路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

野辺山完走記7 35㎞から42㎞

2008年05月23日 06時22分59秒 | Weblog
○35㎞から42㎞
 昨年からのリベンジを果たし、35㎞以降に進み始めた私の前に現れたコースは誰も走ることが出来ないと思われるような上り坂。しかも初のコースなのでどこまで続くのか解らない。(事前にチェックしていない私が悪いのだが)
 上りを歩きながら右の膝に軽い違和感。すぐに上りが終わり下りにはいるのだが、下りを走ると違和感は明らかに痛みに変化している。
「ついに来たか」と軽い絶望感に襲われるがすぐに気持ちを入れ替える。目標は完走。14時間でいいんだ。スピードはいらない。走れるフラットな部分では走り、走れないところ(膝が痛むところでは)早歩きでいこうとファイトプランを変更。ひたすら42㎞の着替えポイントを目指す。
 42㎞の制限時間は6時間30分。時計を見ながら「これは通過できる」と確信。しかし、膝の痛みで歩く部分が出来てきたので、貯金が減っていくことも確か。この後もそうだが、膝の痛みは増えていき、貯金は減っていく。どこの関門まで通過することが出来るだろうか?という不安につながっていく。

 42㎞の通過タイム→5:34:22(関門 55分38秒前)
 今後この関門との戦いになっていく。
 42㎞の着替えポイントは42㎞の部の人のゴール地点にもなっている。ゴールする人、着替える人、着替えずにエイドだけで通過する人の3種類のランナーを係の人が誘導する。私はよく分らずに通過するコースに少し行ってから「これじゃぁ着替えられない」ことに気がついて戻る。
 着替える人のエイドはゴールする人のエイドと一緒になっていて結構充実していた。スポーツドリンクやバナナで補給した。(おにぎりはゴールした人だけのサービスだと勘違いして食べなかった)着替えようの荷物を受け取り歩く。どこで着替えようか悩んだが目の前に「男性用更衣室」というテントがあったので入ってみることに。何人かのランナーが着替えていたが「暑い」・・・まぁいいっか。と着替えようとするも体がうまく動かなくて手間取る。上は薄手の長そでドライ、下はフィット感がいい感じなのでロングのSそのままで行くことにした。手袋も薄手の物に変えた。サロメチールを塗り込むとももの前側と背筋が炎症していることがわかる。膝が痛み始めているのでそこの厚いクッションのある今履いているシューズを履き替えるのかどうか、一瞬迷う。ここは賭に出てアディゼロCSに履き替える。危うくRCチップを付け替えるのを忘れるところだった。(危ない 危ない)
 着替えに手間取ったが、暑いテントを出て再び給水とうめぼし。屈伸柔軟運動をしてコースに戻る。
 走り出してすぐに、42.195㎞(フルマラソン相当地点)の表示。
「あぁ、フルマラソン走ってからまだ60キロ近く走るのか」と愕然としながらも
次のチェックポイント 50㎞ 制限時間 7時間 に向かったのだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿