なんとなくネットサーフィンしておりましたところ、
「みなさん、コンサートに足を運びましょう!」というブログに行き当たりました。
書いておられる方はクラシックの演奏家ではないのですけど、とにかく、「ライブ命」のそのジャンルにおいてでさえ、「ほんとにお客さんが集まらない。まずは生徒が聴きにこない。<自分の生徒が>というわけでもなくて、たくさん生徒がいる友人たちでもほんとにコンサートには来てくれないらしい。。。」
・・・・みたいな内容でした。
ふうむ。。。
コンサートに行くというのは、お金も時間も労力もいることですので、なかなか難しいのは確かです。
私は最近でこそしげしげ行きますけど(多いときは月に8回くらい)、
子どもが小さいころはまったく行けませんでしたし、パートもしてない専業主婦だと、たとえ時間があったとしても一回数千円のコンサートに月に何回も足を運ぶ・・・というのは、かなり心もフトコロも痛みます。
加えて東京にいたころは、いくら行きたいコンサートがあったとしても、チケットが高いし(もちろん無料や安くで質の良いコンサートもたくさんあったのですけど)、
会場までが遠かったり、帰宅時に駅から自宅までが物騒だったりとか、いろんな理由で、行きづらいものがありました。
では逆に今なぜ行くかといいますと、
〇知リあいが出演する
これが一番大きい理由。次に
〇チケットが(関東にいたときほど)高くない
最後に
〇往復が楽
となります。
もちろん、海外からのアーティストも聴きに行きますし、たまには値の張るチケットのこともあるし、県外に遠征して聴くことがないわけでもないですが、
基本的にはこの3つです。
反対にめっきり減ったことがあります。それはCDの購入です。
これは申し訳ないけど激減です。タワレコやHMVで、安いCDを束で買っていたころとはまったく変わってしまいました。
「買わなくてもとりあえずどんな曲かぐらいは、動画サイトで視聴できる」というのは大きいです。
それはもちろんありますけど、もともと録音よりもライブ好きだったので、コンサートに行けるようになったら、そちらでおなかいっぱい・・・というのはあるかもしれません。
コンサートというのは、たとえば、そこまで大きな病気でなくても、
鼻水が出る、咳がでる、トイレが近い、
足が痛い、腰が痛い、
家族の誰かが具合が悪い、
携帯切っている間になにか起こるかもしれない状況にある、
となると、行けなくなったり行く気がしなくなると思うので、「行けるときに行っておこう」という気持ちはあります。
いやあ、そう考えると大変なことですね、コンサートに行くのって。
ということは、開催側になったときは「いかに、そこを突破してきて、足を運んでいただけるか努力する」になりますし、さらに「次も足を運んでいただけるように魅力的なものにする」もあります。
一方、お客さん側のときは「行きたいものに行けるよう、心身ともに元気で、かつ他での無駄遣いをしないようにしよう」ということになりましょうか。
とても今は「良い時代」とは言えませんから、それがいっそう厳しい状況にあるわけで、
どっちの側に立っても「まずは生活が大事」になってしまいます。
「生徒」としては、たぶん・・・ですね(私にもかつて覚えのあることではありますが)、
「たまたま聴きに行ったライブを見て(あるいは子どものレッスンを見ていて)、自分もなにか楽器をやってみたいと思って始めてみました。
楽しくてハマっていくうちに、レッスンもいいものを受けたくなるし、いい楽器もほしくなる。でも自分に使えるお金は限られているので、・・・・・演奏会には行けなくなってきた」
ということはあると思います。
「ライブを聴かなければ」というのはみんなわかっていると思います(おそらく)。
優先順位ですねえ~
たぶんそれは、子どもの習い事でも同じことかと・・・。
難しいです。
でも、誰かが少しずつ動かしていかないと、なにも変わらないような気もします。