『道路元標』とは、1919年に定められた旧道路法により各市町村に置くように定められた、
各市町村の道路の起点になる地点に置かれたものです。
札幌市の道路元標は赤レンガ正門前にあります。
最初に設置されたのは1928年(昭和3年)です。
市制施行は1922年、市電が走り始めたのは1927年、市バスが1930年。
1928年の人口は約15万6千人、これから都市として発展していくぞという時期ですね。
当時は琴似も豊平も、白石も円山、今の東区なども札幌市ではなかったので市域は今とはかなり違います。
現在の市の中心部が札幌市域だったので、そこに15万6千人は結構な街並みだったと思います。
今の道路元標は1982年に再建されたもの、当時の知事・堂垣内氏の筆によると案内にはあります。
元標の裏には『昭和58年再建 北海道』とあります。
札幌市の道路元標なのに再建したのは北海道か?
札幌市と北海道の関係、こういうところが面倒くさいですね。
ちなみに北海道の『里程元標』は創成川公園(南1)にあります。
※『里程元標』は1873年の太政官布告により定められました
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