八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

地鎮祭(じちんさい)のすすめ

2010年05月10日 13時56分46秒 | 神社豆知識

こんにちは、G出仕です。

本日は私も修行中であります地鎮祭(じちんさい)のやり方について紹介します。

地鎮祭にもさまざまなやり方がありますが、

まず土地に忌竹(いみたけ・・青竹の事)を4本立て、注連縄(しめなわ)をしめまわし、祭壇(さいだん)をその中に設けます。

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そして、神籬(ひもろぎ・・・神様のより代)をさし立て神饌(しんせん・・・神様への捧げもの)をささげ祭典(おまつり)の準備をします。

それから、参列者が祭壇の前に着席し開始を告げ祭典開始です。

まず、開式の辞(かいしきのじ)でこれから地鎮祭をとり行うことをのべ

次に修祓(しゅばつ)で祭壇や玉串(たまぐし・・・神様に捧げる榊(さかき)の枝に紙垂(しで)付けたもの)そして参列者をお祓いします。

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それから、降神(こうしん)の儀(神様をおまねきする儀式)を行います。

その時、神様をお招きする詞(ことば)を唱えます。

次、祝詞奏上で土地の神様にお鎮まり頂き、お守り頂くように祭主が祝詞を奏上します。

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次に清め祓いの儀で、土地の四方を祓います。

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次に地鎮の儀で、施主(せしゅ・・・家などをたてる人)の方や施工業者(せこうぎょうしゃ・・工事を受け持つ会社)の方が、忌鎌(いみかま)で草を刈り取るまねをし、エイ、エイ、エイと三度気合いを入れます。また、忌鍬(いみくわ)で鍬入れのまねをします。

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次に、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行ないます。

これは、みなさまも馴染みがあるのではないでしょうか?

玉串を神様に奉っての拝礼(はいれい)です。

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それから、昇神の儀(しょうしんのぎ)で神様に元の座にお帰りいただき

閉式の辞(へいしきのじ)で地鎮祭が取り納められた事を告げ

祭典終了です。

おおむね、この様な形で祭典は執り行われます。

ブログの作成と自らの外祭(がいさい・・・外でおこなわれる祭)修行の復習もかねて

一石二鳥のG出仕からでした。