8月19日
黒石は津軽藩の支藩があったところで、弘前と青森を結ぶ街道が通っていました。
その黒石に行ったならぜひここにというスポットがあります。
黒石市中町にある「こみせ通り」、伝統的建造物群保存地区に指定されています。
“こみせ”とは商家主屋の道路側に設けられた木製の庇で、
日差しや吹雪から人を守るアーケードの役割がありました。
実際にこみせの下を歩きましたが、直射日光が遮られて涼しかったよ。
中町には江戸時代から続くこのこみせのある商家が残り、今も営業をしているお店もあります。
最盛期にはこみせが連なる街並みが4.8㎞も続いていたのだとか。
ということで駅を降りて歩いて10分ほど、「こみせ通り」を歩きます。
インバウンドなんぞいません、というか観光客自体も少ない。
一方通行の道の両側にこみせを設けた商家が連なっています。
飲食店に利用されているもの、休憩所や案内所になっているもの、現役の商家など。
利用形態は当時と変われど、建物は江戸時代のままです。
よくぞ今まで、昔の姿のまま今に残ったものだと思う。
通りの空気は暖かい、そこを歩く人々も暖かい、いろいろな方と楽しくお話させていただきました。
私の素直な感想は、『癒される…』でした。
弘前から電車で30分ほど、こんなに近いのにいろいろともったいないなぁ…。