その“真剣に検討する”が、問題である。特に米国の合意を取り付けるこ
とが先決である。“2050年までにCO2を半減する”(科学的根拠に基づいて
いる)、その事を今回の北海道洞爺湖サミットでは明確に引き出し合意に漕ぎ
つけることが最優先事項である。それから中期目標として2020年~2030年
を目途に削減目標を25パーセントから40パーセントを引き出し合意に取り付
ける事が出来れば成功と言える。その為には膨大なCO2排出量の新興国、中
国やインドを説得し賛同を得る事である。――中国、インドは<経済優先>を
崩していない、困難が予想される―― 議長国としての福田総理のリーダーシッ
プが鍵を握る。世界経済、地球温暖化対策、核問題の三大議題(課題)を如何
にしてG8を始め参加国22カ国が大枠で合意に達するか、特に中国、インドを
含む16カ国の動向が最初の関門となる。せめて明日からのG8と中国、インド
を含む16カ国の真剣な論議に期待したい。一歩も二歩も前進した合意を取り
付ける事が出来れば最初の難関は突破した事になる。前回のドイツの成果を
更に深め展望の持てる洞爺湖サミットにしなければならない。一刻も躊躇が出
来ない地球存続に関わる問題だからだ。今回の成果を次回のイタリア サミット
に深化する様に決着しなければならない。その意味でも議長国の責務は大き
い。詳細は既にテレビ、ラジオ等で報道されているので割愛する。今日はアフリ
カ支援が話し合われた。特に食糧支援と農業開発技術の支援で自力できる支
援の在り方が議論された。明日以降の成果に期待したい。
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