G出仕です。
突然ですが、神道では、大祓詞(おおはらいのことば)というものがあります。(お寺のお経と似たもの)
その中に「下つ磐根(いわね)に宮柱太敷き立つ 高天原(たかまのはら)に千木(ちぎ)高知りて」という詞が出てまいりますが、
その意味は柱を土の中の土台石の上に太々と大地にしっかりと根を下ろす様に立て、屋根の上には天にも届く様、千木を高々とそびえさせ、
という事は、双方合わせて天地に達する様に上の方には天津神(あまつかみ)(一般的に、たかまのはらにいる神)、下の方には国津神(くにつかみ)(この国で生まれた神)に通ずる様 親神様の御心を一貫して受け止められる事になります。
神社本庁調査部長の岡田米夫著「大祓詞の解釈と信仰」(昭和37年6月30日)より一部抜粋
その千木というのは岡田宮の本殿では、
(屋根の上にあるバッテンのかたちに交差した部分をいいます。)
この様に神社建築建物はさまざまな意味をもっています。
その意味を知っていくことは建築のみならず神道の精神を知る手だてとなります。
そのような事を頭において、これから気をつけて建築を見て下さい。
きっとますます神社建築が好きになると思いますよ。
G出仕でした。