※旅行記を再開します
23日
毎度ここで“那須”と書いていますが、私が那須に行ったときに活動のベースになるのは観光地の那須高原ではありません。
那須郡那須町の町役場があるのが黒田原、その市街地が私のベースとなっています。
JR東北本線黒田原駅がある辺りになりますが、付近の地名は寺子丙で“黒田原”という地名は存在しません。
札幌でいうと“狸小路”のようなものですね。
黒田原には町役場をはじめとする行政機関や銀行、その他都市機能が集積しています。
その中のひとつに今回ご紹介する町立図書館があります。
図書館自体はほとんどの自治体にあるので今更何を紹介するかというと、その形。
円形3階建て、蔵書数は約11万冊。
ちなみに札幌市立図書館の蔵書数と比べると中央図書館を除く各地区館のどれよりも多い。
建てられたのは1979年4月、東日本大震災では当地の震度は5だったそうですが、建物に被害はなかったとか。
頑丈に造ったのですなぁ…。
こんな素敵な建物の図書館なら私なら入り浸りそうですが、
司書としてはここで働くのは大変だろうとは身近にいる者が述べていました。
そんなこと利用者としては知ったこっちゃない、那須町に暮らす方々が羨ましい。
こんな建物を提案するのも許可するのも、自治体としては冒険だったろうに。
当時の那須町には変わった者がいたのだな。