~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

お話ざんまい

2012年02月12日 13時11分04秒 | 家族・友人等

週末、漢字も計算もせずに、なにか読んでいるか、さもなくばなんかしゃべっている娘。

「ワルキューレって何人?8人?9人?ブリュンヒルデ入れると何人?」

・・・・・・知らんわ・・・・・(汗)

「三銃士ってほんとは4人じゃないの?ダルタニアン入れると」

・・・・・・そうなん??・・・(泣)

「シェークスピアの4大悲劇ってなに?」

・・・・・それならば、考えればわかるかも・・・・・というわけで、

私「えっと、まず『マクベス』でしょ?」

娘「うん」

私「『ハムレット』?」

娘「だよね」

私「ところで、ハムレットってどんなスジだったっけ?・・・ハムレットのお父さんが死んで、お母さんがお父さんの兄だか弟だかと結婚したら(弟だよっ!とつっこまれる)、実はその弟がお父さんを殺した犯人で、それを知ったハムレットが復讐しようとするけど、誤って自分も死んでしまう・・・・・・だよね」

娘「それ間違ってないけど、中が全部抜けてる(怒)。・・・・・えっと、旅の一座に頼んで毒殺の芝居をやってもらうんだよ。それを見ていた叔父(王)が、気分悪くなって『ちょっとトイレ』みたいになって、やっぱりあいつが犯人だ、と思うんだよね。あるとき、カーテンのかげにいた人を叔父王だと思って刺したら、それは恋人のお父さんで、恋人(オフィーリア)は気が変になって川で死ぬ。ハムレットは絶望するんだけど、剣の試合の時に叔父王を殺す。でも自分も剣に塗られた毒が回って死んでしまう」

私「あ、そうか。であとはなんだっけ?『オセロ』だよね」

娘「そうそう」

私「あとは・・・・『リア王』、『ロミオとジュリエット』??・・・あれ?リア王って悲劇?喜劇?娘が三人いて・・・・あああ~忘れたorz  」

娘「たしか悲劇なのに四大悲劇に入ってないのがあったんだけどな~。なんだっけ?」

 

・・・・・というわけで調べてみました。もうシェークスピア全然記憶になく(恥)

悲劇なのに四大悲劇に入ってないのは、『ロミオとジュリエット』でした。

wikipediaによると

<テキスト中には過剰なまでの冗談や乱暴な語句、猥談的やりとりが見受けられ、ファルス(卑俗的笑劇)としての要素が、シェイクスピアの他の悲劇作品よりも明らかに強い。>

なんだそうです。

そうなんだ~、いや、そうだった~!

娘に質問されなかったら、一生思い出さなかったですよ(たしかにかつて記憶した覚えがあります)。

 

娘の今のお気に入りは『マクベス』だそうな。

ちなみに私の小3のときのお気に入りは『ハムレット』で、お楽しみ会で芝居までいたしました(大汗)。

これくらいの時期に、シェークスピアって意外にヒットするのかもしれません。戯曲はいくらなんでも難しすぎますから、ラム姉弟の『シェークスピア物語』ならささっと読めて楽しいかも。


耳が良いとか悪いとか

2012年02月12日 01時04分14秒 | その他音楽

「耳が良い」というのはどういうことなのか・・・って考えることがあります。

広い意味でいうと、

レストランで隣席のつぶやき声を聞き取った・・・・、とか

金庫のダイアル式カギの合うところがわかった(それって何の役の立つのか?)・・・・、とか

虫の鳴き声が何種類も聴き分けられる・・・・・・、とか

いろいろあると思うんですけど、そういうことではなくて、

「音楽をやっていて<耳が良い>」とはなんなんだ?ということです。

正直、そんな難題、私になんかわかるもんじゃありません(笑)。

相対音感があればいいのか、絶対音感があればいいのか、きれいな音や汚い音がわかればいいのか、・・・・・う~ん。

なんでそんなことを考えたかといいますと、

私自身が、非常にアバウトな耳の持ち主だからです(汗)。

たぶん「ピアノ」での単音はだいたい聴き取れます。重音、和音もある程度はわかると思います。

それなりの時間楽器を触ったり聴いたりしているので、おそらくどういう音がきれいなのか、汚いのか・・もだいたいわかると思います。

ですが、人の声になるとまるっきりといっていいほど音程がわかりません。たぶんアカペラだったら(それがきちんとした音程で歌われていたとしても)、楽譜には書けないんじゃないでしょうか?

かろうじて歌をききとっているのは、それに伴奏があって、伴奏の音でおよそがわかるからです。

なので、「視唱」ということはできても、「聴唱」をやらせたら、ほぼオンチです。楽譜が頭に浮かばないと、音の高さがわからないということになります。

その程度の耳なので、ブランクが10数年あったのちにピアノを再開したところ、「どの音もド」まではいかないとしても、「どれもハ長調」くらいのレベルしか聴き取れなくなっていたんじゃないかと思います。

結局、教育やトレーニングによって、かろうじて保たれていた耳なんでしょう。

 

さて、楽器が違うから・・・と言ってしまえばそれまでですけど、

弦楽器の音程も私にはよくわかりません。

名手の音程は問題ないのでなんともないですけど、そうでない場合、ピタッとハマってない音程の場合、

それがいったい低いのか高いのか、聴けば聴くほどわからなくなります。

基本的にキマッていてある音だけが低いとか高いならわかりますが、たとえば「ドレミファソラシド」とぱっとスケールを聴いたときに、

最初のドからして低いのか、ドは大丈夫でミとラだけが低い(あるいは高い)のか、そうなるともうなにがなんだか・・・です。

これもある程度慣れなんでしょうけど。

今日娘のヴァイオリンのレッスンで、先生が短六度の微妙にずれた音程をいくつか弾かれて、

「これくらいはいいけど、これくらいになると外れてるとかわかる??」と質問されるわけです。

娘は、「あ、下が低すぎる」とか「それはヘンすぎ」とか言って笑ってるんですけど(自分が弾くと「ヘンすぎる音程」のオンパレードなのにもかかわらず)、

私には笑うほどはおかしくないわけです。まして、おかしいと思っても、上が変なのか下が変なのか瞬間にはわからない(汗)。

そうでなくても、モスキート音聴こえなくなってるお年頃なので、ヴァイオリンのような倍音のでる楽器の聴こえ方は若いころとはずいぶん違ってきているはず。

耳そのものが劣化してきているのはまあおいといて、

「多少狂ってても、仕方ないか」で年何回かの調律で弾いているような楽器を弾いているのと、

毎回チューニングして、ひとつひとつの音程を正確に求められる楽器を弾いているのとでは、やっぱり変わってくるのかなあ~と思ったりしました。

いや、ほんとに耳の良い方は、ピアノ弾きであっても、弦楽器の正確な音程がお分かりになると思うし、またやろうと思えば出されると思うのですけど。

 

私としては、これ以上の劣化をなんとか止める努力すると同時に、もうちょっと弦楽器音に慣れないといけないですね。