樺太(サハリン)は第2次世界大戦前は南半分が日本の領土でした。
稚内からは大泊(コルサコフ)と本斗(ネベリスク)まで連絡船が出ていました。
鉄道が北防波堤ドームまで乗り入れ、連絡船に乗り換えていたのです。
昨日ブログに書いた北方記念館もそうですが、稚内を歩いていると樺太関係のお話が多い。
今でも経済的な結びつきが強いので樺太(ロシア)が身近だということもあるのでしょう。
2019年まではコルサコフまでの定期航路がありましたし、ホテルサハリンなどというお宿もあります。
その樺太の資料をまとめて展示しているのがここになります。
こういう網羅的な展示をしている施設があるのは有り難い。
樺太への連絡船のこと、樺太の産業、各地の町の様子、ロシアとの国境、
また大戦時に殉職した電話交換手(九人の乙女)の展示もあります。
個人的には樺太にあった町の説明が興味深かった。
当たり前のことですが、それぞれの町に特徴があり人が暮らし、産業があった。
樺太に住んでいた人々の息吹が感じられる施設です。
入館料無料というのもいいですね。
*稚内市樺太記念館
住 所:稚内市港1丁目6-28(稚内副港市場2階)
開館時間:10:00~17:00
入 館 料:無料
休 館 日:11月~3月の月曜日(祝日のときは翌日)、12月31日~1月5日、4月~10月は無休