秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

沖縄県の観光客数が過去最多

2017-05-08 04:33:35 | 日記
 2016年度における沖縄県への観光客数が過去最多となり、876万人であった。4年連続過去最高を記録し、沖縄県への人気度が高まっていることがうかがえる。そのうち外国人観光客は212万人であり、前年度比で27%増である。

 沖縄県の観光客数が顕著に増加している主な原因は気候が温暖であること、比較的近くにアジアの外国があること、観光客誘致に熱心に取り組んでいることなどがうかがえる。

 沖縄県では冬でも気候が温暖であり、降雪は限りなく、皆無に近い。これは北海道や東北など雪国と比較するとかなりのアドバンテージとなる。

 外国に近いことも影響している。那覇から東京よりも韓国や中国、台湾などが近く、行き来がしやすい。

 沖縄県は本土よりも観光客誘致に熱心に取り組んでいて、それが効果を上げている。沖縄県には軌道系鉄道がモノレールしかなく、JR線のような鉄道はない。このため、本土よりもバスやタクシーに頼る比率がどうしても高くなる。それを補完することもあり、那覇空港から各地へ飛ぶ航空便は数多く、これの整備が大きい。

 沖縄県民の平均所得は全国平均よりもかなり低いことも観光業への取り組みを強化していることにつながっている。製造業などの第2次産業はぜい弱であり、サービス業の比率が高く、どうしても観光振興に頼らざるを得ない一面もある。

 季節に関係なく、まとまった観光客が訪れるのであれば、これで生活が成り立つ人が増加することとなる。産業振興や人口定住にもつながり、地元経済を活性化させることとなる。

 沖縄県は全国では数少ない人口が増加している県の1つである。高齢化が最も遅く、若年人口比率が高い。これは産業振興や地域振興には有利な要素である。

 アメリカ軍基地があるというハンディが沖縄県にはあるが、必ずしもお先真っ暗というわけではない。取り組みや意識の持ち方で沖縄県は良くなる可能性が高いのである。