅡ改のキット(パーツ取り用)がありますので、素直にザクⅡ改から流用することにしました。
 上の写真はギラ・ドーガ(左)とザクⅡ改(右)の手甲の裏側の比較です。はめ込み用の突起の位置が違います。表側は微妙にディテールが異なります。

 
 ザクⅡ改の左平手です。ギラ・ドーガの手の甲を取り付けられるように、内部の仕切り板(写真右の赤く示した部分)をナイフで削り落としました。彫刻刀があれば、さらに作業しやすいと思います。

 
 手の表情が硬いので、親指・薬指・小指をエッチングノコギリで付け根から切り離して、角度を変えて再接着しました。切り離した指は側面のパーティングラインを削り落とし、指の節にスジ彫りを入れておきました。
 指の角度は微妙に力を抜いたような表情にしました。ロボットの手がこんな感じになるかどうかは不明ですが、個人的好みで…(笑)。
 

 内部の仕切り板を削り取り、指の角度変更が終わった状態の平手です。

 
 ザクⅡ改の手の甲パーツを取り付けてみると、ちょっと収まりが悪かった(手の甲が浮いてしまう)ので、赤い線で囲った部分の面をデザインナイフのカンナ掛けで少し削りました。これでピッタリはまるようになりました。手の甲パーツは余分が無いので握り拳と共用になります。

 
 これでHGUCギラ・ドーガ対応の左平手が出来ました。あとは最大の難関、手のひらのグレーをギラ・ドーガの成型色に合わせてガンメタリックに塗り変える作業が待っています。微妙な色合いですので、調色が難しそうです…(汗)。

 この平手の表情なら、ビームマシンガンのフォアグリップに手を添えて両手持ちさせることもできそうです。そこで、左のユルく握った穴開きゲンコツは深く握り込んだ拳(HGUCザクⅡ改HGUCザクⅠスナイパーの記事参照)に加工して小型化を図ることにしました。出渕裕氏が描くモビルスーツって、握り拳が小さいのが特徴ですからねぇ。

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(番外編2)

2008年11月21日 | 臨時ニュース・その他
 11月19日の記事に「通りすがりの者」さんから「レポート1にあった胸部にある謎のスリットが、電飾のスイッチ用スペースに見えるんですが 電飾ユニットは胸部と首の間に入るか試してもらえませんか? 」というコメントをいただきました。
 今回はこの件について調べてみましたので、ご報告いたします。

 肩の装甲の裏面と胸の底を見比べてみました。GNドライヴ発光ユニットのスイッチと胸底面のスリットは確かに一致します(!)。すでに展示してあるサンプルを店内で撮影したので、いつもと雰囲気が違いますねぇ。
 
 さて、実際にはどうなのかと胸部を分解している途中で答えは分かりました。エリのパーツの裏側が、ちゃんと発光ユニットの受け皿になっているんです。
 写真左:発光ユニットを組み込んだエリを裏側から見たところです。発光ユニットの向きを定位置にするための突起とミゾがかみ合っています。
 写真右:首関節軸のパーツを取り付ける部分に開いている穴からは発光ダイオード(LED)の発光部がのぞくようになっています。最近のキットでは首の付け根に前後スイングやボールジョイントの可動部が入っていることが多いですが、1/100ダブルオーではなぜか省略されていました。理由はこの部分にLEDが入るからだったんですねぇ。この穴と頭部の透明パーツを光ファイバーでつなげば、目や耳のGNコンデンサーが緑色に発光するのではないかと思います。首の可動と両立させるのには工夫が要りそうですが…。


 胸の内部パーツに、発光ユニットを組み込んだエリパーツを合わせてみました。ちゃんと発光ユニットが入るスペースが確保されています。
 
 写真左:背中のパーツに組み込んだ状態です。前にも書きましたが、エリの部分は完成後でも胸の前後パーツを分解することなく取り外すことができます。この構造は電池交換の時のためのものだったんです。
 写真右:点灯/消灯は胸部を腹部から外し、胸底面のスイッチを操作します。ピンボケ写真ですが…(汗)。

 というわけで、1/100ダブルオーガンダムの胸部には肩のGNドライヴ発光用のものと同じ発光ユニットが取り付けられることが分かりました。これは何を意味するのか? 謎はますます深まりますねぇ…(笑)。

 コメントしてくださった「通りすがりの者」さん、ありがとうございます! 筆者はキットを実際に組んでいて気付かなかったのに、画像を見ただけでお気付きになるとは、スゴいです!

 *昨日の記事にご質問のコメントをくださった「通りすがり」さん:筆者が組んだキットはバンダイプロショップ加盟店用サンプルとして「ホビーショップ ミドリ」に届いたものです。筆者は主にリアル頭身のガンプラ担当として(SDガンダム担当はエプロンさんです)サンプルキットを組んでいます。

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その6)

2008年11月20日 | 臨時ニュース・その他
 1/100ダブルオーガンダムのサンプル品レポートも今回で一応の最終回となります。
 
 HGキットには付属しなかったシールドです。

 片側6パーツと、意外とシンプルなパーツ構成です。


 注目点はポリキャップの使い方です。もともとひじ関節用に使われていたポリキャップ「G」を2枚のシールド同士の連結用に、手首関節用に使われることの多いポリキャップ「J」を青い装甲の取り付け部に使っています。このキットは最近のキットで多用されているABS樹脂パーツを採用していないため、一部を除くほとんどの可動部がポリキャップによる可動となっています。余るポリキャップは2つだけで、数が限られたポリキャップを無駄なく配置しています。


 シールド先端の刃の部分はスライド可能で、1センチほど伸縮します。 

 青い装甲はポリキャップにはめ込む位置を変更することで2通りのポジションを取らせることができます。写真下が肩に取り付ける時のポジションです。

 シールド同士の連結は、ポリキャップ「G]を手の爪などでグイッと90度向きを変え、突き出したポリ軸を相手側の穴に差し込みます。



 連結した状態のシールドです。 

 全てのブロックが組み上がり、完成状態となりました♪

 シールドを両肩に取り付けると、これまた違った雰囲気になりますねぇ。



 GNソードⅡを連結は四角い筒状のジョイントパーツを取り付けるようになっています。写真は説明書で指示されている向きで連結していますが、ゲルググのビームナギナタのように向きを互い違いにしてもカッコ良いと思います。


 分割状態のシールドを前腕に取り付けると、接近戦用の打突武器になります。


 画像加工でなんちゃってトランザム状態を再現しようと思ったのですが、失敗…(汗)。

 アクションベースへの取り付けはキット付属のジョイントパーツのツメを腰フレームの後ろ側にはめ込んで行う、1/100スケールではおなじみの方式です。




 両肩にシールド、腰にGNソードⅡを装備した状態です。う~、やっぱりカッコ良いです♪ 可動面ではHGキットにはかないませんが、シールドが付いている上にこのサイズならではの迫力がありますよ!

 *昨日の記事に「通りすがりの者」さんから「レポート1にあった胸部にある謎のスリットが、電飾のスイッチ用スペースに見えるんですが 電飾ユニットは胸部と首の間に入るか試してもらえませんか? 」というコメントをいただきました。
 「えっ? マジっすか!?」と思い、画像をよく見てみると、確かに例のスリットはスイッチの形状にピッタリで、胸内部の黄色いパーツは丸く受け皿のような形状になっています(!)。
 うお~っ! これは本当に電飾ユニットが入りそうな雰囲気です! この件についてはできるだけ早く調査し、報告いたしますのでご期待ください。

 

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その5)

2008年11月19日 | 臨時ニュース・その他
 今回は肩のGNドライヴです。LEDを使用した電飾が仕込まれています。電飾といっても面倒な配線作業は無く、メカオンチの筆者でも悩むことなく組み立てられます♪


 ↓これが注目の電飾ギミックの部品です。すでに組み立てられた状態で、普通のパーツと同じように扱うことができます。
  
 写真左:パーツの裏側にはボタン型電池(別売)を出し入れするためのフタとスイッチがあります。矢印で示した部分がスイッチです。
 写真中央:パーツ表側には緑色に光る発光ダイオード(LED)が突き出ています。
 写真右:これはGNドライヴのタービン部分の透明パーツです。中央部が黒くなっているのは、付属のシールを貼った状態だからです。このシールでLEDの光を受け、透明パーツのタービン部分やノズル部分がキレイに光るように光を反射させる&コーン(円錐状)のパーツの透け防止を図っているものと思われます。


 コーンのパーツに透明パーツを組み込んだ状態です。コーンは白いパーツですので、多少の光透けが予想されます。パーツの裏側に黒やシルバーなど隠ぺい力の高い塗料を塗っておくと良いかもしれません。


 青い装甲パーツに電飾ユニットを組み込んだ状態です。カポッとはめ込むだけです。ホンマに簡単です。 


 支持アームの可動部にはバックパックのアーム基部と同様、ポリ製ボールジョイントが採用されています。
 気になるのが写真左端、ドライヴが付く装甲との接続軸です。軸の根元近くに穴が開いています。強度的にちょっと心配…(汗)。


 GNドライヴのユニット全体を裏側から見たところです。電飾のスイッチは目立たないように、設定画のディテールを活かしたデザインになっています。支持アームの太い部分には肉抜き穴が開いています。気になる方は埋めてしまいましょう。
 写真右端、バックパックとの接続軸にも穴が開いています。ぽんたさんの行き付けの模型店さんに届いたサンプルキットでは、この軸が折れていたそうです(泣:17日の記事のコメント欄参照)。ポリ製ボールジョイントの保持力が高く、力の掛かる部分だけに、強度面での不安があります。筆者も製品版ではこのような破損が無い事を祈っています(太ももの脚付け根ロール関節部の接続軸もちょっと不安です。余計な力が掛からないように工夫されてはいるのですが…)。
 


 話は変わってビームサーベルです。柄の部分は2パーツ構成です。ビーム刃は1/100エクシアのような新規設計のものではなく、他のキットでも使われている汎用品です。ビームの接続部分がかなりキツいので、ビーム側の接続ピンが細くなるように少し削ると良いと思います。


 肩にドライヴが付くと印象がガラッと変わります。

 写真ではドライヴのコーン部分がかなり大きいですが、パースが付いているために実際よりも大きく見えているようです。比率的には「HGキットよりも少し大きめ」ぐらいだと思います。
 
 防御形態と突撃形態。
 


 GNソードⅡのパーツ分割はこんな感じです。左下にあるグレーの小さいパーツは腰サイドアーマーに取り付けるためのジョイントです。

 ソード刃兼ライフル砲身部の取り付け部分はポリキャップ接続です。基部には十字型のストッパーが付いていて、モード変更時(ソード⇔ライフル)には接続軸を軽く引き出し、刃の向きを90度ねじってから元の位置まで押し込むようになっています。
 謎の透明パーツ(センサーでしょうか?)は基部と一体成型になっています。色分け用のシールが付属しているのですが、HGケルディムガンダムのような方式による色分けだともっと良かったですねぇ。
 

 ライフルモードとソードモードです。ライフルモードはデザイン上、どうしてもソードモードよりもグリップが細くなってしまうので、手に持たせた時の安定感はイマイチです。グリップや手首の角度を工夫して持たせると良いです(ストック部分は前腕へ接続できません)。
 ライフルモードの保持力向上のため、グリップをソードモード並みに太くする補助パーツをプラ板などで作るのがベストかもしれませんねぇ。

 次回はシールド、そして完成写真です。


緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その4)

2008年11月18日 | 臨時ニュース・その他
 サンプル品レポート、脚の部です。

 足のパーツ分割はこんな感じです。つま先が独立可動する1/100エクシアと比べるとシンプルです。足の甲のグレー部分が色分けされたのがうれしいですねぇ。


 もともと足首の関節が横方向に良く動くように考えられたデザインだけに、キットの足首関節もそのデザインを活かした構造になっています。写真を撮るのを忘れましたが、足の裏には肉抜き穴が開いています。ちょっと残念…。

 すねのパーツ一覧です。

 太もも~すねはフレーム構造になっています。脚の全てのパーツは左右共通設計になっていて、脚付け根関節とひざ横のGNコンデンサーの方向の違いにより左右を組み分けるようになっています。
 
 すねの装甲パーツはフレームの前後から挟み込むようにして取り付ける方式です。合わせ目が目立たない上に、すね横のグレー部分が色分けされているのがありがたいです。

 足首の可動範囲は最近のガンプラの標準レベル(ただし、横方向はちょい広め)だと思います。HGキットほどではないですが、接地性は充分だと思います。


 太もも~ひざ関節にかけてのパーツ群です。
 
 写真左:ひざ関節は2重関節です。下側のひざ関節はすね後ろからはめ込むようになっています。
 写真右:脚付け根関節ブロックはロール可動します。ただし股関節はボールジョイントになっていますので、このロール可動の出番は少ないです。
 

 ひざの可動範囲は正座に近い状態まで曲げられるほど広いです。写真を撮っていないのですが、股関節の開脚角度は約90度です。腰フレームと脚付け根関節ブロックが干渉するのでやや狭いですが、干渉部分を削ってやれば多少は可動範囲が広がるのではないかと思います。


 GNドライヴを除いた本体が組み上がりました。スリムなようでボリュームのある、均整の取れたプロポーションだと思います。ギュッと握り込んだ拳のおかげもあって、腕の長いゴリラ体型も回避できていますねぇ♪
 
 設定画を意識したアングルから。可動性能は最新のポリキャップを使用したHGキットには及びませんが、ここ数年の非MG1/100キットの標準レベルだと思います。プロポーションが良いので素立ちでも充分カッコ良いです。
 可動範囲を広げるべく改造するのも良いですが、キットの可動範囲で取れる決めポーズを探るのも面白いと思いますよ♪(立て膝はさすがに無理でしたが…:汗。やってみたかったんですよ、GNソードⅡを連結したランサーを手にした立て膝ポーズ。新旧テッカマンとかデトネイター・オーガンを連想させる姿ですからねぇ)。


緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(番外編)

2008年11月17日 | 臨時ニュース・その他
 サンプル品組み立てレポートの途中ではありますが…

 無事、組み立てが終了したので店に納品してきました。当ブログで紹介しているサンプル品は「ホビーショップ ミドリ」にて展示中ですので、お近くの方は見に来てくださいね~。お近くでない読者の皆様も全国のプロショップ加盟店でサンプルを見られると思いますので、ぜひ!
 一部の可動機構に疑問はありますが、実物はメチャクチャカッコ良いですよ! 組み立て&撮影しながら一人でお祭り気分でしたから…(一足お先に申し訳ございません)。

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その3)

2008年11月16日 | 臨時ニュース・その他
 1/100ダブルオーガンダム・サンプル品レポート、腕の部です。

 頭と胴体を組み立ててしまえば、残りの腕・脚・武器類はほとんどが左右共通パーツになっています。手の甲とGNドライヴ支持アームの青い板はパッと見では分かりにくい左右の違いがありますので、パーツの裏側に小さく部品番号を書いておき、全てのパーツをランナーから切り離してしまいました(ポリキャップ以外)。この後、全パーツのゲート処理を一気に済ませました。「パーツを1個ずつ切り離してはゲート処理…」よりも確実に早くなると思うのですが、パーツの紛失や組み間違いの危険性がありますので、あまりオススメできません(汗)。

 右腕の全パーツです。前腕の手首近く、GNコンデンサーの反対側の丸いパーツは左右共通化のおかげで別パーツになっています。塗り分けに便利ですねぇ。グレーで成型されていればもっと良かったのですが…(笑)。

 腕の構造はHGキットに似たものになっています。

 
 HGとの大きな違いは肩の胴体側との接続部にポリキャップが入ったことと、手首の取り付け部がボールジョイントではなくなった点です。
 GNコンデンサーの部分にはクリアーパーツを取り付ける前にキット付属のシールを貼っています。クリアーパーツの外周部が緑色に光っているように見えますが、これはクリアーパーツの裏側のフチをガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」で塗っておいたからです。
 

 
 写真左:ひじ関節はHGキットと同じぐらいの角度まで曲がります。
 写真右:ひじ関節は2重関節になっています。下側の関節部はわずかですが回転させることができます。

 
 手首パーツは武器保持用と握り拳の2種類が付属します。握り拳は側面(?)の握り込まれた指まで再現された素晴らしい出来です。

 残念なのは前腕との接続部がボールジョイントになっていない点です。前腕の青い部分を可動させつつ手首をボールジョイント接続にするのは、PC-116ポリキャップでは無理だったようです(実は他のキットで手首用に使われているポリキャップ「J」は、このキットでは別の場所に使用されています)。
 他の部分が良く動くだけに、この部分だけポーズ付けの自由度がやや低くなっているのが惜しいと思います(あと、平手も付属していればなぁと思うのですが…)。


 胸側の肩付け根関節は前後方向だけでなく上方向にも可動します。肩のGNドライヴが無ければ、腕はここまで上げられます。


 肩関節付け根部分の前後方向への可動範囲はこれぐらいです。

 次回は脚の部をお送りします。

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その2)

2008年11月16日 | 臨時ニュース・その他
 1/100 ダブルオーガンダム、サンプル品レポートの続きです。

 *注意:この記事は発売前のキットのサンプル品を組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。m(- -)m

 腰のパーツ分割はこんな感じです。


 
 写真左:ここで気になるのが腹と腰のフレーム部分が一体になっていることです。現在のガンプラでは水陸両用MSの一部やザク系MSなど、デザイン的に無理があるもの以外はほとんどのキットが腹と腰の境界部分で回転する(またはそれ以上の動きをする)ようになっているのですが、このキットはこの部分が固定されています。オーライザー合体時の重量対策なのか、組み立てやすさ向上のためなのか、理由は定かではありません。
 一応、写真の上の方に見えるポリキャップによって、胸との境界部分(人間でいうとアバラの下ぐらい?)で回るようになっています。
 
 ここで出てくるのが前回の記事でチラッと書いた電飾の話です。頭部に電飾を仕込むなら、大きな空洞の開いたこの腹~腰のパーツを活かして電池ボックスにすることもできるのではないかと…。写真の中央近くにある巨大なはめ込み用ダボを削り落せば、単5乾電池ぐらいは入りそうです。
 
 写真右:腹~腰は左右のフレームでポリキャップや股関節軸を挟み込み、ウエスト下段の赤いパーツをはめ込むというシンプルな組み立て工程です。腰の左右にはサイドアーマー可動用のポリ製ボールジョイントを差し込むようになっています。股関節軸の取り付け部には可動ギミックはありません。


 腰後ろのアーマーには可動式のサーベルラックが設けられています。 

 
 腰フロントアーマーはポリキャップで前方に少しだけスイング可動できます。腰後ろアーマーは固定式です。


 胸と腹との境目の回転部分の可動範囲はこれぐらいです。思ったより回ります。でも、やっぱり腰部分で回る方が自然でしょうねぇ。そこで…


 腰フロントアーマーを左右に、サイドアーマーを前後に傾けて、腰周りに「なんとなく動いている感じ」を出してみました。これならキットの可動部をそのまま活かしているので、すぐに試すことができます。
 

 
 実際に腰が回っているわけではありませんが、目の錯覚によって腰がひねっているように見えると思います。そう見えるかなぁ、見えるといいなぁ…どうでしょう?

 うう、思ったより話が長くなってしまいました。今回は腕まで進むつもりだったのですが…。

 次回に続きます…。

緊急特別企画:1/100 ダブルオーガンダム サンプル品レポート(その1)

2008年11月15日 | 臨時ニュース・その他
 エプロンさんからバトンタッチして1/100 ダブルオーガンダムのサンプル品レポートをお送りします。ランナー構成や頭部・胸部のパーツ分割については「エプロンの人 模型製作日記(11月14日分)」に詳しい記事がありますので、ぜひ見に行ってくださいね!
 
 *注意:この記事は発売前のキットのサンプル品を組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。m(- -)m


 頭部は全12パーツです。HGキットも細かくパーツ分割されていましたが、1/100ではマスク両サイドのグレー部分が別パーツにより色分けされています。また両耳のクリアーパーツ(GNコンデンサー)がツインアイのパーツに一体成型されているのがユニークです。

 
 エプロンさんが組んだ状態の頭部をいったん分解し、目の部分をシールから塗装に変更した状態です。目の表面(というかフチ)にはHGキットと同様にパーティングラインが入っていますので、細かい耐水ペーパーをかけてからコンパウンドで磨くと仕上がりがキレイになるはずです。目はひと回り小さくなるように削ってやると、より精悍な顔つきになると思います(←個人的好みですが)
 この写真は接写モードで撮影していますので、実物よりも縦にやや細長く写っています。実際はもう少しヘルメットに横幅があります。
 各アンテナは安全確保用の突起(フラッグ)を削り落とし、黄色アンテナの厚みを半分ほどに削っておきました。サイズが大きい上に黄色と白のアンテナが別パーツになっているので、削り込みの作業はずいぶん楽です。


 胸部のパーツ分割はこんな感じです(肩関節付け根の可動ブロックは組み立て後の状態です)。あ、コクピットハッチの白いパーツを忘れていました(汗)。
 写真中央の黄色いパーツは胸ダクトのフィンと内部構造材が一体成型されたものです。フィンの紛失や組み間違いを防止するためだと思われますが…

 肩付け根あたりの装甲のすき間からこのパーツの黄色が見えてしまいますので、ポリキャップの受け付近をグレーなどの暗い色で塗っておくと良いです。


 この写真は胸部ブロックを下から見たところですが、黄色いパーツが完成後もチラッと見えることがあります。ここも暗い色で塗っておいた方が良いと思います。
 ところで、赤い矢印で示した部分に謎のスリットが存在します。これについてはまた後ほど…


 写真左:胸部の背中側にはバックパックの裏側(?)が一体成型されています。GNドライヴ支持アームの付け根部分は「ガンダムSEED」のコレクションシリーズなどでおなじみの球状ポリパーツが採用されています。
 写真右:バックパックは底面のノズルが別パーツになりました。オーライザー合体用と思われる取り付け穴ですが、HGキットではバックパック中央に丸穴が開いていました。1/100キットでは保持力や取り付けピンの強度を確保するためか、長方形の大きな穴が開いています。


 首元、黄色いエリのパーツは完成後も胸部からスポッと外すことができます。エプロンさんは頭部と胸部のパーツ構成について「胸もカラッポだし頭にも隙間があるので、1/100ですからね。自分で頭部も簡単に電飾できそうですね」と言っていましたが、このエリの部分の取り外しやすさも電飾向きだと思います。
 そう考えると胸の底面に開いている謎のスリットはコードを通すためのスリットのような気がしてきます。頭部にLEDを仕込んで首後ろから胸の内部スリットにコードを通すとなると、電池ボックスは腹部に内蔵、という構造が考えられるのですが…(この話は次回に続きます)。

  
 組み立てが完了した頭部と胸部です。ボリューム感はかなりのモノで、このサイズならではの迫力があります。このキットも1/100スケールではおなじみの超ベテラン(?)のポリキャップ「PC-116」が使用されているのですが、この時点での可動部(頭部と肩付け根)の保持力は問題なしです。


 このキットには他の1/100キットと同様、メカデザイナーご本人によるデザインのディテールがモールドされています。


 

 次回予告:なぜか腰が回らないキットですが、目の錯覚を活かせばなんとかなる、かも…。

HG サーシェス専用赤イナクト(その6)

2008年11月08日 | 現在製作中
 久しぶりのイナクトです。HGダブルオーと平行して製作記事をアップするつもりでしたが、実際にダブルオーを組んでみると最新キットの斬新な設計が楽しくて、ついついイナクトの方は作業が遅れまくりで…(汗)。こうなる事は分かってはいたんですけどね(笑)。

 腰の部分はF1マシンや航空機のデザイン要素が色濃く表れている所だと思います。腰正面の装甲なんか、F1のフロントノーズ+フロントウイングのイメージですね。腰後ろの2基のエンジンポッドの間には可動式のウイングが付いているのが芸コマですねぇ。

 さて、後は両脚を残すのみとなったのですが、今のペースでは今後のスケジュール(←ちゃんとあるのか?)に影響を及ぼす可能性が高くなってきました。ヤバいなぁ…。
 ――こうなったら、…トランザムっ!

 …というわけにも行かないので、赤い外装パーツへのコンパウンド研磨をパーツ1個1個の状態で行うのではなく、組み立て後に行うことにしました。パーツのすき間にコンパウンドが入り込んだり、磨ききれない場所が出てくる可能性がありますが、作業効率を考えると…。
 両脚のパーツは左右共通であるものが多く、そうでないものも一目瞭然で左右を見分けられるので、全パーツをランナーから切り離して左右同時進行でゲート処理→組み立てを行うことにしました。



 左右共通パーツの中には、ゲートの位置が片側だけに設置されているものがけっこうあります。ゲートの無い側(もしくはゲートが目立たない側)を機体の外側に配置するように統一して組み立てると、無塗装パチ組みの場合でもゲート跡が目立ちにくくなると思います。

 とりあえず、全身の組み立てが完了しました。

 流れるような曲線で構成されたフォルムがカッコ良いですねぇ♪ 残念なのが腰後ろのウイングです。フラッグのような可変翼ではないので、ヒジと干渉してしまうんですねぇ。設定画のような立ちポーズにするのが難しい…(汗)。
 

 腰後ろのスラスターノズルを塗るのを忘れていました(汗)。アグリッサ型のカラーリングって、今見るとアロウズ所属機のようにも見えますねぇ。出ないかなぁ、擬似太陽炉搭載型のフラッグまたはイナクト系モビルスーツ…(←カスタムフラッグⅡは別として…)。