八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

夏越祭の御案内

2008年06月30日 11時11分41秒 | お知らせ

早いもので今年も本日で半年が経ちました。

本日はそういった節目の日ということで全国のたくさんの神社で夏越の大祓式が執り行われております。

大祓式は年に2回、6月と12月の末日に執り行われます。

といっても12月の年越しの大祓式の場合はどの神社でも大晦日にしておりますが(例外があるかもしれませんが私は聞いたことがありません)この夏越の大祓式の場合は新暦(本日)に執り行う神社と旧暦の6月末日に近い頃(おおよそ7月末頃)に執り行う神社とに大別されます。

当社は後者の部類に入り、毎年7月29日午後6時より斎行しております。

というわけで先日より氏子崇敬者の皆様には下画像の大祓袋を配布しております。

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お手元に届いた大祓袋は、裏面(画像左側)に住所とその住所にお住まいの御家族の皆様のお名前(会社でしたら会社名)を御記入いただき、その書かれた面で全員の体を頭から足まで撫で袋の中に一度ずつ息を吹き入れた後、初穂料を袋の中に納め、袋口を折り、当日午後6時までに社務所または特設受付まで御持参ください。当日御持参が難しい方は前日までに社務所にお持ちいただけましたら式中に大祓袋のお祓いをさせていただきます。

尚、大祓袋は社務所でも配布しておりますのでお入り用の方は朝9時から夕方5時までの間に社務所までお越しいただき、その旨御用命いただきたくお願いいたします。

     

大祓式はこの半年の間に知らず知らずのうちに身についた罪穢れを祓い除き、これからの半年を無事息災に過ごしていただくための神事であります。

皆様におかれましては気分も新たに清浄なる心身で健康にあと半年お過ごしいただくため、ぜひ御参拝いただきたく御案内申し上げます。 禰宜


黒崎の七夕

2008年06月29日 12時49分43秒 | 黒崎情報

月日が経つのは早いもので今月もあと明日を残すばかりになりました。

明後日からは7月ですが黒崎で7月といえば先ず思い浮かぶのが黒崎祇園。

しかしその前に七夕があります。

各地でもいろんな行事が執り行われると思いますが、黒崎の商店街でも恒例の七夕にちなんだ飾り付けがされています。

先ずはカムズ通りの飾り付け。

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通りの一画にお願い事を書き込める場所があります。

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次に熊手銀天街の飾り付け。

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近郊の幼稚園や保育園の園児達が作った飾りがたくさん通り一面を彩っております。

H206295jpgH206294jpgまた熊手銀天街にこんな案内(← →)もありましたのでお買い物をされます時の御参考にしていただければと思います(画像をクリックしていただくと大きな画像が見られます)。

他には黒崎メイト(井筒屋黒崎店横)でも七夕飾りをしており、お客様に短冊にお願い事を書いて笹に取り付けてもらっています(その短冊は後日当神社にて祭典を執り行った後、焼納致します)。

     

皆様、毎日雨が続きますがアーケード完備(一部ないですが)の黒崎商店街にぜひお越しいただきゆっくりと御散策されてください。 禰宜


紙垂の作り方

2008年06月28日 11時43分24秒 | 日々是神明奉仕

以前、このブログ上で玉串の作り方を掲載いたしましたが、最近はちょっと気温が上がってしかも榊の新芽がまだ固まりきらないのでしおれやすく度々作り替えており、本日も数本作り替えました。

そこで本日は玉串を作る時に使用する紙垂(しで)の作り方を掲載したいと思います。

紙垂は玉串以外にも注連縄に取り付けますので、氏子崇敬者の方から自宅の神棚の注連縄用に、また祇園祭や放生祭での御神幸(おみこし巡幸)の地域毎に設けていただく御旅所の注連縄用にと作り方を教えてほしいという声もありますので皆様の参考にしていただけたらと思います。

尚、紙垂の作り方は神社によって、また各神職によって違う場合がございます。

下記の作り方はあくまで私の作り方ですので御了承下さい。     

さて本題。

先ずは手を洗い口をすすぎ、机の上をきれいに拭きます。

H2062812jpg 必要な枚数の奉書紙(または半紙、本日は奉書紙で作ります)を用意したら一枚を半分に折り、一番上に置いて切ります。

適度な大きさになるまで繰り返し切ります。 

H2062813jpg 本日は分かりやすいように何時もより大きめに切りましたが、適宜使いやすい大きさに切ってください。

          

H2062814jpg 切り終えたら紙のつるつるした側を表にざらざらした側を内側になるように半分に折ります。

     

H2062815jpg 半分に折ったら折目側を細く、反対側を太くなるように少しずつずらして四つ折りにします。

     

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次に縦に均等に三つ折りにします。

     

     

H2062817jpg 折ったら広げて左の赤点部分にキリで穴を開けます(赤点は分かりやすいようにつけております。矢印は折った跡です)。

          

H2062822jpg 次に定規を使用し左図の“い”の点から“ろ”の点を通って端まで切り、“は”と“に”の線も同じように切ります(たくさんの枚数を切る場合は重ねて一気に切ってください)。次に反対側に回して“ほ”と“へ”の線も同じように切ります。

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切り終えると左のようになります。

ちなみに左図の左側が折目側になっています。

   

H2062819jpg 次に折目を左側に置き、一番左側はそのままに二番目から一垂れずつ手前に回すように順に下に折って行きます。     

     

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折り終えたら完成です。

   

H2062821jpg使用される時には一番上の部分を少し横に折っていただくと使いやすいと思います。

     

以上、かなり分かりにくいかとは思いましたが御説明させていただきました。

御参考にしていただけたら幸甚に存じます。 禰宜


昇進を祝う会

2008年06月27日 15時11分55秒 | 日々是神明奉仕

昨日、小倉リーガロイヤルホテルにて、門司区に鎮座する戸上神社是則宮司様の浄階・神職身分一級昇進を祝う会が催され、私も宮司さんの代理として出席してまいりました。

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この度の御昇進は大変喜ばしいことだけに祝賀の宴は大いに盛り上がり、さらには尺八の演奏や門司の宮司さんということで(門司名物)バナナの叩き売りなども出て、更なる盛り上がりのうちに夜は更けていきました。

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さて浄階や神職身分と言っても一般の方には何のことやら、と思われるのではないかと思います。

詳しく書くと大変長くなりますので後日の記事に譲るとして簡単に御説明させていただくと、浄階とは五段階ある神職の階位の最高位のもので、階位とは平たく言えば神職の資格です(階位のどれかをもっていないと神職にはなれません)。

また神職身分は各人の神職としての職歴、功績、地位等々により与えられるものです。

階位は神職にならなくても(神社に奉職しなくても)取得出来ますが、神職身分は神職にならないと与えられないものです。

因みに全ての階位も身分も全国の神社の統括団体であります神社本庁より与えられます。

      

とにかく是則宮司様、この度の御昇進誠におめでとうございました。

今後より一層の御活躍を衷心よりお祈り申し上げます。 禰宜


御神木だより~その三~

2008年06月26日 14時27分44秒 | 四季折々

久し振りの御神木だよりです。

御神木のイチョウは本日も元気です。

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が、ここ数日ちょっと異変が。

それは何かと言いますと、大量のぎんなんがなっていることです。

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もうぎんなん?と思われるかもしれませんが、これは例年のことで、理由は分かりませんが毎年この時期に青いぎんなんを実らせて落しています(宮司さんの説によると全ての実が一度に生ると全部が貧弱になるので良くない実を先に実らせて落した後、良い実を秋に実らせて調整している、とのこと)。

しかし今年はこの時期にしてはちょっと量が多過ぎます。

恐らく昨年ほとんどぎんなんを実らせなかったこの御神木。

あっ忘れてた!と思って遅ればせながら実らせているのではないでしょうか。

どうやら今年はたくさんのぎんなんが期待できそうですね。

ただイチョウ周りの清掃担当の権禰宜さんは大変そうです。

落ちたぎんなんを集めるのも大変ですが、集めたぎんなんを運ぶのがかなり重く毎日ボヤいています。

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朝、清掃してきれいに取り除いてもちょっとするとすぐこの通り↑

皆様ぎんなんを拾っている権禰宜さんを見付けたら応援してあげてください。

それにしてもこんなにも実を付ける御神木の生命力、あやかりたいものですね。 禰宜