世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

北海道洞爺湖サミット 中長期目標 玉虫色に決着か!

2008年07月09日 | Weblog

この時点(9日午前11時50分~)でも議論されていると思うがどう決着し

ただろうか、気にしながら記述している。当初から予想されていたことではある

が新興国の中国やインドがG8の昨日の結論を容易には呑まないだろう、とい

うことだ。・・・昨日のG8の中長期目標の合意も玉虫色にならざるを得なかっ

た。即ち『~気候変動枠組条約の全締結国と共有し採托することを求める』と、

国連に下駄を預けたも同然の曖昧な どうにでも解釈できる公約数的(全会一

致でない、しぶしぶ同意の一致)な決着になった。中期目標も、G8が「野心的

な国別総量目標」を実施することで合意した―― 首相宣言で発表 ―― その

事に関して福田首相は「この長期目標は地球にとって正しく、かつ必要な目標

であることを確認した」、と成果を強調した。更に踏み込んで「G8の結束の下

に途上国、新興国にも働きかけをしていく必要があり、その第一歩を踏み出し

た」と新興国 中国、インドの説得に意欲を示した。

                   ・・・今日13時時点で、速報が飛び込んだ!・・・

今日の13時 時点で新興国の中国やインドを含む16カ国は、昨日のG8の合

意に沿う様な結論に同意した。長期目標はG8の決着に概ね同意、中期目標

にはタガをはめて合意した、と・・・。しかし明確な実施時期は示さなれず先送り

された。案の定、玉虫色の合意であり想定内であった。

・・・(昨日の8日には、新興国の中国やインドを含む5ヵ国は「先進国は80%

~95%削減すべきである」と先進国の削減規制が前提であるとした)・・・

先の独逸サミットより微小の前進だと受け止めているが、具体的時期と数値目

標が示されない限り責任の所在は不明である。その間、G8の存続や有り様は

様変わりするであろう。持続的に受け継ぐトップの態様はどうなるのかも、皆目

不明である。言われる様に世界最大の「お祭り・イベント」の域を出ない。地球

存続の待ったなしの非常事態であるにも関わらず、その切実さが伝わってこな

い。各国の経済優先の態様が先行し、目立ち、真剣に地球に思いを馳せてい

るとは、思われない。トップの世界観、哲学が今こそ問われている様な気がす

る。