世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

飢餓大国アフリカの現状と子供の学校給食の改善を!

2008年07月06日 | Weblog

お~い!サミットよ! 青い水の惑星 この地球に未来は有るのか?・・・

そう叫びたくなる現状に眼を覆いたくなる。飢餓大国アフリカの実情に思いを馳

せる時、そう叫びたくなる。ナイロビの郊外キベラ地区の現状だ。迷路の様に

入り込んだ路地はゴミの散乱、汚水の垂れ流しで悪臭を放つ。世界最大の貧

民街だ。仕事もなく若者は街に溢れている。農村から職を求めて流れ込んだ人

たちだ。親を失い 幼い弟・妹を養う為に懸命に狭い裏庭を耕す。配給の食糧

で、やっと命を繋なぐ。そいう実情がこの地区の現状だ(テレビを視聴し

て・・・)。国連食糧計画(WFP)の担当者のA氏も そう説明する。巨大スラム街

は80万人の人口を擁する。案内の国連担当者も眼を顰(しか)めて苦悩を隠

さない。月収は日本円にして5000円程で10人の家族を養う。1日1食で飢え

を凌いでいるのが現状だ。かつては植民地時代、宗主国の需要に応えて 砂

糖、コーヒー等の商業作物の栽培で生計を立てていた。ところが独立後は生産

の縮小で生計が立ち行かなくなった。それで村を捨てたのである。そういう悪条

件と世界銀行、国際通貨基金(IMF)が農業支援を減少したことが農民流入の

端緒となった。あまつさえ子供たちの学校給食の現状も劣悪で、ごはん と 野

菜 に スープという お粗末なものだ。家庭では満足に食事に ありつけない子

供たちは学校での給食が唯一の楽しみである。長蛇の列をなして順番を待ち、

やっと食にありつける。給食の支援は週5日の月曜日から金曜日までである。

児童1人の支援費用は日本円にして10円ほどである。ところが世界的な物価

の高騰で17円に跳ね上がった。ケニアの子供120万人の支援費用は、この

様な状態が続くと75万人しか賄えない、と国連食糧計画担当者のA氏は嘆い

た。何の罪もない子供達にまで物価高騰の波は押し寄せ被害を及ぼしている。

その最大の原因は、金余りの投機マネーの徘徊が真因だ。それにストップを掛

けるのも今回の 洞爺湖サミット の最大の役割でもある。一刻も早く、そういう

現状を終息させ健全な状態に戻すことが連動する物価高を食い止める事にも

繋がる。そういう意味で議長国の日本の使命、責務は、大きい。明日からのサ

ミットの成り行きを注目したい。