~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

寝起きに浮かんだこと

2012年02月04日 10時53分17秒 | 見る・読む

今日土曜は、いっさいなんの予定もない一日ですので、おおいに寝坊しました(ぜんぜん珍しくないことですが)。

ゆっくりと覚醒していく過程でなんだか変なことが頭に浮かんでくるんです。

・・・・・立ちションするおじさんをずーっと見てない。いったいいつから見てないのだろう・・・・

朝からすみません。自分でもなんでそんなことが浮かんだのかわけがわからないです。

で、その想念の手ざわりというか感触を確認していて、あることに思い至りました。

昨晩、某書店で、例の芥川賞受賞作を立ち読みしたのです(時間がなくて半分だけ・・・もちろん10日発売の文芸春秋は買います)。

立ち読みがひさしぶりだから、立ちションがどうこうというハナシではありませんよ。

ふたつの受賞作のうち、びっくり会見を開かれたT氏のほうの作品ですけど、

これがどうも、記憶のかなり深いところに触ったらしいです。

私よりずいぶんの年下の方なのに、どことなく自然主義とかそういう古いタイプの純文学を彷彿とさせる内容と書き方と思いましたし、内容は性的な描写が多かったのですけど、

とにかくどこかに触った。・・・・・で、立ちションです(殴:わけわかんなくてすみません。あまり内容詳しく書くのもなんですし。)

この作品に描かれたもの・・・・濁った川、汚臭、そんなものから、そういえばかつてそんな光景があったな、と思ったのですね。

考えてみたら今の日本は見た目けっこうきれいになってきたような気がします。

昔は汚れているところははっきりしていて、河がにごっているとか空が黒ずんでいるとか見た目でもあきらかでした。

ワルは路上にいましたし、「ここは危険地帯」ということもある程度はっきりしていた。

今もそういう部分がないわけではないですけど、

きれいだと思っていた空気が実は目に見えないものによって汚染されていたり、

安全なところだと思っていたところがキケンだったり、

見た目が真実を裏切っていることが実に多いんだなあ・・・・という印象がどこかに残っていて、

寝起きに頭にぐるぐる「立ちション」が浮かんだんでしょうねえ。

 

全部読みもしないで読後感もなにもないわけですが、

超ひさしぶりに読んだ小説、なかなか深いところにキました。

「猥雑な光景を描く」ことに私個人的に大変興味があるわけですけど、

そのあたりにズボっとはまりましたね。(生理的に受け付けない方もあるかもしれません)。

 

というわけで続きはまたいずれ。


いいのか悪いのか

2012年02月04日 00時09分24秒 | ピアノ

今、リバイバルで7年前に弾いた曲を練習しています。

譜面上そう難しい曲ではないのですけど、手の拡張が非常に多く、当時ヒーヒー言いながら弾いた記憶があります。

今でも「簡単」とはとてもとても言えませんけど、そこまで手に負担がかかってる感じはしません。

昨年もちょっとそういう感じがして、それは「たぶん練習により手がひろがるようになったのであろう」と考えてうれしがったりしてましたが、

昨日ふと思ったのですね、

もしや加齢により組織が緩くなってきたのではないだろうか・・・・・(汗)。

年とると体は硬くなるのは確かですけど、緩んでくる部分もあるわけで・・・・・まあいろいろアレです。

広がったんじゃなくて緩んだのか・・・

脱力ができてきたんじゃなくて、力が入らなくなってきたのか・・・・

・・・・ヲイ・・・・・

そもそも若い時分に鍛え上げた指や手じゃないですから、長年ピアノを弾き続けてきた方々と同様のやり方を40や50になってからやるのは危険ですし、真似できるもんでもないんですけど、

再開後12年(干支1周)で、ちょっと変な境地に入ってまいりました(笑)。

どんなヘンな境地かといいますと・・・・

妊娠中のある一時期、天然の安定剤でも効いていたのか、

ふだんだったら、絶対「キーッ」とか「ブチッ」とかなりそうなことなのに、

「まあいいじゃんねえ・・・」とまったく神経に触らないころがありました。

その時は精神的に「ゆるい」感じだったんですけど、

今回は身体的に「ゆるい」感じです。

これって「オワッタ」のか、「ハジマッタ」のか・・・・・

 

どっちみちアブナイかも。