奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

最後の東日本フェリー … 青森観光(青森市森林博物館)(2008年10月12日の日記から)

2009-10-15 03:22:18 | 道外の博物館
さていよいよ最後の見学です。

青森市森林博物館。
青森駅西口から歩いて10分ほど。

ここは旧青森営林局庁舎です。
展示は青森の森林や木のこと。

私は山育ちなものですから、結構得意分野です。

まずは一般的な木のことや植生、水平分布や垂直分布などの解説。
そのあとは山の暮らしの展示。

私の実家にもあったなぁ、大きなのこぎりやチェーンソー。
懐かしいやら感心するやら。

進んでいくとこれぞザ・青森の森林である、青森ヒバ。
日本三大美林(他は木曽のヒノキ、秋田の杉)のひとつです。

いろいろありましたがここでは、耐久性、抗菌性、ヒノキチオール…とだけ言っておきましょう。

博物館的にはこれで十分なんですが、それにしても青森ヒバ。
お土産屋さんなどに行くと今でもいろいろ利用されていることがわかります。

入浴剤、まな板、お箸、表札など…。
青森の方にとって、ヒバは特別な木なんでしょうね…いろいろな意味で。

お箸、買ってくればよかったなぁ。

ここまできて、特別展。
私はここに来て初めて知りました。

森林鉄道写真展

ラッキーだなぁ~。
私の故郷にも森林鉄道(濁川森林鉄道、だ)があったので興味津々。
特別展の資料もしっかりいただいてきました。

青森に森林鉄道が開通したのは明治時代、日本初の森林鉄道だったらしいです。
総延長は最盛期で121km。
これは森林鉄道としてはすごい距離だ。
廃止は昭和42年。
そんな遅くまで活躍していたとは、さすが青森!

鉄向けのミニ知識
ライマー製シェイ式蒸気機関車はここから阿里山へ行ったそうです

最後の第7展示室は館外。
ここには森林鉄道の機関車、客車などの実物があります。
ぬかりない。
さすがですね。

ヒバのチップ(大200円)を買って、博物館を辞しました。
これはいまでもお部屋の中で芳香を放っています。
除菌効果があっていいかもしれない。
そのうち湯船にいれて、ヒノキ風呂を楽しみましょう。

正直、ここまで充実しているとは思いませんでした。
私の興味と合っていた、ということもあるんですが。
でも小さな博物館でも学芸員の努力で、他に負けない展示ができるんだ。
最後は人の力だな。

観覧料 240円

続く
コメント
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