~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

メンテナンス

2012年02月25日 01時04分30秒 | ピアノ

ついに辛抱たまらず、調律をお願いいたしました。

私の場合、年に何回とかそういうのではなくて、「もうダメ~」みたいなとき、かつ本番が迫ってない時にお願いするので、前回はいつだったのか・・・とかさっぱりわかりません。

今回はいったいいつ以来なのか・・・とさっき手帳を見てみましたら、記録に間違いなければ、昨年の7月半ば以来です。

おおっ、半年以上もった(笑)。

うちのピアノは夏場よりも冬場に調子が悪いことが多いんですが、それはおそらく夏場は除湿かけっぱなしにしているので、まあまあ部屋の環境がコントロールされてるのかもしれません。

なら冬場もすればいいんですけどね・・・・・なぜかしてない(殴)。なので、年末年始ピアノを弾かなかったりするとキンキンシャリシャリみたいな感じになってしまいます。

鍵盤がゆるくなったうえ、音律がくるい、さらに金属音みたいな雑音まで加わって、ただでさえ下手なペダルが、ヘタを通り越してクソペダルになり、最後は・・・・・キレ。

うちは、私が弾くので、こんなピアノでは練習する気になれずレスキュー呼んじゃいますけど、もし、子どもさんだけがピアノを触るお宅だった場合、「ちゃんと練習しなさい!」とか「ペダル濁ってるよ!」と叱り飛ばす前に、保護者の方がピアノの状態をみてあげてください(涙)。

名手ならば、少々狂ったピアノでもきれいに鳴らすことができたりしますけど、

名手でない場合、私のように(とくにペダルが)苦手というかヘタな場合、

鍵盤がゆるかったり、音律が狂っていたり、さらにペダルがうまく動かないと、・・・・タイミングもなにもつかめません。

とくに耳に良い方たちには、ちょっとでも狂った楽器は耐え難いはずなんですが、なんせピアノは自分では調律できませんから、みんなダマしダマし(?)使ってるんだと思います。

考えてみれば、弦楽器とか管楽器のほとんどはマイ楽器でレッスンを受けるわけで、楽器の不調や不備については、先生が気づいてメンテナンスを勧められることも多々あると思うのですが、

ピアノは自宅への出張レッスンでない限り、生徒さんがどんな状態の楽器で練習しているかというのは実際わからないわけですよね。電子ピアノだとかアップライトだとかおおまかなことはわかったとしても。

ホールでのコンクールなどはリハもなく、楽器に慣れるころには数分の演奏は終了しているわけだし(汗)、

ピアノ学習者(奏者)って、レンタルにつぐレンタルで、レッスンも本番もしのいでいるわけなんですよね。・・・・・じっと手をみる・・・・

 

ところで、うちの担当さんは、いつも丁寧な仕事をしてくださって、心から感謝しております。

「終わりました~」のあとで、ちょっと弾かせていただいて、気になるところがあれば直しをお願いするんですけど、

なんだかいっつも「雑音」のことばっかり言ってすみません(笑)。

前回も今回も、「この鍵盤を押したときになんかカサっていいません?」ってことだったような(汗)。

前回はたしか、鍵盤下の穴の壁に棒が時々当たって出ている音でしたけど(全然用語がわからなくてすみません)、

今回は、となりの鍵盤のささくれが時々触ってました。

「雑音」というほどの音じゃないんですけど、指先への抵抗はちょっとだけあるわけです。

音色のことじゃなくて、いっつもそんな注文ばかりでごめんなさい、ほんと。

 

うちのピアノ(2004年3月購入)は、初代調律師さんが転勤されて、今二人目なんですけど、

調律師さんが変わると音色も変わるもので、弾く側としてもおもしろいことはいろいろあります。

音律を整えるだけの作業にしても、たぶん個性があるんだと思います。

今日も帰られてから、夜弾いてみたんですけど、「あ、ここの感じが〇〇さんだ」とにやにやしてしまいました。

「どこがどうなんだ~?」と言われても困るんですけど。

ピアノは楽器を持ち運べないので、自宅のピアノだけが「好きな楽器を」「好きな調律師さんで」弾けるということになります。

あらためて、楽器は大事にしなきゃ・・・です(笑)。