小金湯温泉にはかつて、何軒もの温泉宿がありました。
ですがいまはもう2軒だけしか残っていません。
そのかわり、ではないでしょうがアイヌ関係の施設が出来ています。
施設全体は大変立派なものです。
屋外には復元された家や外洋船など、
屋内には情報コーナーや交流ホール、展示室(展示室のみ有料)など。
展示室には一般的な展示がある過不足なくまとめられています。
特長的なのは、多くの展示品を直接手にとって見られること。
アツシ織の肌触りや様々な民具を手触りを確かめられる場があるのは貴重。
残念なのは、無駄にIT機器が多用されていること。
ボタンを押せば解説が始まるだのクイズが始まるだのバーコードがどうだの、
そういう無駄な時間をつぶす設備が多すぎる。
そんなものは工夫すればもっとシンプルに展示・解説することが出来のに、
そこに無駄金をかけてかえってわかりにくくしている。
お金をかけて立派そうに仕上げることが目的になっているだけ。
結局、小金湯温泉にアイヌ文化を紹介する施設がある必然性がない。
そのことが一番の問題。
山中にある小金湯温泉にアイヌの外洋船を復元してどうなるのだろう?
同じ復元するなら、他にもふさわしいものがあるだろうに。
※HPとパンフレットの住所が微妙に違う(ここではHPの住所を記す)
*札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)
住 所:札幌市南区小金湯27
開館時間:8:45~22:00(展示室と庭園は9:00~17:00)
入 館 料:無料、展示室のみ有料、一般200円、高校生100円、中学生以下無料
休 館 日:月曜日、祝日、毎月最終火曜日、12月29日~1月3日
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