八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

豆知識★差が付く参拝の作法★

2017年12月12日 15時08分48秒 | 神社豆知識
こんにちは、めんたい出仕です。
時々雪がちらほらしています。

12月も半ばになり、新年が目前に迫ってきました。
平成30年も気分新たに過ごせますよう、
ブログをご覧の方々も神社に参拝されることかと思います。

参拝には2礼2拍手1礼などの作法があり、
様々なウェブサイトで紹介されています。

しかしそれらのサイトではあまり紹介されませんが、
拍手(はくしゅ、かしわで)の作法にはコツがあります。

拍手を打つ前には1度両手を合わせ、
右手を斜め下手前にずらして打ちますが、



この際、良い音が鳴るように手を打ちます。

手同士を強く打ち付けて音を鳴らすのではなく、
左手の平の僅かな窪みに、



右手の平の上部を軽く打ち付け、



両手の間に空気を含むように打つと、「パンパン」と高く乾いた音がします。



手が乾燥していると音が出辛いので、
冬は手を保湿して労わってください。


豆知識★龍笛の裏技★

2017年12月02日 16時48分48秒 | 神社豆知識
こんにちは、めんたい出仕です。
最近はめっきり冷え込みました。

今日の豆知識は龍笛の裏技についてです。

冬になって気温と湿度が下がると、



龍笛を吹いても中々音が出せなくなります。



温度が高くても、暖房が効いた乾燥した部屋では音が出し辛いです。

そこで!正式に認められた方法ではありませんが、
管の中を水で濡らすと音の出が非常に良くなります!



管に息を吹き込んだり、湯の蒸気で管内部を湿らせるのも効果的です。

木で作られた本管ではなく、
樹脂で作られたプラ管で自己責任でお試しください……

豆知識★絵馬★

2017年12月01日 13時29分24秒 | 神社豆知識
こんにちは犬権禰宜です。
11月も終わり、本年も残すところ1ヶ月です。

さて、今回は絵馬について記載します。
絵馬とは神社でよく見る。
木製の板に馬の絵が描かれており、裏には願い事が記入されているものです。


由来は、その昔、馬は「神馬(しんめ)」と神聖視されており、神様は馬に乗って降臨すると言われていました。
祈願や斎典の時は生きた馬が奉納されていました。
しかし、馬は高価で奉納しにくく、
また、奉納された寺社の側でも世話をするのが大変なので、
後に木製や土製の馬で代用されるようになり、さらに板に描いた馬の絵で代えられるようになった。
そのことから「絵馬」と言われており、絵馬は馬の絵が描かれていることが多いのです。

ただし、現在の絵馬は神社よってはその御社を象徴する絵が絵馬に描かれている物もあるので、
神社巡りをした時には見比べてみると面白いと思います。

因みに・・・
岡田神社も年末年始のあいだだけ授与している絵馬があります。
これは毎年すぐなくなるので、興味持たれた方はお早めに受けてください。

豆知識★外での活動着について★

2017年11月23日 11時41分54秒 | 神社豆知識
こんにちは、めんたい出仕です。
いよいよ本格的な冬の到来です。

神社で奉仕している神職は白衣と袴などを着ていますが、
これらの装束を着ていないこともあります。



特に外での作業では布地の広い白衣の袖や袴の裾が、
作業の安全性を損なうこともあります。

そこで装束の代わりに着るのが作務衣です!
袖口の絞られた上着ともんぺのようなズボンで一組になっており、凡そ白色です。



より運動性の求められる作業では市販の作業着を着ることもあります。



岡田宮の他にもこれらの格好した神職がいるかもしれません。

豆知識★玉串について★

2017年11月18日 12時32分08秒 | 神社豆知識
こんにちは、めんたい出仕です。
日中でも手袋がないと手がかじかむようになりました。

神社でお参りやお祓いをする際、
玉串と呼ばれる紙垂が付いた榊の枝を神前に供えて拝礼することがありますが、
この拝礼の作法を「玉串拝礼」といいます。

そして岡田宮の玉串は、境内の榊や自作した紙垂で作られています。

まず茂った榊を見つけて枝の先を切り取り、
埃を拭き取ります。



そして以下の記事の方法で紙垂を作り……、

岡田宮ブログ「八咫烏の声」紙垂の日

紙垂を紐で榊の真ん中より少し上に括りつけます。





青々とした玉串が絶えないよう、
岡田宮では玉串が定期的に作られています。