八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

ようこそ神社建築へ

2010年08月31日 12時05分59秒 | 神社豆知識

こんにちはG出仕です。

今日は久しぶりに神社建築うんちくを紹介したいと思います。

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今日は、皆さんを出迎える建物であります神門(しんもん)について説明します。

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神門には様々な種類がありまして、代表的な所では四脚門(よつあしもん)、八脚門(やつあしもん)、楼門(ろうもん)などがあります。

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当神社の神門は四脚門であります。では、四脚門とはどの様なものかと申しますと。見た目で分かる様に本柱筋の前後、控柱(ひかえばしら)筋に四本の控柱を立てる事からこの名前があります。

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先ほど書いた八脚門はというと、そう、八本の控柱がある門の事です。

あと、よく見られるのが楼門です。上層の周囲に縁をめぐらしている建物です。もちろんこの楼というのは2階以上の建物をいいます。

また、八脚門や楼門は両脇に随身像を安置して随身門と呼ばれる事もあります。(お寺でいう仁王門です)

神社に参拝された時には注意してご覧ください。きっと新しい興味が加わり、新しい表情をして出迎えてくれると思いますよ。G出仕でした。


楽器について~其の二~

2010年08月30日 14時13分20秒 | 神社の音楽

最近は天候が不安定ですね。こんにちわ。この前洗濯物が夕立にやられたI権禰宜、I権禰宜でございます。皆さんも私の様にならぬようお気をつけ下さい。

さて本日のブログは神社で使う楽器について。前回は「篳篥」を御紹介しましたが、今回ご紹介する楽器は・・・

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太鼓です。

このブログでも過去に何度か太鼓の練習風景などで登場しているように、当社でも比較的使用頻度の高い楽器であります。

その「叩けば音が出る」という非常にシンプルな演奏方法から、他の神社でも祭典開始、祭典終了の際に打ったり、神楽・囃子などでも使用するなど、全国の神社に於いて最も使用されている楽器なのではないでしょうか?

岡田宮には太鼓が10近く所蔵されておりますが、珍しい物では

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こんな楽太鼓も所蔵されています。現在はほとんど使っておりませんので、文字通り「お蔵入り」状態なのですが・・・勿体ない気もしますね。たまには綺麗に手入れをして、いつか再び祭典楽に使用してあげたいものです。

尤もそれには打ち物奏者が必要なのですけど(笑)

I権禰宜


新・ご神木!?

2010年08月29日 12時06分14秒 | 神職所感

こんにちはG出仕です。

今日は境内を歩いていると有る変化が、それは手水舎(てみずしゃ)近くの中境内の銀杏(いちょう)の木に注連縄(しめなわ)が張られていることです。

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さて、当神社の御神木は中境内駐車場にある銀杏の木ですが、こちらは筑前藩主黒田長政が黒崎城を築いた時にこの地に岡田宮が遷宮(せんぐう・・・おみやをうつること)になった際からの御神木で約400年の樹齢です。

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その御神木から程なくの場所にある銀杏の木に注連縄が張られ親子の銀杏の木(だと思われる)もさぞ喜んでいる事でしょう。

これからの岡田宮の長い歴史を見て行く生き証人の様な立派な御神木の後継者・樹?と成長する事を祈りつつ、当神社の2600年以上にも及ぶ長い歴史におもいを馳せるG出仕でした。


一に研修二に研修三、四がなくて五に研修

2010年08月28日 09時05分01秒 | 研修会

おはようございます。このブログで自身初(だと思われる)のおはようございますからの登場のG出仕です。

タイトルからもわかるように此の度私、昨日27日に福岡県神社庁主催の祭式講習会に参加して参りました。

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こちら筥崎宮の鳥居(すごく大きいです)

さて皆さん神社庁とはどういうものか解らない人の為に神社庁というのは、簡単に言うと福岡県の神社をまとめている事務局です。ではそれが何処にあるかというと、福岡県東区にある筥崎宮の前を通っている三号線をはさんですぐ向かいの海側の所にあります。

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そこで県内の神職21名が研修に参加しました。そこで行われる事と言いますと。神様へのお祭り時の作法の研修です。今回のテーマは神饌(神様へのお供え物)を奉る作法と撤する(神饌を

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さげる)作法の確認でした。日々の研鑽(けんさん)と神様が目の前に居ますが如く作法をすることの大切さを改めて学びました。 この研修を通じて、他の神社の神職の方との交流ができ祭式の向上と自信となり、さらに日々の神明奉仕の励みなる研修となりました。G出仕でした。                                                                                                                                                                                    


パワースポット⑮

2010年08月27日 14時38分00秒 | パワースポット

今回は大分県湯布市湯布院町川南の大杵社(おおごしゃ)の大杉です。

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大杵社。無人の神社で駐車場が2台分あります。

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大杵社神殿の左側にそびえる巨大な杉の木。

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樹齢1000年。根もと周囲14m、樹高35mはある巨木です。

根元には畳3畳分ほどの空洞があります。撮影していると突然蒼い光が過ぎから出てきました。

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思わずシャッターを押しましたので見て下さい。

柵がある為、杉に触れる事は出来ませんが、充分にパワーを頂けるスポットです。

宮司拝