~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

突破口はどこに・・・

2012年02月06日 02時14分38秒 | その他音楽

なんとなくネットサーフィンしておりましたところ、

「みなさん、コンサートに足を運びましょう!」というブログに行き当たりました。

書いておられる方はクラシックの演奏家ではないのですけど、とにかく、「ライブ命」のそのジャンルにおいてでさえ、「ほんとにお客さんが集まらない。まずは生徒が聴きにこない。<自分の生徒が>というわけでもなくて、たくさん生徒がいる友人たちでもほんとにコンサートには来てくれないらしい。。。」

・・・・みたいな内容でした。

ふうむ。。。

コンサートに行くというのは、お金も時間も労力もいることですので、なかなか難しいのは確かです。

私は最近でこそしげしげ行きますけど(多いときは月に8回くらい)、

子どもが小さいころはまったく行けませんでしたし、パートもしてない専業主婦だと、たとえ時間があったとしても一回数千円のコンサートに月に何回も足を運ぶ・・・というのは、かなり心もフトコロも痛みます。

加えて東京にいたころは、いくら行きたいコンサートがあったとしても、チケットが高いし(もちろん無料や安くで質の良いコンサートもたくさんあったのですけど)、

会場までが遠かったり、帰宅時に駅から自宅までが物騒だったりとか、いろんな理由で、行きづらいものがありました。

では逆に今なぜ行くかといいますと、

〇知リあいが出演する

これが一番大きい理由。次に

〇チケットが(関東にいたときほど)高くない

最後に

〇往復が楽

となります。

もちろん、海外からのアーティストも聴きに行きますし、たまには値の張るチケットのこともあるし、県外に遠征して聴くことがないわけでもないですが、

基本的にはこの3つです。

 

反対にめっきり減ったことがあります。それはCDの購入です。

これは申し訳ないけど激減です。タワレコやHMVで、安いCDを束で買っていたころとはまったく変わってしまいました。

「買わなくてもとりあえずどんな曲かぐらいは、動画サイトで視聴できる」というのは大きいです。

それはもちろんありますけど、もともと録音よりもライブ好きだったので、コンサートに行けるようになったら、そちらでおなかいっぱい・・・というのはあるかもしれません。

コンサートというのは、たとえば、そこまで大きな病気でなくても、

鼻水が出る、咳がでる、トイレが近い、

足が痛い、腰が痛い、

家族の誰かが具合が悪い、

携帯切っている間になにか起こるかもしれない状況にある、

となると、行けなくなったり行く気がしなくなると思うので、「行けるときに行っておこう」という気持ちはあります。

いやあ、そう考えると大変なことですね、コンサートに行くのって。

ということは、開催側になったときは「いかに、そこを突破してきて、足を運んでいただけるか努力する」になりますし、さらに「次も足を運んでいただけるように魅力的なものにする」もあります。

一方、お客さん側のときは「行きたいものに行けるよう、心身ともに元気で、かつ他での無駄遣いをしないようにしよう」ということになりましょうか。

 

とても今は「良い時代」とは言えませんから、それがいっそう厳しい状況にあるわけで、

どっちの側に立っても「まずは生活が大事」になってしまいます。

「生徒」としては、たぶん・・・ですね(私にもかつて覚えのあることではありますが)、

「たまたま聴きに行ったライブを見て(あるいは子どものレッスンを見ていて)、自分もなにか楽器をやってみたいと思って始めてみました。

楽しくてハマっていくうちに、レッスンもいいものを受けたくなるし、いい楽器もほしくなる。でも自分に使えるお金は限られているので、・・・・・演奏会には行けなくなってきた」

ということはあると思います。

「ライブを聴かなければ」というのはみんなわかっていると思います(おそらく)。

優先順位ですねえ~

たぶんそれは、子どもの習い事でも同じことかと・・・。

 

難しいです。

でも、誰かが少しずつ動かしていかないと、なにも変わらないような気もします。