世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

全漁連スト 超法規的措置で支援しよう!

2008年07月16日 | Weblog

こういう時こそ政治の出番である。適応する法律が無いとか法律的に

は適用が難しいとか、・・・そういう状態では非常時の対応が後手、後手であ

る・・・。

万が一に備えて予備費は計上されている。予算化されているのが一般的では

ないか。何れにせよ臨時措置として対応すべきだ。生活が掛かっている現実

に眼を向けてほしい。世界的燃油の高騰で漁民は生き延びるのに必死だ。出

漁すればする程、赤字になる。例のない矛盾的現実の厳しい直面に晒されて

いる。ある閣僚は予算の垂れ流しでは後で困る、と嘯いた。・・・ええ!・・・ 何を

か言わん哉! である。漁民の生活を破綻させての政治はあるまい。国民の非

常時にこそ政治の出番である。そこを何とかしてくれ! と言うのが切実な願い

だ。それに応えるのが政治ではなかろうか。多言は言うまい。兎に角、一日も

早く解決し終息させるべきだ。予算の裏付けで臨時措置を講じて対応すべき

だ。国民の切実な願いであり要望である。・・・詳細は全国紙、テレビ等で詳細

に報じられているので割愛する。・・・


痴呆症の母との愉快な会話!

2008年07月15日 | Weblog

“微笑みの天使”とは言い得て妙である。何も韓国俳優の代名詞のみ

ではない。我が愛する母の代名詞だ! 過去の更に過去の話になると、それこ

そ生き生きとリアルに語る。それを知ってからは私も気が楽になった。現在の

直近の 事は数秒後に、すっかり忘れているが 遥かなる遠い過去の追億は鮮

明であり正確である。・・・1週間に数回、訪れる母の居る施設では 従来は 悲

愴感が漂い 健常時の頃 を 懐かしみ 今の母の姿 と対比しながら語らう事の

鬱陶(うっとう)しさに心を痛めた。だが、今は違う。母が幼少の頃の話になると

正確無比の年月年代は言うに及ばず事の詳細、細部に至るまで鮮やかに捻

(ひね)り出す。お見事という他はない。 最近は訪問が楽しみになった。あの生

生きした母の語り口が聴けるからだ。痴呆症の<要3>だが対話は健常時

変わらない。偶(たま)に会う親戚・知人は 何だ!普通の人と変わらない話

ぶりではないか、と怪訝(けげん)そうに聴き入る。

暫くして会話が弾んでいるうちに、やっぱり痴呆症か、と気づく。まともな話題の

節々に妙な、ちぐはぐな会話が入り込み持ちきりになるからだ。やっぱり、と頷

いて傾聴?する。しばらく会話が弾んでから終幕となるのが最近のパターン

だ。それから私を労い帰途につく。それが親戚、知人・友人の何時もの訪問手

法である。私は“御苦労さまでした”、と労をねぎらってから見送る。

・・・私と母との現在の態様は最近の、現在の話題は差し控えて、過去の又そ

の過去の話題に意図的に持っていく。すると、止まることを知らずに話題は展

開する。私の意図どおりだ。母の話に耳を傾けながら盛んに頷くことが私の、こ

の頃の遣り方だ。あの母の喜ぶ、“微笑み”は正に“天使級”である。何時、終

わるとも知れない話題は 昨今の母の<生き甲斐?!>になっている。「母孝

行」のつもりで永遠!? に続けていこうと、この頃、思っている。・・・


民主党代表選 小沢体制で政権奪取に直進すべし!

2008年07月14日 | Weblog

先の共同通信社の全国電話世論調査(11日~12日)でも全ての分野で

民主党が自民党を上回った。今回が政権交代の千載一偶のチャンスである。

この期を逃したら政権奪取の道は遠のき閉ざされる事になる。今回こそ挙党体

制で臨むべきだ。非小沢勢力の又もや の 台頭が気になる。大義名分は対抗

馬を出して民主的に選出し開かれた党をイメージするのが民意に叶う という。

尤もらしい理屈である。小沢氏以外が、党の、選挙の、顔になれるのか、という

事だ。理論・理屈では選挙は戦えない。・・・勿論、理論に裏打ちされた政策あっ

ての政党であり政権交代が可能となる。しかし、ブレない確かなビジョンと統率

力と実行力、政策を具現する力量がないと政権運営は任されない。党内を束

ね結束する力量、なかんずく“国民にアピールする力”がないと選挙は戦えな

い。国民の厳しい眼に晒され堪え得る力量がないと自滅の道を辿るしかない。 

国民に知名度の高い小沢氏以外が“選挙の顔”と成り得るか、という事だ。我

が身に引き寄せて考えると自ずと答えは出てくるはずだ。代表選になると真っ

先に喜ぶのが自民党である。党内分裂が必至だからだ。代表選後の修復が困

難となるからである。それは火を見るより明らかだ。 内外の識者、政治通の

一致した見方である。代表選に意欲を持つ御方も その事を念頭に置いて身の

処し方を考えるべきだ。少なくとも国民の眼からは、そう見える。民主党支援

者、サポーターも 27万人 を超えた。最大の追い風だ。この期を見逃すことは

い。今度こそ、政権交代の又とないチャンスである。日本の政治の夜明け

だ! 黎明期である! 沈滞した“官僚政治”にオサラバする節目になる。そう

いう自覚が民主党に要請されている。国民の期待である。民主党よ!結束せ

よ! 一億、火の玉となって「政権奪取」に直進してもらいたい。 政権交代が

国民の切実な願いである。・・・官僚政治のウミを出し切るチャンスである。・・・


福田内閣 サミット後も政権浮揚ならず!

2008年07月13日 | Weblog

北海道洞爺湖サミットに政権を賭けて取り組んだが評価は芳しくなく及第

点に達しなかった。指導力に欠け迫力のない幕を閉じた。大方の識者の評価

である。国民も大なり小なり同様の見解だったと思う。福田カラーを前面に打ち

出し今度こそはと政権浮揚に賭ける意気込みは衆目の一致するところだった。

消費者庁の創設と今回の洞爺湖サミットに政権を賭けての取り組みだったの

だが、先の共同通信社の全国電話世論調査(11日~12日)は横ばいの「2

6.8%」と低迷が続いている。前回の「25.0%」より僅か<1.8%>のオマ

ケの支持率である。・・・以下は共同通信社の全国電話世論調査から引用し

た・・・

●内閣不支持率・・・53.5%(6.7ポイント減)

●サミットでの指導力・・・  

▲評価しない・・・51.4%  

▲評価する・・・・・30.3%

●支持する政権・・・  

▲民主党中心・・・45.3%(前回より4.9ポイント増)  

▲自民党中心・・・31.2%(前回より3.9ポイント減)  

※その差・・・14.1ポイントに拡大

●政党支持率・・・  

▲民主党・・・28.6%(前回より5.0ポイント増)

▲自民党・・・28.6%(前回より0.5ポイント減)

●支持する理由・・・「他に適当な人がいない」(53.9%)

●不支持の理由・・・「経済政策に期待が持てない」(29・3%)

■北朝鮮に対する経済制裁の一部解除・・・  

▲反対・・・61.9%(圧倒的多数)  

▲賛成・・・24.2%

■消費税率引上・・・  

▲反対・・・61.8%(反対が多数)  

▲賛成・・・33.8%

●サミットの地球温暖化対策・・・    

▲前進してない・・・56.2%  

▲前進した・・・・・・・37.2%

■内閣改造・・・  

▲改造するべき・・・42.1%  

▲改造しない・・・・・41.6%

●衆院選挙の時期・・・  

▲来年9月任期満了・・・37.9%  

▲年内・・・33.7%  

▲来年前半・・・19.1%

与野党からの批判は日増しに増幅し与党内からは<福田おろし>もチラホラ

聞こえる様になった。衆院解散総選挙を封印しての内閣改造が当面の話題に

なってきた。福田政権の成り行き、今後に注視したい。・・・

 


“ボトム・ビリオン”を救助してこそ 食糧支援 だ!

2008年07月12日 | Weblog

世界には最貧困層の民が世界人口の6分の1を占めている。凡そ10億

人だ。特にアフリカが顕著だ。アジアの一部、中央アジアにも劣悪な暮らしに喘

いでいる民が多数いる。北海道洞爺湖サミットでも そういう国々への食糧支援

が熱心に討議された。しかし、世界の最貧困層の民、“ボトム・ビリオン”に思い

を馳せての食糧支援の論議だったのか、贅沢な食を囲んでの討議には疑念を

禁じえない。・・・余談だが、英国の記者報道でも指摘されていた。・・・G8や新

興国のトップが熱心に話し合われた割には、実感として心に響いて来ない。今

日にも明日にも日々、毎日、生死を彷徨(さまよ)っている最貧困層である。

―“ボトム・ビリオン”といわれる所以だ ――。

一刻も早い支援の手を差しのべないとタイムアウトになる。トップにはそういう

切実さが実感できたのだろうか?・・・疑問とせざるを得ない。原油高騰の波は

収まりそうにないし、とりわけ食糧の高騰は、止まる事を知らない。それが、と

りわけ、最貧困層を直撃している。サミットでは食糧支援として<1兆円>を緊

急援助とした。一刻を争う緊急を要する支援である。今日にでも食に換えて届

けないと死が待ち構えている。そういう非常事態である。・・・経済のグローバル

化は、そういう貧困層を狙い撃ちする。回り回って弱者にシワ寄せする仕組み

になっている。それが経済グローバル化のメカニズムである。世界の有識者は

例えて、それを“人災”といった。言い得て妙である。NGOに いたっては、<カ

ジノ資本主義> とまで断じた。かねがね表明している主張である。即刻、投機

マネーを規制し、食糧のトウモロコシ等、穀物を バイオ燃料 にするな、と 洞爺

湖サミット にも提言している。正論であると思う。10億の民、“ボトム・ビリオ

ン”を救ってこそ サミットの責務 を 果たしたことになる。早急の支援を切望す

る。・・・


資源小国の日本は“人づくり”が発展の原動力、とは言うが!

2008年07月11日 | Weblog

~にも拘らず「人づくり」が地に落ちた。大分県の不祥事は氷山の一角か

も知れないが、あまりにも露骨で悪しき慣習が大手を振って罷り通っていた事

自体が日本の未来を暗示している様で寒心に堪えない。連日連夜テレビでも

取り上げられ識者を交えて徹底的に批判されている。近年、稀に見る不祥事で

ある。汚職、談合、贈収賄、食の偽装、生コン等々・・・あらゆる分野にわたって

不正が暴かれ露呈した。・・・とうとう、と言っていいのか、遂に“人づくり”という

崇高な使命に燃えた取り組みの現場にまで司直の手が入った。倫理観の欠如

では済まされない。・・・『<日本の国の容(かたち)>の有り様』の問題にまで

収斂する大問題である。一国の総理、文科相(省)の大号令の基で喫緊に取り

組むべき命題である。有耶無耶(うやむや)のうちに解消してはいけない問題で

ある。確かに現時点では「教育公務員特例法」で拘束されているが、超法規的

態様 でどうにかせねばならない問題である。言われるところの一般公務員の

採用とは異なり筆記試験の点数だけで採用するのではない、人物、指導力、社

会性、協調性等々、総合的に勘案し精査して採用している、と人事担当者はい

う。それもそうだろう。「“試験”採用」ではなく「教員<選考>」である。――“選

考”である――。確かに「教育公務員特例法」には、そう記述されている。“点

数”のみで採用はしていない。人が人(児童・生徒・学生)を教える崇高な使命

を担っている教育である。だからこそ立派な人物(専門的知識、社会常識、倫

理的識見を有する)が要請される。それ等に相応しい人物を選考し採用するの

が人事採用担当者の職責であり使命である。・・・~にも拘わらず、その特権を

逆手に執って不正を働き私利私欲を肥やす。そういう人物が教育の現場に携

わっているとは・・・。もう、開いた口が塞がらない域を通り越している。責任を

執って身の処遇を考えるべきだ。クリーンな大分県のイメージを取り戻し、一日

も早く修復し回復する事を切望する。心ある善良な人たちが明日の大分を担う

べきだ。期待したい。・・・


喝!大分県教員採用不正事件 他県にも類似事件が?・・・

2008年07月10日 | Weblog

開いた口が塞がらない。いたいけな児童生徒にどう説明したらよいのか、

その責任は重大である。それも氷山の一角かも知れない。かかる類似の事件

は他県にも有ると類推する。教育は「国家百年の大計」という。一国の存続衰

亡に関わる重大事である。かくも悪しき慣行・慣習が罷り通るとしたら日本の未

来はない。猛省すべきだ。この際、県教委や文科省等、関係当局は徹底的に

調査をしてウミを出し信頼を回復するのが当面の課題であり遣るべき事であ

る。他県も同様に調査・精査して事の重大さを明白にしてほしい。現に合格して

教職に就いている先生も胸を張って合格を誇示できる証明で教職に就いてい

る誇りを内外に示すべきだ。管轄にある県教委はその証明を保証すべきだ。

それが社会に対する当局の何よりも優先すべき当面の対応である。清楚な組

織にして国民の負託に応えるのが責務だ。一朝一夕に出来ないかもしれない。

でも遣らねばならない重責である。教職という尊い職責にある者が反社会的行

為を裏ワザとして遣っていた事自体が社会常識では考えられない劣悪な行為

だ。絶対、有ってはならない不道徳な卑怯な行為である。実点数に加算されて

合格し現に教職に就いている先生も、どんな心境だろうか、ましてや合格点に

達していながら不正な操作によって不合格になった受験生の心中を推し量るに

胸の痛みを覚える。双方の被害者(合格者、不合格者)の心中は察するに余り

あるものがある。一部の不心得の者の為に多くの善良な人々が傷つく事は絶

対に有ってはならないし許せない。人心一新してクリーンな組織、清楚な信頼

に値する組織、教育界にすべきだ。一日も早い回復を切望する。・・・

 


北海道洞爺湖サミット 中長期目標 玉虫色に決着か!

2008年07月09日 | Weblog

この時点(9日午前11時50分~)でも議論されていると思うがどう決着し

ただろうか、気にしながら記述している。当初から予想されていたことではある

が新興国の中国やインドがG8の昨日の結論を容易には呑まないだろう、とい

うことだ。・・・昨日のG8の中長期目標の合意も玉虫色にならざるを得なかっ

た。即ち『~気候変動枠組条約の全締結国と共有し採托することを求める』と、

国連に下駄を預けたも同然の曖昧な どうにでも解釈できる公約数的(全会一

致でない、しぶしぶ同意の一致)な決着になった。中期目標も、G8が「野心的

な国別総量目標」を実施することで合意した―― 首相宣言で発表 ―― その

事に関して福田首相は「この長期目標は地球にとって正しく、かつ必要な目標

であることを確認した」、と成果を強調した。更に踏み込んで「G8の結束の下

に途上国、新興国にも働きかけをしていく必要があり、その第一歩を踏み出し

た」と新興国 中国、インドの説得に意欲を示した。

                   ・・・今日13時時点で、速報が飛び込んだ!・・・

今日の13時 時点で新興国の中国やインドを含む16カ国は、昨日のG8の合

意に沿う様な結論に同意した。長期目標はG8の決着に概ね同意、中期目標

にはタガをはめて合意した、と・・・。しかし明確な実施時期は示さなれず先送り

された。案の定、玉虫色の合意であり想定内であった。

・・・(昨日の8日には、新興国の中国やインドを含む5ヵ国は「先進国は80%

~95%削減すべきである」と先進国の削減規制が前提であるとした)・・・

先の独逸サミットより微小の前進だと受け止めているが、具体的時期と数値目

標が示されない限り責任の所在は不明である。その間、G8の存続や有り様は

様変わりするであろう。持続的に受け継ぐトップの態様はどうなるのかも、皆目

不明である。言われる様に世界最大の「お祭り・イベント」の域を出ない。地球

存続の待ったなしの非常事態であるにも関わらず、その切実さが伝わってこな

い。各国の経済優先の態様が先行し、目立ち、真剣に地球に思いを馳せてい

るとは、思われない。トップの世界観、哲学が今こそ問われている様な気がす

る。

 


「福田ビジョン」の 洞爺湖サミット への具現化なるか!

2008年07月08日 | Weblog

“低炭素社会・日本”を目指す「地球温暖化防止の基本方針」即ち『福田ビ

ジョン』が先月、公表された。北海道洞爺湖サミットに先立ち日本の地球温暖

化に対する意欲を内外に示すものとして期待される。問題は如何にして各国の

同意を得て先導するかだ。問題は山積している。昨日だって米国は「原子力発

電」を提唱した。今日の議題で白熱の討論が予想される。日本の思惑通りに事

が運ぶか懸念される。今日、明日の成行きを見守るしかない。振り返って【福

田ビジョン】を整理しておこう。・・・世界の現段階では「2050年に世界の排出

量を現状の半分に減らす」が大勢である

●「福田ビジョン」・・・

▲「2050年までに60~80%削減」する。それは途上国にも削減努力を促す

ねらいがある

▲「2020年までに現状から14%削減が可能との試算」で中期目標は示して

いない

▲「1,2年のうちに排出を頭打ちにし、12年までには京都議定書の約束も確

実に達成する、としている

▲「再生可能エネルギーの太陽光発電、風力発電等の排出ゼロの電源比率を

50%に引き上げる・・・つまり「太陽光発電の導入量は2020年までに現在の

10倍、2030年までに40倍に倍増する」・・・日本は世界にこの分野で遅れて

いる その奪回にも意欲を燃やしている その達成には新築家屋の7割以上を

太陽光発電を採用しないと達成できない その為の政策が必要である

▲産業界の強い反発のある「国内排出量取引」については今秋に多くの企業

参加で国内統合市場の試行的実施を開始するとして制度導入に強い意欲を示

したが実施・導入の時期は言明を避けた 欧州はその分野で先行しているので

ポスト京都のルールに乗り遅れる懸念がある 福田ビジョンは国内向けに比重

がある内向けでサミットに援用できるか懸念される 国内外の障壁を払拭し国

際的に通用する新たな戦略が必要

▲技術革新のための新しい国際組織や世界共通の「地球環境税」の導入にも

言及 「環境エネルギー国際協力パートナーシップ」の提案 「ゼロ・ミッション

電源」重視

▲排出量の透明化

▲太陽光発電の世界一の奪還

▲サマータイムの導入

▲環境技術先進国、日本の得意技を生かす

▲「2050年までに排出量を半減する」は世界の大勢で カリフォルニア州や米

国両大統領候補の両氏も導入に前向き等々の導入で、<政策総動員>して

「低炭素社会」を築く、としている

●民主党も「地球温暖化対策基本法案」を国会に提出している。「1990年に

比べ2050年までの早い時期に60%超、2020年までに25%超」を提示。国

内排出量取引は2010年度から始める、としている。「福田ビジョン」より分か

りやすい。

■懸念材料:2020年を目途の中期目標ではセクター別(産業分野別)積み上

げ(3月の経産省・資源エネルギー庁発表)を2005年比<14%>減の排出

予想を提示した。それはEUの1990年比の4%減でしかない。パリ会議(昨年

12月)の合意、次期枠組交渉の出発点は、IPCC(気候変動に関する政府間

パネル)の報告にある、「先進国は2020年に1990年比<20-40%>に比

較しても、その6分の1でしかない。世界の説得に程遠い。日本のセクター別方

式は、むしろ途上国や新興国、中国やインドに協力を呼びかけるべきだ。

■米国、中国、インドの3大排出国と途上国を削減枠組みにどう招き入れるか

その道筋をつける事も課題である。

■13年以降「ポスト京都」に国別削減率をどう設定するか 以上を見極めつつ

今日、明日のサミットの成り行きを注視したい。・・・


洞爺湖サミット“真剣に検討する”を合意に昇華する決着を!

2008年07月07日 | Weblog

その“真剣に検討する”が、問題である。特に米国の合意を取り付けるこ

とが先決である。“2050年までにCO2を半減する”(科学的根拠に基づいて

いる)、その事を今回の北海道洞爺湖サミットでは明確に引き出し合意に漕ぎ

つけることが最優先事項である。それから中期目標として2020年~2030年

を目途に削減目標を25パーセントから40パーセントを引き出し合意に取り付

ける事が出来れば成功と言える。その為には膨大なCO2排出量の新興国、中

国やインドを説得し賛同を得る事である。――中国、インドは<経済優先>を

崩していない、困難が予想される―― 議長国としての福田総理のリーダーシッ

プが鍵を握る。世界経済、地球温暖化対策、核問題の三大議題(課題)を如何

にしてG8を始め参加国22カ国が大枠で合意に達するか、特に中国、インドを

含む16カ国の動向が最初の関門となる。せめて明日からのG8と中国、インド

を含む16カ国の真剣な論議に期待したい。一歩も二歩も前進した合意を取り

付ける事が出来れば最初の難関は突破した事になる。前回のドイツの成果を

更に深め展望の持てる洞爺湖サミットにしなければならない。一刻も躊躇が出

来ない地球存続に関わる問題だからだ。今回の成果を次回のイタリア サミット

に深化する様に決着しなければならない。その意味でも議長国の責務は大き

い。詳細は既にテレビ、ラジオ等で報道されているので割愛する。今日はアフリ

カ支援が話し合われた。特に食糧支援と農業開発技術の支援で自力できる支

援の在り方が議論された。明日以降の成果に期待したい。

 


飢餓大国アフリカの現状と子供の学校給食の改善を!

2008年07月06日 | Weblog

お~い!サミットよ! 青い水の惑星 この地球に未来は有るのか?・・・

そう叫びたくなる現状に眼を覆いたくなる。飢餓大国アフリカの実情に思いを馳

せる時、そう叫びたくなる。ナイロビの郊外キベラ地区の現状だ。迷路の様に

入り込んだ路地はゴミの散乱、汚水の垂れ流しで悪臭を放つ。世界最大の貧

民街だ。仕事もなく若者は街に溢れている。農村から職を求めて流れ込んだ人

たちだ。親を失い 幼い弟・妹を養う為に懸命に狭い裏庭を耕す。配給の食糧

で、やっと命を繋なぐ。そいう実情がこの地区の現状だ(テレビを視聴し

て・・・)。国連食糧計画(WFP)の担当者のA氏も そう説明する。巨大スラム街

は80万人の人口を擁する。案内の国連担当者も眼を顰(しか)めて苦悩を隠

さない。月収は日本円にして5000円程で10人の家族を養う。1日1食で飢え

を凌いでいるのが現状だ。かつては植民地時代、宗主国の需要に応えて 砂

糖、コーヒー等の商業作物の栽培で生計を立てていた。ところが独立後は生産

の縮小で生計が立ち行かなくなった。それで村を捨てたのである。そういう悪条

件と世界銀行、国際通貨基金(IMF)が農業支援を減少したことが農民流入の

端緒となった。あまつさえ子供たちの学校給食の現状も劣悪で、ごはん と 野

菜 に スープという お粗末なものだ。家庭では満足に食事に ありつけない子

供たちは学校での給食が唯一の楽しみである。長蛇の列をなして順番を待ち、

やっと食にありつける。給食の支援は週5日の月曜日から金曜日までである。

児童1人の支援費用は日本円にして10円ほどである。ところが世界的な物価

の高騰で17円に跳ね上がった。ケニアの子供120万人の支援費用は、この

様な状態が続くと75万人しか賄えない、と国連食糧計画担当者のA氏は嘆い

た。何の罪もない子供達にまで物価高騰の波は押し寄せ被害を及ぼしている。

その最大の原因は、金余りの投機マネーの徘徊が真因だ。それにストップを掛

けるのも今回の 洞爺湖サミット の最大の役割でもある。一刻も早く、そういう

現状を終息させ健全な状態に戻すことが連動する物価高を食い止める事にも

繋がる。そういう意味で議長国の日本の使命、責務は、大きい。明日からのサ

ミットの成り行きを注目したい。

 


温暖化対策によるCO2削減は天災の比ではない!

2008年07月05日 | Weblog

明後日7日から始まる 洞爺湖サミット の重要議題の1つは「地球温暖化

対策」である。CO2削減は人的努力で、ある程度、成果が期待される。それに

引き換え「天災」は膨大な排出量を齎す。学者の推計によると 火山の爆発で1

国の排出量を軽く上回るという。直近でも ミャンマーの大洪水、中国四川省の

地震、宮城・岩手の地震、北極の凍土の氷解等々・・・その自然の莫大な排出

量は人的努力による削減を遥かに超えて地球に決定的打撃を与えるという。し

からば手をこまぬいて自然の成行きに任せていいのか?というと、そうではな

い。個々人や家庭で出来るところから取り組み、市区町村・県でもそれ相応の

努力の積み重ねでCO2削減に寄与すべきだ。なかんずく企業や国は<新技

術開発>で可能な限りの削減努力に邁進すべき事は言うまでもない。・・・た

だ、そういう人的努力でも 天災の比ではない、という自覚の基で話し合われる

べきだ。何を優先して G8首脳会議 で取り組むべき議題・課題なのか、という

認識で話し合うべきである。CO2削減には企業の努力に負うところが大である

が、それに引き換え、その国の経済が失速する事は火を見るより明らかだ。新

興国の中国やインドは膨大なCO2を排出しているし先進国も同様だ。途上国

が主張する様に先進国は途上国の資源を浪費し搾取して経済発展を遂げた。

今度は途上国、我々の番だと。・・・かように、それぞれの国の主張は、それな

りの理屈がある。その相克が解決を困難にしている。元々、サミットは一国の

首脳同士の1年に1回の地球最大のイベントである。参加国の首脳の顔を立て

る様に仕組まれている。学者・専門家同士の科学的な根拠に基づく危機感から

出発するのとは趣が違う。一国の最高責任者として取り組むべき課題とは自ず

と違う。何を優先して最大公約数として取り組むべきか、それがサミットの切実

な議題となる。米国の住宅サブプライムローンに端を発し投機マネーが瞬時に

世界を駆け巡った。被害はあらゆるところに噴出し連動している。ガソリン価格

の上昇、物価の高騰、消費の低迷、投機マネーの徘徊等々・・・。

――途上国への食糧支援も石油輸出国の規制も食糧輸出規制も解消に向か

って取り組み事はこれ又、当然である――

それ等こそが今回の 洞爺湖サミット の最優先して取り組むべき議題ではなか

ろうか。世界経済に与えるインパクトが強いだけに世界的な切実な課題となっ

ている。各国の金融機関による投機マネーの監督・管理、為替と金利の調整を

どうするか。大まかな合意でもよい、兎に角、切実な問題として話し合われるべ

きだ。完璧な解決、合意は有り得ない。各国それぞれの国内事情が違うから

だ。・・・だからこそ、そういう課題、議題に対する議長国としての日本の責務は

大きい。福田首相のリーダーシップが問われている。その責任をサミットでは

果たしてほしい。

 


07年度は 5兆円の赤字! 賭博的年金運用は慎重に!

2008年07月04日 | Weblog

日本の個人資産は「1500兆円」、年金積立金が「150兆円」、途方もな

い金額である。年金運用の世界的趨勢は信用できる投機機関に投資して利益

を上げる事にある。欧米の国々の年金運用は、それぞれの専門機関(家)が

安全な投機機関を選定して利益を上げている。日本も年金積立金を寝かした

ままにせず信頼できる投機機関を活用して堅実に利益を上げてきた。ところが

黒字、赤字の起伏はあったものの、米サブプラム住宅ローンの煽りから膨大な

赤字を計上した。07年度(06年12月時点は約7900億円の赤字)は年間

“約5兆円”の赤字を出した。・・・08年1月~3月期の運用は更に悪化。・・・一

歩間違えれば、コツコツ積み立てた年金に皹(ひび)が入りかねない。運用主

体の独立行政法人「年金積立金管理運用機関」が発表した。前身の特殊法人

「年金資金運用基金」が市場運用を始めたのは01年からである。その年度は

赤字“1兆3100億円”、02年度が“3兆600億円”、そして07年度が遂に<

約5兆円>の赤字を計上した。ところが06年度までは累積で“約13兆円”の

<黒字>を出している。運用の仕方によっては利益を上げる事も出来る、と証

明した。しかし昨今の物価の高騰、値上げダッシュ、54年振りの株価の低落を

見ると、そうも言えない。今後も市場低迷が、このまま続くとすれば年金財政の

圧迫にもなりかねない。運用には慎重を要する。年金積立金150兆円のうち

“100兆円”を運用している。万が一、サブプライムローンの様に投機機関・投

資先が運用に失敗すれば、その時点で日本の年金財政は破綻する。そういう

一か八かの賭場的側面を持っている。先の有識者の集まりでも150兆円の年

金積立金のうち「10兆円」程度なら万が一失敗しても被害額を最小限に留め

る事が出来る、と公表している。兎に角、コツコツと積み立てた年金基金であ

る。国民の信頼ある負託を受けている?運用主体は慎重にも慎重を期して運

用に当たってもらいたい。私が思うに、健全で堅実な公的機関による運用が

“年金積立金(基金・制度)”の「王道」であると思う。賭博的運用は如何なもの

か疑問を禁じえない。“金ころがし”の域、範疇を出ていない。「汗水垂らして真

っ当に働いて稼いだ金」こそ、が、生涯を支えるに値する金、“年金積立金”で

る。そういう金の活用こそ、が、個人や国家の<在るべき姿>、<矜持>で

る。それが、本来の“稼ぐ姿”である。――その事に関しては何れの日にか、

細に開陳したい――兎に角、国家が投機マネーの様に右往左往する醜態だ

は止(や)めてほしい。・・・

※付記:運用資産構成・・・

●{債券}・・・約7割(国内外)

●{株式}・・・約3割

■「07年度の運用実績」

▲4 月~6 月期・・・約2兆3700億円(黒字)

▲7 月~9 月期・・・約1兆6300億円(赤字)

▲10月~12月期・・・約1兆5300億円(赤字)

 


民主党!政権奪取 至近距離に有るも“党内 軋み”が 露呈 !

2008年07月03日 | Weblog

最近、民主党内の 軋み が聞こえてくる。民意は民主党に傾斜している矢

先に、内部から崩壊しかねない、遠ざかる行為が頻出している。国民にそう見

られている。かつて現状維持派と反動分子派の確執が取り沙汰されていた様

相と類似している。政権奪取に意欲を燃やしている小沢党首の行動に水を差

す様な行為だ。全国行脚を粉砕するかの様な行為だ。そういう小沢氏と一定の

距離を置くアンチ小沢グループの動きが気になる。直近ではN氏のグループの

政策研究会の名目での会合が報道された。何故、この時期に?・・・という疑問

が湧く。超党派の会合でも民主党の国会議員が盛んに出入りしている。第三者

の眼から観たら異様に感じる。あっさり脱党して意に有る党に鞍替えした方が

分かりやすい。身辺を整理する事から始めたらいい。そう思えてならない。(党

綱領も考慮)党で確認した政策(党決定)に悖る行為は戴けない。一種のパホ

ーマンスとしか映らない。アンチ執行部への挙動が眼にあまる。言われている

ところの 寄り合い所帯 を露呈している最近の民主党議員の動向だ。国民から

乖離したら永久に万年野党に甘んじる事になる。世界の趨勢に伍していく日本

の政党政治を目指すなら、よりベターな政治の在り方は “二大政党制” だ。そ

の実現までの艱難辛苦を共にする覚悟だったのではなかったのか。・・・民主

党の最近の動向には諦観が先に立つ。本気で 政権獲得 に意欲を燃やしてい

るとは見受けられない。健全な民主主義の基では大いに内部批判と妥協は必

要だし車の両輪だ。でも多数で確認した党の政策や約束事は自分が反対だっ

たからと党以外の私的・公的集会で開陳する事は党の結束を乱す行為になる

し戴けない。と言うより党人として遣ってはいけない行為だ。よく“党則に縛られ

る”、という事が言われるが、党に所属しているからには、ある程度、それも致

し方がない。それが嫌なら脱党 以外にない。・・・今は国内外の非常時だ。日本

全体の纏まり、なんずく、党内結束が全てに優先する。「政権奪取」という遠大

な目標に向かって結束すべき時期である。今が民主党にとっては正念場であ

る。その自覚を再確認し結束して頑張ってほしい。日本の明るい未来の為

に・・・


巷 風評 サミット後の内閣改造が至近距離になった!

2008年07月02日 | Weblog

巷の風評では兎角、「内閣改造」が話題になっている。噂の人物も取り沙

汰されている。与党内でさえ実(まこと)しやかに噂で持ちきりである。 ~told

the whole story quite as if it were true. ~というところか・・・。ガソリン値上

げに連動して軒並み物価は上がる。悲鳴を通り越して暴動も起きかねない情

勢になった。日本までも か!と。・・・そういう状況では政権維持もままならな

い。早くサミットを終えて次期政治体制の構築に邁進するのが現状を打開する

方途だと噂の雀は声高に叫ぶ。然もありなん、と小生も頷いた。・・・とかく、内

閣改造や解散総選挙の時期が囁かれている。衆院解散総選挙は任期満了ま

でに実施されるとしても 内閣改造 は至近距離になった。サミット後か、北京五

輪前後か、識者や通の下馬評は水面下で盛んである。仮にサミットの期待され

た成果が不発に終わったら一直線に “内閣改造” に突き進む事が予想され

る。二酸化炭素CO2削減に米国が難色を示しているからだ。日本のセクター

方式も暗礁に乗りあがる事が予想される。そうなると政権浮揚には「内閣改

造」しかない。そういう状況を読んでの事なのだろう。与党内からの軋みが顕著

になった。“内閣改造”が現実となった場合は筆頭に批判の矢面に立たされた

のが合併した古賀派(谷垣派と古賀派の合併)である。政調会長<谷垣氏>と

選対委員長<古賀氏>を2人も出している、との不平不満である。又、現内閣

は前安倍内閣をほとんど、そのまま引き継いだ体制で“福田カラー”が出し切っ

ていないとの不評もある。17人の閣僚のうち13人を再任しているからだ。・・・

以下は識者や政治通の下馬評である。・・・噂の顔ぶれを列挙すると、官房長

官の町村氏は交代が確実視され代わりに前官房長官の与謝野馨氏と元官房

長官の細田博之氏が有力視されている。町田氏は経産相のポストに就くので

は、と。鳩山法相も交代が確実と見られ代わりに元防衛庁長官の衛藤征士郎

氏と衆院予算委員長の逢沢一郎氏が下馬評に挙がっている。額賀福志郎財

務相も移動が濃厚である。代わりに元幹事長の中川秀直氏と与謝野馨氏と元

厚相の津島雄二氏の三氏の名前が挙がっている。国土交通相の冬柴氏に代

わって同党の副代表の浜四津敏子氏が就任するのではと・・・。農相には現国

会対策委員長の大島理森や元農相の谷津義男氏が有力。初入閣には小渕優

子氏(故小渕恵三元首相の娘)が下馬評に挙がっている。留任が確実視され

ているのが高村外相。又厚労相の舛添氏も取り沙汰されているが新陣代謝が

必要との事で入れ替わる可能性も濃厚である。その場合は元環境相の鈴木俊

一氏と元経企庁長官の船田元氏と前内閣府副大臣の林芳正氏の3氏が挙が

っている。何れにせよ福田総理の洞爺湖サミットの成果が政権維持を左右す

る。内閣改造か衆院解散総選挙か、いよいよ現実味を帯び至近距離になっ

た。・・・