秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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浅虫温泉街が宿泊客増に取り組むが…

2017-05-27 04:11:45 | 日記
 青森市の東端に位置する浅虫温泉街が宿泊客増加に向けて取り組みを始めるという。

 浅虫温泉ではバブル経済のとき、年間30万人の宿泊者があったが、その後下降線をたどり、現在は15万人程度で推移しているという。東北新幹線の八戸開業時の翌年である2003年には28万人ほどに盛り返したことはあったものの、以降これといった改善傾向は示されてはいない。

 青い森鉄道(旧JR東北線)に浅虫温泉駅がある。ここは以前、特急も停車していた駅であるが、東北新幹線の新青森開業により、快速を含む普通列車しか停車しなくなった。遠方からの観光客を誘客しにくい環境に拍車をかけたこととなる。

 浅虫温泉のホテルは高層ビルの建物が多く、決して設備面は悪くはない。にもかかわらず、宿泊客は減少傾向である。宿泊料金や交通面が大きく影響している。

 JR青森駅前には数多くのビジネスホテルが進出し、1泊5,000円程度で宿泊でき、官庁街や繁華街・新町に近い。浅虫温泉だとJR青森駅から20分程度で行けるが、20キロ近く離れていて、利用しにくい環境にあるといえる。

 函館市の温泉街・湯の川のように中心市街地や函館空港に近いとはいえず、その点も苦戦しているとみられる。

 浅虫温泉の奮起が期待される。