8月19日
「こみせ通り」の象徴的な建物がここです。
元は銭湯の「松の湯」で、記録によると1911年には営業をしていたという老舗でした。
その「松の湯」が1993年に廃業、保存の声が上がり2008年に市が取得し2015年に交流館としてオープンしました。
銭湯の前はというと、江戸時代は旅籠(旅館)だったと推定されていますが、
外観を見ると確かに昔の旅館の雰囲気が感じられます。
名前の由来になった、建物から飛び出ている松の木の樹齢は推定350年、
最初から生えていたのか後から増築で取り込んだのかわかりませんが、歴史を感じます。
館内はいろいろなスペースに分かれていて、観光情報の発信や物販スペースやカフェ、
誰でも自由に休憩できるお休み処などがあります。
銭湯当時の番台と女風呂の浴槽をそのまま残したインフォメーションもあります。
ここの水道の蛇口はLANケーブルになっているという仕掛けもあり楽しい。
私も休憩を兼ねてお邪魔しましたが、観光客や地元に方々がこの中で好きに過ごしていました。
何とゆったりした時間が流れていることか、こんな雰囲気の場所は最近は滅多にない。
全館飲食可能で持ち込もOKという緩さも、ゆったりと流れる時間とは無縁ではなかろう。
もっと時間をかけて、コーヒーでも飲みながら過ごしたかったな。
真夏でなかったら間違いなくそうしていたでしょう。
それにしても、観光客が少ない。
弘前と目と鼻の先なのにと思いますが、お盆明けの平日ではそれも仕方ないか。
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