馬越え峠を越えると約2kmで300mぐらい下る急な下り坂。
ゆっくりと下り始める。
動く・体が動くぞ!
今年は下りが好調。だんだんだんだん快調なテンポで走り始める。
このくだりで人を抜かすなんて。
痛い 脚は痛い。でも、きっと80km近く走ってきて足が痛くない人なんていないだろう。
脚の痛みは無視。下り続ける。
このあたりで一番気になっていたのは雨。
小雨が降ってきた。
87キロのエイドに雨合羽を入れてある。
そこまで雨もってくれ。
下りが終わると右に折れてエイドまで平坦な道が続く。
スピードは出ない。でも、何とか走れる。
デカフォレストの緑ゼッケンを見つけ、追いつき抜かす。2人ぐらいは抜かしたな。
河川敷を気持ちよく走る。でも、トイレ。ここが4回目のトイレの衝動。もう少しだ。我慢だ、頑張れ。
でも、河川敷を左に折れてからエイドまで結構あるんだよな。先が見えるから我慢することもできた。
やった。荷物よりもまずトイレ。1分も待たずに入れた。
このエイドに5:00前には入れればたぶん制限時間前にゴールで来ると思っていた。
腕時計は4時50分台をさしている。
「よし、ぎりぎりになるかもしれないけど行けるぞ!」
残り、13キロ2時間ちょっと。完走を確信し、補給する。
補給と言っても、暑さのためエイドでドリンクを飲み続けてきた胃袋はもう結構持たれていて気持ちが悪くなっている。
スーパーバームは飲めた。(入れておいてよかった。)
エネルギージェルも飲めた。(入れておいてよかった。残り13キロのエネルギーになってくれ。)
しかし、うどんやおにぎりを食べるのはもう無理だった。気持ち悪い。(睡眠不足などもかかわっているのだろう)
もう一度、水分を取って、百均雨合羽を着て、トラックに荷物を預けてエイドを出る。
しばらく行くと、なんと!うめさんが!
とてもさっぱりした姿で応援してくれる。
「えっ。すごく速いですね。」
・・・脱水症状で71キロでリタイアしたとのこと。お風呂にはいっえ着替えてから車で90Kポイント近くまで応援に来てくれた。
残り時間が…。残りの距離が…。キロ9分でも間に合うよ!などと激励してくれた。
計算上はわかる。
「90キロ走ってきてまだ走れるなんてすごいなぁ。」
なんておだててくれる。
言った手前、褒められた手前、歩くわけにはいかない。
ゆっくりでも走り続けるよ!
ただ、ただ、このペースがキロ9分より早いのかどうかそれは確信が持てない。
でも、きっと歩いてる人を抜かしているから大丈夫だろう。
会話を交わして、安心されたのか、うめさんは、
「じゃぁ、ゴールで待ってるね。」
と言い残して去って行った。
残り約10キロ
だらだらのぼりを走って登って行く。
ゆっくりと下り始める。
動く・体が動くぞ!
今年は下りが好調。だんだんだんだん快調なテンポで走り始める。
このくだりで人を抜かすなんて。
痛い 脚は痛い。でも、きっと80km近く走ってきて足が痛くない人なんていないだろう。
脚の痛みは無視。下り続ける。
このあたりで一番気になっていたのは雨。
小雨が降ってきた。
87キロのエイドに雨合羽を入れてある。
そこまで雨もってくれ。
下りが終わると右に折れてエイドまで平坦な道が続く。
スピードは出ない。でも、何とか走れる。
デカフォレストの緑ゼッケンを見つけ、追いつき抜かす。2人ぐらいは抜かしたな。
河川敷を気持ちよく走る。でも、トイレ。ここが4回目のトイレの衝動。もう少しだ。我慢だ、頑張れ。
でも、河川敷を左に折れてからエイドまで結構あるんだよな。先が見えるから我慢することもできた。
やった。荷物よりもまずトイレ。1分も待たずに入れた。
このエイドに5:00前には入れればたぶん制限時間前にゴールで来ると思っていた。
腕時計は4時50分台をさしている。
「よし、ぎりぎりになるかもしれないけど行けるぞ!」
残り、13キロ2時間ちょっと。完走を確信し、補給する。
補給と言っても、暑さのためエイドでドリンクを飲み続けてきた胃袋はもう結構持たれていて気持ちが悪くなっている。
スーパーバームは飲めた。(入れておいてよかった。)
エネルギージェルも飲めた。(入れておいてよかった。残り13キロのエネルギーになってくれ。)
しかし、うどんやおにぎりを食べるのはもう無理だった。気持ち悪い。(睡眠不足などもかかわっているのだろう)
もう一度、水分を取って、百均雨合羽を着て、トラックに荷物を預けてエイドを出る。
しばらく行くと、なんと!うめさんが!
とてもさっぱりした姿で応援してくれる。
「えっ。すごく速いですね。」
・・・脱水症状で71キロでリタイアしたとのこと。お風呂にはいっえ着替えてから車で90Kポイント近くまで応援に来てくれた。
残り時間が…。残りの距離が…。キロ9分でも間に合うよ!などと激励してくれた。
計算上はわかる。
「90キロ走ってきてまだ走れるなんてすごいなぁ。」
なんておだててくれる。
言った手前、褒められた手前、歩くわけにはいかない。
ゆっくりでも走り続けるよ!
ただ、ただ、このペースがキロ9分より早いのかどうかそれは確信が持てない。
でも、きっと歩いてる人を抜かしているから大丈夫だろう。
会話を交わして、安心されたのか、うめさんは、
「じゃぁ、ゴールで待ってるね。」
と言い残して去って行った。
残り約10キロ
だらだらのぼりを走って登って行く。
力になったことと思います。
この時点では、アップダートサービスが機能していなかったので、
うめさんも待っていながらも、
気が気ではなかったと思われます。
ゴールで待っていてくれると思ったのにという思いと、うめさんがリタイア?という思いと。
でも、心配されることのないランナーになりたいなと思います。