路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

野辺山完走記14(完結編) 野辺山から学んだこと2

2008年05月29日 23時33分11秒 | Weblog
○野辺山から学んだこと2 (今年の野辺山から学んだこと)
 長い長い完走記もいよいよ完結編です。

 昨年は初めての参加ということで、本当にたくさんのことを学ばせて貰いました。特に印象に残っているのは「歩いているのは、戦っていること」ということだった。大会中に歩いている人を見て「情けないなぁ。」と思っていた自分。自分が歩かなくてはならない状態(膝痛)になると「歩いているのはコースと戦っていることなのだ。」という当たり前のことに気がつきました。自分の中の差別意識に気がついて愕然とすると共に、そんなことに気がつかせてくれた野辺山に感謝をしました。

 今年は、①何故野辺山に戻ってきたのか。
 昨年のリベンジということも大きな理由ですが、前日説明会を受けていて気がつきました。いつもは日本全国のどこかでそれぞれが仕事やランニングや家庭生活を楽しんだり戦ったりしている人達が、明日はウルトラを走るという同じ立場のランナーとして一堂に会するというこの特殊な空気。リラックス感と緊張感の混ざったこの雰囲気を味わいたくて来たのではないだろうか。続く前夜祭と合わせて何とも言えない共通の目的を持った集団の一体感なのだ。
②不可能と思えることを可能にする→ゴールに連れて行くのは「自分の心」
 これは坂本さんの言葉。野辺山の100㎞のコースを14時間以内に完走するという目標を達成するのは肉体だけでは出来ない。やり遂げようという意志なのだ!と勝手に解釈した。勿論14時間、ひたすらにそう思ってきたわけではなく何度と無く弱気になったこともあった。でも、最後にはここに戻ってきた。「ゴールに自分を連れて行くのは自分の心。」諦めなければ願いは叶う。(なんかTDLのミッキーマウスのせりふに似てる?)
 ランニングに関することだけでなく、人生の様々な課題に関する黄金のルールのような気がする。
③他のランナーとの交流
 長い旅を共にするランナー達と励まし合いながら走り続ける一体感。こんな楽しみ方はウルトラでしか味わえないと思った。
④完走する喜び
 完走とリタイアでは天と地の差。リタイアでもその人にしか味わえないドラマに会えるのは、それは確かなこと。でも、完走することは素晴らしいことだと完走して思った。
 

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1 コメント

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あらためて・・・ (clockwork)
2008-05-30 07:43:13
これだけのブログの大作、になるということは、のりにとってすばらしい経験だったのだなぁ、と感じさせられます。ぜひ話を聞きたいものです!
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