旧手稲町は今の手稲区と西区西町、福井、平和、宮の沢などを町域としていました。
札幌市と合併したのが1967年ですが、それを記念して開館したのがここ。
なので所在地が今の西区なのに、「手稲記念館」という名称になっています。
手稲は1872年、仙台藩白石支藩からの入植があり本格的な開拓が始まりました。
白石からの開拓団が来道、白石区と手稲区に分かれて開拓の鍬が入ります。
その中心になったのが三木勉で、札幌で最も古い私設の学校も開設しました。
この学校は「時習館」といい、現在の手稲東小学校の前身となりました。
さて、館内は昭和40年台の雰囲気が色濃く漂っています。
合併当時の手稲町のまま、展示品の入れ替えなどなしに今に至るという風情。
歴代村長、町長の肖像写真などというものもある。
その他産業、生活、交通などのテーマごとに手稲の歴史がわかりやすく展示されています。
昔の手稲を振り返るにはちょうどいい資料ですね。
さて昔の手稲といえば“バッタ塚”と“手稲鉱山”。
ここでは特に手稲鉱山の全容がよくわかります。
最盛期は短かったとはいえ、日本を代表する大鉱山だった。
その当時の航空写真は圧巻です。
*手稲記念館
住 所:札幌市西区西町南21丁目3-10
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:無料
開 館 日:月、水、金、土曜日(祝日と年末年始を除く)
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